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≪2016.April≫あみんちゅ歴史に触れる旅 with no plan,沖縄本島その参之弐~2日目さ:識名園と周辺戦跡編~<br /><br />毎年4月は恒例の1week&mulch island travelパターン。しか~しいきなりやっちゃった・・・。In のPeachは便を間違えて取り直し、帰りの石垣outに至っては入金し忘れて記録が消されてしまった・・・。自分の楽しみに対する不始末を人のせいにはしたくはないが、ややこしい輩が今職場におり、旅行前日に必ず厄介なことを起こす。結果期間短縮行き先変更を余儀なくされた・・・。こんなのがいることだけで不愉快な日々を送っているため、その息抜きの沖縄旅行であるもののそこでダメ出し食らうとは・・・。という経緯からNo Plan沖縄本島の旅が始まります。さあどんな弥次喜多道中が待っていたのでしょうか?それでは2日目が始まります♪<br /><br />【平成28年4月15日金曜日】<br />南海ホテル糸満 09:30 (0.0km:39.6km:0.0km/h)<br />糸満新島郵便局 09:32 (1.1km:40.7km:36.7km/h)<br />09:41<br />糸満西崎郵便局 09:46 (2.1km:42.8km:26.3km/h)<br />09:52<br />吉野家糸満店 09:59 (2.4km:45.2km:21.9km/h)<br />潮平郵便局  10:30<br />ファミマ糸 10:33 (1.4km:46.6km:28.0km/h)<br />満阿波根店 10:45<br />兼城郵便局 10:49 (1.5km:48.1km:30.0km/h)<br />10:55<br />小城馬場広 10:59 (1.6km:49.7km:26.7km/h) <br />場 展 望 台 11:40<br />豊見城団地 12:00 (2.9km:52.6km:8.8km/h) <br />内郵便局  12:04<br />那覇IC 12:26 (11.2km:63.8km:31.2km/h)<br />12:48<br />識名園 12:54 (1.6km:65.4km:16.0km/h)<br />14:05<br />石部隊野戦病院分院の壕 15:10<br />識名園 15:26<br />16:00<br />環境の杜ふれあい 16:14 (3.5km:68.9km:15.2km/h)<br />ナゲーラ壕    17:15<br />八重瀬公園 17:45 (12.3km:81.2km:24.6km/h)<br />18:47<br />東風平郵便局 19:04 (5.8km:87.0km:20.8km/h)<br />19:12<br />サンエー八重瀬店 19:18 (1.6km:88.6km:16.0km/h) <br />20:08<br />イオン南風原店 20:23 (6.9km:95.5km:20.8km/h)<br />21:25<br />ローソン糸満真栄 21:50 (16.4km:111.9km:40.0km/h) <br />里 団 地 前 店  22:00<br />ペンション喫茶南の楽園 22:05 (1.9km:113.8km:23.8km/h)//<br /><br />4月とはいえ朝晩は冷え込む沖縄では、冷暖房のかけ方にコツが要ります。という訳でチョコチョコと寝ては起きて調整をしていたため少し寝不足です。出発前にホテルの外観を見てみると確かに表記はされているものの暗ければわからないだろう…という感じでした。荷物を分けていざ出発!そして先ずは朝食を食べに走ります。通り道沿いにある2局の郵便局に立ち寄って旅行貯金を済ませ、そのまま国道331号線を走って行くと潮平郵便局の隣に吉野家を見つけ立ち寄ります。ただ~駐車場がわかりにくく通り過ぎて一周してきます。〝豆腐ぶっかけ飯〟って日本全国で食べられるのかわかりませんが〝ゆし豆腐〟を使っているようでなかなかのお味。満足でした♪<br /><br />日本最南端の吉野家と書かれた〝顔出し〟は十分宣伝効果があるようにも思います。そして隣の潮平郵便局へと立ち寄り旅行貯金を済ませ、いよいよ本日の観光が始まります。