2014/09/13 - 2014/09/28
23位(同エリア285件中)
DONさん
世界の半分と称されるイスラム芸術の粋を集めた地上最強のエマーム広場。長年の憧れの地でありながら、そのインパクトは思い付きの「力の館」に圧倒されるという予想外の顛末に。
いや、その境地までも本当にいろいろありました。首が折れそうになるほど見上げ続けたエマーム広場に始まり、これは見逃せない!イラン伝統の技に至るまで、実に濃厚なエスファハーン2日目はやはりアミールがいてくれたからこそ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
時間の感覚は概ね大らかイラン人(=約束の時刻は往々にして反故に)
とは言え今朝も片道2時間強かけて宿まで来てくれたアミールとまずはエマーム広場で一番の存在感マスジェデエマーム -
視界に収まりきらないエイヴァーン
とある雑誌の表紙みたく「エイヴァーン前を横切るチャドル姿の女性」の図を撮りたかったけど観光客の出入りが途切れる事は殆どナシ -
頭上の鍾乳石飾りからしてアワワワワと言葉を失う程の美しさ
-
礼拝堂のドームもこの通り
少し歩いては壁みて天井みて「!!」と陶酔し続け一向に先へ進めない -
○中央礼拝堂のど真ん中に立ち拍手すると信じられない程の反響に
×中央礼拝堂のど真ん中に立ちジャンプして着地音を響かせると「神聖な場所で何やっとんねん!」と係員に叱られる(ごめんなさい) -
建物の外にまで広がる礼拝スペースは今ももちろん現役
炎天下に日よけとスポットクーラーが随所に
「こんな風に祈るんだよ」とアミール実演中 -
憧れの地は旅人のためだけでなく
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50メートル近い尖塔は遥か高過ぎて見落としがちですが目を凝らすと一つ一つ意匠がこれまた!
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外観の「フォトジェニック度」はマスジェデ群に叶わないもののアーリーガープー宮殿は最も楽しみにしていた場所の一つ…中へ!
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長期修復中につき中も外も遠慮なく工事してますが随所に圧巻のペルシャ的意匠
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イラン史上最初の高層建築を階段でえっちら登り詰めると広場一望!
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お目当ては最上階の音楽堂
漆喰の壁や天井に施された色んな楽器の形を思わせる飾り穴は演奏中に余計な音を吸収するとか
実際にどんな音色となるのか聞いてみたいし弾いてみたいし -
アミールに導かれマスジェデシェイフロトゥフォッラーの裏手のレストランに
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ご当地料理ベルヤーニ
薄いナンの中にミンチやらスパイスやら混ざったのがモリモリ詰まっててヨーグルトソースといただくわけですが手はベッタベタになるし一人前が多すぎて降参 -
サダゲ箱(募金箱)を見かけると小銭(時にはお札も)をすぐ投入するアミール
特に気負う事なく会話の途中でも極々自然に -
広場の周りの職人街にはエナメルで彩られたミーナーカーリーもずらり
-
今は求職中で「時間はあるけどお金はない」と笑ってたくせに…ラクダの骨で作られた小箱を「お土産に」と選んでくれてた
真っ白でかわいい超小型の箱の蓋には瑠璃色の模様
この旅いちばんの宝物になりました -
マスジェデシェイフロトゥフォッラー
一見ほかの建築群より控え目にも感じますが -
ドームのモザイクときたら
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マスジェデエマームやアーリーガープー宮殿に比べるとコンパクトなせいか比較的静かな中おちついてゆっくり見て回れます
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タイルの数々は今もこの彩り
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床の下にはかつてシャーの奥方たちが人目を忍んで寺院に通った時の地下道が
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広場を半日かけて堪能した後は世界遺産ペルシャ式庭園の一つがあるチェヘルソトゥーン庭園博物館へ
なぜ恐竜…と思ったらこちらはお目当ての庭園博物館に隣接する自然史博物館 -
かつての迎賓館チェヘルソトゥーン庭園博物館
20本しか柱がないのに「チェヘルソトゥーン(40の柱)」=建物前の池の水面に20本映れば×2で40 -
内部は大小様々な華麗なる歴史絵巻
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壁一面を埋め尽くす
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「世界遺産ペルシャ式庭園」の一つといってもこの時点ですでに各地の庭園をいくつも見てきたのでやや満腹(につき新たな庭園写真を殆ど撮っておらず)
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ほんの思い付きでした→「イランには『力の館(ズールハーネ)』ってのがあるらしいね」
知名度で言えば「エマーム広場:力の館=99:1」でアミールは「なんで知ってるの!!」目を丸くして探してくれました -
ネットで検索しても実際にやっている所になかなか辿り着けず
行き方を聞いたのに陽気な水タバコ屋さんが「こうやって吸うんだぜ」と実演(今それは要らない) -
ずいぶん歩いてマスジェデジャーメと新しいバザール辺りまで
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ようやく発見!なのにスタートは夕刻とのことで暫しご歓談
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ついに初「ズールハーネ」!
