2015/04/23 - 2015/05/04
316位(同エリア786件中)
ka3さん
デン・ハーグを朝発ってベルギーのブリュッセルまでの切符を買い、アントワープで途中下車。事件発生、スリにやられる !!
写真はデン・ハーグのホテルの窓から見えた風景
4/23 羽田空港より出発。ロンドンで乗り換えてアムステルダムへ(2泊)
4/24 国立美術館&ザーンセ・スカンスへ風車を見に行く
4/25 ゴッホ美術館 デルフトへ寄ってデン・ハーグへ(2泊)
4/26 マウリッツハイス美術館&キューケンホフ公園
★4/27 アントワープで途中下車した後、ブリュッセルへ(2泊)
4/28 ブリュッセル市内観光&王立美術館
4/29 ユーロスターでロンドンへ、ナショナルギャラリー(4泊)
4/30 バースへ日帰り旅行
5/1 テート・ブリテン&コートールド・ギャラリー&ノッティングヒル
5/2 観光バスでコッツウォルズへ
5/3 帰国へ
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
デン・ハーグの駅でブリュッセルまでの切符を買った時に、アントワープで途中下車できるかどうか尋ねたら、時刻表を印刷してくれました。ブリュッセル行きのIntercityは1時間毎にあり、9:28発の各駅でDen Haag HSまで行ってIntercityに乗り換えると11:15にアントワープに着くというものでした。
-
駅でピアノの演奏を聴きながらパンを食べ、コーヒーを飲んで9:28の電車に乗り、次の駅にやってきました。ここはどこ? ホームに駅名が見当たらないわ。電車の中に表示されている駅名はDen Haag HSとは違うけど、いやに長く停車するわねぇ。誰かに聞いてみよう。。。
-
ゲッ! 表示されている駅名は行先で、ここがDen Haag HSなんですって! しまったと思った時にはドアが閉まってしまいました。仕方がないから次の駅から引き返してきましたよ。
-
そして左の図の10:19発の電車を待っている時に、リュックをしょった一人旅の日本人女性がやってきたのです。彼女もアントワープに行くとのことでした。右の図の10:43発の電車に乗るつもりだったけれど、ホームは寒いし、1回乗り換えはあるけれど10:19発の電車でも到着は5分しか違わないから、一緒にこの電車で行きましょうということになりました。電車が発車し、2駅ほど過ぎたところで何かおかしいことに気付いた私。車内の電光掲示板には、これから停まる駅名と到着時間が表示されるのですが、Roosendaal到着が20分も後なんです。そしてよくよく見たらこの電車はIntercity(急行)ではなく、Sprinter(各駅)になっているではありませんか! 時刻表を印刷してくれた駅員さんも知らないうちに、予定が変わってしまったようです。
あらま、どうしましょ。ここで若い女性が言いました。「私、戻ります!」
若いと決断が早いわねぇ、戻ると言ってもギリギリよね。ホームや階段を走らないとならないけど、重いスーツケースを持っている私達には無理。夕方までにブリュッセルに着けばいいので、私達はこのまま行きましょう、ということで彼女と別れました。そしてユキコさんのiPadで調べてもらったら、この電車はロッテルダムで後から来るDen Haag HS 10:43発の電車に乗り継げることが分かりました。運命のロッテルダムです。 -
ブリュッセル行きのIntercityが入線してきました。この電車に乗ってアントワープで途中下車します。電車に乗るのに3段もの階段があってスーツケースで苦労していると、若い男性がやってきて手伝ってくれました。スーツケースを抱え上げて客車の網棚に乗せようとするので、そんなことされては降ろす時に大変だから断り、座席に落ち着いて気が付きました。バッグのファスナーが空いている! 荷物で私の気を逸らせておいて、仲間が盗んだのです! 電車の外へ出てみたけれど、その辺にいる筈もありません。ヨーロッパの駅は切符を持っていなくても、誰でもホームへ入って来れるのでスリが横行します。いつもはバッグを斜め掛けにして、その上から上着をはおるのに、その時は失念していたのも失敗でした。