いつも恒例の〝ドリンク一本〟のためファミリーマートに立ち寄り、ぐるっと迂回した経路を取って兼城へとやってきます。兼城郵便局に立ち寄って県道を走って行くとなにやら展望台のようなものが見えたので立ち寄ります。〝小城馬場広場展望台〟というらしいですが特に由来などは書かれていませんでした。観光地的な建物ではないものの、屋上からの景色はなかなかのものでした。トイレもあるので隠れた穴場的なところのようでした。<br /><br />ここで本日の宿泊を決めます。予算的なものもあり糸満市小波蔵の〝ペンション喫茶南の楽園〟に決め予約を入れます。そして思いついた行先を〝ナゲーラ壕〟と〝石部隊野戦病院分院の壕〟に決めて走り始めます。途中豊見城団地内郵便局に立ち寄り、沖縄自動車道那覇インター近くの駐車場へ車を停めて位置確認をします。でも…よくわからないので順番を変え、先に識名方向へと向かうことにします。そしてしばらく走って到着したのが識名園になります。<br /><br />琉球王家の別邸として作られた識名園は、王族が保養に使ったり、中国からの冊封使を歓迎するために作られた庭園です。明治時代に〝宝石をちりばめた箱庭だ〟と沖縄を訪れる外国人に言わしめたという識名園は、平成12年(2000)に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして世界遺産に登録されました。<br />作りとしては日本庭園の様式である〝池泉回遊式〟を基本に設計されてはいるものの、建造物に見られる中国風の石橋や六角堂など、異国情緒を感じるところもあります。通常であれば違和感を感じるところではあるものの、今なお沖縄に受け継がれている〝チャンプルー(まぜこぜ)〟の精神によって、琉球庭園という独特の新しい美を醸し出している場所として、以前ならば王家の人間か、冊封使の一行にしか使うことのできなかった特別な空間である識名園の魅力を満喫できる場所として現在に至っています。首里城からそう遠くない場所に設けられている識名園は、バス便が頻繁にあるため、車を利用しない観光客の来訪も多いと聞きます。首里からのバスも多くあり、首里城を見学した後に識名園を巡ることも余裕だと思います。ただ南から上がってきた私にとってその位置関係が最後までよくわからなかったというもの事実ではありますが…。<br /><br />この識名園付近には戦時中に利用されていた壕跡が結構な数が残っているようです。しかし識名園の敷地内からの通路はほとんど閉鎖されており、訪れることができません。私有地にある壕やガマが、開発を理由にして取り壊されてしまうことは残念ながら外部の人間がとやかく言うことができません。しかし識名園という公有地近くにあるものであれば保全することは地方公共団体の尽力でできなくはないように思えます。識名園でホッコリし、沖縄戦を髣髴させる壕の見学ができることによって、改めて平和な時代を感じることができるように思えてなりません。<br /><br />一時間程で園内を散策した後、付近にあると書かれていた〝第62師団野戦病院識名分院壕〟を探しに行くことにします。住所が書かれているものは多々あれど、スマホナビでは住所が拾えない…。ということは歩いて〝探す〟しかないので大凡の場所にめぼしをつけ歩いて行きます。しか~しなかなか見つかりません。辿り着いた先には崖があったりと、住宅地の中で迷子になりそうになりました。地元の方に聞いてみるも、〝識名には住んでいないためわからない〟とのつれない返事…。急な坂道を上って下りてを繰り返し、無理かな…と思い始めた頃に〝光明寺〟バス停の存在。確か隙間の階段を登って行くと…ありました。住宅の立ち並ぶ隙間に人ひとりが通れる位の細い道、それが〝第62師団野戦病院識名分院壕〟でした。場所的に壕の上には住宅が建っており、なんとなくまわりの風景にはなじんでいないようにも思えるものの、壕内には千羽鶴や供花等が供えられており、この場所が間違いなく70年前に戦場だったことを今に伝えています。外の暑さとは違うヒンヤリとした空気に緊張感を覚えながら、手を合わせて出て行きました。<br />行きは迷い続けましたが帰りは一本道、識名園の駐車場まで戻って来た後先程訪れて場所がわからなかったナゲーラ壕を探しに向かいます。大した距離ではないものの、地図が無いため〝地形図〟を元にして大凡の場所を特定します。とはいえなかなかわからないもので、ハザードをたいたまま狭い道を歩いて行きましたが、どうも車では探し切れない感じがしました。