LA出張　[11th day]

2016/02/28 - 2016/03/15

LA出張11日目！　今宵は19年前にトーランスで働いていた時のアメリカ人スタッフとパーティー！！

エリア レドンド・ビーチ(アメリカ)

• 旅行の満足度: 3.5
• グルメ: 3.5

• 交通手段: レンタカー

午前の仕事を終えてランチタイム！
現地に駐在している後輩のオススメで「ウマいテリヤキバーガーの店行きます？」と誘われ"Here We Go!"
Artegia（アーテジア）を東に進みNormandie Ave を3ブロックほど北上した166stの角にあるバーガーショップ！
110フリーウェイに近いGardena（ガーデナ市）にある店で、正直言って暗くなったら行きたくない治安のよろしくない立地・・・

ピットバーガー アメリカ料理

看板には大きくTeriyaki Burgerの文字・・・その下に小さく店名のPit Burger（ピットバーガー）と書かれている

僕がハンバーガー屋に行って一番気にするのは店のサブタイトル！
「CHAR BROIL（チャーブロオル）」、またはCHAR BROILED（チャーブロイルド）と書いてあり「炭火焼」を主張している！
日本で焼鳥屋も焼肉屋もそうだけど炭火が大切なポイント！
個人的には鉄板で焼くパティよりも炭火で焼いたスモークの香ばしさが好きなので第一関門クリア！

Pitという店名は日本語に直訳すると「穴」という意味！
という事で穴場のバーガーショップって訳か？

ピットバーガー アメリカ料理

注文はガラス越しに外から注文するオールドスクールなハンバーガースタンドのような店！
テリヤキボウルやテリヤキバーガーがメイン！

ピットバーガー アメリカ料理

普通のハンバーガーもあるがやはり看板のテリヤキを試してみよう！

さて、看板の大きな「Teriyaki（テリヤキ）」の文字！
もちろんその語源は日本の調理法の「照り焼き」だが、アメリカで独自に根付いて人気となったTeriyakiの歴史を振り調べてみた！

1957年に キッコーマン・インターナショナル社（KII）がサンフランシスコに設立（現：キッコーマン・セールス・USA社（KSU））
1958年（昭和33年）頃からあめりかで空前の「日本ブーム」！
日本の文化や柔道などのスポーツへの関心が高まりヘルシーなイメージの和食の食文化への興味も高まった！

そして、キッコーマン・インターナショナル（KII）は、1959年（昭和34年）に料理研究家を招き、西海岸中心に米国にTVや新聞でしょうゆを使ったレシピを紹介し大反響を得た！
アメリカにおいてSoy souce(醤油)はヘルシーと言うこともあり大人気となった！

日本の「照り焼き」というのは醤油とみりんを合わせたタレを魚に塗って焼いた調理法の事だが、アメリカでもBBQで醤油を使うようになり、アメリカ人に「TERIYAKI」と呼ばれるようになったという！

そして1961年（昭和36年）にはしょうゆを使ったBBQソース「テリヤキ・バーベキュー・マリネード」をアメリカ向けの商品として輸出を開始し、やがて「テリヤキソース」を使ったテリヤキはアメリカで定着した料理となった！

さて、前置きは長くなりましたが、そのウマいと後輩が絶賛するTERIYAKI BURGERを注文！

ピットバーガー アメリカ料理

注文は屋外でするが店内で食事ができるようになっている・・・

ピットバーガー アメリカ料理

食事するテーブルは日本のゲーム機・・・落書きされた古めかしいインベーダーゲームのゲーム機は日本ブームにあやかり「テリヤキバーガー」と共に歩んできた店の歴史を感じる・・・

ピットバーガー アメリカ料理

そして、ワークするかも分からないようなATM・・・店の印象はトータルで考えても良くない！！
ここが日本ならとんねるずが謎の飲食店を訪問するあの番組に登場しそう！

ピットバーガー アメリカ料理

いよいよTERIYAKI BURGERとご対面！
フレンチフライもサイドに付けた！

包み紙を開けるとハンバーガーは小さめでインパクトの弱いビジュアル・・・柔らかいバンズは湿気に負けて元気なくシワがよっている・・・
「ダブルにすれば良かった・・・」と後悔しながらいざ実食！

