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山道をなめたらあきません!<br /><br />この月曜日に雨の合間を縫って談山神社に行ったのだが、万葉集に親しんだ者として、飛鳥からハイキング・コースを通って談山神社に行こうとした。<br /><br />近鉄電車が発行している「てくてく まつぷ 多武峰・飛鳥の里コース」を持っており、距離も片道6キロなので、楽勝だと考えていたのだが、ところがどっこい、そう世の中甘くはなかった。<br /><br />そのハイキング・コースの紹介は、多武峰から飛鳥へのもので、今回私が選んだのは、逆のコース。これがいけなかった。山道の登り坂は30分も歩くと汗が噴き出し、1時間が経つと足に疲労が溜まり、小刻みに震えるのが分かった。土・日曜の雨で道はぬかるみ、ところどころ川のように水が流れていた。<br /><br />桜井の「いづみ亭」で昼ご飯をゆっくり食べ、スタート地点の甘樫丘を発ったのが、1時半頃だったので、下手をすれば、帰りの山道で日が暮れる可能性がある。<br /><br />山道を半分ほど歩いたところに「万葉展望台」があったので、展望台からの景色を楽しんだうえで、来た道を引き返すのは癪だから、石舞台方面への山道を選び、急遽飛鳥に戻った。<br /><br />甘樫丘の駐車場に戻ると、後の案内はナビに任せた。<br /><br />当初の目的、談山神社の紅葉を楽しむことはできたが、見事に真っ赤に色づく紅葉は残念ながらお預けとなった。この土・日曜の雨でかなりの葉が落ちてしまったようだ。

奈良 紅葉たより 談山神社

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2015/11/16 - 2015/11/16

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k.s

k.sさん

山道をなめたらあきません!

この月曜日に雨の合間を縫って談山神社に行ったのだが、万葉集に親しんだ者として、飛鳥からハイキング・コースを通って談山神社に行こうとした。

近鉄電車が発行している「てくてく まつぷ 多武峰・飛鳥の里コース」を持っており、距離も片道6キロなので、楽勝だと考えていたのだが、ところがどっこい、そう世の中甘くはなかった。

そのハイキング・コースの紹介は、多武峰から飛鳥へのもので、今回私が選んだのは、逆のコース。これがいけなかった。山道の登り坂は30分も歩くと汗が噴き出し、1時間が経つと足に疲労が溜まり、小刻みに震えるのが分かった。土・日曜の雨で道はぬかるみ、ところどころ川のように水が流れていた。

桜井の「いづみ亭」で昼ご飯をゆっくり食べ、スタート地点の甘樫丘を発ったのが、1時半頃だったので、下手をすれば、帰りの山道で日が暮れる可能性がある。

山道を半分ほど歩いたところに「万葉展望台」があったので、展望台からの景色を楽しんだうえで、来た道を引き返すのは癪だから、石舞台方面への山道を選び、急遽飛鳥に戻った。

甘樫丘の駐車場に戻ると、後の案内はナビに任せた。

当初の目的、談山神社の紅葉を楽しむことはできたが、見事に真っ赤に色づく紅葉は残念ながらお預けとなった。この土・日曜の雨でかなりの葉が落ちてしまったようだ。

旅行の満足度
4.0
同行者
一人旅
交通手段
自家用車 徒歩

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  • 桜井 いづみ亭<br /><br />飛鳥に行くときや三輪神社に参拝するとき、立ち寄る店。<br />

    桜井 いづみ亭

    飛鳥に行くときや三輪神社に参拝するとき、立ち寄る店。

  • 桜井 いづみ亭<br /><br />このメニューもランチ・パスポートが適用され、1000円で食べることができます。てんぷら、刺身、茶碗蒸しにわらび餅がついた豪華版ですが、写真を見る限りでは、大したことはない。原因はカメラマンの腕が悪すぎる。

    桜井 いづみ亭

    このメニューもランチ・パスポートが適用され、1000円で食べることができます。てんぷら、刺身、茶碗蒸しにわらび餅がついた豪華版ですが、写真を見る限りでは、大したことはない。原因はカメラマンの腕が悪すぎる。

  • 甘樫丘 駐車場<br /><br />飛鳥まで車で来たときには必ずここを利用します。

    甘樫丘 駐車場

    飛鳥まで車で来たときには必ずここを利用します。

  • 甘樫丘 駐車場付近からの風景<br /><br />家並みを見たとき、一際大きい屋根の建物がありますが(写真中央部)、飛鳥寺の屋根です。<br /><br />今回は、飛鳥寺ー>飛鳥坐神社ー>小原の里を通って、談山神社に通じる山道のハイキング・コースを歩く予定でした。