そこで〝環境の杜ふれあい〟という地域のスポーツセンターの駐車場に車を停めて、沖縄自動車道那覇インターチェンジの付近を歩いて行きます。会う方皆さん地元の方ではなく場所を得られないまま、なんとなく安里川に沿って歩いて行くと…、ありました。というより目を疑ったというのが本心です。このナゲーラ壕とは石部隊野戦病院壕のことであり、第62師団野戦病院壕として県立首里高等女学校の〝ずゐせん学徒〟と昭和高等女学校の〝梯梧学徒〟が学徒看護補助要員として配属された場所になりますが、那覇インターの工事で多くが埋められたと書かれているものの、入壕はできるとも書いてあります。見た感じで言うならば、安里川を横切って岩を登れば入壕出来なくはないようにも思えます。しかしその対岸の場所ですら車を停める場所はなく、数年前の写真と比較してもだいぶ受ける印象が変わってきているように思えます。沖縄自動車道那覇インターを利用される方は多々いらっしゃいますが、まさかそのインターのすぐ下の壕の存在には気付く方もおられないでしょう。対岸まで行きつくことは不可能だと思い、場所を特定しただけでも収穫と思って遠くから手を合わせ、車へと戻りました。<br /><br />そして日もだいぶ傾いてきた中、前回も訪れた八重瀬公園を訪れます。こちらは第24師団野戦病院壕として、白梅学徒看護隊がいた場所であることは以前にも述べました。〝白梅学徒看護隊之壕〟と書かれているのは野戦病院〝手術壕〟であり、本部壕はもう少し下がったところにあるということでしたが、前回は日没撤収を余儀なくされたため改めて訪れました。八重瀬公園駐車場へと向かう道の途中に小さな階段があり、それを登って行くと本部壕跡があります。落盤のため中に入ることはできないものの、様子を確かめることができただけでも満足でした。同じく手術壕跡も奥までは入れないものの祭壇の設けられている場所までは入ることができたため、改めて手を合わせて出てきました。散歩がてら八重瀬公園を歩き本日の行程はこれにて終了~。という訳で夕食を食べに行くことにします。<br /><br />途中東風平郵便局に立ち寄った後、沖縄で必ず行く〝サンエーストア〟に立ち寄りますがあまり食べたいと思うものがなく、飲み物だけを仕入れて先を急ぎます。そして豊見城道路を経てイオン南風原店へと到着。フードコートで〝トーフチャンプル―〟を注文します。気兼ねなく食べられる…こういうお店が〝グルメでない人〟には最適です♪<br /><br />食事を済ませるとやっと今日のお宿に向かいます。糸満市小波蔵の〝ペンション喫茶南の楽園〟は昨年6月以来10ヶ月ぶり3回目となります。<br /><br />さっさと向かえばいいものをあちこち寄り道するのは私の悪い癖です。結局22:00過ぎにやっと到着しました。相変わらず迷惑な輩です、、、ハイ。<br /><br />このペンション喫茶南の楽園も3回目の宿泊となります。あてがわれた201号室もずっと同じですが、ログハウスのお部屋は高さがあるため、それ程広さはないものの息苦しさはありません。せっかく体を休められる部屋なので、さっさと寝ればと言われそうですが、ペンションのオーナーとお母さんはとにかく話が面白い!また歩いてすぐの場所には電照菊の畑があり、糸満の夜の姿を見ることができます。歩けば良いのに周辺を含めた夜の景色を堪能すべく車で出かけます。ただナビの案内は利用せず現在地の表示をさせていたので、ダートとまではいかないものの未舗装に真っ暗闇の中に延びる農道を走ることは正直少し怖かった・・・。約30分程ナイトドライブをして宿に戻り、またお二人とお喋り。気がつくと既に2:00前になってしまい解散となり、シャワーを浴びて部屋に戻ると眠気が襲ってきます。No Planはともかく、行程を考えても思考回路が回りません。こうなるとどうしようもないので横になるのが早いか意識がなくなるのが早いかという状態に陥り、結果なにも考えずに寝てしまいましたzzz。そしていつものように時間が過ぎて行き、旅3日目の朝を迎えます。<br /><br />【本日の明細】<br />朝食…450円(豆腐ぶっかけ飯(大))<br />識名園…400円<br />夕食…650円(トーフチャンプル―)<br />宿泊…4,500円(ポイント利用後2,000円)<br />小計:6,000円(割引後:3,500円)<br />累計:28,370円(割引後:23,070円)<br />

