父母娘の１泊２日ドライブ旅行（1）出雲

2016/05/09 - 2016/05/10

以前から「出雲大社に行きたい！」と言っていた父の希望をかなえてあげよう・・・
と言っても運転するのはほとんど父ですが、
社会人になった娘と父母の休みを調整して、
残念ながら調整できなかった息子を残して、
家族３人でゴールデンウィーク明けに１泊２日で旅行に行きました。
出雲・松江・境港をまわります。
宿泊は、玉造温泉の白石家です。
ゴールデンウィーク明けだからか、天気が悪いからか、平日だからか、
まあ、全部ですかね、どこもすいていました。
そして、どこに行ってもいる大陸からの団体さんには
まったく会いませんでした。

天気予報どおり２日ともしっかり雨でしたが、出雲大社にいる間だけは
雨がやんでくれました。
写真が多くなったので、旅行記を3つに分けました。

①出雲ドライブ
宍道湖SA　→　稲佐の浜　→　日御碕神社　→　出雲そば「本家大梶」　
→　旧大社駅　→　道の駅・大社ご縁広場　→　出雲大社　→　命主社　
→　出雲阿国の墓　→　島根ワイナリー　→　コインレストラン・コウラン

②玉造温泉・松江ドライブ
玉作湯神社　→　玉造温泉・白石家　→　玉造温泉・街歩き　→　神魂神社
→　松江城　→　城山稲荷神社

③境港ドライブ
水木しげるロード　→　旬の漁師料理「和泉」　→　水木しげる記念館　
→　ゲゲゲの妖怪楽園　→　妖怪神社　→　加西SA

エリア 出雲市(島根)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩

５月９日月曜日
朝６時４０分に父の運転で、自宅を出発。
兵庫県に入るころから雨が降り出して、だんだんひどくなってくる。
宍道湖がきれいに見えるという「宍道湖サービスエリア」に立ち寄ってみる。

宍道湖サービスエリア (下り) 道の駅

やっぱりこの雨では無理でした。かろうじて湖があることはわかる。

「宍道湖サービスエリア」のトイレのドアにあったのは、
なかなか気の利いた注意喚起ポスター。
山陰の思い出、いっぱいつくるよ〜

出雲に近づくにつれて雨がやんできた。ありがたや〜
それで今のうちにと予定を変更して、「稲佐の浜」へ。
国譲り神話の舞台ともなっていて、毎年旧暦の10月は出雲だけは、神在月（かみありつき）で全国の神様が集まる。その時に、まずこの稲佐の浜に降り立ち、出雲大社に向かうそうです。

