2015/11/16 - 2015/11/16
174位(同エリア991件中)
k.sさん
山道をなめたらあきません!
この月曜日に雨の合間を縫って談山神社に行ったのだが、万葉集に親しんだ者として、飛鳥からハイキング・コースを通って談山神社に行こうとした。
近鉄電車が発行している「てくてく まつぷ 多武峰・飛鳥の里コース」を持っており、距離も片道6キロなので、楽勝だと考えていたのだが、ところがどっこい、そう世の中甘くはなかった。
そのハイキング・コースの紹介は、多武峰から飛鳥へのもので、今回私が選んだのは、逆のコース。これがいけなかった。山道の登り坂は30分も歩くと汗が噴き出し、1時間が経つと足に疲労が溜まり、小刻みに震えるのが分かった。土・日曜の雨で道はぬかるみ、ところどころ川のように水が流れていた。
桜井の「いづみ亭」で昼ご飯をゆっくり食べ、スタート地点の甘樫丘を発ったのが、1時半頃だったので、下手をすれば、帰りの山道で日が暮れる可能性がある。
山道を半分ほど歩いたところに「万葉展望台」があったので、展望台からの景色を楽しんだうえで、来た道を引き返すのは癪だから、石舞台方面への山道を選び、急遽飛鳥に戻った。
甘樫丘の駐車場に戻ると、後の案内はナビに任せた。
当初の目的、談山神社の紅葉を楽しむことはできたが、見事に真っ赤に色づく紅葉は残念ながらお預けとなった。この土・日曜の雨でかなりの葉が落ちてしまったようだ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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桜井 いづみ亭
飛鳥に行くときや三輪神社に参拝するとき、立ち寄る店。 -
桜井 いづみ亭
このメニューもランチ・パスポートが適用され、1000円で食べることができます。てんぷら、刺身、茶碗蒸しにわらび餅がついた豪華版ですが、写真を見る限りでは、大したことはない。原因はカメラマンの腕が悪すぎる。 -
甘樫丘 駐車場
飛鳥まで車で来たときには必ずここを利用します。 -
甘樫丘 駐車場付近からの風景
家並みを見たとき、一際大きい屋根の建物がありますが(写真中央部)、飛鳥寺の屋根です。
今回は、飛鳥寺ー>飛鳥坐神社ー>小原の里を通って、談山神社に通じる山道のハイキング・コースを歩く予定でした。 -
飛鳥寺
先ほどの写真の大きな屋根は、この本堂のものです。 -
飛鳥寺
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飛鳥坐神社の鳥居
鳥居をくぐらず、鳥居の右側の道を登って行きます。 -
小原の里(おはらのさと)
飛鳥時代は、「大原の里」と呼ばれ、ここが藤原氏の出身地です。藤原鎌足ゆかりの産湯の井戸もあります。
今回は、写真の右端の道を真っ直ぐに進んで行きます。ちなみに、右に折れれば、石舞台に通じています。 -
万葉文化館
小原の里から振り返って見ると、そこに万葉文化館の建物があります。 -
談山神社へのハイキング・コース
人家、果樹園などがあるところは楽勝で歩きましたが...。 -
談山神社へのハイキング・コース
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談山神社へのハイキング・コース
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談山神社へのハイキング・コース
問題の山道はこの案内板ぐらいからです。 -
談山神社へのハイキング・コース
杉や檜で陽が遮られ、薄暗い道です。写真で見るよりも、傾斜はかなりあります。土曜・日曜日の雨で道はぬかるみ、歩き辛い。 -
談山神社へのハイキング・コース
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談山神社へのハイキング・コース 三叉路
この近くに「万葉展望台」があります。
この地点に着いたときには、石舞台への山道を選び、飛鳥に戻ることを考えておりました。帰りの山道で日が暮れ、遭難なんてことになる可能性もなきにしもあらず。いや、時間的には、十分に考えられます。日が暮れると猪も活動を開始するでしょうし、人様に迷惑を掛けてはいけません。
すでに足は悲鳴を上げておりました。 -
万葉展望台
手前の山が畝傍山で、奥の二こぶの山が二上山です。 -
万葉展望台
大和平野が広がっていますが、かっては手前の平野部分に藤原宮が見えたことでしょう。 -
石舞台への山道
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石舞台への山道
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石舞台への山道
道に水が流れているのが分かるでしょうか?
大変な道です。二度とこの道は通らないと思いますが、万が一再度通るときは、当日の天気だけでなく、前日、前々日の天気も確認したうえで、この道を選ぶでしょう。 -
石舞台への山道
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石舞台への山道
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石舞台への山道
ここまで来れば安心です。
もう少し行ったところに、岡寺方面の案内板があったので、石舞台ではなく、岡寺への道を選び、甘樫丘を目指しました。 -
飛鳥川
真神原(まかみのはら)に戻っています。 -
真神原(まかみのはら)
サクラ並木があり、手前にはアジサイが植えられております。こんもりとした森が見えますが、それが甘樫丘です。
駐車場に戻ったときには、3時を過ぎていました。
あまり文明の利器である「ナビ」は使いたくないのですが、ここまで来て、談山神社に行けない、というのはあまりにも情けないので、ナビにお任せすることにしました。4時前に談山神社に着くと表示が出ました。 -
談山神社 参道
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談山神社 正面入山入口の鳥居
談山神社は、気難しい中大兄皇子(のちの天智天皇)の片腕として活躍した藤原鎌足を祀る神社です。
何故二人が意気投合したか?そのことに思いを馳せることも、歴史の勉強になると思います。談山神社 寺・神社・教会
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談山神社
石段の右上の赤い建物は、拝殿。 -
談山神社 十三重塔
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談山神社
この写真のもう一段降りた庭が、蹴鞠の庭で、毎年4月29日と11月3日にその庭で「けまり祭」が行われます。 -
談山神社 拝殿の吊り灯篭
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談山神社 西倉庫
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談山神社 権殿(ごんでん)
権殿では、室町時代より延年舞や能が演じられてきたとのこと。 -
談山神社
正面に本殿と拝殿が並び、左に見える建物は西倉庫。 -
談山神社 十三重塔
帰り際、最後に撮った写真です。
真っ赤に燃える紅葉を見たかったのですが、私のライフ・ワークである「万葉ロマン」が呼んでいるようなので、心残りではありますが、この写真で私の今年の紅葉はお仕舞にします。
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