聖母ピラール大聖堂の煌めきが川面に映る＠サラゴサ（街中にはローマ遺跡も）

2014/01/04 - 2014/01/05

バルセロナからサラゴサに移動し１泊します。
１泊の滞在では、十分、観て回ることはできないかもしれませんが、夜のピラール聖母大聖堂（Basilica de Nuestra Senora del Pilar ）だけでも見たいと計画しました。

バルセロナからは Renfe の ALVIA で約2時間。
切符はインターネットで事前購入済み。PDFファイルで送付されてきた切符をプリントアウトして持ってきました。
ご存じの方も多いと思いますが、事前のネット購入で大幅に割引（列車による）となります。
バルセロナ～サラゴサ ( Turista ) を 17.10 ユーロで手にしました。

サラゴサ駅は街の西はずれにあるので、ピラール聖母大聖堂 がある広場まではバス移動（もちろんタクシーでもOK）になります。
バス路線がわからなかったので、駅の観光案内所で聞いて、さらにバス停にいた人たちも尋ねてバスに乗って行きます。
皆さん親切に「ここで降りなさい」と下車場所も教えてくれました。

エリア サラゴサ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

その停留所（C.Augusto通り）から、まっすぐ北上すればよかったのですが、なぜか最初にPlaza Espanaを目指してしまい、倍くらい余計に歩くことになりました。
でも、今回は、荷物が小さなザック１つだけだから問題なし！

写真はピラール聖母大聖堂（Basilica de Nuestra Senora del Pilar ）の南東にあるラ・セオ（Catedral del Salvador de Zaragoza ）前の広場です。

ホテルはこの隣。まず、荷物を預かってもらいましょう。
おっ、Restaurante Las Palomas。ここは昨年（2013年）8月に４travelのトラベラー「夏への扉」さんが食事をしたビュッフェレストランだな。

今日は３つ星のVIA ROMANA。（ 現Hotel Don Jaime 54 ）
道を挟んでピラール広場（Plaza del Pilar）の南東の角に、通りの並びにはLa Seoと、非常に立地が良いホテルです。

期待どおり、すぐ入室することができました。
モダンなロビーは細長～い。

ピラール広場が臨める部屋だとのことですが・・・。
シングルルームで予約したのですが、ツインの部屋になりました。

おお、ピラール聖母大聖堂（Basilica de Nuestra Senora del Pilar）の鐘楼が見える。
良いじゃん！

ちょっと身体を乗り出して、更に１枚。
右隣りの部屋なら、もっといい眺めが得られたなぁ。

ともあれ、ツインのシングルユース、素泊まり３５ユーロ。満足です。
やはりバルセロナと比べると地方都市のホテルは安いなぁ。

バスルームにバスタブがあるのも良かったです。

空模様が良くないのですが、まず、ピラール聖母大聖堂（Basilica de Nuestra Senora del Pilar ）を見学に。
写真はラ・セオ（Catedral del Salvador de Zaragoza ）前の広場です。

ピラール聖母大聖堂（Basilica de Nuestra Senora del Pilar ）内部を見てきました。（内部は撮影禁止）
ピラール広場側からは「大聖堂」の写真は撮れない＝どうしてもフレームに入りきらないので、エブロ川にかかるピエドラ橋（Puente de Piedra ）へ。

橋の途中から、対岸から大聖堂をカメラに収めるつもりです。
しかし、この橋もなかなかの見どころじゃないですか。
古代ローマ時代の橋があった場所に、15世紀前半に建設されたゴシック様式の橋だということです。

まず、一枚。
大聖堂より、手前の市役所（Ayuntamiento de Zaragoza ）の方が目立ちます。

橋の上のモニュメント。
奥の大聖堂の塔の存在感が凄いですね。

エブロ川畔の大聖堂。
「紀元40年1月2日、エブロ川の岸辺にいた聖ヤコブの前に聖母マリアが現れ、信仰の礎となる柱（Pilar ）を渡した（地球の歩き方より）」というのが、名前の由来だそうです。

