2016/02/11 - 2016/02/11
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たびたびさん
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出雲大社はここ数年でも3~4回は来ているんですが、いつも中途半端。一度は徹底的に散策してやろうと思っていたので、今回はそれにチャレンジ。出雲空港から直行して、その日一日をかけて回ります。
周辺には、当然、出雲大社関連の施設が多くて、出雲神話と関連付けるとダイナミックな想像の世界を楽しめるのがいいところ。敢えて伊勢神宮と比べるなら、天照大神らの神話の世界と大和朝廷を開いた天皇家は現実の世界ですから、その違いは明確です。しかし、出雲神話や出雲地方は、神話と現実の差が今でもなにか曖昧模糊としているような。出雲族はアマテラスオオミカミの子孫である大和朝廷とは親戚のはずなんですが、国譲りをしてその後どうなったのか。大和朝廷に敵対してはいませんが、積極的にそれを支えたのかどうかもよく分からない。国譲りを受けたニニギノミコトの子孫も、大和朝廷を開くためには長い戦いを経ています。荒神谷遺跡から発見された銅剣358本も力を持っていた出雲族の確かな存在を裏付けるものではないかと言われていますが、その間、何をしていたんでしょうね。等々。その分、より自由な想像が可能になっているのではないかと思います。
ただ、出雲神話だけではなくて、阿国関連の遺構や門前町として賑わった文化の蓄積もあるし、とっても多彩。街はのんびりした眺めの出雲平野の端っこにあって限られたエリアなんですが、街のたたずまいには、確かにそうしたいろんな要素をギュッと詰め込んでいるような感じがあります。静かな暮らしの中にも、出雲人としてのアイデンティティまで含めて、独自の歴史と文化が脈々と息づいているのが素晴らしいことだと思います。
今だと、シンガーソングライターの竹内まりやが気を吐いていますが、もしかしたら、これもそうした積み重ねがあってのこと?まあ、これは考えすぎというものでしょう。
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出雲空港から、出雲大社へは直行バスがあって、この日は満員。乗り切れない人も出たりして、ここのところしばらく、出雲の観光は活気付いています。
とはいえ、まだ街は眠っているような感じでしたが、これはブーランジェリー ミケ。神門通りのパン屋さんです。 -
朝早く開いている店は限られるので、ここは朝早くから人が集まっています。ハード系のパンだと思って買ったパンが食べてみると柔らかなパンじゃないですかあ。妙なところで意表を突かれましたが、なかなかおいしい。これもありで、一本取られたような気がしました。
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出雲大社への参道、神門通りの入口。宇迦橋のたもとには、巨大な大鳥居が建っています。
これは、大正4年に、北九州市小倉の篤志家小林徳一朗により寄進されたもの。鉄筋コンクリート製で、高さは23.5m。
残念ながら、今は工事中です。 -
宇迦橋は、大鳥居と一体になった構造。欄干の色は、鳥居と同じ白が基調で、いっそう統一感のある景色となっています。橋に立って、高浜川を眺めるとけっこう遠くまで見渡せて、それも見どころの一つかと思います。
まずは、ここから、南に下がって行くことにします。 -
出雲阿国の像は、神門通りの南端。
最近出来た像のようです。阿国の関連スポットは、阿国の道の辺りに集中しているので、こっち方面でそれをカバーしている効果があるような感じです。
歌舞伎の創始者で、晩年は故郷である大社町で過ごした阿国。この像で、イメージを膨らませてもらいたいと思います。 -
その隣りは大社ご縁広場。ただ、広い駐車場とトイレがあるくらいで、いわゆる道の駅のイメージからすると寂しいもの。隣りに吉兆館という出雲神話等をモチーフにしたテーマ館があるので、これと一体と考えないと、ちょっと寂し過ぎますね。
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その吉兆館がこちら。
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出雲神話等を題材にしたテーマ館なんですが、そもそも、吉兆館の吉兆は、大社町のお正月三日に行なわれる伝統行事「吉兆神事」のこと。各町内で伝えられた吉兆幡というノボリ旗の紹介もありましたが、こんなの県内でもほとんど知られていないでしょう。能登半島のキリコに似ていなくもないですが、とにかく、極めてローカルなものだと思います。
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その他、出雲神話の解説や古くから伝わる神々の神楽面などの見応えもなかなか。
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神楽の面は古いものもたくさん展示されていますが、ここでは、芝居がかった現代風のものを紹介します。
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小さな展示ですが、出雲神話の場面場面を解説する展示も秀逸。
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出雲神話のハイライトは、国譲りや国びき。スサノオノミコトの子孫で葦原中国(あしはらのなかつくに)を治める国津神の代表大国主命は、アマテラスオオミカミの子孫であり、高天原に暮らす天津神の代表ニニギノミコトに葦原中国を譲る。その舞台が稲佐の浜なんですね。
宮崎県の天孫降臨は、国譲りの話がまとまってからのもの。出雲神話と宮崎神話の関係が分かると、神話の世界もまた広がるように思います。 -
そして、旧大社駅に到着。ここまで歩くと意外に遠いです。
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ところで、この駅は明治45年に開業された国鉄大社駅が、現在の駅舎は大正13年に改築されたものです。
