2015春の横須賀と湘南ベルマーレ

2015/05/06 - 2015/05/06

以前から気になっていた戦艦三笠を見に行くことにした。
そして横須賀に行くなら軍港めぐりツアーにも参加しなきゃだと思い公式サイトを見たら、何故かこの日の午後だけ空席があった。もうこれは行くしかないのだ。
せっかくそこまで出張ったので、更に一歩足を伸ばして夕方からは湘南ベルマーレを見ることにした。
軍艦とサッカー、またしても支離滅裂だ。

エリア 横須賀(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル

横須賀駅に着いたのは10時20分頃。

改札を出て左手がヴェルニー公園で、いきなり軍艦（ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」）がお出迎え！テンションが上がる。

ヴェルニー公園 公園・植物園

潜水艦がいる日常の風景。

ヴェルニー公園のバラを愛でつつ、

道なりに進み

駅から20分ほど歩くと「三笠公園あっち」の案内表示が出ていたので、それに従うと、遊歩道があって

「海軍カレー」や、焼酎「東郷」の広告に、いよいよソレが近いのだと感じる。

ちなみに、三笠公園ではトンビに餌を与えることが禁止されている。

券売機で入場券（600円）を買って、いざ！

記念艦 三笠 美術館・博物館

・・・と、その前に。
こちら横須賀市緊急用飲料貯水槽になっているSL。面白いな。

第一印象は、「あれ？意外と小さいな」ということ。
でもよく考えれば、バルチック艦隊との日本海海戦を戦った船なわけで、つまり明治37年とかなわけですよ。
ペリーの黒船が浦賀に来た時から約50年でこれなんだから、頑張ったよな、日本。

艦内をちょっと見はじめたら「11時からボランティアによる無料ガイドツアーやります」との放送があったので、参加することに。
ガイド氏曰く「敵艦の位置は指示があるけど、あとは全て手作業で狙いを定めて撃ちます。波による揺れを考慮するとこれくらいかな、という勘ピューターです」

ガイド氏曰く「今なら仕事中にぎっくり腰になったら労災おりますけど、ミサイル装填しててぎっくり腰になても怒られるだけです」そりゃそうだ。

なんかね、こういう造形にグッと来るんだよね、私。

船同士の連絡用に使われる信号旗

勿論、三笠にはZ旗「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ」が翻っている。

東郷さんが指揮をとっていたのは視界が開けているアノ位置。

本来は司令官用のスペースがあるのだけれど、ロシアの艦隊でその部屋に爆弾が当たって艦隊が総崩れした例があったんで、東郷さんは「そんな部屋にいるより、丸見えのところのほうがいい！」と思った、らしい。

その下に操舵室（って言うのかな？）があって、管を通して会話するようだ

ちなみに、いざ戦闘開始！ってなると、大切な装備の周囲には爆弾よけに兵士のハンモックを結わえつけてたとのこと。
それが防御になるってのも簡単な話だが、それで防御されちゃう爆弾もどうなんだ、という。

確かこれは司令長官専用のお風呂とトイレ。
床のタイルがおしゃれだなぁ。

下のほうの展示室は駆け足になってしまったけど、約1時間のガイドツアーでそれなりにしっかり艦内を見て回れて満足。

次の予定があるので、駅のほうへ戻ります。

マンホールの蓋に描かれているのは、ペリーだよね？

こちらは、横須賀市の市の花ハマユウが描かれたマンホールの蓋。

ヴェルニー公園に隣接しているダイエーの中に、というか傍に、YOKOSUKA軍港めぐりの汐入ターミナルと受付がある。
「すみませーん。14時からのツアーを予約してます。名前は菊花です」
「1名様ですね？」
「そうです」
「1400円です。5分前からの乗船開始なので、それまでにソコの通路を抜けた先にある乗船場所まで来てください」
「わかりました。ありがとう」

乗船まで1時間くらい時間があるが、13時という時間帯のせいもあって、ダイエーのレストラン街は列ができていた。
しょうがないのでフードコートでファーストフードを購入、ヴェルニー公園で食べることに。

バラが綺麗だなぁとまったりしていたら、宗教の勧誘に声をかけられてしまった。
なんてこった、無防備すぎだろ、自分。

出航15分前に乗船乗り場に行ったら既にかなり列ができていた。

前の便が戻ってきたよ。屋上デッキは当然大人気。
船内はちょっとガソリン（？）の臭いが気になったし、やっぱり左右を見渡しやすいのは屋上なので、私も屋上デッキで。

まずは、潜水艦。
番号など艦を識別するものはついていない。
いかにも！な帽子にセーラー服の水兵さんが。そして、別の水兵さん（たぶんもう少し上級の方）は帽子を振ってくれた。

