2015/05/01 - 2015/05/09
13位(同エリア1665件中)
ウェンディさん
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71歳の母と旅したカッパドキア。
カッパドキア3日目となる5/4の最後のアクティビティーは夕方のローズ・バレー(薔薇の谷)でした。
薔薇色に染まるローズ・バレーを見に来たはずの私達。
ただ見るだけ…の筈だったのですが、それだけでは終わらないのが私たちの旅。
ローズ・バレーが私たちを呼ぶ囁き声に耳を傾けてしまいました。
夕陽の照り返しで薔薇色に輝く谷を眺めていた母と私の目を捉えたモノ。
それは、山頂から谷へと下る1本の道。
紅色に輝く谷の中、まるで私達を誘うかのようにその道は光っていました。
ローズ・バレーのトレッキングの情報は日本のガイドブックには一切書いてありません。
だから、時間も道順も全くの未知の世界。
でも、ガイドのファーティさんの一言が私たちの背中を押してくれました。
「夕陽に輝く薔薇の谷を眺めながら歩くことができるトレッキングはお勧めだ。それに、歩くならば5月は最高の時期で、谷間の草原も美しい。宿泊しているチャウシン村までは約2時間。勿論、自分がエスコートする」
母と私だけで、言葉も通じないトルコの地で全く情報を持っていないトレック道を歩くのは不安。
だけれど、彼のアシストがあるのならば…。
歩き出した薔薇の谷で母と私が出会ったのは、カッパドキアの大地が作り出す大きな薔薇色のうねり、ハーブが薫るお花畑、谷に埋もれるように隠されていた白亜の神殿のような岩窟修道院【柱の教会】…。
薔薇の谷は、旅の前の私達には想像もしていなかった世界でした。
そして、トレッキングの後はウルルン旅;2日間のホームステイの始まりです。
71歳の母にとっては、本格的なホームステイは初めての経験。
トルコに来るまでは少し不安な部分もあったようですが、カッパドキア入りしてからの旅の進展の面白さに“次は何があるのだろう…”と彼女が子供のようにワクワクしているのが、娘の私から見ても分かりました。
そんなカッパドキアでの旅を綴った母アイシャと私ファティマの旅行記です。
☆★☆★☆★☆★旅程 2015/5/1〜2015/5/9☆★☆★☆★☆★
□5/1 成田22:30 -TK0053-
□5/2 イスタンブール 04:40 / 09:50 -TK2026- カイセリ11:10
ソーアンル谷、ソベッソス遺跡、三姉妹の岩、聖ヨハネ教会(チャウシン)
□5/3 ウフララ渓谷、デヴレント、パシャバー
■5/4 Ballooooon、マズの地下都市、時に忘れられた村ジェミル、ラブ・バレー、ウチヒサール、ギョレメパノラマ、野外博物館、薔薇の谷トレッキング
□5/5 ホームステイでお料理教室、ギョレメ・パノラマ・トレッキング
□5/6 カイセリ6:00 -TK2023- イスタンブール07:25 イスタンブール観光
□5/7 イスタンブール観光
□5/8 イスタンブール観光
□5/9 イスタンブール 01:15 -TK0052- 成田18:30
☆★☆★☆★☆★ ファティマとアイシャの旅 旅行記☆★☆★☆★☆★
【1】日本人の知らないカッパドキアへ☆ソーアンルの岩窟修道院:
http://4travel.jp/travelogue/11010564
【2】ウフララ渓谷は赤目溪谷だった!?:
http://4travel.jp/travelogue/11012680
【3】男の村マズにある真実の地下都市とバルーン・ライド:
http://4travel.jp/travelogue/11013325
【4】時に忘れられた村;ジェミルへ:
http://4travel.jp/travelogue/11015647
【5】Forgotten Cave Churches☆ローズ・バレーをトレッキング:
http://4travel.jp/travelogue/11017310
【6】女の修業!度胸でチャレンジ♪ホームステイでお料理教室:
http://4travel.jp/travelogue/11018186
【7】スター・ウォーズの世界へ☆ギョレメパノラマをハイキング:
http://4travel.jp/travelogue/11019510
【8】貌のない天使を探して
http://4travel.jp/travelogue/11024303
【9】スルタンの秘められた世界;狂気を孕む王宮へ
http://4travel.jp/travelogue/11028013
【10】点と線を楽しむイスタンブール街歩き
http://4travel.jp/travelogue/11039360
【11】メドゥーサの微笑み☆美味い話にウラは無い!