「現在の大聖堂は17世紀に建てられ、18世紀に彩色タイルで飾られた丸屋根が加えられた（地球の歩き方より）もの。
ズームで撮影しちゃいます。屋根の彩色は、のちほど塔の上から眺める予定です。

橋の十字架と大聖堂。

橋を渡り切って撮影です。

橋のライオンの擬宝珠（？）もかっこいい。
そして奥には大聖堂。

更に、一枚。

少し青空が見えて来ました。

良かったぁ。
もっと雲がとれますように。

右の塔には登れるというので、後で（午後は16時～）登りに行きます。

ピラール広場には彫刻などがいくつか置かれています。
あとで、ゆっくり見ようかな。
お腹も空いてきたので、まず何かお腹に入れておきましょう。

とびこんだBARは可もなく不可もなく。
小さめのサンドウィッチとコーヒーをお腹に入れて、街歩き再開です。
・・・おっ、ここだ！

ローマ帝国時代のカエサラウグスタ劇場（Teatro de Caesaralugusta）。　
（併設された博物館を含む入場料は４ユーロ。）

1972年に建築現場から偶然に発見されたということで、本当に街の中にあります。

周囲はぐるりと、アパート、マンションの建物。

あの部屋からは毎日、遺跡が眺められるのね。
良いなあ。羨ましいな。
さて、いったんホテルへ戻ります。

時間になったので、大聖堂の塔に登りに来ました。
登れる時間は10時～13時半、16時から17時半で、料金は3ユーロ。

エレベーターで一気に上へ。その先は階段になります。
雲が重くて、川も街も灰色です。

エブロ川に架かるピエドラ橋（Puente de Piedra ）。

大聖堂の屋根と鐘楼。
ぽこぽことタイルで飾られた小ドームが見えます。

色タイルをズームして一枚。
少し日が当たって、黄色や白、青色が認められます。
正面の塔は La Seo のもの。

一周の眺めを楽しみました。
もっとゆっくりしたかったのですが、寒くなってきちゃったので降りることにします。

最後に気になっていた観覧車もアップで。

まず、螺旋階段を下ります。

エレベーターを真上から。

そして、次は・・・

こんな階段。

だんだん低くなり、景色も違って見えます。

エブロ川と大聖堂はこんな位置関係。
手前がピエドラ橋（Puente de Piedra ）です。

大聖堂のドームや鐘楼。
タイル彩色の小ドーム。

アップで撮ってみますが、空が暗いので色彩が今ひとつ。
でも、「登リスト」としては満足しました。

ピラール広場はクリスマス飾りや催し物が盛りだくさん。

これはミニミニスキー場？？　滑って遊ぶようですね。
奥にはFuente de la Hispanidad 。冬なので水は止まっています。

大聖堂の西側には、サン・ファン・ロス・パネテス教会（Iglesia de San Juan de lps panetes）。
左側の四角い塔はスーダの塔（Torreon de la Zuda）。

スーダの塔（Torreon de la Zuda）は、ツーリスト・インフォメーションが入っています。
そして、その南側には・・・

なんと、ローマ帝国時代の城壁の跡です。

サラゴサの旧名はカエサラウグスタ（Caesaralugusta）。

ローマ皇帝アウグストゥスによって築かれた（※）植民都市なので・・・
（※　紀元前7世紀頃から定住が認められ、紀元前3世紀頃にはイベリア人が「町」を形成していました。）

この人がいましたよ！
カエサル・アウグストゥス（Caesar Octavianus Augustus）。

彼の名を冠した Caesaralugusta（サラゴサの旧名）は､紀元2世紀には最盛期を迎え、ローマ浴場やローマ劇場などの公共施設が建てられたのだとか。
先ほどローマ劇場は見てきました｡ローマ浴場はどこにあるのかな。

