ちょっと昔の旅(悲湯・廃業宿の旅　大館市編)

2016/02/11 - 2016/02/11

ちょっと昔、秋田県内の温泉　全部制覇する　など無謀なことをしてまして、
今は、まったく　行かなくなってしまったんだけど (海外に行くのが忙しい。仕事もね。)

よく温泉入ったなぁと　昔を　振り返る。

でも　ここ10年で、経営者が高齢化したり、観光客が行かなくなったりして、相当　多くの名湯・秘湯が廃業したのです。

秋田県も、10年前は、120万人、今は100万人　10年たったら80万人に　なろうとしています。

過疎化が進む秋田県・なんとかしなければなぁ　と　(一人では無理だけどね。)

とりあえず、良かったころの記憶だけを　ふりかえります。

エリア 湯瀬温泉・八幡平(秋田側)(秋田)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

2005年9月25日に、訪問していました。

ここは、秋田県と青森県の境、矢立峠の近くに立っています。

秘湯と呼ぶには、最高のロケーションです。

秘湯を守る会の宿でした。

この矢立峠周辺は、天然秋田杉が　たくさんあるエリアです。

杉林の中の森林浴も　すがすがしいです。

この温泉は、「東北の草津」とも呼ばれ、3日入れば治ることから「三日一廻りの名湯」として知られていた。特に皮膚病に対する効能は高かったそうだ。

周囲に杉林で囲まれた一軒宿

泉質・雰囲気がともによく、人気があった宿なのに。

2013年から2014年にかけての大雪で、宿の屋根が崩壊したことが引き金となり、施設の老朽化と改修費用の多さと、後継者がいないということで、惜しまれつつ2014年8月に1893年から続いた歴史に幕を閉じてしまった。

人口の減少と高齢化で、名湯・秘湯が　ひとつ無くなりましたが、

やはりそこは名湯。

後世に守っていかなければならないと考える人は多いですね。

この名湯を守るため、別の経営者が、2016年夏の営業再開を目指し、新たな源泉を2つ掘り当てて、改修工事を行っているそうです。

また、いい温泉が復活するのかなぁ・・

ここは、たしか　混浴露天風呂だったような気がする。

女性が入っていたら、はたぼーは　無理です。

内湯です。

いいかんじの湯船です。

あ〜　温泉　入りて〜

お客さんいなかったので、たくさんとってけど

混浴に誰かいたら、逮捕もんですね。

効能表

秋田杉をふんだんに使った宿でした。

湯治場だったので

ガスコンロは、コインメーターで管理されています。

このちょうちんは　貴重なやつです。

なんか　懐かしいね。

この宿、今年の夏には、新しく　生まれ変わるだろうね。

さて、どのように生まれ変わるのか。

さて、もう一か所

2005年9月29日に訪問していたのが、矢立温泉

日影温泉の近くにあります。

天然秋田杉に囲まれています。

この宿は、2014年5月くらいにひっそりと廃業していたそうです。


残念です。すごい温泉だったのに

ここが　なぜすごかったかと言うと

お風呂にありました。

なんと、湯の成分で、床が何層にもわたって
千枚田のようになっているのでした。

なので、板のところにいかないと、足裏とかお尻とか痛くてしょうがなかったのです。

温泉は、ばっちりだったので

これは、たしか、掃除をしていないのではなくて、湯の成分で、すぐこのようになってしまうと　宿の方に　聞いたと思います。

日影温泉のように、誰か復活してくれないかなぁ。。。