http://4travel.jp/travelogue/11050701
【12】マリア様はSuper Girl
http://4travel.jp/travelogue/11094540
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
カッパドキアの夕暮れ。
この日の夕暮れは、滞在した日の中で一番の空の青さ。
ローズバレーの展望台へと登り、薔薇の花びらのように滑らかな曲線を描く谷を眺める。
三角錐の形に尖った岩と、その背後にはこれから何千年もの時を経へゆっくりと削られていく崖の姿。
崖肌には何層もの地層。
昔々にいくつもの火山が噴火し、その時の噴火で飛び散った砕けた岩が作った縞々模様の地層。
岩の大部分を占める赤い部分の主成分は鉄、白っぽい部分はカオリン、緑がかった黄色い層は硫黄。
ガイドのファーティさんが地層の組成を教えてくれた。
でも、私には分からない単語が一つ。
カオリン…て何だろう。
これは、後で調べて分かったのだが、カオリナイトという鉱物で、日本でなじみのある名前はケイ素(シリカ)で、陶器の原料となる鉱物だ -
そんな赤い岩が織りなす谷の中へと歩き出す。
道は下りだけ。
登り道なんて存在しない。
だから楽勝! -
上から見ると赤く見えたローズバレーなのだが、歩いてみて分かったのは全ての岩が赤いわけではない。
所々、白っぽい岩のみの部分もある。
きっとここら辺の岩はカオリンで出来ているのだろう。 -
歩きはじめの最初の15分位は少し急な下り。
母も私もしっかりとしたスニーカー(トレッキングシューズ)なので、足元が滑る心配はなかったが、心配したファーティさんが母の手を片方握り、バランスを崩したらすぐに対処できるようにしてくれている。
(ところで母さん、若い男性と手を握った…なんてことは父さんには内緒だよ。ばれたら焼き餅を焼くかもしれないからね♪) -
イチオシ
カーブを曲がるたびに薔薇の谷の様々な表情が目に飛び込んでくる。
上から眺めているだけでは分からない薔薇の谷。
歩いてみてその美しさをいっそう強く感じた。ローズ バレー 旧市街・古い町並み
-
しばらく行くと道の傾斜は緩やかになり、母が一人で歩いても問題なさなさそうな感じ。
母の後ろを歩くお姉さんは、今日の旅の仲間で、カッパドキアで日本の文化を教えるボランティアをしているSさん。
この日は、旅のオブザーバーとしての参加だ。 -
もうすぐ道が平地に差し掛かるころになると、分かれ道と案内板があった。
でもその案内板はトルコ語なので、私たちにはどの方向に何があるのかさっぱり分からない。 -
そして、このポイントが赤く染まる薔薇の谷の奇岩群を真近に見ることの出来る最後の場所。
此処から先は、チャウシンの村へと続く緩やかな白い奇岩群が連なる道となる。 -
イチオシ
平地が近くなると、目の前に広がるのは春の花が一面に咲いた草原。
この光景は、雪解け後の夏が来る直前のこの時期にしか見られない風景。
ローズバレーの裾野に広がるお花畑。
夕陽に染まる薔薇の谷と黄色い花が咲き乱れる草原の姿に母は大感激。 -
道の左手を見ると、道の周りにそびえる岩の色は赤から白味がかった色へと変わっている。
下の方には畑の姿も見える。
ローズバレーの上から、此処までは30分ちょっとだ。
予想以上に下りの部分は短かった。 -
さあ、夕陽に染まるローズバレーの景色を愉しみながら、最後の下り道だ。
-
ローズバレーの赤い岩山が終わると、そこからは平らな道。
そして、ここからは岩窟住居地帯へと突入する。
ローズバレーのトレッキング道の途中に岩窟住居が山ほどある…なんて聞いていなかったので、これは嬉しい誤算だ。 -
道沿いの岩窟住居は、外からその様子を眺めるだけなのだが、1か所だけファーティさんが立ち止まり、中へ行ってきてもいいよ。と言ってくれた場所があった。
その岩窟住居の外観は今まで見てきたモノとそんなに変わらなく、明り取り窓が空いている普通の構造だ…。
いつもは建物に入る前には見所を説明してくれるファーティさんが、ここでは何も説明してくれない。
若干、そんな彼を訝しく思いながらも、岩窟住居の中へと入る。 -
岩の中は、がらんとした空間と壁に掘られた飾り棚。
それ以外には、何もない…と思ったら、ヒト一人が背をかがめて登れるくらいの小さな階段が一つあった。
(実際の岩窟内はかなり暗く、階段の存在は目を凝らしてみないと分からない。写真は撮影時の感度調節とPCでの加工により、階段を分かりやすくしている -
階段を上ると、2階部分の壁の灯り取りの穴から細い光が幾筋も岩窟内に入り込んできている。
-
イチオシ
階段を登り切り2階のフロアーへ足を踏み出し、目の前に広がる光景に息をのんだ。
信じられない様な光景が私の前にはあった。
2階にあった空間。
そこはただの空間ではなかった。
明らかに何か特別な目的を持って作られた場所。
白くそびえる円柱の柱。
小さな窓から入り込む光が、白い柱に虹色の光の筋を描き出す。 -
イチオシ
高く彫り込まれた天井。
装飾の施された柱。
そして、奥にあるのは祭壇。
外見はただの岩窟住居なのに…なんで、こんなに凄い岩窟修道院が、こんなところに…。
母も私も言葉が出なかった。 -
天井も丁寧に彫り込まれ、岩を滑らかに削っている。
この岩窟修道院の名前は【柱の教会:Big Cave Church with Columns】。
