2015/06/09 - 2015/06/15
174位(同エリア1114件中)
メビウスさん
三日目後編
11時に予約したタクシーに乗って、ビエンチャン郊外にある繊維博物館に行ってみました。
前の旅行記にも記したのですが、アルデバランさんの旅行記を拝見し、ビエンチャンに来たら是非とも訪れてみたい所でした。
前日の終日観光でも同様な織物工房の見学をしましたが、繊維博物館には日本との友好記念館があり、そこでお茶が頂ける、というのも行ってみたいポイントのひとつでした。
繊維博物館は、街の中心部にあるショップ「カンチャナ」で運営している緑多い広大な敷地内の工房兼博物館で、織物・染物の製作過程や貴重な工芸品の展示物を見学出来る施設です。
日本語堪能なオーナーのお嬢さんであるカンチャナさんが各所で説明をしてくれたので、とても有意義な見学となりました。
思いきって訪問してみて良かったです。
実は今回のタクシーチャーターに関して一点反省点が…
前日夕方に予約した際、
「ドライバーには分かる様に全て話を付けておきますのでご安心ください」
というホテル側の一言を完全に過信してしまい、ドライバーさん本人に直接目的地の確認をせず走り出してしまった結果、ドライバーさんが道に迷うという事態に発展(汗)
日本人スタッフのミキさんから現地スタッフへの引継ぎがどうも上手くいっておらず、ドライバーさんが事前に告げられていた目的地がそもそも違っていた模様。
でも幸い、私自身が事前に地図でシュミレートしていたので、
(なんか道が違うぞ!)
と途中で気付き、何度も軌道修正してもらい随分遠回りしながらなんとか辿り着きましたが…
本来20分程度で着く筈が1時間も掛かってしまいました(泣)
まぁ、ドライバーさん自身には全くもって非は無く、走り出す前に目的地をキチンと確認しなかった私も悪い。
最後の最後に「遠回りしたのであと3ドル追加で」と言われたのが残念ポイントではありましたが…
そもそもホテルで設定している基本往復料金20ドルなのを、15ドルにディスカウントして貰っていたので、ここは素直に支払いました。
むしろ、何度も車を停めては地図を見せて沿道の人に道を尋ねるドライバーさんが健気で、途中で投げ出す事なく繊維博物館まで行ってくれた事に感謝です。
今回の一件は、私にとって良い経験になりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- タクシー
-
カンチャナで配布している繊維博物館への地図。
事前にネットから拾っておきました。
この地図が後々でとても重要になってくるとは…セン タワン リバーサイド ホテル ホテル
-
それから「ラオスタ」という情報ポータルサイトでみつけたフリーペーパーTaste of Laos。
空港やインフォメイションセンターなんかにも置いてあるらしいんですが、無かった時の為にPDFをダウンロードし、こいつもプリントアウト。
http://laosta.asia/news/ -
そして、唯一「繊維博物館」の表記があった地図を「ビエンチャン・ガイドブック」というサイトでゲット。
で、ホテルからの道程をこの様に予測。
閉鎖されたサーカス施設脇を入って行き、水道塔を越えて三叉路を右。
所要時間は車で20〜30分とみた。
念の為、プリントアウトして持参しました。
http://www.e-guide-books.com/vte/index.html -
11時にホテルを出発。
予想通りな道順で進んでいたと思いきや・・・ -
ん?何故に曲がる?
さっきの道真っ直ぐでよかったんじゃないの?
・・・なぁんか予想と違うルートを走るドライバーさん。
これってひょっとして別のところに向かってはいませんか? -
違うんじゃない?と言おうにも英単語の羅列会話しか出来ない私。
そして多分ドライバーさんもその程度の語学力と見た。
さてさて、どうしたものか・・・ -
ホテルから走る事20分。不意に停車するタクシー。
で、「着いたよ〜」と言わんばかりの満面の笑みを浮かべるドライバー。
・・・って、ここ何処よ?
どうしたらここが目的地になるの〜???
No!No!ちがうちがう!!
ここで登場したのが最初に紹介した地図なのでした。 -
地図と地球の歩き方を持って、店員さんに場所を聞きに行ったドライバーさん。
で、車に戻ってきた彼に「Are you OK?」と声を掛けてみるものの「OK!OK!」としか言わないのです。ホントに大丈夫なんでしょうか? -
ほかの方の旅行記や他サイトのブログなんかみていると、なんかこう、もっと田舎道って感じなんだけど・・・
-
一向に「田舎道」になりません。
ドライバーさん、またまた路肩に車を停車して沿道の人にヒアリング。 -
三度目のヒアリングでようやく場所の確信が付いた模様のドライバーさん。
車をUターンする羽目になりましたが、それでも笑顔が戻ります。 -
迷う事約1時間、やっと繊維博物館に到着しました。
カンチャナで予約せずに来てしまったからか、正面のゲートは閉まったまま。
鉄扉の隙間から「ハロー!エクスキューズミー!」と叫んでいたら、敷地の奥にいた女性が気付いてくれ、ようやく中へ。
乗ってきたタクシーも敷地の中に入ったところで再びゲートが閉められました。 -
木々に覆われた広大な敷地に建物が点在しています。
-
ゲートを開けてくれた女性に促され敷地奥の建物へ。
-
なんと!到着時間が12時だった為か作業している方が誰もいません(泣)
-
何となく展示物を見学していたら、先ほどの女性が別の女性を連れて戻って来ました。
日本から来た事を告げると、なんと彼女の口から流暢な日本語が!
