大運寺（大磯宿）

2015/09/30 - 2015/09/30

　大磯町の大磯宿北本町にある大運寺は浄土宗のお寺で群生山大運寺という。増上寺の末寺で、秀誉上人が元和年間(1615年〜1624年)に開山した。本尊 阿弥陀如来坐像は首が近江国の良弁、胴体が下野国の恵心によって平安末期に作られ、元禄2年（1689年）に合わされたものとされる。
　宝暦12年（1762年）1月19日に大磯宿に大火があり宿場の殆どを焼失したため、当時の町役が願主となり遠州秋葉山より秋葉大権現を勧請し、同年ここ大運寺境内に秋葉社が建立され、宿場の安全を祈願したとされている。現在は延台寺入口に遷座している。
　衆議院議長を務めた中島信行、その妻俊子、および安田靫彦画伯の眠る寺として知られている。
　本堂は最近の再建であるが、木造である。慶覚院（高麗2）本堂よりは小振りではあるが、隣接する平塚市内に多く見られる鉄筋コンクリート製の本堂よりは落ち着くものである。
（表紙写真は大運寺本堂）

エリア 平塚・大磯(神奈川)

大運寺。

「浄土宗大運寺」の表札。

掲示板。

十三重石塔。

常夜燈と奉納碑。

鬼瓦。再建前の鬼瓦であろう。

「大磯町指定有形文化財　木造阿弥陀如来座像」。

庫裡。

法然上人御尊像。

「南無阿弥陀佛」。

掲示板。

石佛。

キンモクセイ。

三界萬霊。

安田靫彦の墓と中島信行の墓。

大運寺本堂。

大運寺本堂。

大運寺本堂。

大運寺本堂に掛かる「群生山」の扁額。。

大運寺本堂向拝。