ユキコさんもファスナーを開けられたのですが、お財布も携帯電話も紐でくくりつけているので大丈夫でした。エライ!! 見習います。用心深いユキコさんはバッグにスカーフを巻いています。 -
盗まれたのは私の財布(現金2万円相当のユーロ)とユキコさんとの共通の財布(3千円相当のユーロ)、それに旅行の資料を入れたファイルです。その中にはユーロスターの乗車券、イギリスのバースまでの鉄道切符の予約票、コッツウォルズ観光のバウチャーが入っていました。タブレットがよく盗まれなかったと思います。
-
現金は諦めるとして、財布の中に入っていた2枚のクレジットカードの停止をしなければなりません。アントワープの駅でロッカーに荷物を入れ(小銭必要)、駅のインフォメーションに訳を話して電話を借りれるか聞いてみました。電話は無く、警察に行く方がよいとアントワープ警察署の場所を教えてくれました。ちと遠いので夜にホテルから電話するという私に、ユキコさんは今すぐ警察に行く方がよいと勧めてくれました。
ちなみにその他の現金と予備のクレジットカード、パスポートと飛行機のeチケットは旅行中は肌身につけています。そうそう、ロッカーで一人旅の日本人女性に再会しました。同じ電車だったのね。小銭がないからくずしてくると言って、爽やかに去って行きました。 -
アントワープ警察署は入り口から中を覗くと豪華な内装で、Ticketという文字が見えてどこかの劇場に迷い込んだかと思いましたが、入口に座っていたのは警察官で、Ticketとは銀行の入口にあるような順番の札を発行するものでした。盗まれた経緯を話すと「なんだオランダでのことか」と言われましたよ。そうよね、オランダの事件をベルギーで話しても真剣には取り合ってくれないわよね。一応、書類は作ってくれましたが、私の目的は電話を借りることです。でもダメなんですって、あ〜あ、くたびれ儲け!
盗難届を出したところで失ったものが戻るわけでなし、無駄な時間を使わせてユキコさんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。 -
そうとなったら、さっさと観光に行かなくちゃ! でもその前に腹ごしらえ。予定していた地ビール工場兼レストランへ行く時間はなくなったので、目についたレストランに入ってビールとアスパラガスの大皿を注文、パンもついてきました。「これはオードブルだよ」と言われたけれど、かまうもんですか、食べたい物を食べるのよ!
-
アントワープといったら、何と言っても聖母大聖堂(ノートルダム大寺院)です。ここには4点のルーベンスの作品があります。
-
聖堂の中は絵がいっぱいで、美術館のようです。
-
ルーベンス-1、キリストの昇架
-
ルーベンス-2、キリストの降架
「フランダースの犬」のネロが飼い犬のパトラッシュと共に死んだのはこの絵の前です。 -
ルーベンス-3、キリストの復活
-
ルーベンス-4、聖母被昇天
「聖母被昇天」については前頁に書きましたように、下の群集の中央に赤い服を着た女性が描かれていますが、これはマウリッツハイス美術館の下絵にはありません。というのは、これを製作中にルーベンスの奥さんが亡くなったので、奥さんの顔に書き替えたのだそうです。 -
奥にある絵が「聖母被昇天」
-
アントワープ聖母の慈悲
-
ステンドグラス
-
「フランダースの犬」は現地よりも日本の方がよく知られていて、大聖堂の前には日本語の説明の書いた少年と犬の像があるのですが、台座が痛んで危険なため像は取り外し、改修作業に入るようでした。
なぜ現地で知られていないかと言うと、著者はイギリス人であることと、悲劇だからだそうです。
小さな子供が誰からも省みられず、飢えと寒さで死んでいく話は、こちらの人には歓迎されないようです。 -
むかしむかし、人々を苦しめていた巨人アンティゴーンの手。
ジュリアス・シーザーの甥のブラボーによって切り取られたという逸話があり、手の形をしたチョコレートやクッキーが売られています。 -
アントワープには「もう一つの大聖堂」と言われる所があります。それは重厚な建物のアントワープ駅です。
-
アントワープ駅
-
電車に乗ってブリュッセルにやってきました。ブリュッセルは、北駅(Brussel Noord)・中央駅(Brussel Centraal)・南駅(仏:Bruxelles Midi/蘭:Brussel Zuid)とあるので間違わないようにしないといけません。旧市街は中央駅が近いのですが、ユーロスターが南駅から出るので宿は南駅近くに取りました。安いホテルだったので一人部屋♪