この岩窟修道院を見て興奮して戻った私たちを見たファーティさんが、笑いながら名前を教えてくれた。
初めから岩窟住居の内容を説明してしまうと感動が薄れてしまうので、何も説明せずに中に入ってもらったのだけど…との説明。
彼の目論みは大成功。
母と私は【柱の教会】の光景に圧倒された。 -
【柱の教会】の天井付近の日が当たらない部分にはまだ当時の彩色が残っている。
何故この素晴らしい造りの教会が、岩窟の中にひっそりと隠すように作られたのか。
その理由は、この教会がある前の道に由来する。
この道は、今はトレッキング道だが、2000年前にはローマ道と呼ばれていたそうだ。
【All roads lead to Rome:全ての道はローマに通ず】のローマ道だ。 -
これから記載する話はファーティさんに教えてもらった話だが、かなり難しい宗教要素を含む話なので私の理解に誤解がある点があるかもしれないが、私が理解した範囲で【柱の教会】の建てられた理由について書いてみたい。
【柱の教会】が建てられたのは西暦57年頃。
キリストの弟子であるSt.Paulさんが指揮をとり、岩を掘った。
St.Paulさんはキリストとは直接面識はなかったが、彼の考え方に感銘を受け、その伝道師となり、アナトリアの地にキリストの教えを広めるために白く荘厳な岩窟教会を作った。
しかし、当時はローマ時代と言われる時代。
新約聖書が書き始められていたかも定かではない時期で、ローマ帝国にとって、キリストの教えは妖しげな信仰宗教と一緒。
(ギョレメ野外博物館の洞窟修道院が作られたのは4世紀頃なので、西暦57年と言えばギリシア正教が一般的になるまだかなり前の話だ)。
だから、おおっぴらにキリスト教の寺院を作り布教活動をするなんて言う事はローマに反旗を翻すも同然の事。
そこで、St.Paulさんは、外観は岩窟住居風の岩窟修道院を作り、ここを拠点に布教活動をしたそうだ。
それらの岩窟修道院は、後世の人々にHidden ChrchesやForgotten Cave Churchesと呼ばれるようになった…。 -
この柱の教会を作ったとされるSt.Paulさんについて“旅するうさぎさん”から興味深い情報をいただいた。
柱の教会を作ったとされるSt.Paulさんは日本語では聖パウロといい、彼の姿はオーストリア・チロルのセル村にある聖ペトロ・聖パウロ教会の壁画に残されている。
数多くの画家により描かれている聖パウロの宗教画だが、チロルの村にある絵は見る者を考えさせる絵。
聖パウロの最期の様子が描かれている。
殉教の様子、その後の昇天の様子を表した絵。
私達が生きる現在にも続く宗教対立は、2000年前から続く人類の永遠の課題なのかもしれない。
旅するうさぎさんの旅行記↓
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=36116597 -
実は、母と私はこの数日後に訪れたイスタンブールの教会でSt.Paulさんに会っている。
しかし、その時はSt.Paul=聖パウロとは知らずに、彼の姿を眺め、その説明にうなずいていた。
そして帰国後に旅行記を書き、それを読んだトラベラーさんからのメッセージでSt.Paul=聖パウロと知ることになった。
宗教の話は複雑で更に矛盾点も多いので難解だが、こんな風にあちこちで繋がっていて、紐の一端がほどけると次々と興味深い話が表に出てくるので、面白い。
現在のトルコの中南部にあるタルソスの村で生まれたSt.Paul(聖パウロ)。
彼はもともとはユダヤ教徒でありその名をサウロといった。
最初はキリスト教徒を迫害する立場であったのだが、キリストの奇跡(サウロの回心)を経験した後に、キリストの使徒となりパウロへと改名し、その後にローマ帝国領内で布教活動をした…。
そして聖パウロは、ローマ帝国の支配下にあったカッパドキアのローズバレーの中にForgotten Cave Churchesとも呼ばれる柱の教会を作り、其処を拠点に布教活動を行っていた…。
一つの旅が終わっても、その旅がまた次の旅へのきっかけを紡いでいく…。
人との出会い、絵画との出会い…。
旅には様々な出会いがある…と、この旅を通じて実感した。
(写真:5/9に訪れたカーリエ博物館(コーラ教会)にて出会っていた聖パウロさん) -
岩窟修道院の窓から外の景色を見ている母。
窓の下は切り立った崖の筈なのだが、怖くはないのだろうか。
旅の間に母はどんどんパワフルになっていく…気がする。 -
この辺りには、岩窟住居に偽装した岩窟修道院が他にもあるとのこと。
もっと時間があれば、それらもユックリと観れるのだけれど…。 -
道脇に見える全ての岩窟住居が修道院かも…と思えてくる。
-
ローズバレーの尖った赤い谷は遥か後ろに遠ざかり、周りの景色は丸みを帯びた岩が多くなっている。
-
ただの岩のトンネルに見えるが、このトンネルもローマ時代に作られたトンネルだ。
この道をまっすぐ行けば、ローマに行けるのか!? -
ローズバレーの山の上から歩き始めて1時間半で、完全な平地にでた。
周りにあるのは畑。
後方にはローズバレーの切り立った崖とその地層が見えている。 -
そして、暫く歩くとチャウシン村の見慣れた風景が現れた。
-
現地では地図もなく歩いたが、帰国後にギョレメのハイキングマップの情報を発見!