稲佐の浜「弁天島」
白砂の浜辺に大きな岩が立ち、その上に社が立っているのが目印です。
人がほとんどいない。
ここは海水浴場でもあるらしい。

稲佐の浜 自然・景勝地

車で15分くらいらしいので、「みさきうみねこ海道」を通って、
日御碕に向かうことに。
これがけっこうな海沿いのくねくね道で・・・島根半島の西端だった。

これは路線バスの一畑バス。昭和の匂いがプンプンします。
日御碕神社の前に止まってた。

「日御碕（ひのみさき）神社」の花崗岩の鳥居。

日御碕神社 寺・神社・教会

朱の楼門

手水舎

右手階段の上の小高いところに「神の宮」
素盞嗚尊（すさのおのみこと）が鎮座しています。
けっこうな階段なので、上がらない人もいるのか階段下にも賽銭箱があります。

階段を上がるとこんな感じ。
朱塗りの社殿・日本の夜を守る神社と言われている。
ここは出雲大社とは違い、二拝二拍手一拝です。

正面には下の宮「日沈宮（ひしずみのみや）」
素盞嗚尊（すさのおのみこと）の姉とされる
天照大神（あまてらすおおみかみ）が祀られています。

だるまみくじ300円買いました。
顔の表情は何種類かあります。

娘が選んだのはこの顔・・・一癖ありそうな顔してます。

くねくねの「みさきうみねこ海道」を通って戻ってきた。
旧大社駅駐車場に車をとめて、昼食に。
無料で１５０台駐車できて広いです。

すぐそばの「本家大梶」
12時をまわっていたけど、平日だからか連休明けだからかすいている。

手打ちそば本家 大梶 グルメ・レストラン

だんだんお客さんが増えてきたが、観光客はほとんどいなくて、
地元で働いているおじさんの団体さんがぞくぞくと昼食に来ていました。
地元で愛されている店ですね。

献立表

割子そば　720円
麺は平べったいです。

三色割子そば　900円
卵の黄身・大根おろし・とろろ

釜揚そば　600円
初めて釜揚食べました。
出汁がすごくおいしくて、つるつる食べられます。

旧大社駅。
明治45年の開業から1990年のJR大社線の廃止まで、出雲大社の玄関口でした。

大正ロマンを感じるノスタルジックな駅舎とホームは当時のまま残されています。
線路の向こうには古いD51の機関車も。

屋根の上には亀が乗っています。
全国でも珍しい神社様式を取り入れた格調ある木造建築で、国の重要文化財に指定されている。

旧大社駅 名所・史跡

出雲大社には無料駐車場がたくさん。
今から　P5　→　P2　→　P1と移動予定。

まずはP5「道の駅大社ご縁広場」無料で190台とめられます。
この建物は「吉兆館」。出雲大社 本殿をイメージした建物。
屋根の上で輝く黄金の扇と鉾が目印です。

道の駅 大社ご縁広場 道の駅

吉兆館の中には「古代出雲の巨大神殿」の模型を展示しています。
１０分の1のサイズらしい。

このノボリ旗は、大社町 のお正月三日に行なわれる伝統行事「吉兆神事」の
吉兆幡で、丈6ｍ・幅1ｍ前後の大きなものです。

吉兆館 美術館・博物館

駐車場の中には「急速充電スタンド」があって、３０分間無料で充電できます。
また、とってもきれいな新しいトイレもあります。

道の駅では売店はないが、道の向かいにローソンがあります。
ちゃんと周りにあわせてクリーム色にしている。
後ろに少しだけ「一の鳥居」が見えている。

道の駅のそばに「出雲阿国像」
２０１３年４月からだからまだ新しい。

車移動で、一の鳥居（宇迦橋の大鳥居）をくぐって神門通りに入ってきました。

P2「神門通り交通広場」駐車場　無料で９０台とめられる。
今日は平日で空いてたけど、土日なんかは難しそう。
後ろの建物は小学校です。

神門通りから出雲大社側を見たところ。
人が少ない。

神門通り 名所・史跡

今度は反対に大鳥居側を見たところ。
一の鳥居（宇迦橋の大鳥居）は、高さ２３ｍ、柱の周囲６ｍ、直径は2mの鉄筋コンクリートの鳥居で、中央の額は畳6畳敷きという日本一大きさ。
坂になっているのがわかります。

二の鳥居・勢溜（せいだまり）、木の鳥居。
鳥居に一礼して、真ん中は神様の道だから、
左右どちらかから入っていきます。
本殿には、大国主大神（オオクニヌシノミコト）・だいこくさまが祀られている。

出雲大社 寺・神社・教会

祓社（はらえのやしろ）
参道右手の小さい社。
四柱の神様・祓井神（はらいどのかみ）がおられて、
けがれをはらってくれて、身を清めてくれて、神様の前でお参りできるようになるとか・・・

出雲大社 末社 祓社 寺・神社・教会

祓橋（はらえのはし）
下り参道を進むとある太鼓橋を渡る。

前に伊勢神宮に行った時は小銭の用意をしてなかったので、お賽銭に困りました。
今回は、家中の小銭をかき集めてそれぞれに小銭入れを用意しました。
用意万端で、どこでも小銭の大盤振る舞いだ〜。

橋を渡った左手にあった「奇跡の一本松」の二世松。
２０１６年３月１９日に植樹した、東日本大震災の津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の苗木だそうです。
防犯カメラにパトライトと、ものすごい警備されてた。

三の鳥居、鉄の鳥居。
ここから先は松の参道。樹齢400年を越す木も多くあるという松並木は、
パワースポットだとか・・・

「縁むすびの碑」
ウサギはお神酒を飲んでいます。
この周りには石像のウサギがいっぱいいました。

「御慈愛の御神像」
因幡のシロウサギの場面。
騙したサメに皮を剥がれ、さらに他の神さまたちにからかわれて、皮を剥がれた皮膚に海水がしみこんで痛がっているウサギに、大国主大神がやさしく治療法を教えているところ。

出雲大社 寺・神社・教会

「ムスビの御神像」
大国主大神が若く修行中だったころ、日本海の荒波の間から
幸魂奇魂（さきみたまくしみたま）という魂が現れ 、ご縁を結ぶ力を得られたとか。

ここで、同じポーズをとると力をいただけるそうで、やりました〜

出雲大社 寺・神社・教会

「手水舎」
はじめに左手を清め、次に右手を清め、
左手に水を受け、口をすすぎ、再び左手を清め、
柄杓を縦にもち、残った水で柄を洗い流す。

四の鳥居、銅の鳥居。
「銅鳥居に触れながら回ると、金回りが良くなる。」
本当かどうかわからないけど、とりあえずまわっときました。

青銅製の神馬と神牛
1667(寛文7)年に奉納されたものとのことですから本殿よりも古い。
神牛の頭をなでると学力アップとかで、顔つるつるです。

出雲大社 寺・神社・教会

「かねおまさん」安産の神馬と信じられていて、鼻を撫でると子宝に恵まれるとかで、
鼻の部分だけつるつるしてる。
そりゃ300年以上もなでられてますからね。

いよいよ出雲大社にお参りします。
正式には「いづもおおやしろ」というそうです。
参拝作法は、二拝四拍手一拝（にはいよんはくしゅいっぱい）。
拝殿
ここの注連縄は、長さは6.5ｍ、重さは1トン。

