2015/07/13 - 2015/07/19
1974位(同エリア9829件中)
おこめさん
写真をそう撮る方ではありませんが,いつか欧州機をこの目でという願いからROYAL INTERNATIONAL AIR TATOOのため2度目のイギリスへ訪問.
体調が万全とは言い難かったのが残念ですが,ひとりなのをいいことにあまり気負わず,気ままにやりたいことだけやって6日間過ごしています.
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 自転車 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- JTB
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宿泊したB&Bの朝はイングリッシュブレックファーストだけでなく適宜要望に応えてくれるようでしたが,初日でしっかり動きまわらなくてはならないし,定番をいただきます.
何てことなく出される紅茶がとても美味しいので,滞在中の朝は紅茶ばかり飲んでいました.ときどきホットチョコレート.薄いトーストもマーマレード塗りたくりも日頃は好みませんが,この時ばかりはいいでしょう. -
疲れたり欲張ったり焦ったりして我を見失う前に大きな目的は果たしておかなくては.
2年前はちょうど改装中で入ることのできなかった帝国戦争博物館へ.建物が以前べドラムと呼ばれる精神病院であったことを知り,尚のこと足を踏み入れたいと思っていました.「アルモニカ・ディアポリカ」を読み初めて知ったその施設は,患者を用いた見世物小屋とも言える非人道的な一面を持った時代も.陰鬱な歴史と膨大な量の負の展示を孕んだ建物は,美しい庭園内に静かにあります.帝国戦争博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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入るとすぐハリアーとスピットファイアのお出迎え.スピットファイア,この出先中で何回出会えるでしょう.楕円翼,可愛くて可愛くて大好き.
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「風立ちぬ」制作発表時あたりから,会いに行ける零戦めぐりを静かに決行しているのですが,イギリスで出会ったのは今まで見た中で一番かわいそうな状態の機体でした.
しかしIWMに置いてあるのは輪切りにされた五二型なのではなかったっけ… 記憶をたぐり寄せながら疑心がふつふつと湧いてきた所ですが,これは改装後新たに展示されたもので,戦後マーシャル諸島から回収された零戦のようです.本物の堀越二郎が言ったかはわかりませんが,一機も戻ってきませんでしたと口にするシーンが思わず頭をよぎります. -
英国機めぐり.
頭だけランカスター. -
スピットファイアお腹から.
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なんだか狭そうキャメル.
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戦車のことはよく知らないのですが,塹壕体験も.
WW?のボリュームが結構あり,観覧者も特に多かったように思います. -
機内本のストーリー主軸ともなっているIRAについても覗き,
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次に向かう場所の予習も少し.
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この博物館,正面の展望から予想するよりずっと広いです.その上内容もひどく濃いので,気の抜きどころを見つけられずものすごく消耗します.併設のカフェで昼食をと考えていたのですが,次第に食べ物を受け付ける状態ではなくなってきました.繊細なのではありません.昨夜からの体力配分を間違えているだけです.
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それでもレモネードを飲んで少し回復したことにし,ナチスドイツによるホロコースト展示へ.下階は制服姿の学生らで賑やかささえありましたが,このエリアのみ年齢と写真撮影にも制限がかかり,纏う空気がひんやりと,でも重たく変わるのが感じられます.
惨憺たる業に人とか命や死への感覚が麻痺しはじめた頃,一気に開けた視界に延々と続く白一色のアウシュビッツ強制収容所のジオラマが印象的でした. -
IWMを後にして目指すはMI6本部.レンタサイクルを利用しました.
海外まで来て聖地巡礼まがいのことをするほど007に思い入れでもあったのかと自分でも驚きです.実際3〜4作しか観ていないと思いますし,ボンドガールのひとりも覚えていないでしょう.でもSecret Intelligence Serviceって響き,それだけで格好良いし.ダニエル・グレイグさんの金髪のジェームズ・ボンドは好きです. -
ロンドンの自転車事情,一般車と一緒に車道を走るという恐ろしい交通ルールですがどうにかなるものです.途中,右折待機場所に悩んだり一方通行の道路への逆侵入で怒られたりもしましたが,めげずにテートブリテンの脇をすり抜けどんどん漕ぎます.一番ロンドン!ぽい場所へ向かって.
国会議事堂 (ウェストミンスター宮殿) 現代・近代建築
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旅先で,特に世界遺産などは1度観ればそれで気が済むものもあれば,2回目でもそれ以降でもきっとずっと好きで,訪れる度に目にしたいと思う光景もあります.この一帯も漏れずそのひとつ.
ビッグベン 現代・近代建築
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ウエストミンスター寺院は正面の入り口側が修復中でした.
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国会議事堂近くで自転車を降り.ウエストミンスター駅,ホースガーズ前を通って,結局トラファルガー広場まで歩いてきてしまいました.
ナショナルギャラリーへ入れなくもない時間ですが,こちらも広く展示の数も相当と聞いているし翌日へまわすことにします.正直,鑑賞用の気力は使い果たした感があるので.トラファルガー広場 広場・公園
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購買欲はまだ無傷ですし,気楽に過ごす時間を取りたくて目的もなしにリージェントストリートを北上.日本では敷居の高いバッグや靴のお店にSALEと出ているとつい入ってしまいます.ただ忘れてはならないのが£1=約200円の厳しい円安.
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バーレイの食器が少しでも安ければ嬉しいなと覗いたリバティ.あわよくばフルトンの傘も欲しいなと.
カウクリーマーが£12と半額以下になっていましたが色柄が望んだものではなく,悩んだ挙句購入は見送り.そもそもどちらもスーツケースで持ち帰るには難ありの品なのです.重かったり長かったりする荷物を抱えてこの先歩くよりは,テューダー調の外観やレトロなエレベーターらを楽しんだ方が良い.大通りに面していないのが勿体ないくらいの可愛らしい建物です.リバティ ロンドン 百貨店・デパート
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満たすもののバランスもとれたところで,2日目を終わります.
夜まで胃腸の調子は戻らず,夕食はホテル近くのM&Sのデリと持参のお味噌汁.お出汁の味にこんなに早くお世話になるとは思っていませんでしたが,やはりほっとします.
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