この日歩いたルートは、青の点線の部分で示したローズバレーの展望台からチャウシンに向けて歩く道だ。
ルートの傍には岩窟修道院のマークも沢山ある。
カッパドキアに入る前にこの地図を入手できていたら、他にも歩きたい道がたくさん書いてある。
もっと沢山、歩きたかった!!というのが本音だ。
このハイキングマップによれば、ギョレメから回り込むようにローズバレーを歩くルートもあるみたいだ。
今度、カッパドキアに来るならば、トレッキングをメーンにするのは決まりだ。
カッパドキアのハイキングマップの入手先↓(Free MAP)
http://www.cappadocia1.com/cappadocia-download-free-maps/ -
歩き始めて2時間10分。
滞在していたミラクル・ケーブ・ホテルへと到着。
聖ヨハネ教会もクリアに見える。
運転手さんはかなり前に到着していたらしく、ホテルの前でお茶をしながら、おかえり〜と迎えてくれた。聖ヨハネ教会 寺院・教会
-
私たちを出迎えてくれたのは、運転手さんだけではなかった。
3日間の滞在中に仲良くなったホテルのスタッフも出てきてくれて、頑張って歩いたね〜と声をかけてくれた。
そしてこの時が、今日1日、私たちに真のカッパドキアを見せてくれたStreamのガイドであるファーティさんとはお別れの時。
ファーティさんに素晴らしいガイドであったとお礼を言い、ホテルのオーナーのメメットさんの車でチャウシン村の中にあるメメット家へと移動する。
移動とは云うものの、実はホテルからは歩いて5分の距離にメメットさんのお宅はある。Miracle Cave Hotel ホテル
-
今回のカッパドキアのホームステイは、内容は旅行会社に一任していた。
私が出した希望は1つだけ。
女性がどんな風に生活をしているのか、その生活を体験してみたい。
だから豪華なものは何一つ期待していなく、最悪シャワーは2日間位しなくてもOKと考えていた。
メメット家に到着して案内されたのは、2つのベッドが置かれたゲストルーム。
部屋の脇にはシャワーとトイレも付いている。
ホテル並みでビックリ! -
メメット家について最初にすることは、着替え。
メメットさんの奥さまがカッパドキア地方の女性のズボンと髪の毛を覆うスカーフを準備してくれた。
早速、母と二人で着替える。
渡されたズボンは、この地方の独特な形のズボン。
一見するとスカートのようなのだが、裾の方で二股に分かれている。
昔の不良男子学生の学生服のような造りだが、ギャザーがたっぷりと寄せてあるので、歩き難さや動き難さは感じられない。
私たちの着替えた姿を見たメメットさんの奥さんは、私たちを見て、
「良く似合うわね。二人の名前は、そうだわ! ファティマとアイシャね♪」
母と私は、素敵な名前を付けてもらった。 -
着替えた後は、メメットさんのご家族にご挨拶。
お庭に出て、メメットさんのハーブガーデンを見せてもらった後に、メメットさんのご両親のお宅の前へ。
下からメメットさんが呼びかけると、二階の窓からお母さんが顔を出したので、メルハバ!のご挨拶。
ふと上を見ると、壁の穴から鳩が顔を出していた。
鳩に住処を提供し、その糞を畑の肥料に利用するという何千年も前に始まった鳩との共存共栄生活は、現在でも生活の中にしっかり利用されている。 -
アナトリアの田舎の地方では、血の繋がる一族は同じ敷地内に隣り合わせてそれぞれの家を構えるスタイルが多い。
メメット家も同様で、後ろにはメメットさんのご両親、斜め後ろには弟さん一家、そして隣にはメメットさんのお婆さんと親戚の方が住む家が集合して建っている。
また、敷地内にはファミリーの共有財産として牛、鶏も飼育している。
そして、ファミリー経営のお土産屋さんもある。
お土産屋さんの運営は、それぞれのお宅の奥さま方(メメットさんのお母さんは除く)が担当していて、女性1名と必ずどこかの家の男性が1名、用心棒+各国語への通訳係として入るシステムだそうだ。(男性陣は語学が堪能で、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語…とかなり多くの言語を話すことができる。ただし、話すだけ…と言っていた。)
だから、彼らの家族間の結びつきは日本人が想像するよりも非常に強い。
そして、家の建築の様式もちょっと面白い。
積み木方式で家を建てていく。
積み木方式とは、1階部分:ガレージ、2階部分:現在の母屋、3階以上は必要に応じて建て増ししていく方式で、メメット家でも長男が結婚をしたら3階にその新居を作る予定とのこと。 -
メメット家に戻ると、奥さんが夕食の支度の真っ最中。
早速、お手伝い。
スープとデザートを煮込んでいるので焦がさないように、ゆっくりと木べらで鍋の中身を撹拌する。 -
左のお鍋はデザート。
右のお鍋はスープ。
そして、後ろのお鍋は鶏肉のスパイシー煮込み。
美味しそうな香りが鼻をくすぐる。 -
メメットさんも庭のハーブやお野菜を摘んできて、サラダの準備。
本人曰く、めったにやらないんだけどね…という話だったが、その作業手順の良さは手慣れていたので、結構お料理を手伝っているのだと思う。