    甘樫丘 駐車場付近からの風景

    家並みを見たとき、一際大きい屋根の建物がありますが(写真中央部)、飛鳥寺の屋根です。

    今回は、飛鳥寺ー>飛鳥坐神社ー>小原の里を通って、談山神社に通じる山道のハイキング・コースを歩く予定でした。

  • 飛鳥寺<br /><br />先ほどの写真の大きな屋根は、この本堂のものです。

    飛鳥寺

    先ほどの写真の大きな屋根は、この本堂のものです。

  • 飛鳥寺

    飛鳥寺

  • 飛鳥坐神社の鳥居<br /><br />鳥居をくぐらず、鳥居の右側の道を登って行きます。

    飛鳥坐神社の鳥居

    鳥居をくぐらず、鳥居の右側の道を登って行きます。

  • 小原の里(おはらのさと)<br /><br />飛鳥時代は、「大原の里」と呼ばれ、ここが藤原氏の出身地です。藤原鎌足ゆかりの産湯の井戸もあります。<br /><br />今回は、写真の右端の道を真っ直ぐに進んで行きます。ちなみに、右に折れれば、石舞台に通じています。<br /><br />

    小原の里(おはらのさと)

    飛鳥時代は、「大原の里」と呼ばれ、ここが藤原氏の出身地です。藤原鎌足ゆかりの産湯の井戸もあります。

    今回は、写真の右端の道を真っ直ぐに進んで行きます。ちなみに、右に折れれば、石舞台に通じています。

  • 万葉文化館<br /><br />小原の里から振り返って見ると、そこに万葉文化館の建物があります。

    万葉文化館

    小原の里から振り返って見ると、そこに万葉文化館の建物があります。

  • 談山神社へのハイキング・コース<br /><br />人家、果樹園などがあるところは楽勝で歩きましたが...。

    談山神社へのハイキング・コース

    人家、果樹園などがあるところは楽勝で歩きましたが...。

  • 談山神社へのハイキング・コース

    談山神社へのハイキング・コース

  • 談山神社へのハイキング・コース

    談山神社へのハイキング・コース

  • 談山神社へのハイキング・コース<br /><br />問題の山道はこの案内板ぐらいからです。

    談山神社へのハイキング・コース

    問題の山道はこの案内板ぐらいからです。

  • 談山神社へのハイキング・コース<br /><br />杉や檜で陽が遮られ、薄暗い道です。写真で見るよりも、傾斜はかなりあります。土曜・日曜日の雨で道はぬかるみ、歩き辛い。

    談山神社へのハイキング・コース

    杉や檜で陽が遮られ、薄暗い道です。写真で見るよりも、傾斜はかなりあります。土曜・日曜日の雨で道はぬかるみ、歩き辛い。

  • 談山神社へのハイキング・コース

    談山神社へのハイキング・コース

  • 談山神社へのハイキング・コース 三叉路<br /><br />この近くに「万葉展望台」があります。<br /><br />この地点に着いたときには、石舞台への山道を選び、飛鳥に戻ることを考えておりました。帰りの山道で日が暮れ、遭難なんてことになる可能性もなきにしもあらず。いや、時間的には、十分に考えられます。日が暮れると猪も活動を開始するでしょうし、人様に迷惑を掛けてはいけません。<br /><br />すでに足は悲鳴を上げておりました。

    談山神社へのハイキング・コース 三叉路

    この近くに「万葉展望台」があります。

    この地点に着いたときには、石舞台への山道を選び、飛鳥に戻ることを考えておりました。帰りの山道で日が暮れ、遭難なんてことになる可能性もなきにしもあらず。いや、時間的には、十分に考えられます。日が暮れると猪も活動を開始するでしょうし、人様に迷惑を掛けてはいけません。

    すでに足は悲鳴を上げておりました。

  • 万葉展望台<br /><br />手前の山が畝傍山で、奥の二こぶの山が二上山です。

    万葉展望台

    手前の山が畝傍山で、奥の二こぶの山が二上山です。

  • 万葉展望台<br /><br />大和平野が広がっていますが、かっては手前の平野部分に藤原宮が見えたことでしょう。

    万葉展望台

    大和平野が広がっていますが、かっては手前の平野部分に藤原宮が見えたことでしょう。

  • 石舞台への山道

    石舞台への山道

  • 石舞台への山道

    石舞台への山道

  • 石舞台への山道<br /><br />道に水が流れているのが分かるでしょうか?<br /><br />大変な道です。二度とこの道は通らないと思いますが、万が一再度通るときは、当日の天気だけでなく、前日、前々日の天気も確認したうえで、この道を選ぶでしょう。

    石舞台への山道

    道に水が流れているのが分かるでしょうか?

