ゾウガメ繁殖センター訪問とゾウガメ街道でゾウガメと一緒に散歩♪

2015/12/22 - 2015/12/28

Los Tintoreras 訪問とシュノーケリングで目いっぱい太陽を浴びた同じ日の午後に予定通りのゾウガメ繁殖センター訪問と、通常は許可さえあれば車で入れるが現在一部の橋を工事中で歩いてしか入れないからキャンセルと聞いていたゾウガメのトレイルを歩いた。我ながら全く元気だと思うが、ガイドの「大した距離ではないですよ」との甘言に誘われてトレイル奥の展望台（当然標高が高くそこまではキツイ登りです）まで歩いてしまった。
ご一緒だった別の米国人ファミリーは車で入れないのでキャンセルされたという朝のブリーフィングで既にギブアップ！海岸から奥へは入らず海岸で遊ぶというのを尻目に歩き始めた。
結果としては道を歩くゾウガメ計3頭にも出会う事が出来てラッキーでした。

処で表紙の写真は偶然繁殖センター訪問時に「繁殖中」だった写真。

エリア ガラパゴス(エクアドル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ゾウガメ繁殖センター。
此処ではイサベラ島に生息する5種類のゾウガメの繁殖を行っている。

繁殖センターの遠景。

このセンターに居るのは親亀繁殖用の成亀と生まれた後に放亀?するまで近くで飼育される幼亀

交尾中のペアがいました。

何だか餌の取り合いで睨み合っていたようです。

ゾウガメの交尾は通常で約1時間、このカップルは静かだがオスによっては時々吠るらしい。

自然に戻す前の幼亀達。
2-3週間前に3千前後の数の幼亀をその種類が元生息していた地域に戻したとの事。
母亀１頭が１回に出産するのは精々８個前後で毎年２回程産卵するとして１頭当たり15-20個程度！　1回あたり50個以上産卵するウミガメに比べて随分少ない。
その内全く人の手が入らない自然の中で成長するのは3割未満と云うから、此処の繁殖センターで4-6歳まで成長してから自然に戻すやり方ならばかなり効率が良い事が解る。

ゾウガメも小さい時にはグンカンドリや他の生き物に捕食される事があるが、これくらいの大きさの亀になればほぼ大丈夫らしい。
此れで頭に被るヘルメットぐらいの大きさ。

ゾウガメのイメージは「孤高」だが、こういう様子を見ると中々社交的にも見える。

此処は孵化した幼亀を網でガードしながら飼育する場所。

2年未満の幼亀の甲羅は柔らかく、外敵から身を守るのに十分ではない。

午後に出かけた海岸からは湿原トレイルが内陸の丘に向かって続く。
片道約5km！ユルイ上り坂です。

トレイル入口の美しい海岸にはなぜかアシカが見当たらない。

ラグーンもある

かなり初期から世界自然遺産として保護されていた関係で水も環境も綺麗なのは云うまでもない。
しかし近年訪問者の数がうなぎ上りに増え、保護の為に制限する事が予定されている。

グンカンドリのオスの象徴！ノドの辺りにぶら下がっている赤い袋！
今回はグンカンドリの繁殖地の見学は出来なかったので、オスがこの赤い袋を膨らませているのを見る事は出来なかった。残念。

ジュラシックパークのエンドタイトルのバックに出ていた鳥でしたっけ？
それともあれはペリカン？

Marin Iguana（海イグワナ）のメスや子供達は日向ぼっこしながらジッとしている事が多い。

海岸付近まで流れた溶岩で出来た溶岩トンネルが崩落したアーチの上で鳥か何かのシャッターチャンスを狙う次女。

トンネルの中は満潮の影響で海水が上がって来ている。
干潮時には中に下りて歩く事が出来る。

海岸付近には相変わらず海イグアナが沢山いる。
声を出す事が出来ないので、時々このオドロオドロしい顔を上下に激しく振る様なしぐさをする。なんとなく芸人のコロッケに似ている様な気がする（笑）。

此処から奥の方にはゾウガメが居る地域。

こんな道を歩くいて行くと、両側の茂みから時々道路にゾウガメが出てくるらしい。

満潮で左脇のマングローブ林にも浸水している。

いました！結構大きなゾウガメが道路前方をゆっくり歩いていました。

思ってたんより速い！

こいつが歩いている動画を撮ったのだがファイルサイズが大きくて未だYoutubeにアップしていない。
アップ次第リンク貼ります。

此れは別のゾウガメ。道路脇でムシャムシャ草を食べてました。

オオサボテンフィンチ

これはフィンチの巣らしい

ボロボロ落ちているのはゾウガメの糞！
ゾウガメは食べた草を消化して排泄するまで大体3週間程掛かるらしいが、その糞を見ると殆ど草が原型で残っている。とても消化効率が悪いのに大きく成長し、よく長生き出来るものだと感心する。

また見つけました！
自転車や通行を特別に許可された自動車向けと思われる速度制限標識（笑）だがゾウガメには必要のない標識ではある。
ゾウガメが時速20kmで走るなんて無理でしょ。

未だ10歳程度か？

トケイソウの仲間だと思う。

道は未だ未だ続く・・・・そろそろ疲れて来た。

この丘の上が展望台になっているのだが、あそこまで登るのか？
ガイドのオジサンはスタスタと先を行くのだが・・・。
このガイドのオジサン、昨日のシエラネグラ登山の時にも別グループにガイドで往復16km（但し標高差も7-800m有る筈）もあるトレッキングをガイドし、今日は我々と、明日は又シエラネグラに登ると云っていた。64歳との事だったが健脚過ぎでしょう！

辛かったけど、登って良かった！この景色！

右は海で左はラグーン。

奥に未だ続く保護された森。

向こうの海岸左手辺りから歩いて来たことになる。

この後オーストラリアの大学で動物学を学ぶ事になった娘は健脚女子だが、我々夫婦の場合は何より普段住んで居るのが標高2400m程のメヒコだという事が最も大きい。
高地トレーニング済です。

遠くに別の島も見える

カミさんも頑張った！

此れからまた来た道を歩いて戻るのだが、夕方に近づいて来ているので頑張って急ぐしかない。
それにしても今回の旅行は良く歩いた！