それほど夢見ていたわけでもなかったのにアミールが一生懸命聞き取り調査して辿り着けたので喜びもひとしお -
あ、詳細はこちら → http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/s100/stera/archives/archive141010.html
こんな具合の重い重い棍棒をブンブン振り回すわけです
イラン国旗カラーリングの棍棒…欲しい -
こちらの道場自慢の歴代勇者たち
広く観光客見学も受け付けているようで待っている間に団体さんもぞろぞろと(しかし日本人は自分だけ) -
まず小学生ぐらいの男の子から超ベテランまで十数人のメンバーが掘り下げられたスペースで様々な道具と共にストレッチ
ちっとも生易しくなくやり過ぎなくらい過酷なストレッチ -
MC的なおじさんが時々祈りを交えながら歌と一緒に太鼓を打ち鳴らしまるでミュージカル!リズミカルに軽々(!!)男たちの鍛錬が続く
-
とうとう棍棒タイム
運動の種類によって得手不得手があるようで(恐らく観光客も多いので「見せる」要素も)2つ扱う人の次は3つ(しかもかなりの高さに!)お手玉の如く -
へっちゃら涼しい顔して超ヘビー級の棍棒をヒュンヒュン!
至近距離なのでいつ手が滑って飛んでくるかと緊張しつつ -
ストレッチからここまで軽く1時間
神聖な鍛錬の場であるはずがMCおじさんのスマホが鳴り中断
日本語達者な陽気なおじさんはことあるごとに「ドウモオハヨウゴザイマス!コンニチハ!コンバンハ!イランヘヨウコソ!!アリガトウ!!(まだまだ続く)」たった一人の日本人のためにサービスしすぎ -
続く旋回舞踊は少年たちの少々覚束なく微笑ましいものから超ベテランのセマー(トルコ)顔負けの高速回転まで
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最後まで見たかったけど軽く2時間越えするプログラムだったので屈強な男たちに一礼してから夕飯に
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ムーディーで豪華なお庭を通過するだけならもちろん無料
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スイーツ別腹
イランといえば名物ピスタチオとかサフランのアイスクリーム -
最近は旅先でローカルブランド(いわゆるご当地ユニクロ系)の服を買って帰ります
いくつかショッピングモールに連れてってもらいましたがどこも夜遅くまで大繁盛
それにしてもこの湯船の中みたいな前衛的マネキン -
カメラ屋さんで日本製品を絶賛してくれるアミール
店の男の子からも「これもこれもこれも日本製!」とニコニコ -
ばっちりメイク
見えてる部分が少ないイラン女子たちはぬかりなく顔面だけで勝負=美しい -
この旅数度目のスィーオセ橋へ
怪しげな色の炎を発する固形燃料で焙られ良い香りのトウモロコシ(売れ行き抜群) -
八天宮(ハシュトベヘシュト宮殿)も時間外につき外からぐるり
夜も更けているのに周囲の木立では真っ暗な中やはりピクニックに興じる皆様があちこちに -
別れ際にアミール(英語は苦手なようで事前に翻訳ソフトで準備してくれたと思しきいくつかの単語を連ねて)「イランの 心に触れて 世界の人たちが抱く 誤解が 少しでも とければ アミールはうれしい」
ゆっくりゆっくり紡いでくれた言葉がエスファハーン最後の夜に沁みました
「大丈夫、アミール。イランの至る場所で受けた親切を僕が必ず伝え続けるからね」本当に本当にありがとう
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