でも、メメットさんが夕食時間帯に家に居てくれるのは非常に稀だという事。
何故かと云えば、彼にはホテルの仕事があるから。
いつもはホテルで軽く食事をして、奥さんは弟さんのお嫁さんと一緒に夕食となることが多いのだって。
だから、この日は奥様もなんだか嬉しそう。 -
奥様のシベルさんは、デザートをお皿に分けている。
見た目はキャラメルの様だが、ほんのりと甘いライスプディングだ。 -
待ちに待ったお夕食の時間。
まずはスープとサラダから。
トマト味のスープはさっぱりしていて美味しい。これからの時期は、冷たく冷やしても良さそうな味だ。
そして、家庭菜園から積んできたばかりのハーブがタップリのサラダ(買っているのは紫キャベツとキュウリのみ)も、バジルやゴマの香り(何て名前のハーブだろう?)の食欲増進作用でパクパクと食べれてしまう。
ドレッシングはビネガーとレモンと好みで塩を少々。 -
メインに入る前に、メメットさんが写真を撮ってくれた。
こちらの方の風習として面白いな…と思ったのがテーブルクロス。
テーブルクロス自体がランチョンマットのような役割をしていて、食事の時にパンを置くのは、お皿ではなく直接クロスの上。
そして、パンくずもそのままクロスの上に落としておく。
食事が終わったら、クロスの中にパンくず等のゴミをまとめて、ベランダでクロスをはたいて、クロスはお洗濯へ…というシステムだ。 -
食事が終わった頃、お隣のお家から、メメットさんのお母さんとお父さんが遊びに来てくれた。
お父さんはとても厳格そうな雰囲気で、いらしたと思ったらふと消えてしまったのだが(後でわかったのだが、恥ずかしがり屋さんだったみたいだ)、お母さんは肝っ玉母さん風の雰囲気。 -
私が食事の後片付けを手伝っているあいだ、母とメメットさんのお母さんは何かを話していたのだが、全く共通の言語を持たない二人、何を話していたのだろう。
-
食事の後は、のんびりティータイム。
トルコ式チャイのポットの形はちょっと変わっていて、二段式ポットになっている。
上の薬缶には茶葉と水、下の薬缶には水を入れ、そのまま二段重ねで火にかける。
冬は部屋の中のストーブの上で湯を沸かすのだが、この時期はもうストーブは不要なので、台所のガスで沸かしてくる。
でも、ストーブの上の場所はポットを置く定位置。
背の高いストーブの上は小さい子供の手が届かないからね。 -
トルコ式チャイの淹れ方。
上のポットに入っている煮出した紅茶をガラスのコップに注ぐ。
そして、下のポットの温かいお湯を少し足して、お砂糖を何粒か入れて出来上がり。
メメットさんの奥さんであるシベルさんは英語がほとんど分からなく、トルコ語オンリー。
対する私たちもトルコ語は分からなく、私たちの会話はジェスチャーのみで成り立っていた。
だから、私もどうしてポットを二つに分けてお茶を出すのか、その真意は聞けず仕舞いだったのだが…。
どうして最初から薄めの紅茶にしないのか…は未だに謎だ。
(メメットさんは夕食後にはホテルのお仕事に戻っていった) -
メメットさんの奥さんのシベルさんは、この村でも有名な刺繍の達人。
彼女から、トルコのレース刺繍を教えてもらう。
此処は、母の出番。
私は小学校の授業で何が一番嫌いかと聞かれて、家庭科の裁縫!と断言する位お裁縫が苦手だった。
セーターを一目一目愛をこめて手編み…なんて絶対できないタイプの人種だ。
私がセーターを編んだら、なんで私がこんな事を…と一目一目に恨み節がこもったセーターになりそうだ。
しかし、母は私とは正反対で手芸が大好き。
刺繍も編み物も何でもやる。
だから、教えてもらえるならば喜んで…と【オヤ】と呼ばれるトルコのレース編みに挑戦!
【オヤ】は女性が被るスカーフの縁飾りに施すレース編みのことで、トルコの女性は自分のスカーフのレース編みは自分でやる。
写真のシベルさんが頭を覆っているスカーフのレース編みも彼女が自分で施している。
若い方が使うスカーフには【オヤ】とともにビースが編みこまれていてなかなかカワイイ。 -
繊細な模様のレース編みはスカーフの縁かがり1枚分を仕上げるのに1日4時間×3日かかるそうだ。
-
イチオシ
まずはシベルさんが見本を見せてくれる。
-
そして、母が挑戦!
隣にはメメットさんのお母さん。
彼女は豪快に笑いながら、母に「チョック、チョック…」と言葉をかける。
多分意味は、「そうそう、そのまま…」っていう感じかな。
言葉は全く通じないのに、ジェスチャーだけで何とかなってしまうウルルン・ホームステイ。
なんだか凄く楽しい〜♪
前の旅行記【4】時に忘れられた村;ジェミルへ:
http://4travel.jp/travelogue/11015647
続きの旅行記【6】ホームステイでお料理教室:
http://4travel.jp/travelogue/11018186
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この旅行記へのコメント (14)
-
- duffさん 2015/06/19 10:42:52
- お久しぶりです☆
- ウェンディさん
いつもご訪問いただき、ありがとうございます!