-
タクシーでビール居酒屋アラベカスへ
-
ウェイターのおじさんにどこの国から来たかと聞かれ、日本と答えると握手を求めてきました。
-
ランビックという名のビールがとってもフルーティで美味しかったです。
-
食事はたいしたものはありません。右はラザニア
-
レース屋のショーウィンドウ
さて、ホテルからクレジット会社に電話をかけようとしたら、外線に繋がらないのです。三ツ星以下の小さなホテルは部屋ごとの電話代を計算するシステムがないのね。これも今回の教訓でした。ホテルの人に話したら携帯を貸してくれましたが、私が控えていた電話番号は携帯からでは繋がらず、結局ホテルの人がパソコンで調べてクレジット会社に電話をし、さらに日本語オペレーターのいる所に回して貰いました。これで1件は落着、「もう1件あるのだけど」と言うと、「それはまた明日。僕も仕事があるからね」と言われてしまいました。ごもっともです。
続きはこちらです。
https://4travel.jp/travelogue/11040964
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
フェルメール追っかけの旅・ヨーロッパ編
-
フェルメール追っかけの旅・ヨーロッパ編-1
2015/04/23~
アムステルダム
-
フェルメール追っかけの旅・ヨーロッパ編-2
2015/04/23~
アムステルダム
-
フェルメール追っかけの旅・ヨーロッパ編-3
2015/04/23~
デルフト
-
フェルメール追っかけの旅・ヨーロッパ編-4
2015/04/23~
ハーグ (デン・ハーグ)
-
フェルメール追っかけの旅・ヨーロッパ編-5
2015/04/23~
アントワープ
-
フェルメール追っかけの旅・ヨーロッパ編-6
2015/04/23~
ブリュッセル
-
フェルメール追っかけの旅・ヨーロッパ編-7
2015/04/23~
ブリュッセル
-
フェルメール追っかけの旅・ヨーロッパ編-8
2015/04/23~
ロンドン
-
フェルメール追っかけの旅・ヨーロッパ編-9
2015/04/23~
パース
-
フェルメール追っかけの旅・ヨーロッパ編-10
2015/04/23~
ロンドン
-
フェルメール追っかけの旅・ヨーロッパ編-11
2015/04/23~
ロンドン
-
フェルメール追っかけの旅・ヨーロッパ編【完】
2015/04/23~
ロンドン
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (2)
-
- ユリアさん 2015/08/15 20:06:18
- 大変でしたねー。
- Ka3さん。旅行記、楽しく読ませて頂きました。
スリ事件、大変でしたねー。
でも、パスポートとか盗まれなくて、不幸中の幸いでしたね。
私もパリでは何度か被害にあってて、ほんのちょっとした隙にやつらは来るんですよね。プロですから、ずっと狙ってるんでしょう。
私は在住国以外に行く時は、いつもとは別のお財布を使ってます。
お財布にアナを開けて、紐を通して、バックにもリングをつけて、紐で結んでます。そうするとちょっと安心ですね。
大好きな絵をたくさん見させて頂いて、ありがとうございました。
- ka3さん からの返信 2015/08/15 20:36:37
- RE: 大変でしたねー。
- いつもありがとうございます。
スリに狙われたのは私にスキがあったからですね。今回の旅はホテルの件も含め、色々大変だったけれど、勉強にもなりました。
来年は「フェルメール追っかけの旅・アメリカ編」で、ワシントンとニューヨークへ行きます。既に飛行機とホテルの予約もしています。フェルメールは全部あれば12点見られる予定です♪
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
アントワープ(ベルギー) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ フェルメール追っかけの旅・ヨーロッパ編
2
28