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そういう意味では廃屋というイメージにはなるんですが、内部の空間はゆっったりとしていて、
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独特の気持ち良さがありますね。
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イチオシ
豪華ということではないのですが威厳もあるし、ちょっと見るだけのつもりでしたが、ずっといたくなるような楽しさがあると思います。
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ホームの方も昔の面影がそのまま。大事に保存されているのが分かります。遠くから外観を見るだけじゃなくて、実際に中に入って見ないと、この良さは分からないでしょう。
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本家大梶は、旧大社駅近くにある出雲そばのお店。
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地元の人からは圧倒的な支持を受けていて、荒木屋に行くんなら、こっちでしょという感じで勧められました。
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少し平たい麺は出雲そば独特の柔らかさ。出汁も抜群にうまくて、ぞろぞろっとそばと出汁を一緒に流し込む割りこそばの醍醐味を味わいました。
出汁のうまさで言えば、信州そばのきれい系の味が一番だと思っていましたが、出雲そばも出汁がしっかり役割を果たしていて、実は信州そばに負けていない。出雲そばはそばの香りが強い麺が特徴だとばかり思っていましたが、それだけではないということがこれで初めてわかりました。なるほどー
そういう意味では、確かに、これほど基本的な出雲そばのおいしさを素直に表現できている店はないように思います。 -
大社文化プレイスは、神門通りの南端に大きな標識が出ていたので、寄ってみました。
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文化ホールだとかが完備されていまして、何かのイベントをやる時は、ここが利用されるんでしょうが、そうでない時は地元の人の利用施設なんでしょう。若い学生のグループが休憩スペースで談笑したりしているだけ。観光客には縁がないように思いました。
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神門通りに戻ってきました。この通りは、出雲大社の表参道と言った感じ。石畳の参道の両側には松の並木が続いて、お土産物屋さんや食堂なども軒を並べていて、大社では一番賑やかな通りです。出雲大社の入口まで緩やかな上りになっています。
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少し歩くと、これは神門通りpr館。通りの脇に神門通りの立て看板がありましたが、逆に言えば、それだけのもの。館というからには建物でしょっと思いますが、病院のような建物がありますが、その建物にはなにもない。立て看板だけなのに、変な感じです。
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縁結びスクエアは、一畑電鉄の大社駅の南側に隣接するちょっとしたスペース。神門通りに案内板があったので、ちょっと寄ってみました。トイレもある休憩スペースなんですが、
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その先にはかつての一畑電鉄の車両、デハニ50形 52号車も展示されています。車両は、出雲大社前駅のホームに並んで保存されています。
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イチオシ
既に使われなくなっている車両をそのまま置いているだけのものなのですが、深紅の布を使った座席や窓枠など、なにかロマンチックな雰囲気があふれているし、美しい。これはなかなかいいんじゃないでしょうか。
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これが今の駅舎の正面です。
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絆屋は、おやきの店。
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けっこうな種類がありましたが、私はごぼうのおやきにしてみました。
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イチオシ
さて、このおやきは、長野のおやきとはちと違います。皮は薄いけど、噛みしめると味わいが深い。ごぼうも少し甘い味が付いていて、特徴ある皮との組み合わせがぴったり。これは、もう完全に名物と言ってもいいと思いますね〜
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大社観光案内所ではレンタサイクルをやっていて、レンタサイクルを利用したらどこまで観光の範囲が広がるか興味があったんですが、西は稲佐浜、南は旧大社駅、東はワイナリー。ワイナリーなら分かりますけど、稲佐浜や旧大社駅なら歩いても行ける範囲。レンタサイクルは時間がない人のためのものかなあと思いました。
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神門通りAel店は、お菓子の老舗、彩雲堂がやっているパン屋さん。
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お菓子で使っている餡で作ったというアンパンをいただきました。小豆の皮を剥いて焚いた餡子なんですが、まあそれでどうしたのかと言えばそうでもないような。チャレンジとしてはありかもしれませんが、ちょっと微妙です。