ピットバーガー アメリカ料理

まず驚いたのは、TERIYAKI BURGERというネーミングなのでハンバーガー定義で言うならハンバーグが入っているはずだが、薄切り肉を使っているので正確にはサンドイッチ！

バンズの裏はトーストされ、細かくカットされたキャベツ・・・そして、薄切りビーフに甘辛なアメリカンのテリヤキソースが絡んでいる！
メキシカンのカルネアサダのようにしっかりマリネされている印象ビーフは柔らかくテンダー、！
そして何と言っても炭火で焼くCHAR BROILのスモークされた香りがたまらない！
次回来る機会があったら「一番大きなサイズをオーダーしたい！」と心に決めて店を後にする・・・

ピットバーガー アメリカ料理

思い起こせばも19年前・・・当時Torrance（トーランス/トーレンス）で働いていた頃のアメリカ人スタッフが飲みに行こうとセッティングしてくれた！
待ち合わせ場所はPCH沿いにあるRock & Brews（ロック＆ブリュース）というなの店で通称R&B！
ここは往年活躍したロックグループのKIIIS（キッス）のメンバーがオーナーで、ロックをテーマにした大箱のレストラン＆BAR！！

この場所は僕が住んでいた時にはリブ専門店のTony Roma's（トニーローマ）・・・90年代後半は当時勢いにのっていたChicago Ribs（シカゴリブス）に変わった・・・
一時は日本にも進出したシカゴリブスも経営困難でなくなり、その後はステーキをメインとしたグリルのレストランになっていたが閉店・・・
数多くのレストランが開店しては無くなり・・・を繰り返す「いわくつき」の場所！
この近隣で生まれ育った友人の話によればもっと昔はハンバーガースタンドから始まり、メキシカンレストランが入れ代わり立ち代わり・・・だったらしい

ロック アンド ブリュース レドンドビーチ アメリカ料理

さて、待ち合わせした6時30分の時点でほぼ満席・・・Rock & Brewsはこのいわくつきの場所で今までの店より息が長く続きそうな予感！

ロック アンド ブリュース レドンドビーチ アメリカ料理

とにかくクラフトビールの種類が多い！！

ロック アンド ブリュース レドンドビーチ アメリカ料理

席が空くまではカウンター席で立ち飲み！！
ロックやハードロックが店内にハードに流れ客層はロック好きの白人が多い・・・

ロック アンド ブリュース レドンドビーチ アメリカ料理

僕は真逆のブラックミュージック好きなので音楽は心地よくないが、昔話に花が咲く友人たちとの楽しい時間！！

そして、テーブルにビールのタップが備え付けられている席を確保！！
セルフでビールを注いで飲んだ分だけチャージされるシステム！

ロック アンド ブリュース レドンドビーチ アメリカ料理

Giant Soft Authentic Bavarian Pretzel
ジャンボなプレッツェルは柔らかくマスタードにつけて頂く！

ロック アンド ブリュース レドンドビーチ アメリカ料理

カメラを向けると典型的なアメリカ人のリアクション！

ロック アンド ブリュース レドンドビーチ アメリカ料理

Buffalo Shrimp
衣をつけた海老を揚げてバッファローソースを絡めたスパイシーな逸品！
コールスローとベジタブルスティックがたっぷり添えられ、ブルーチーズで頂く！

ロック アンド ブリュース レドンドビーチ アメリカ料理

Fire Grilled BBQ Wings
香ばしいチキンにスパイシーなバーベキューソースを絡まり、ビールが進む！

ロック アンド ブリュース レドンドビーチ アメリカ料理

Natural Fries

ロック アンド ブリュース レドンドビーチ アメリカ料理

などなど・・・楽しい会話とビールで時間もあっという間に過ぎてゆく・・・

平日だが11時には閉店のようで気づけばほぼ最後の客となった・・・
レドンドビーチは年寄の多いベッドタウンだから、若者が集うサーフシティーのお隣ハモサビーチヤマンハッタンビーチよりも夜が短い！
ロックは好きじゃないけどまた来よう！！

ロック アンド ブリュース レドンドビーチ アメリカ料理