５；京都寸描５−１；鴨川納涼床で夕食

2015/09/17 - 2015/09/17

昨年9月”日本人の心の故郷探しの旅”で京都を訪れた際、夜の四条大橋から鴨川納涼床を眺め、一度は納涼床から夜の京都を眺めて見たいと思っていた。

今回はそのいいチャンスだと思って、京都在住のＩさんに提案したところ、Ｉさんご自身も納涼床を訪れてから可成りの月日が経っており、お嬢さんはまだ経験がないと云うことで快諾を得ていた。

鴨川納涼床は秀吉が三条と五条の大橋を架け変えたことに寄り、河原は見世物屋や物売りで賑わい、商人が誂えた見物客相手の見物席や茶店がその発端だったらしい。

江戸時代には砂洲に床几を並べ、浅瀬に張り出し床を渡し多くの客を持て成した。

一時は鴨川の両岸に広がったらしいが、左岸は京阪電車沿線工事で姿を消し、右岸は治水工事の一貫として鴨川に沿って禊川が建設される。

現在の納涼床はその禊川を跨ぐ形で、期間を限定して開店されている。

鴨川納涼床は二条大橋から五條大橋まで、鴨川の右岸（西側）に６０軒余の店が並び、供される料理も日本料理に限らない。

Ｉさんも余りお詳しくないとの事で、無難に「京料理」を謳っている”竹島一期”にした。

鴨川現在の納涼床の開催期間は毎年?1日から9月30日までで、夕食の受付は5時からと7時からの2回だけとの事。

娘さんのＪさんの退社時間もあり、時間は7時からに決定。

問題は天候。

夕方から雨は小振りになって7時ころは殆ど止んで期待をしたのだが・・

しかし屋外の納涼床は未だ濡れそびり、天候も油断が出来ないとかで、終に納涼床での食事は適わなかった。

それでもＩさん親子との夕餉はいつもの様に楽しく、会話が弾んでつい幾つかの食皿の写真を撮り損ねた。

食事後店員さんが屋外の納涼床に案内してくれ、納涼床からの京都の夜景をわずかな時間だが楽しんだ。

店員さんの話ではこの床は期間が過ぎると毎年取り壊し、その工事費が最低10万円はかかるとの事。


日本の神を覗く旅路・
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エリア 東山・祇園・北白川(京都)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配