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神門通りの突き当りに建つ出雲大社の鳥居ももうすぐ。
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イチオシ
ここからが参道です。
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緩やかな下りの参道で、これがちょっとのんびりしていて、特徴的なんですよね〜
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この祓社は、出雲大社の鳥居を入ってすぐの参道途中。
小さなお社ですが、参拝者は参拝の前にここでけがれを祓い清めるということのよう。水屋で手を洗い、口を注ぐのと意味は同じようなものかもしれません。ただ、気が付いた人がたまあに訪れている感じです。 -
この祓橋が中間地点。
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野見宿禰神社は、その祓橋の手前を左に入って行った場所。小さな神社ですが、ここは相撲の祖の野見宿禰(のみのすくね)を祀る神社。野見宿禰は第13代出雲國造(出雲大社宮司)であったそうで、垂仁天皇の御前で、当麻蹶速(たいまのけはや)と戦い、勝利を収めました。
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さらに進んで。。
松の馬場は、鳥居から本殿に続く出雲大社の参道の最後の直線エリア。 -
両側に松の老木が立って、歴史を感じる清々しい雰囲気。たぶん、この松の保護の意味もあってだと思いますが、真ん中を通ることはできないようになっています。
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境内ももうすぐですが、
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その前に。。
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ムスビの御神像は、出雲大社の参道の一番奥。
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イチオシ
大国主神が、「幸魂・奇魂(さきみたま・くしみたま)」のお蔭を頂いて神性を養われ、「ムスビの大神」になったという意味の像だそう。ただ、私としては、大国主神は、あちこちから妻を娶り、その地の豪族との縁を作ったという史実があって、縁結びということになったものと理解しているところです。
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続いては、社家通りへ。社家通りって、京都だと上賀茂神社の先にもあるのですが、出雲大社にもあったんですね。神社の神官が住んでいるエリアということかと思いますが、石畳の道は門前の喧騒からは離れて静かで落ち着いた雰囲気。空気の違いがすぐに分かると思います。
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社家通りに入ってすぐのこちらは、出雲国造の一つ、北島家が創設した宗教団体の出雲教の神社。
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この日もこちらで結婚式を挙げているカップルがいて、確かに、ここであれば静かな環境なので、落ち着いて挙式があげられるでしょう。
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奥には美しい芝生の広場もあって、明るい境内です。
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さらに進んで、神魂伊能知奴志神社は、出雲大社の摂社。
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イチオシ
そんなに期待はしていなかったのですが、本殿は神魂神社を彷彿とさせるようなずんぐりした屋根だし、さらには巨大なムクの木が素晴らしい。推定樹齢1000年というのですが、悠久の歴史を感じさせる名木。神社を守るように、力強く枝を伸ばしています。
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真名井の清水は、集落の真ん中にある湧水。通りを歩いていると突然あって、あっけなく見つかりました。
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出雲大社の神事に使われる水ということですが、ちょっと白くもやがかかっているような半透明な水。水量はそこそこあるのですが、清らかさという意味では少し限界があるような気もします。
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これで元来た道を戻ります。
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イチオシ
本殿の方に入って、
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見慣れた大しめ縄に、
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奥の本殿。
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大しめ縄のところで参拝はできるんですが、こっちの方がより近いのでということなんでしょう。こっちにも、観光客はどんどんやってきます。
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今日は、このまま本殿の周囲を回ってみます。
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十九社は、出雲大社の摂社で、社は境内の右と左の端のそれぞれに建つ長い建物。祭神は、八百萬神(やおよろずのかみ)。神在祭の間、全国から集まってきた神々の宿所となる社だということ。出雲神話を象徴するような場所だと思います。
