イスタンブール発ビルバオ行きに乗り込みます。途中で時間が変更になったので、何か特殊な要因があるのかな？と色々想像していたのですが、特になんということはなく。今は、週の半分を12:45発、残り半分を8:45発にしているようでした。

バスク旅行での基本的な玄関口はBiarritz-Anglet-Bayonne空港ですが、実質的な唯一の選択肢であるパリでシャルルドゴールからオルリーへの移動が必要です。それに、GWに、日本人満載のパリに入るのは避けたい。inとoutをそれぞれビルバオとボルドーにしました。
前の方の席を確保したはずだったのですが、前日のウェブチェックイン時に見ると、席の指定がされてなく、前方で良い席は無かったので、ぐっと後ろに(翼より前か、翼よりずっと後ろの席が好きなのです)。

あれっ？誰も来ない？？？
なーんと、後方、5列くらいはガラ空きでした。成田→イスタンブールに続き、ウレシイ〜！飛ぶ段階では、この辺り、私とあと1、2名しかいなかったのではないでしょうか。勿論その後、皆、移って来たけどね。
イスタンブールの市街地を眼下に。旧市街のエキゾチックな街並みが見られるわけではないのですが(進行方向的に当たり前です)、真っ赤な屋根が印象的。夜明け前に着いた時は、当然、分からなかったのですが、こんなだったのね〜

バスクは魅力的な街が沢山あって、ルート検討は悩みましたが、バルが楽しそうなSan Sebastian、海バスクのSan Jean de Luz、山バスクのSan Jean Pied de Port、間にBayonneを挟んで、Bordeauxから帰る、という旅程にしました。
ご飯。これもオイシイ。鶏胸肉という安い素材をおいしく仕上げています。前菜？は、またフムス。飲み物は、ホームメイドのレモネードにしてみました。あんまり、ミントは感じませんでした。

食べ物を配られる時に、「ノミモノハナニニナサイマスカ？」？？？今、聞こえているのは、日本語？！思わず、日本語で受け答え。

後で話したら、「イスタンブールで日本語を勉強し、大阪にも少しいたことがある」とのこと。成田便の人よりナチュラルな、いや、日本在勤外国人の方々からも、なかなか聞かない上手さですよ･･･。なんでビルバオ便乗ってるの。
クロアチア〜イタリア〜フランス、というルートで行くようです。クロアチアは、次の春の旅行先として狙っているところです。ここで見られるとは。結構、山に雪が多いなあ。
3席がっつり使って、のびのび寝ようとしたのだけれど、昨夜もあまり寝ておらず、午前に観光もしたのに、さほど眠くない。何故〜。ここで疲れを溜めたくないんだけどなあ。そして、黒木亮が面白く、読み進めてしまう。上巻読了。下巻は帰りに持ち越しだあ(宿で読み始めたら、それこそ睡眠リズムが･･･)。

といいながらも、中盤はさすがに少し寝れたかな。そういうわけで、イタリアあたりは、よく分からず。周りの席も、ゴロゴロしている人多数。

写真は、フランスに入ってから。この川のうねり具合、いいね〜。
バスク地方に入っていくと、山の色の濃さが変わる感じです。

この辺り、右の席だと海も見えたのかな？どちら側が良いのかは悩ましい路線です。
定刻少し前にビルバオ着。空港のデザインが恰好いいです。

EUに日本から直接入らず入国に時間がかかった、去年のリスボンのパターンが頭をよぎる･･･が、国際線自体が殆ど無い模様で、入国楽々。非EUの人々は一桁だったんじゃないかな〜。荷物も速攻出てきました。
そもそもこの時間に着くのは2便しか無い(笑)。
そういうわけで、1時間に1本のサンセバ行きのバスまでは、まだ30分もある。あれ、でも、バスの姿が。早いのがあるとか？！「これ、Donostia行きですか？」「そうだよ。でも、45分発だから、まだ乗れないよ」なんで、こんなに早く来てるの。後ろにいた、やはりサンセバ行きの日本人も同じ質問をしたかったらしく、そのまま伝達。