183：護衛艦いずも
よく見ると艦橋の横に信号旗が翻っているのが見える。

いずもに搭載されているヘリコプターをクローズアップで

111：護衛艦おおなみ
110：護衛艦たかなみ

作業している方たちあり

アメリカ海軍のイージス艦

楽しく作業中の方々

六角形の金属板が張り付いてるのがイージス艦

さていよいよ、すごいのが見えて参りました

アメリカ海軍の航空母艦、原子力空母ジョージ・ワシントン

アメリカ国外の基地を母港としている唯一の空母。
航空機を80機以上搭載しているのだとか。
横須賀配備はそろそろ終了で、今度新しくロナルド・レーガンが配備されるらしい。

なんか変なの来た。
運搬用イカダで自力走行できないから、後ろから2艘の船に押してもらってる。

「緑の建物で特攻隊が云々」とガイドのお姉さんは言っていたのだが、そんなことより工場のポンプ萌えの俺。

5106：海洋観測船しょうなん

463：掃海母艦うらが

格納庫のシャッターが完全に開いてた。
ヘリとか格納してるのかな？

後ろもガバッと開くみたいね

現役引退した潜水艦。海藻と鳥の糞で気の毒な姿に。

302：掃海艦つしま
機雷除去等の作業をするので、金属製で帯電するのを避けるため木製なのだそう。
さすがに寿命が短いので、新しい素材のものに機種変更していくらしい。

606：掃海艇はつしま
605：掃海艇ちちじま

5103：海洋観測船すま
船の番号はデカデカと数字が書かれるのに、船の名前はわりとこじんまりと、しかも毛筆っぽいフォントで書かれるんだね。

463：掃海母艦うらが

5105：海洋観測船にちなん
5104：海洋観測船わかさ
5106：海洋観測船しょうなん
同じ海洋観測船でも、船の形が違うのがよく分かる

たくさんあるなぁ

4305：多用途支援艦えんしゅう

6102：試験艦あすか
新しい装備等はとりあえずこれに搭載してお試し運用するらしい。

152：護衛艦やまぎり

183：護衛艦いずも
作業中の方々

潜水艦まで戻ってきたよ。

45分間のクルーズはあっという間。
説明があるので、その時は「ほほー！」と思うのだけれど、あまりにたくさんの軍艦を見たので、どれがどうでなんだったのかイマイチ覚えてない。
でも、面白かった。

横須賀駅に戻る途中、バラ越しに軍艦。

15時頃、横須賀駅着。
これから平塚に向かいます。

横須賀から大船まで出て、そこで東海道本線に乗り換える。

16時過ぎ、平塚駅着。
何故まだ5月なのに七夕なのか全然わからないけどスルー。

競技場行きのシャトルバスが出てるのは知っていたが、歩いてみることに。

湘南ベルマーレのユニを着てるサポーターの後についてけばOKでしょ！と思ったのだが、、、サポーターが全然歩いてない。
ものすごく人気がないんだろうか？と不安になるくらいサポの姿が見えない。

でも、マスコットのキングベルおじいさんが描かれたタイルを信じて歩いて行ったら

総合公園敷地内に入って、ようやくサポがいた。
おせーよっ！！

スタジアムグルメの屋台は盛り上がってた。
よかった、サポーターの方、たくさん来てるよ。

既に16時半になっており、キックオフまで30分なわけですが、腹が減っては観戦はできぬので、スタグルを食すのであります。

Shonan BMW スタジアム平塚、着いたぞ。
当然、選手たちは既にウォーミングアップ中。

レモンガススタジアム平塚 (平塚競技場) 名所・史跡

スタメン紹介で盛り上がる湘南サポの皆さん。

入場する湘南ベルマーレの選手たちをハイタッチで迎えるキングベルおじいさん。

キックオフ前の写真撮影をする選手たちとキングベルおじいさん。

ヴィッセル神戸のサポーターもたくさん来てたよ。

17時キックオフだとあとは日が沈むだけだし、屋根のない吹きっさらしの陸上競技場なので、ウィンドブレーカーを持っていていて大正解だった。
それでもちょっと寒かったけど。

なんどなくドタバタした試合で、結果は1:1の引き分け。
帰りはもちろん、平塚駅へのシャトルバスに乗ったさ。

面白かったね。次、どこ行く？