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素鵞社は、「そがのやしろ」。出雲大社の本殿の真後ろにあたる場所で、少し高台になっています。祭神は、素戔鳴尊(すさのおのみこと)。乱暴が過ぎて、姉である天照大御神に追われて地上にやってきたのですが、例の八岐の大蛇退治をした神様です。出雲の祖という位置づけかと思います。
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彰古館は、その並び。
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入場料は200円の宝物館的な施設ですが、
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大小様々な大国様、恵比寿様の彫像がずらりと並んで、ちょっとしたコレクションのよう。
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肩の力を抜いて、気軽な気持ちで拝見するといいでしょう。
なお、建物は大正3年に建てられたものです。 -
さて、元の場所に帰ってきて。
神馬神牛像は、出雲大社の境内に入る少し手前の方。 牛の像と馬の像が並んでいますが、 -
牛の方がちょっと迫力が勝るような。太い首でぬっと突き出た頭が力強さを感じます。ただし、牛も馬も出雲の神話には関係ないのではないかと思います。
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大国主大神と兎の像は、ムスビの御神像の向かい側。ムスビの御神像ほど目立たないので、気が付かない人も多いかもしれません。モチーフは因幡の白ウサギとそれを助けた大国主命。乱暴者だった祖の素戔嗚尊と比べるとはまったく違うイメージです。
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ここから、隣りの神楽殿の方に移動します。
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出雲大社の名物の大きなしめ縄ですが、
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本殿に架かっているしめ縄よりも、
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イチオシ
この神楽殿に架かっているしめ縄の方が一回りか二回り大きいです。
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長さは約13.5m、重さは約4.4t。本殿の方のしめ縄だけを見て帰るのは惜しいので、ぜひこちらも見逃さないようにしてくださ〜い。
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出雲大社の宮司の家柄は北島家とこの千家家の二つの系統があるのですが、こちらは千家家。皇族の高円宮典子さまと結婚された千家国麿さんのご自宅がここ千家国造館なのです。
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長屋門の入口に縁結びの小槌が置いてありましたが、自らが縁結びのご加護を示したかっこう。いずれにしても、おめでたいことだと思います。
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都稲荷社の都は、京都・伏見稲荷大社から分霊されたことから、そう呼ばれるのだとか。祠の手前に拝殿があって、基本的な構造が整っていて、また、拝殿には小さな狐がたくさん並んでいます。だんだん増えていったもののような感じです。
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出雲大社の神楽殿からさらに西側に、祖霊社という出雲大社教の施設があります。
神社というより、寺と言った感じの建物ですが、歴史は明治8年から。出雲大社大宮司の千家が始めたもので、葬祭を行うためのものだそう。神仏分離令の影響もあったかもしれません。 -
観光センターいずもは、バスセンターの隣り。大社町で一番賑やかなのは神門通りでしょうが、一つの施設として一番大きなのは、この観光センターいずもだと思います。見上げるようなビルにお土産物ショップや食堂が入って、この辺りでは突出した存在です。
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で、いずもから振り返って見た千家国造館です。
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いずもの隣りにある八雲は、出雲大社周辺では、荒木屋と人気を二分するそば屋さん。
建物の外観からして、いかにも老舗と言った雰囲気です。 -
小上りに上がって、割りこそばをいただきました。
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ここのそばは、弾力があって、ブツブツ切れてしまう出雲そばの特徴とは違うような。しかし、一般的にはこの方が馴染があるので、観光客にとってはうまいと感じるのでしょう。適応したとも言えるし、出雲そばの最大の特徴を捨てたような寂しい面もある感じ。。複雑な気持ちになりました。
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で、続いては、一番人気の荒木屋です。
この日も大勢の人が店の外で順番を待っていました。しかし、回転がいいので、思うほどは待たなくても入れます。 -
店内の雰囲気も、歴史を感じる落ち着いたもの。いいですね〜
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イチオシ
さて、そばの方は、細くて固めの、かなり個性的なタイプ。特徴がかなりはっきりしていますね。
一方の割りこそばの基本要素の要である出汁は、香りが高くて素直なうまさ。麺の個性をうまく包み込んでます。麺と出汁の両方の相乗効果で勝負する出雲そばの真骨頂をそのままに示しています。 -