オススメ旅行記になって、トップページに載っていますね♪
本当に素晴らしい旅で、オススメするにふさわしい素敵な旅行記を心待ちにして読ませていただいております。
素敵なガイドさんとの出会い、突然のホームステイやトレッキング・・・
普通の旅では、体験できない事ばかりですね(^^)
きっと、こんな出会いがあったのも、ウェンディさんが真摯に相手と向き合う素晴らしい方だからなのでしょうね♪
お母様も本当に活動的で、すごいなぁと思いながら読ませていただきました!
現地の食べ物、現地の雰囲気、現地の匂い・・・
すべてが画面の中から感じられるようです。
また、続きも楽しみにしています。
これからも、よろしくお願いいたしますm(__)m
- ウェンディさん からの返信 2015/06/19 20:49:17
- RE: お久しぶりです☆
- duffさん こんばんは
お久しぶりです♪
duffさんのご両親とのマカオ旅、ドキドキしながら読んでいました。
大なり小なりのトラブルがついて回るのも旅の醍醐味の一つですが、ご両親と一緒の旅の時にトラぶってしまうと、焦りもいつも以上に大きくなってしまいますね。
旅行記1作目を読んだ時には、どうなってしまうのだろう…と心配しましたが、翌日からの旅ではお母様も少し元気になられた…との描写に安心しました。
私は両親揃っての状態で一緒に海外へは行ったことがありませんが、父vs母&私で、食事に始まり観光地の行先その所要時間に渡るまでなかなか意見の一致が得られなさそうなことは容易に想像がつきます。
嗜好が似ている母との旅ですら、やはり現地ではお互い気を遣う面もあるので、私には両親との旅は難しそうです…。
カッパドキアは旅の前に私が想像していた以上に素敵で、ワクワクする場所でした。
書いた内容について他のトラベラーの方から、更なる情報をいただいたりして、旅が終わった今でも、未だにカッパドキア・ワールドに片足を突っ込んでいます。
一緒に旅した母も、旅行記を読みながら旅の追体験をして「もう一度いきた〜い」と話しています。
その気持ちは私も同じ。
トルコはリピーターが多い…と言うのは納得です。
旅行記は次回からイスタンブールへと入ります。
イスタンブールでは、有名どころの観光地よりも小さなモスクのアラベスク模様の美しさに圧倒されました。そんな様子を紹介していきたいと思います。
ウェンディ
-
- 備前屋ねこさん 2015/06/02 21:15:01
- ハーレムパンツ
- ウェンディさん、こんばんは♪
前回に続いて今回もウェンディさんとお母様のショットがー!
ォオー!!(゚д゚屮)屮
お母様やトルコのご家庭の方がはいているハーレムパンツってトルコで着られているんですね〜
あれってゆったりしているから動きやすくって気持ちいいので私はタイのバンコクに行くとあれを何枚もまとめて購入してきたりしています。
それにしてもハーレムパンツをはいてトルコのご家庭にホームステイできるお母様ってすごいですね。
きっと元気なだけでなく感覚も若いんでしょうね。
うちの母などは絶対にしない(できない)と思うので、いつも「すごいなぁ」と思いながら見ています。
備前屋ねこ
- ウェンディさん からの返信 2015/06/04 00:38:46
- RE: ハーレムパンツ
- 備前屋ねこさん こんばんは〜。
出血大サービスで、白猫の着ぐるみを脱いでハーレムパンツ姿を披露してみました。
トルコ女性に見えますか??