これはラッキー! -
ここに辿り着くまでの紆余曲折を簡単に話したところ、
「あ〜、ここ分かりにくいので、迷う人多いです」
地図見ると単純な道のりっぽかったけど・・・迷うのは私達だけじゃないのね。 -
織機の端に引掛けてあるチェック柄の袋、この中に織糸を入れておくのだそうです。
てっきり織り子さんの私物が入ったバッグかなんかだと思ってました。 -
これは巾狭ですね。
ひょっとして着物に使う生地を依頼されたとか? -
最初に受け付けてくれた女性がデモンストレーションしてくれました。
彼女はここの職人さんだったのね〜。
なんか昼休み中だった筈なのに申し訳ないです・・・ -
続いては建物の二階部分へ。
-
涼し気な造りです。
日本の家屋にも真似出来る部分があるんじゃないかな? -
薄暗い室内に潜入。
-
様々なパターンの織物が展示されています。
-
色合いが素敵です。
-
少数民族の衣装。
-
これも少数民族の衣装。
パッと見は普通なんですが… -
細かいプリーツ!
色味もシックで素敵です。 -
各国から見学に訪れるそうですが、なかでも日本人が多いのだそうです。
染物や織物の文化が比較的似ているからか、説明を受けた時の理解度が他国からの見学者に比べて高いのだそうです。 -
織物以外にも古い道具や装飾品も数々展示されていました。
-
今度は別棟へ。
-
ここは染色工房です。
植物由来の染料の数々。 -
藍を水につけて腐食させたもの。
ちょっとした異臭を放っていて、なかなかどうもww -
真っ青です。
-
ここでもデモンストレーションしてくれました。感謝です。
-
白い糸が青に。
乾くと鮮やかな藍になるのでしょうね。 -
壺のなかは様々な染料が保管されているのでしょうか。
-
最後はこちらの交流センターで。
-
お茶の支度をしてくるので、適当に見学していてください
と言われ、施設内を見させてもらう事に。 -
様々な交流、活動をされていると思しき資料や写真が壁に掲げてありました。
-
日本語のお手紙も!
-
二階も見学させて貰いました。
-
民族楽器が置かれています。
-
時々、コンサートなんかも催されているそうです。
-
染料で使う花を乾燥させたお茶を頂きました。
ライムを絞ると淡い紫色に変化しました。
化学ですね。
爽やかな味わいで美味しかったです。 -
そろそろ1時半か…
名残惜しいけど、そろそろホテルに戻りますか。 -
説明をしてくれた女性は、オーナーのお嬢さんでカンチャナさん。
なんと、ショップ名は彼女の名前からとったんだそうです。
日本語がお上手でホントに安心したし、勉強になりました。
突然の訪問にもかかわらず、嫌な顔一つせず各所各所で説明してくれました。
ありがとう。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- アルデバランさん 2015/07/02 05:56:57
- 繊維博物館
- メビウス様
繊維博物館への道のり、準備万端だったのにタクシーの運ちゃん迷ったのですね。
私も場所が分からずトゥクトゥクの運ちゃんがビエンチャン市内を行ったり来たり…
思わず笑ってしまいました。
その時、運ちゃんはカンチャナというお店にも行って、場所がやっとわかったんですが
娘さんの名前だったんですね。
私が行ったときはポウミンさんが相手をしてくれ、
「ここで休んで」といわれ、何かと思ったらあのお茶をいただきました。
ライムを絞ると鮮やかなブルーに!
写真を見て酸っぱい味がよみがえってきました。
アルデバラン
- メビウスさん からの返信 2015/07/02 08:36:11
- Re: 繊維博物館
- アルデバランさん、おはようございます。
ええ、お約束かのように迷いました(笑)
ドライバーが、カンチャナで配布してる手描き地図が間違ってる的な事を言ってましたが、真相は闇の中です。
残念ながらボウミンさんにお会いする事は出来ませんでしたが…
交流センターにボウミンさんとカンチャナさんが写ったお写真があり、尋ねたところ、ボウミンさんはカンチャナさんの叔母なのだそうです。完全なるファミリービジネスなのですね。
暑い中で頂く温かく爽やかなお茶はほっとしました。
小一時間ほどの滞在でしたがチャレンジして良かったです!
きっかけを作ってくれてありがとうございました。
メビウス
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