店内の雰囲気からなにから、すべてが揃っている感じですね。確かに、ここじゃないとダメっていう人も多いかもしれません。
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御菓子とみやは、荒木屋の近くにある和菓子屋さん。
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黒米、赤米饅頭というのが看板商品のようですが、
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ただ今売出し中の「ひやどら」というアイスクリームを挟んだどら焼きをいただきました。
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このタイプは、以前、彦根の「おおすが」で食べたことありますけど、ここのも悪くないですね。アイスもそうですが、皮のふっくらした感じもアイスに合わせたものでしょう。価値あるひと品です。
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乗光寺は、大社町の市街にある曹洞宗のお寺。
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山門を入ると立派な本堂が建っていて、ちょっとびっくり。出雲大社の宮司、国造家との関係があって、国造家がこの地にやってきた曹洞宗の明光上人に帰依し、一寺を建立したのが始まりです。
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神迎の道は、稲佐の浜から出雲大社へ通じる道。旧暦の10月に全国から集まる八百万の神様たちが稲佐の浜に上陸し、この道を通って出雲大社へ向かいます。神事は、稲佐の浜で行う神迎神事から、龍蛇神が先導となって、出雲大社への行列が続くのだそうです。ただ、平時はなんのことはない住宅地の中を通る普通の道です。
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手錢記念館は、神迎の道の中ほど。大社で10代、300年続いている手錢家に伝わる美術工芸品を展示します。
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入ってすぐの第一展示室の方は、婚礼道具の類がメイン。保存状態もすごくいいので、当時のままの美しい姿を楽しく拝見しました。
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ただ、圧巻は第二展示室でしょう。特に、不昧公ゆかりの焼き物、楽山焼に布志名焼が秀逸。布志名焼は、後にお土産物として焼かれるようになったことから、そのちょっと亜流のイメージが定着してしまいましたが、ここの布志名焼はまさしく大名好みの本格派。黄色の地にもなんともいえない品格があって、布志名焼の本来の姿を初めて見たような気がしました。島根県内でもここはあまり有名ではないのですが、このレベルは田部美術館にも負けていないように思います。
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養命寺は、奉納山公園の向かい側なんですが、ちょっと分かりにくいかもしれません。
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ここは大社町市街にある出雲三十三番観音霊場の一つ。行基の作と云われる聖観世音菩薩が本尊ですが、三十三年毎に開扉される秘仏です。屋根が変わっていますが、出雲地方独特のデザインなんだそうです。
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そのまま、一気に稲佐の浜までやってきました。ここは、まさしく国譲り、国引き神話の舞台となった場所。
この岩は、弁天島です。 -
大国主神と建御雷神がこの岩陰で国譲りの協議を行ったといわれる屏風岩や建御名方神と建御雷神が力比べをし、稲佐の浜から投げ合った岩が積み重なったといわれるつぶて岩もあるんですが、ここからは少し離れた場所。今回、そこまで確認はできませんでした。
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ここから出雲大社に向けて戻る道が阿国の道。阿国関係のスポットが目白押しなので、それをチェックしながら帰りましょう。
奉納山公園の名前は、経筒が埋経されたことから。 -
見どころは、頂上にある展望台で、国引き神話の稲佐浜海岸から三瓶山までが一望でる眺めがウリなのですが、けっこう登るんですね。
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私は、中腹の於國塔まで登ったところでもう限界。ただ、稲佐浜の辺りはよく見えて、まあまあの感動はあったかなと思います。
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これが於國塔。歌舞伎の創始者である出雲の阿国を祀る石塔で、歌舞伎の関係者によって建てられたのだとか。近くには阿国の墓もあるのですが、それだけでは十分ではないと考えたのかもしれません。
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上の宮は、奉納山公園から西に向かって、少し歩いた場所。こちらも出雲大社末社の一つなんですが、出雲に集まった八百万の神様が、神在の7日間、出雲大社境内の十九社で寝起きをし、この上の宮で会議をされるという場所。コンパクトにまとまった感じの社ですが、重要な役割がある神社です。
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出雲阿国の墓は、出雲大社から稲佐浜に向かう阿国の道の中ほど。
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小さな駐車場があって、そこから石段を少し登ったところです。墓石は、ちょっと変わっていて、平たい伏せ石。歌舞伎の舞台にでもなぞらえたんでしょうか。歌舞伎の創設という、その功績は偉大です。