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2016/04/14 - 2016/04/18

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たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

≪2016.April≫あみんちゅ歴史に触れる旅 with no plan,沖縄本島その参之弐~2日目さ:識名園と周辺戦跡編~

毎年4月は恒例の1week&mulch island travelパターン。しか~しいきなりやっちゃった・・・。In のPeachは便を間違えて取り直し、帰りの石垣outに至っては入金し忘れて記録が消されてしまった・・・。自分の楽しみに対する不始末を人のせいにはしたくはないが、ややこしい輩が今職場におり、旅行前日に必ず厄介なことを起こす。結果期間短縮行き先変更を余儀なくされた・・・。こんなのがいることだけで不愉快な日々を送っているため、その息抜きの沖縄旅行であるもののそこでダメ出し食らうとは・・・。という経緯からNo Plan沖縄本島の旅が始まります。さあどんな弥次喜多道中が待っていたのでしょうか?それでは2日目が始まります♪

【平成28年4月15日金曜日】
南海ホテル糸満 09:30 (0.0km:39.6km:0.0km/h)
糸満新島郵便局 09:32 (1.1km:40.7km:36.7km/h)
09:41
糸満西崎郵便局 09:46 (2.1km:42.8km:26.3km/h)
09:52
吉野家糸満店 09:59 (2.4km:45.2km:21.9km/h)
潮平郵便局  10:30
ファミマ糸 10:33 (1.4km:46.6km:28.0km/h)
満阿波根店 10:45
兼城郵便局 10:49 (1.5km:48.1km:30.0km/h)
10:55
小城馬場広 10:59 (1.6km:49.7km:26.7km/h)
場 展 望 台 11:40
豊見城団地 12:00 (2.9km:52.6km:8.8km/h)
内郵便局  12:04
那覇IC 12:26 (11.2km:63.8km:31.2km/h)
12:48
識名園 12:54 (1.6km:65.4km:16.0km/h)
14:05
石部隊野戦病院分院の壕 15:10
識名園 15:26
16:00
環境の杜ふれあい 16:14 (3.5km:68.9km:15.2km/h)
ナゲーラ壕    17:15
八重瀬公園 17:45 (12.3km:81.2km:24.6km/h)
18:47
東風平郵便局 19:04 (5.8km:87.0km:20.8km/h)
19:12
サンエー八重瀬店 19:18 (1.6km:88.6km:16.0km/h)
20:08
イオン南風原店 20:23 (6.9km:95.5km:20.8km/h)
21:25
ローソン糸満真栄 21:50 (16.4km:111.9km:40.0km/h)
里 団 地 前 店  22:00
ペンション喫茶南の楽園 22:05 (1.9km:113.8km:23.8km/h)//

4月とはいえ朝晩は冷え込む沖縄では、冷暖房のかけ方にコツが要ります。という訳でチョコチョコと寝ては起きて調整をしていたため少し寝不足です。出発前にホテルの外観を見てみると確かに表記はされているものの暗ければわからないだろう…という感じでした。荷物を分けていざ出発!そして先ずは朝食を食べに走ります。通り道沿いにある2局の郵便局に立ち寄って旅行貯金を済ませ、そのまま国道331号線を走って行くと潮平郵便局の隣に吉野家を見つけ立ち寄ります。ただ~駐車場がわかりにくく通り過ぎて一周してきます。〝豆腐ぶっかけ飯〟って日本全国で食べられるのかわかりませんが〝ゆし豆腐〟を使っているようでなかなかのお味。満足でした♪

日本最南端の吉野家と書かれた〝顔出し〟は十分宣伝効果があるようにも思います。そして隣の潮平郵便局へと立ち寄り旅行貯金を済ませ、いよいよ本日の観光が始まります。いつも恒例の〝ドリンク一本〟のためファミリーマートに立ち寄り、ぐるっと迂回した経路を取って兼城へとやってきます。兼城郵便局に立ち寄って県道を走って行くとなにやら展望台のようなものが見えたので立ち寄ります。〝小城馬場広場展望台〟というらしいですが特に由来などは書かれていませんでした。観光地的な建物ではないものの、屋上からの景色はなかなかのものでした。トイレもあるので隠れた穴場的なところのようでした。