あの昔の不良中学生のボンタン風のズボン、アレはハーレムパンツって言うのですね。
そしてタイのバンコクでも売っているのですか。
知らなかったです。
てっきり、カッパドキア地方の田舎のスタイルかと思っていました。
イスタンブールに行くと同種のハーレムパンツは売っていましたが、それはどちらかというと日本のモンペ風なデザインで、ズボンらしい形をしていてカッパドキア地方のソレとは全くシルエットが違いました。
バンコクとカッパドキアで、同じ型のズボンをはいているなんて面白い共通点ですね。
で、そのハーレムパンツですが、カッパドキアでは基本的には各家庭で奥様方が自分たちで縫って作っているそうです。
手刺繍のオヤ、アクセサリー、ハーレムパンツ…作り。
カッパドキアの女性は様々なモノを自分たちで手作りしています。
きっと、そういう手仕事が上手な人がお嫁さん候補No.1なんでしょうね〜。
子供のころから、お母さんから伝統模様を習ったり修行を積んでいるのでしょうが、凄いなと思います。
私の母は、私に負けず劣らず好奇心旺盛で、なんでもやってしまいます。
その好奇心が、彼女の旅の原動力なんでしょうね。
着ぐるみを脱いだ白猫より
- 備前屋ねこさん からの返信 2015/06/04 22:05:34
- RE: RE: ハーレムパンツ
- ちゃんとトルコ猫じゃなくってトルコ女性に見えますよ〜♪
とっても素敵です♪
ハーレムパンツはタイのバンコクで外国人ツーリスト向けによく売られていたりするのですが現地のタイ人がはいているのはほとんど見かけないです。
名称や形からしても元々中東などのイスラム圏が発祥なのかなぁと思ってました。
もしかしてカッパドキアが発祥なのかもしれないですね。
モンペ風のパンツも楽ちんだけど、カッパドキア風の下の方までぽってりとしたパンツがお気に入りです♪(でも階段などで気をつけないと又の部分の布につま先がからまったりして転げ落ちそうになる事も・・・w)
ホームステイ先でパン焼き体験、面白そう♪
パンがすごい量だ〜^^;
日持ちするパンだからまとめて作ったのかな。
パンを焼いた後で壷ごと豆やジャガイモを火にくべるのが驚きでした。
鍋じゃなくって壷で作るんだぁ。
中のもの全部に火を通すのに時間がかかりそうに見えますね。
焼きたてのトルコのパン、私も食べてみたいなぁ(*´Д`)
備前屋ねこ
- ウェンディさん からの返信 2015/06/07 13:05:24
- ハーレムパンツ♪
- ハーレムパンツの事を語れる方がこんな身近にいたとは、ちょっぴり嬉しいウェンディです。
備前屋さんは、階段ではハーレムパンツを絡めたりするのですね。
母と私は、ホームステイ先では階段よりもトイレで結構、苦労しました。
股上が深すぎるので、トイレに行った時に布が床にくっつきそうになって、必死にたくし上げていました。
現地の女性は、どうやって上手くやっているのかしら…。
この辺の情報は、トルコ語が出来るようにならないと入手は難しそうです…。
トルコの手作りパン、特にチーズパンは絶品でした。
備前屋さんも是非、ホームステイで第3外国語(もしかして第4かな?)にトルコ語はいかがですか?
ハーレム猫
-
- みかりさん 2015/06/02 14:52:31
- 素敵な旅ですね〜
- ウェンディさん、こんにちは!
本当に今回の旅は盛り沢山の旅でしたネ。
トルコとギリシアの間にあった、知らなかった複雑で悲しい
歴史の事や・・・今でもギリシア人の方が暮らす村など普通の観光では
絶対に訪れない・知らない事を沢山知る事が出来て、大変興味深いです。
ジェミルの村はカッパドキアの他の村とは雰囲気が違う・・・
時が止まったような空気感が流れていて、何とも言えない魅力が
ありました。そしてカッパドキアの壮大な風景は、なんだか
色々な過去を包み込むような美しさがありますよね。
今回はホームステイにも挑戦!トルコの田舎の一般の生活を体験って
すごく魅力的です。一緒にお食事を作ったり刺繍したり。
トルコの「オヤ」ホントに可愛いですよね。色々なデザインもあるし
アクセサリーなんかにも出来て、一時期私の親が興味を持っていたので
本とか探したんですが、やっぱり直接習うのが一番ですね。
ファティマとアイシャのウルルン旅! 続きも楽しみにしています〜。
みかり
- ウェンディさん からの返信 2015/06/03 07:27:23
- RE: 素敵な旅ですね〜
- みかりさん こんにちは。
カッパドキアの旅行記、サラッと書こう!と考えていたのに、書きたいことが沢山ありすぎてあっという間に5部目に入ってしまいました。
カッパドキアは日本でも非常に有名な観光地なので、旅の情報はネット上に沢山!
だから、個人旅の方に役立ちそうな情報のみを…と思っているのですが、見聞きしてきたこと全てを書きたくなってしまい、情報の取捨選択に苦労しています。
トルコとギリシアの住民交換の話は、私も旅の下調べを始めるまで全く知りませんでした。
日本は島国なので隣国との行き来のハードルが高いのですが、大陸の中にある国は人の移動は比較的自由なので、お互いの国を往来しているうちに住みついてそこにコミュニティを作った方たちも多いのでしょうね。
旅に出る前の私のトルコのイメージは、どちらかというと宗教には寛容な国。
その昔はギリシア正教とイスラム教の土地を巡る攻防はあったものの、オスマン時代に入ってからは【宗教・人種による差別はしてはならぬ】という法が出来、自由宗教、自由貿易の国だと思っていましたが、近代国家に入ってから住民交換という横暴なことがあったなんて…と驚きました。
でも、歴史を知ることにより、ムスタファパシャ、そしてジェミルの村へと行くチャンスを掴むことができました。
もっと深くまで学習してから旅立てば更に面白い旅となるのだと思うのですが、世界史を履修していない私にはなかなか時間の横軸での世界情勢の理解が難しくって…。
でも、トルコを旅してもっともっと深く知りたくなっています。
トルコの女性の方(多分農村部の方が多いのだとは思うのですが)は、本当に手先が器用です。手刺繍のオヤやアクセサリーなどの手作りはもちろんのこと、私と母がお借りしたトルコ・ズボン(昔の不良男子学生のボンタン風ズボン)も彼女たちの手作り。
何でも、自分たちでやってしまいます。
次に行くならば1週間くらい、ユックリとホームステイしたいですが、その前に言葉ですね。トルコ語を覚えなくっちゃ!!。
でも、トルコ語の発音は結構難しくって、ちょっと鼻濁音の入ったフランス語風なので、私にはなかなか難しそうなのが困った所です。
ウェンディ
-
- fujickeyさん 2015/06/02 09:22:22
- ウルルンですね。
- ウェンディさん、こんにちは。
なんて素敵な旅なんでしょう。お母様の笑顔がとっても素敵!!