拝殿の後ろにまわると、
八足門（やつあしもん）と背後の大きな千木（ちぎ）のある建物が本殿。

八足門（やつあしもん）
左右（東西）に回廊を従えた門で、背後に楼門、そして大社造の本殿がありますが、
ここから先は一般の人は入れない。
八足門から塀沿いにぐるっとまわります。

「御守所」
この向かい側で御朱印をいただけます。

出雲大社の御朱印帳を購入。1500円。

御朱印いただきました。
金額は決まっていないそうで、300円納めました。

おみくじだらけの木が何本か・・・
御神木にこんなことして大丈夫なんでしょうか？

本殿の正面の入り口は南向き、本殿内の御神座は西向き。
だから本殿の西側には、出雲大社の御祭神「大国主大神」に正面からお参りできる場所が
設置されています。それがここです。

なんで西向きなのか？諸説あるみたいで、
真後ろにある「素鵞社（そがのやしろ）」にいるお父さん（スサノオノミコト）にお尻を向けないためとか・・・稲佐の浜の方を向いているとか・・・
本当のことはわからないけど、ここでもしっかり二拝四拍手一拝しておきます。

「素鵞社（そがのやしろ）」
御本殿の真裏に位置している最強パワースポット。
御祭神は素戔嗚尊（スサノオノミコト）
ヤマタノオロチを退治した、あのスサノオノミコトです。
天照大御神（アマテラスオオミカミ）の弟で、
大国主神（オオクニヌシノミコト）の父です。

素鵞社 寺・神社・教会

本殿の高さは約24m、厚い桧皮葺きの屋根の棟の上には長さ7.9mの二組の千木が交差しています。

千木の上方にあいている小さな穴は、実際は大人一人がくぐり抜けられるほどの大きさだそうです。

「釜社（かまのやしろ）」
御祭神は、「スサノオノミコト」の子神で「宇迦之御魂神（うかのみたまのかみ）」
女神様です。
食物を司る神様で、全国にある稲荷社の御祭神。
ご飯に困らないように、しっかり二拝四拍手一拝しました。

神楽殿（かぐらでん）
日本一の大注連縄（おおしめなわ）の大きさは
長さは13ｍ、重さは4.5トン、胴回り8メートルという、ものすごい迫力。
この張り方は一般の神社と左右逆だそうです。

出雲大社 寺・神社・教会

この近くに「出雲大社駐車場」があるので、おおきい注連縄を見て神楽殿を本殿と勘違いしてここだけお参りして帰る人もいるとか・・・
娘も以前来た時は、駐車場から神楽殿だけで帰ったそうです。残念！

四の鳥居から東側の横の道、社家通りを進んで、歩いて5分くらい、北島国造館の前を通って、人家を抜ける路地の奥に、
「命主社（いのちぬしのやしろ）」がある。

御祭神は、神産巣日神（カミムスビノカミ）
大国主大神の命を助けた、古事紀の造化三神の一柱にあたる神様が祀られています。
社のすぐ手前にそびえる樹齢1000年のムクの木は迫力満点です。

歩いて、かめやま通りを南進して、神迎の道まで戻ります。
P2「神門通り交通広場」駐車場から
P1「出雲大社」駐車場に移動します。
神楽殿近くの無料で、380台とめられる大きな駐車場です。

駐車場から歩いて「出雲阿国の道」へ。
山根通りを進むと左手に、出雲阿国のお墓があった。
5〜6台の駐車スペースがあります。

墓碑には「出雲阿国墓」と刻まれている。
隣には子孫のお墓もあった。

出雲阿国の墓 名所・史跡

石は割れている。
出雲阿国公演記念の石碑もあった。

山根通りの右手に阿国寺連歌庵と出雲阿国の木製のレリーフがある。
阿国は晩年は出雲に戻り、尼僧「智月」として静かな余生を過ごしたらしい。

出雲大社駐車場から移動します。
ここまで雨がもってくれて、本当に助かりました。

阿国寺 連歌庵 寺・神社・教会

約１０種類のワインが無料で試飲できるというのにひかれて・・・
「島根ワイナリー」に寄りました。
工場見学しなくてもワインは試飲できます。

島根ワイナリー 名所・史跡

おみやげの試食もできます。
お酒の飲めない人やドライバーの人は、ワイン入りのお菓子がけっこうあるので、
試食に注意です。
試飲だけでは申し訳ないので、「おろち饅頭」とチーズケーキをおみやげに買いました。

テレビ番組でカレーライスの自動販売機が島根県にあるというのを見たことがあって、
調べてみたら出雲市だったので寄ってみました。

「コインレストラン・コウラン」
出雲市斐川町上直江1306
国道9号線沿いにありました。

コウラン グルメ・レストラン

これがカレーライスの自動販売機です。

故障中です。食べたかったなぁ〜
すごく楽しみにしてたので・・・残念でしかたありません。

隣には2台のめん類自販機があります。
そのほかにもご飯類やお惣菜なども機械の中に入って売っています。
娘が言うには、「おっちゃん臭がプンプンする場所」だそうです。

これで、①の・・出雲にドライブは終わりです。
②は、玉造温泉・松江にドライブです。
③は、境港にドライブです。