しばし、空港内をウロウロ。うーん、出国後は分からないけど、見た目、何にも無いな〜。観光案内所だけはお洒落。

とかやっていたら、いつの間にかバスの前に行列が。うう。

ところで、このバス乗り場、分かりにくいという説明も多いですが、そんなことは無いと思います。幅200mくらいしか無い空港の正面玄関のど真ん中です。確かに、バス停的なものが無いので、バスが来ていないと分かりにくいのかな。
結局、前から5-6番目あたりの席。8割くらい埋まっていたのではなかろうか。

山の中をグイグイと進みます。途中、線路とクロスしつつ進むところもあったり、なかなか変化に富んだルート。結構、工業化した豊かさのある感じだなあ。
少し天気良くなってきました。

この路線は、左側推奨です。右に座って、不思議な山容を眺めるのも良かったけれど、海が見えてきた時の感動には負けるのではなかろうか。

定時よりもちょっとだけ早く、市内南側のバスターミナルに到着。来たよ、San Sebastian!
バスターミナルから、今日の宿までは歩いてしまいます。20分近くかかるみたいだけれど、一本道だし、市バスを待って＆乗って、だと変わらなくなっちゃうでしょ。

さらに天気良くなってきました。でも、ちょっと寒い。15℃くらい。

バスの中での印象と同じく、豊かな街だなあ、という感じ。
最後の一角が分かりにくいんだよなあ、地図はばっちり用意したけど、住所自体を控えてくるの忘れた･･･と思い始めたところで、Pension Regil発見。

この目印の左側にあるチャイムで呼び出します。「Hola〜！」
この宿は、不思議な程、到着時刻だけはきっちり確認してきます。ということは、ちゃんとご主人いるでしょ。TripAdvisorでも絶賛されているInaki登場。

地図を見ながら、お薦めの観光地・バルなどを教えてくれます。ちょっと不思議だったのは、パスポート情報を書かされたこと。アジアでは良くあるけど･･･。しかも、用紙がスペイン語なので何聞かれているか分からん。Inakiにパスポートを渡して書いてもらう。最後にサインだけ自分で。「きれいなサインだねえ」「日本の文字だよ」

「静かな部屋を用意しておいたよ」　お！写真で想像していたのより、いい感じ。
窓の外は生活感満載(笑)。時々、ベランダでくつろいでいる人がいるので、着替えなどの時はカーテンを閉めましょう。

今回、色々なブログにも良く出て来る「Hospedaje Donosti」を狙っていました。しかし、何度かメールをするも返信無し(最近Webにアクセスできないので、閉めてるのかな？)。改めて探したのがPension Regilでした。正直、普段の私の予算レンジよりも低め。他にも、いつもと同じくらいの価格感で、それなりに良さそうな宿もいくつかあるけど、決め手に欠ける。次の、サンジャンドリュズでの宿が高くなってしまったこともあり、評判の高さに賭けてみることにしたのです。旅の前半なら、イマイチでもダメージ少ないでしょ･･･といいつつ、不安は感じていました。

この心配は、良い意味で裏切られる感じでした。
何故かあまり眠くはならないけれど、さすがにちょっと疲れてる。でも、小腹もすいた。そして、やっぱりサッパリしたい。

シャワーをしてから、バルに出陣することに。

宿から海はすぐそこです。海岸沿いを歩いて行きます。
今日は、Inakiのお薦めが集中していた31 de Agosto通りへ。

まずatari。うわー、スゴク良さそう！そのまま入る。
まず、チャコリ！！

ああ、ピンチョス多すぎで選べない･･･。
パン付きのものがどうにも重く感じられて、旬のアスパラ・ナヴァラ産をチョイス。んー、普通に美味しいけど、もっと美味しいものを選べたような気もする。。

このお店、テーブル席もあります。値段、変わらないんじゃないのかな？(最初、立ち飲みと着席で値段が違うと思って、立っていたのだけれど、そういうメニュー表記が無い)。

6.5ユーロ。
次は、La Cuchara de San Telmo。
メニューが手書きでどうにも読めないので、
オススメをお願い。なんだか良く分からなかったけれど、表面カリカリ、中ふわふわで、美味しかったです。多分、Cochinillo。

シードルは、なんだか苦かった･･･。バスクのシードルってこんな感じなのかな？

5.5ユーロ。
と、量は相当少な目ですが、満足して帰宅。

テレビかなんかの撮影かな？
素敵な夕焼け･･･。

帰ったら、さすがにすぐ爆睡しました。