ひとり英国へ行ったら本当に皆優しかった．横道ベルギー-2

2015/07/13 - 2015/07/19

写真をそう撮る方ではありませんが，いつか欧州機をこの目でという願いからROYAL INTERNATIONAL AIR TATOOのため2度目のイギリスへ訪問．
体調が万全とは言い難かったのが残念ですが，ひとりなのをいいことにあまり気負わず，気ままにやりたいことだけやって6日間過ごしています．

エリア ブリュッセル(ベルギー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0

ここから少し暴走．おそらく再現できない迅速で正確な動きで次へ向かうのですが，言語や路線や進行方向などの不安と不自由を裸一貫でどう越えたのか不思議．人間目的が定まると，手段になど手間取ってはいられないものとつくづく思った次第です．

Schuman駅を降りてすぐ，大層な建物があると思ったらEUのビルでした．そうか，本部はブリュッセル．今回もっともヨーロッパにいる実感が湧いた瞬間かもしれない．

駅を出たときから見えているサンカントネール広場の凱旋門を目指してひたすら直進するだけなのですが，なかなか近付きません．大きな公園です．
晴れた日のヨーロッパは青空と緑のコントラストがとてもきれいで，この日天気に恵まれて本当に良かった．公園内には水着でくつろいでいる女性もちらほら．

サンカントネール公園 広場・公園

門まで着いて，入るは向かって右手のこちらではなく，

王立美術/歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

左のこっち！
ちなみに王立美術歴史博物館の方は有料ですが，軍事歴史博物館には無料で入ることができます．リュックなどの大きな荷物は預けなければなりませんが，お年を召したスタッフの方皆とても感じがよく，危うく貴重品ごと全て渡すところでした．

王立軍事歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ベルギーの国旗がもの凄く格好良いものに思えてくる，この部屋からスタート．

IWMのように演出に富む訳ではなく，博物館らしい堅実な展示．ただし結構な量を小スペースに押し込めている印象でした．それでも見こなさなかったのですが．
探し物をしているうちに屋上まで来てしまいました．凱旋門の上から広場を見下ろす形になります．結局この先は行き止まり．わからずに尋ねる．

来たかったのはここ！写真で振り返ると，外からホールの前でしっかり撮影までしているというのにどうして辿りつけなかったのでしょう．
主な目当てはレシプロ機達なのですが，2日後には飛んでいるベルギー空軍のF-16を見られると思うと楽しくなってしまってしょうがありません．

ハリケーンとモスキートのコラボ．

もちろんスピットファイアも愛でて，

ユンカース機も．また風立ちぬのことを思い出している．

そして小さな興奮は初対面のロシア機，MiG-23．初めまして．

思いもかけなかったのは赤い三葉機，もしかしてレッドバロン．

ここもよくもまあこんなに押し込んだものと思う位，幅広い時代のイギリス機，フランス機，ドイツ機イタリア機アメリカ機もろもろ．
こんな時，本当は自分はカメラは持たない方が良いのです．目の前の展示に夢中になっていた方が幸福度が増すということに気付いているのですが，持っているとつい手が出てしまうので…

あと少しお散歩できそうです．
なんとなく中心部に戻ってみたものの，正直居場所はよくわからないのですが，そんな時に頼りになる市庁舎の塔．困ったらあれを目印に帰れるでしょう．たぶん．

とりあえず駆けずり回ったので休憩．今度はベルビュークリーク，さくらんぼビール．

モン・デ・ザール

奥にはロワイヤル広場．

スーパーマーケットがあれば覗く．山積みにされる芋，芋，芋．

無情にも差し迫る電車の時間．
ただワッフルが食べたいと軽い気持ちで放りこんだ1日でしたが，せめて1泊の予定にしておけば良かったと悔やまれる程，実際歩いて目にすると期待以上に素敵な街でした．ブリュッセルは1日で回れるコンパクトな街と聞きますが，中心部だけでもまだある美術館や教会をじっくり鑑賞しようと思うと，もっと時間をかける価値は十分あると思います．滞在時間が長い分，食べられるものも増える訳ですし．
クリスマスマーケットの時季にまた来ることができたら嬉しいな．