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連歌庵は、出雲阿国の道の中ほど。出雲阿国の墓の向かい側です。
歌舞伎の始祖、出雲阿国は、晩年、ここで尼僧「智月」となり、静かに余生を過ごしたといわれます。それを説明する案内の他には小さな建物が建っているだけですが、それでも晩年の地が今に伝わっているのは、ある意味すごいことではないかと思います。出雲阿国は、伝説上の人物ようなイメージもありましたが、とてもリアルな気持ちになりました。 -
本当は口紅地蔵を探していたのですが、近所の方がそれならこれだよと間違って紹介してくれたのが赤地蔵。
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あるお金持ちの夢にお地蔵様が現れ、「もう少し賑やかなところに住みたい」とおっしゃった。そこで、そのお金持ちはそのお地蔵様を探し、お地蔵様を背負ってここまできたところ、急に重たくなったので、ここに祠を建てたという言い伝えが残っているそうです。格子の向こうに赤い線で彫った地蔵が見えました。
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ぜんざい餅は、出雲大社の鳥居そば。赤い暖簾がよく目立っています。
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イチオシ
小上りに上がって、ぜんざいをいただきましたが、餡子の甘さとかしっかりしたお餅の感じとか、期待以上の出来。丁寧に作られていて、うまいです。500円の値段は妥当でしょう。
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ぜんざい餅に寄っただけのつもりだったのですが、気が付くとこの一角はいずもそばや焼き鯖寿司のお店など、楽しげなお店が軒を並べる一角。横丁という名前の通り、ギュッと集積された感じがあって、この辺りでは異彩を放っていると思います。
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出雲大社へは、出雲空港から直行バスがありますが、松江への帰りは、JR出雲市駅経由で帰るのが一般的でしょう。そして、出雲大社から出雲市駅までは、一畑バスを使うことになります。出雲大社の鳥居前のバス停がとても便利。ここは神門通りの終点だし、ギリギリまで街を楽しめる。無駄がないように思いました。
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出雲市文化観光案内は、JR出雲駅の中にあって、特産品コーナーと一体となった一角。出雲駅周辺の散策をしようと思って、観光情報を聞いてみたのですが、残念ながらほとんどなし。出雲市観光はイコール大社町観光だということが分かりました。
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アトネスいずもは、出雲駅の駅ビルに入ったお土産物コーナー。出雲大社からの帰りは、出雲大社から直接出雲空港や松江に向かうコースもありますが、出雲駅経由で帰ることにあるひとも多いはず。その場合は、最期の時間調整は出雲駅ですることになるので、ここにこうした施設があるのは理に適っているでしょう。
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原寿園は「はらじゅえん」ではなく、「はらことぶきえん」と言わないと地元の人は分からないようですね。
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出雲駅から歩いて5分。本来はお茶屋さんのようですが、今では喫茶店が前面に出ています。いただいたのは、抹茶ソフト。先客の女性もそれを食べていましたが、人気なんですかねえ。まあ、普通だと思いますが、この辺りには他にめぼしい店もないので、そういう意味で重宝されているのかなあと思います。
さて、これで、出雲大社は終了。これで松江に帰ります。お疲れ様でした。
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この旅行記へのコメント (3)
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- bitoさん 2024/07/28 09:32:10
- 出雲大社周辺は奥深そう
- はじめまして。bitoと申します。
先日の出雲大社ツアーをきっかけに、初めて古事記や神社に興味を持ち始めた初心者です。たびたびさんが出雲へ訪れるように、私も、何度も訪れたくなる場所ができるといいなと思いました。
巨大神殿の模型は、吉兆館というところにも展示されているのですね。
出雲蕎麦は旅館のビュッフェで口にした程度で、のびきった印象でしたが、お店によってそんなに違いがあるのですね。長野出身ですのでおやきも食べてみたかったです。 また、神社初心者の小生が訪れておくべきスポットは伊勢神宮でしょうかね?
- たびたびさん からの返信 2024/07/30 20:06:50
- RE: 出雲大社周辺は奥深そう
- 伊勢神社もいいですよね。
出雲大社が出雲そばなら、伊勢神社の方は伊勢うどんかな。好き嫌いが割とはっきりするかもしれませんが、ぜひ挑戦してみてください。
また、神社の興味はどの辺にあるのかは分かりませんが、機会があれば、古事記研究の大家、本居宣長の関係する施設もありますので、よろしくです。
たびたび
- bitoさん からの返信 2024/07/31 09:15:17
- RE: RE: 出雲大社周辺は奥深そう
- たびたびさん
こんにちは。 貴重なアドバイスありがとうございます。
やはり旅の醍醐味として、地元名物も満喫したいですね。
名物が「うどん」という理由もなにかあるのでしょうね。
本居宣長記念館へも、伊勢神宮と合わせて立ち寄れそうです。
個人旅行として訪れてみたいと思います。
ありがとうございました。
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