2015.9壱岐平戸旅行13-平戸市生月町博物館　島の館

2015/09/23 - 2015/09/23

1125 平戸市生月町博物館に　この博物館はおもしろかった．入場料510円．ここが捕鯨が大きな産業であったこと　そのためカクレキリシタンへの取り締まりも厳しくはなかったようだ．捕鯨が村ぐるみの組織的なものであったことがよくわかる．一頭取れれば村中潤ったであろう．日本の文化だと思う．
隠れキリシタンの歴史がよくわかった．オラショなどにグレゴリオ聖歌をよく保存しつつも，神仏の奥で祈る風習から，神仏が捨てきれず，隠れキリシタンのままで，カトリックに復帰しなかった信者も多いという．特にこの生月島には多かったという．中江の島が聖地になったり殉教した人をサンジョアン様として祀ったり，隠れキリシタンが土着性を持っていくことも良くわかった．この歴史は世界でも特異とおもう．世界遺産になることを願いつつも，観光客により荒らされて，そのために見学が制限されていくようになるのもとも思う，この博物館興味がある人にはとても面白いと思う．おすすめだ

エリア 平戸・生月島(長崎)

1125 平戸市生月町博物館に

生月町博物館 島の館 美術館・博物館

クジラ漁で有名　1725年以来館浦益富組として全国随一になる　1725年〜1873年までの142年間に21790頭とったと　その後銃殺捕鯨から，明治の終わりにはすたれる

入館するとなぜかお盆の風習が　精霊棚

お盆の風習は地域によって違う　ここは精霊舟　15日に西方浄土へ送る

精霊ごも編み台

さて中心はクジラとり　まず高台の物見で発見

勇魚とりという　それぞれの船が分担して役割を担い，仕留めていく

船の役割

その配置　赤い船がリーダーの船だ

もり

絵馬などを奉納した

御崎捕鯨納屋場　鯨を引き上げて

ここで解体され加工される

こう見ると一大産業だ

神社もある

生月鯨太左衛門の展示　1827-1850年

囃子物の伝統を引く風流の大傘や，思い思いの仮装の者，棒振り，笛･太鼓･鼓･鉦などの囃し手が〈中踊り〉として踊り衆の中に入り，それを取り巻いてそろいの衣装，被り物，持ち物を身につけた〈側踊（がわおどり）〉が並ぶ。音頭取りである新発意が口上などを述べて踊りを促すと，趣向に沿った踊り歌を音頭が歌う。…https://kotobank.jp/word/%E4%B8%AD%E8%B8%8A%E3%82%8A-1381961

カクレキリシタンの歴史

キリシタンの歴史　このあたりには相当改宗があったようだ

特に生月島付近は領主もキリシタンだったようなので大きく普及した

メダイ（メダル）とオコクラ　明治以降に作られたメダルも多いと

キリシタンの歴史

踏絵

日本人らしく平行的に信仰していたようだが，当初の形をそのまま伝えていったようだ

オラショ（キリシタンの祈り）

御三体様　殉教者を神像にしている　昭和になってから祠に安置　サンジョアン様（ジョアンという殉教者の名前であったようだ）と呼ばれる

五島のキリシタンは移住者だ．

浦上や五島などでのキリシタン弾圧は苛酷を極めた．明治になってもそんなことがあったということはあまり知られていない

マリア観音

バスチャン暦　キリシタンの重要な祭日などの暦

住居で寄合，オラショを唱える

奥の奥にマリア様が

マリア十五玄義図　向こうから渡来したものかと思った　西洋絵画の技法を取り入れている

ダンジク様

聖母子と二聖人　イエズス会の創始者ロヨラとザビエル

天使が舞う聖母子像

聖母子

グレゴリウス聖歌がよく伝承されていたんだね

御札様

「ロザリオの１５玄義図」というキリストの生涯を描いた図が起源で今ではおみくじのようなものになっている。伝承されるうちにトランプほどの大きさの木の札に簡略化された記号が記されたようなものになった。　…占いhttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Knight/7829/texts/kakure.html

生月島にはカクレキリシタンとしてカトリックにならなかったものも多かったんだ

はく製が泳いでいるように展示してあった　シーファンタジックアリーナとか

1235外へ　生月島を後にする

県道19号線

主師トンネル

平戸へ向かう

パンフレット　入場料510円

入場券