カエサル・アウグストゥスが指さす方（※）を見ると、サラゴサ中央市場 (Mercado Central de Zaragoza )。
※ 脚色しています。

時間が遅いので「市場」としては終業しているのでしょうが、BARなどは開いていたかもしれませんね。
入ってみればよかったな。

市場には入らず引き換えします。
左からローマ時代の城壁、スーダの塔、サン・ファン・ロス・パネテス教会、聖母ピラール大聖堂の塔。ずらっと並びました。

ピラール広場からの聖母ピラール大聖堂。
大きい大きい。

広場のクリスマス装飾や屋台など。
ライトアップが始まりました。

クリスマスツリーも綺羅綺羅。
何度も書きますが、まだ「クリスマス期間」ですから！

ラ・セオの鐘楼とツリーが良い感じ。

聖母ピラール大聖堂のライトアップを見るため、再びピエドラ橋を渡ります。

光に包まれ、雲が多かった昼間より、その姿が良くわかります。
四隅の鐘楼、中央のドーム、屋根の上の小ドームたち。

エブロ川に光が揺らいでいます。
右奥に白い観覧車。

暗い雲で覆われた空。
下の方は雲がなくて明るいのが面白い。

何枚も何枚も同じような写真を撮りながら、ぶらぶら歩きました。

ピエドラ橋は一方通行ですが、車両も通行できます。赤いバスが走っていきました。

さて、これから、ラ・セオ（La Seo）＝サルバドール大聖堂 （Catedral del Salvador de Zaragoza ）の内部見学に行きます。

ラ・セオ＝サルバドール大聖堂 は、内部にタペストリー博物館（Museo de Tapices）を併設していて 、4ユーロで両方見ることができました。

出てきた時の写真です。
右のモダンな建物はMuseo del Foro de Caesaraugusta 。ライトアップされた夜の外観は存在感がありますね。
口コミによると、ローマ時代の美術品などを集めた見ごたえのある博物館らしいです。入ってみれば良かったと、今更ながら後悔しました。

ホテルに戻って、部屋の窓から夜景を眺めます。
サラゴサは見どころがコンパクトにまとまった素敵な町でした。

旧市街しか歩いていませんが、夜の聖母ピラール大聖堂をゆっくり見ることができて満足です。
・・・美しいと評判のアルファフェリア宮殿は次回ですね。その機会があればいいな。

おはようございます。サラゴサ２日目。
当初は午前中にまた市内を観光してから、マドリードに移動して、夜のエミレーツ航空で帰国の途に就く予定でしたが、

マドリード在住の友人に連絡をとったところ、「時間があるなら、自家用車で近郊の街に連れて行ってあげるよ」と言ってくれたので、お言葉に甘えることにしました。
サラゴサ発１０時前のAVEでマドリードへ向かいます。

昨日の街歩きの時、駅行きのバス停を見つけておきました。
あと、6分でバスが来るようです。

この旅行記へのコメント （2）

• 夏への扉さん 2020/08/30 09:59:49

  ピラール大聖堂の夜景素敵

  れいろんさん、こんにちは。
  
  表紙写真、黒い雲が大聖堂のライトアップを際立たせているのが面白いですね。
  ホテルは立地がよくて、れいろんさんの大好きなバスタブもついていて35ユーロなんて安いですね。
  Restaurante Las Palomas、私が食事したってわざわざ書いてぇ・・
  
  ところで、れいろんさんにメールしようと思ったら
  「フォローされていない相手へのメッセージ送信は1通までとなっています」
  と表示されてメールできませんでした。
  4トラ以外の連絡先、教えてもらえますか？LINEでも大丈夫です。
  よろしくお願いします。

  れいろんさん からの返信 2020/08/31 08:46:50

  RE: ピラール大聖堂の夜景素敵

  夏さん、おはようございます。
  
  昔の旅行記、読んでくれてありがとう。
  
  サラゴサはなかなか良い街でしたね〜。
  冬は日が短いし、天気が悪い日が言いうので、塔からの眺めが今一つだったのが残念です。
  夏さんの「聖母ピラール大聖堂」の屋根の写真。綺麗で羨ましいです。
  
  私も「チョコレートの果物ゼリー包み」も買いました。
  
  Restaurante Las Palomas、人気のお店のようですね。
  夏さんが旅行記に料理の写真を載せていて、滞在時から気になっていました。
  私がのぞいた時も、お客さんがたくさん入っていましたよ。
  
  では、またね〜。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　れいろん