いい旅を過ごされているのが伝わってきました。
若い男性と手を繋ぎ、若返りましたね(笑)
そりゃ〜もちろんお父様には内緒ですよ。
あえて見所を伝えずに中に入ってきな、と案内したガイドさんの粋な計らい。
ウェンディさん母娘の好みをわかっているというか、
お2人とガイドさんとの絆みたいなものを感じました。
以前にトルコを旅した時(添乗員さんに連れられて周るツアーでしたが)
オヤの飾りがついたスカーフとオヤと天然石のネックレスを購入しました。
この先、どんなウルルンが待っているのか。
とても楽しみにしています♪
fujickey
- ウェンディさん からの返信 2015/06/02 23:24:29
- RE: ウルルンですね。
- fujickeyさん こんばんは。
私が企画する旅は、はたから見たらその歳の婆さんにそれはキツイでしょう〜と見える旅が多いのですが、母は、毎回ソレを楽しみに旅に参加してくれています。
母との最初の二人旅の時のハードルは、カンボジアでのバイクタクシー二人乗り。
2回目のハードルは、マチュピチュでの1日トレッキング。
3回目が、ヨルダンでのアドベンチャーな毎日。
どれも、母にとっては初めての経験でしたが、果敢にチャレンジしていました。
そして、今回のカッパドキアでの石梯子登りやトレッキング、そしてホームステイも彼女が心から楽しんでいる様子が伝わってきて、一緒に来てよかったな〜と思いました。
また、今回のカッパドキアの旅では、ガイドさんに本当に恵まれたと感じています。
ただ、あまりにもガイドさんの知識が深すぎて、私の付け焼刃の歴史の勉強程度では追いつかない領域まで話が進展することもあり、その場ではすぐには理解できないこともありました。
おバカな質問をする私達に丁寧に回答をしてくれたガイド氏には本当に感謝です。
旅行記は、この後はウルルンお料理教室編♪へと続きます。
日本の女性も朝から忙しいですが、トルコの女性たちも大変だ〜と感じた旅行記です。
ウェンディ
-
- きなこさん 2015/06/01 22:47:32
- アイシャさんの笑顔
- なんてステキな笑顔なんでしょう
両手を広げてまるで少女のような笑顔ですね
ファティマもteenager!!
この刺繍はピアスになったのを買って来ましたが
こうして女性が作ってるんだなぁ〜と思うと一層愛着が湧いてきます
計画になかったトレッキング
そして想像もしなかった柱の教会!
なんて、なんてステキな時間を過ごされたんでしょうか
最後のイスタンブールを削っても・・・と仰っていた事が納得いきました
きなこ
- ウェンディさん からの返信 2015/06/02 06:50:04
- RE: アイシャさんの笑顔
- きなこさん こんにちは♪
トルコの手刺繍【オヤ】、とても素敵ですよね。
ピアス用のデザインの【オヤ】もあるとは知りませんでした。
そういえば、今回の旅では市場にはいきましたが、オシャレなお土産屋さんにはいかなかったかも…。
【オヤ】のデザインは、ピンに通してブローチにしても可愛いかもしれませんね。
>最後のイスタンブールを削っても・・・と仰っていた事が納得いきました
カッパドキアでは、正味4日間を過ごしましたが、密度の濃い4日間で後2日あればもっと沢山トレッキングが出来て、岩窟修道院を見ることができ、もう少しトルコ語を覚える時間もあったのかもしれませんが、もう少し居たかった…位が次にまた来よう!と思う原動力になるのかもしれません。
それに、イスタンブールも良かったですし。
イスタンブールのモスクは他の国のモスクに比べても、その繊細な造りは類まれないモノ。
超有名どころよりも、団体ツアーでは訪れないモスクの方が落ち着いた雰囲気で好きでした。(特にエジプシャンバザール近くのリュステム・パシャ・ジャーミィ)。
きなこさんも次の旅では、トランジットでのイスタンブールに滞在とのこと。
ショート・トリップとはいえ、久々のトルコ、楽しみですね。
ウェンディ
-
- 飛行船さん 2015/06/01 10:41:52
- カッパドキアのホームステイ
- +
心温まる 優しい文章に アンカラ婦人と交流は
声色(こわいろ)まで 聞こえてきます。
良かったねえ
- ウェンディさん からの返信 2015/06/01 19:58:27
- RE: カッパドキアのホームステイ
- 飛行船さん こんにちは。
カッパドキアでの日々は、母と私にとって想い出に残る…というよりも心に響き、心温まる旅となりました。
言葉が殆ど通じなくても、なんとなく言いたいことが分かる・分かりあえる…。
とても楽しくって、素敵なホームステイでした。
旅行記は翌日の【トルコの伝統料理を作って食べよう】編へと続きます。
また、旅行記に遊びにいらして下さいね。
ウェンディ
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