ここで本日の宿泊を決めます。予算的なものもあり糸満市小波蔵の〝ペンション喫茶南の楽園〟に決め予約を入れます。そして思いついた行先を〝ナゲーラ壕〟と〝石部隊野戦病院分院の壕〟に決めて走り始めます。途中豊見城団地内郵便局に立ち寄り、沖縄自動車道那覇インター近くの駐車場へ車を停めて位置確認をします。でも…よくわからないので順番を変え、先に識名方向へと向かうことにします。そしてしばらく走って到着したのが識名園になります。

琉球王家の別邸として作られた識名園は、王族が保養に使ったり、中国からの冊封使を歓迎するために作られた庭園です。明治時代に〝宝石をちりばめた箱庭だ〟と沖縄を訪れる外国人に言わしめたという識名園は、平成12年(2000)に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして世界遺産に登録されました。
作りとしては日本庭園の様式である〝池泉回遊式〟を基本に設計されてはいるものの、建造物に見られる中国風の石橋や六角堂など、異国情緒を感じるところもあります。通常であれば違和感を感じるところではあるものの、今なお沖縄に受け継がれている〝チャンプルー(まぜこぜ)〟の精神によって、琉球庭園という独特の新しい美を醸し出している場所として、以前ならば王家の人間か、冊封使の一行にしか使うことのできなかった特別な空間である識名園の魅力を満喫できる場所として現在に至っています。首里城からそう遠くない場所に設けられている識名園は、バス便が頻繁にあるため、車を利用しない観光客の来訪も多いと聞きます。首里からのバスも多くあり、首里城を見学した後に識名園を巡ることも余裕だと思います。ただ南から上がってきた私にとってその位置関係が最後までよくわからなかったというもの事実ではありますが…。

この識名園付近には戦時中に利用されていた壕跡が結構な数が残っているようです。しかし識名園の敷地内からの通路はほとんど閉鎖されており、訪れることができません。私有地にある壕やガマが、開発を理由にして取り壊されてしまうことは残念ながら外部の人間がとやかく言うことができません。しかし識名園という公有地近くにあるものであれば保全することは地方公共団体の尽力でできなくはないように思えます。識名園でホッコリし、沖縄戦を髣髴させる壕の見学ができることによって、改めて平和な時代を感じることができるように思えてなりません。

一時間程で園内を散策した後、付近にあると書かれていた〝第62師団野戦病院識名分院壕〟を探しに行くことにします。住所が書かれているものは多々あれど、スマホナビでは住所が拾えない…。ということは歩いて〝探す〟しかないので大凡の場所にめぼしをつけ歩いて行きます。しか~しなかなか見つかりません。辿り着いた先には崖があったりと、住宅地の中で迷子になりそうになりました。地元の方に聞いてみるも、〝識名には住んでいないためわからない〟とのつれない返事…。急な坂道を上って下りてを繰り返し、無理かな…と思い始めた頃に〝光明寺〟バス停の存在。確か隙間の階段を登って行くと…ありました。住宅の立ち並ぶ隙間に人ひとりが通れる位の細い道、それが〝第62師団野戦病院識名分院壕〟でした。場所的に壕の上には住宅が建っており、なんとなくまわりの風景にはなじんでいないようにも思えるものの、壕内には千羽鶴や供花等が供えられており、この場所が間違いなく70年前に戦場だったことを今に伝えています。外の暑さとは違うヒンヤリとした空気に緊張感を覚えながら、手を合わせて出て行きました。
行きは迷い続けましたが帰りは一本道、識名園の駐車場まで戻って来た後先程訪れて場所がわからなかったナゲーラ壕を探しに向かいます。大した距離ではないものの、地図が無いため〝地形図〟を元にして大凡の場所を特定します。とはいえなかなかわからないもので、ハザードをたいたまま狭い道を歩いて行きましたが、どうも車では探し切れない感じがしました。そこで〝環境の杜ふれあい〟という地域のスポーツセンターの駐車場に車を停めて、沖縄自動車道那覇インターチェンジの付近を歩いて行きます。会う方皆さん地元の方ではなく場所を得られないまま、なんとなく安里川に沿って歩いて行くと…、ありました。というより目を疑ったというのが本心です。このナゲーラ壕とは石部隊野戦病院壕のことであり、第62師団野戦病院壕として県立首里高等女学校の〝ずゐせん学徒〟と昭和高等女学校の〝梯梧学徒〟が学徒看護補助要員として配属された場所になりますが、那覇インターの工事で多くが埋められたと書かれているものの、入壕はできるとも書いてあります。見た感じで言うならば、安里川を横切って岩を登れば入壕出来なくはないようにも思えます。しかしその対岸の場所ですら車を停める場所はなく、数年前の写真と比較してもだいぶ受ける印象が変わってきているように思えます。沖縄自動車道那覇インターを利用される方は多々いらっしゃいますが、まさかそのインターのすぐ下の壕の存在には気付く方もおられないでしょう。対岸まで行きつくことは不可能だと思い、場所を特定しただけでも収穫と思って遠くから手を合わせ、車へと戻りました。