    大変な道です。二度とこの道は通らないと思いますが、万が一再度通るときは、当日の天気だけでなく、前日、前々日の天気も確認したうえで、この道を選ぶでしょう。

  • 石舞台への山道

    石舞台への山道

  • 石舞台への山道

    石舞台への山道

  • 石舞台への山道<br /><br />ここまで来れば安心です。<br /><br />もう少し行ったところに、岡寺方面の案内板があったので、石舞台ではなく、岡寺への道を選び、甘樫丘を目指しました。

    石舞台への山道

    ここまで来れば安心です。

    もう少し行ったところに、岡寺方面の案内板があったので、石舞台ではなく、岡寺への道を選び、甘樫丘を目指しました。

  • 飛鳥川 <br /><br />真神原(まかみのはら)に戻っています。

    飛鳥川 

    真神原(まかみのはら)に戻っています。

  • 真神原(まかみのはら)<br /><br />サクラ並木があり、手前にはアジサイが植えられております。こんもりとした森が見えますが、それが甘樫丘です。<br /><br />駐車場に戻ったときには、3時を過ぎていました。<br /><br />あまり文明の利器である「ナビ」は使いたくないのですが、ここまで来て、談山神社に行けない、というのはあまりにも情けないので、ナビにお任せすることにしました。4時前に談山神社に着くと表示が出ました。

    真神原(まかみのはら)

    サクラ並木があり、手前にはアジサイが植えられております。こんもりとした森が見えますが、それが甘樫丘です。

    駐車場に戻ったときには、3時を過ぎていました。

    あまり文明の利器である「ナビ」は使いたくないのですが、ここまで来て、談山神社に行けない、というのはあまりにも情けないので、ナビにお任せすることにしました。4時前に談山神社に着くと表示が出ました。

  • 談山神社 参道

    談山神社 参道

  • 談山神社 正面入山入口の鳥居<br /><br />談山神社は、気難しい中大兄皇子(のちの天智天皇)の片腕として活躍した藤原鎌足を祀る神社です。<br /><br />何故二人が意気投合したか?そのことに思いを馳せることも、歴史の勉強になると思います。<br /><br />

    談山神社 正面入山入口の鳥居

    談山神社は、気難しい中大兄皇子(のちの天智天皇)の片腕として活躍した藤原鎌足を祀る神社です。

    何故二人が意気投合したか?そのことに思いを馳せることも、歴史の勉強になると思います。

    談山神社 寺・神社・教会

  • 談山神社<br /><br />石段の右上の赤い建物は、拝殿。

    談山神社

    石段の右上の赤い建物は、拝殿。

  • 談山神社 十三重塔

    談山神社 十三重塔

  • 談山神社 <br /><br />この写真のもう一段降りた庭が、蹴鞠の庭で、毎年4月29日と11月3日にその庭で「けまり祭」が行われます。

    談山神社 

    この写真のもう一段降りた庭が、蹴鞠の庭で、毎年4月29日と11月3日にその庭で「けまり祭」が行われます。

  • 談山神社 拝殿の吊り灯篭

    談山神社 拝殿の吊り灯篭

  • 談山神社 西倉庫

    談山神社 西倉庫

  • 談山神社 権殿(ごんでん)<br /><br />権殿では、室町時代より延年舞や能が演じられてきたとのこと。

    談山神社 権殿(ごんでん)

    権殿では、室町時代より延年舞や能が演じられてきたとのこと。

  • 談山神社 <br /><br />正面に本殿と拝殿が並び、左に見える建物は西倉庫。

    談山神社 

    正面に本殿と拝殿が並び、左に見える建物は西倉庫。

  • 談山神社 十三重塔<br /><br />帰り際、最後に撮った写真です。<br /><br />真っ赤に燃える紅葉を見たかったのですが、私のライフ・ワークである「万葉ロマン」が呼んでいるようなので、心残りではありますが、この写真で私の今年の紅葉はお仕舞にします。

    談山神社 十三重塔

    帰り際、最後に撮った写真です。

    真っ赤に燃える紅葉を見たかったのですが、私のライフ・ワークである「万葉ロマン」が呼んでいるようなので、心残りではありますが、この写真で私の今年の紅葉はお仕舞にします。

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