そして日もだいぶ傾いてきた中、前回も訪れた八重瀬公園を訪れます。こちらは第24師団野戦病院壕として、白梅学徒看護隊がいた場所であることは以前にも述べました。〝白梅学徒看護隊之壕〟と書かれているのは野戦病院〝手術壕〟であり、本部壕はもう少し下がったところにあるということでしたが、前回は日没撤収を余儀なくされたため改めて訪れました。八重瀬公園駐車場へと向かう道の途中に小さな階段があり、それを登って行くと本部壕跡があります。落盤のため中に入ることはできないものの、様子を確かめることができただけでも満足でした。同じく手術壕跡も奥までは入れないものの祭壇の設けられている場所までは入ることができたため、改めて手を合わせて出てきました。散歩がてら八重瀬公園を歩き本日の行程はこれにて終了~。という訳で夕食を食べに行くことにします。

途中東風平郵便局に立ち寄った後、沖縄で必ず行く〝サンエーストア〟に立ち寄りますがあまり食べたいと思うものがなく、飲み物だけを仕入れて先を急ぎます。そして豊見城道路を経てイオン南風原店へと到着。フードコートで〝トーフチャンプル―〟を注文します。気兼ねなく食べられる…こういうお店が〝グルメでない人〟には最適です♪

食事を済ませるとやっと今日のお宿に向かいます。糸満市小波蔵の〝ペンション喫茶南の楽園〟は昨年6月以来10ヶ月ぶり3回目となります。

さっさと向かえばいいものをあちこち寄り道するのは私の悪い癖です。結局22:00過ぎにやっと到着しました。相変わらず迷惑な輩です、、、ハイ。

このペンション喫茶南の楽園も3回目の宿泊となります。あてがわれた201号室もずっと同じですが、ログハウスのお部屋は高さがあるため、それ程広さはないものの息苦しさはありません。せっかく体を休められる部屋なので、さっさと寝ればと言われそうですが、ペンションのオーナーとお母さんはとにかく話が面白い!また歩いてすぐの場所には電照菊の畑があり、糸満の夜の姿を見ることができます。歩けば良いのに周辺を含めた夜の景色を堪能すべく車で出かけます。ただナビの案内は利用せず現在地の表示をさせていたので、ダートとまではいかないものの未舗装に真っ暗闇の中に延びる農道を走ることは正直少し怖かった・・・。約30分程ナイトドライブをして宿に戻り、またお二人とお喋り。気がつくと既に2:00前になってしまい解散となり、シャワーを浴びて部屋に戻ると眠気が襲ってきます。No Planはともかく、行程を考えても思考回路が回りません。こうなるとどうしようもないので横になるのが早いか意識がなくなるのが早いかという状態に陥り、結果なにも考えずに寝てしまいましたzzz。そしていつものように時間が過ぎて行き、旅3日目の朝を迎えます。

【本日の明細】
朝食…450円(豆腐ぶっかけ飯(大))
識名園…400円
夕食…650円(トーフチャンプル―)
宿泊…4,500円(ポイント利用後2,000円)
小計:6,000円(割引後:3,500円)
累計:28,370円(割引後:23,070円)

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス レンタカー JRローカル 自家用車 徒歩 Peach ジェットスター
旅行の手配内容
個別手配

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