親子旅第七弾 北スペイン＆ポルトガル 13 シントラ散策＆ファドに陶酔

2014/11/10 - 2014/11/18

七日目午後
折角ここまでやって来たので、迷わずシントラＯＰツアーにも申し込んでおきました。内容は、昼食とシントラ観光、夜のディナー付ファド鑑賞です。
事前申込していなかった人にも前日まで募っており、結果約７割のメンバーがＯＰ参加する事になりました。
(参加しない方々は、既に発見のモニュメント見学を最後にロシオ広場でバスを降りていたのです)

山の上に築かれたシントラの街には別荘や城館が点在しており、小さいけどのんびりとした時間が流れているような素敵なところでした。
ポルトガルに現存する最古と言われるシントラ王宮は、元はイスラム教徒が残した建物を王家の離宮として増改築を行なったもので、床レベルもバラバラで、様々な様式が混在していました。

リスボンに戻りホテルで２時間ほど休憩し、夜はバイロ・アルト地区のオ・フォルカードでファドを鑑賞しました。
21時少し前から始まったファドは、休憩を挿みながら深夜１時近くまで続くそうですが、ツアーでは22時まで楽しみました。

エリア シントラ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

リスボンからシントラへ。

30分程度でシントラに到着。

いきなり可愛らしいアズレージョが！

山の上にはムーア城跡。

シントラ王宮です。

シントラの王宮 城・宮殿

王宮から見たシントラの街。

シントラの王宮 城・宮殿

一時間程見学しました。

立派な彫物。

白鳥の間の天井。

27羽の白鳥は全て違ったポーズ。

白鳥の縁の凄く細かい模様。

開口部には可愛らしいモザイクタイルの装飾。

こういうモザイクは凄くイスラム的。

本当に細かい！

食堂の煙突。33mもあるのだそう。

続いてはカササギの間。

天井にはカササギが描かれています。

こちらにもイスラムなモザイク。

アップで。

部屋によって配色や模様が少しずつ違います。

こちらはセバスティアン王の間の壁。ブドウの葉がモチーフ。

壁のタイルを見てるだけでも楽しい。

天井の装飾。

床の寄木。

食器などの展示物もありました。

増改築を繰り返した館内。
床レベルはまちまち、階段ばかりでした。

ガレー船の間。
天井が船底の様な造りになっています。

壁面のアズレージョの前には絵画や工芸品の数々が展示されていました。

手の込んだキャビネット。
美しい寄木細工でした。

このキャビネットも素晴らしい細工でした。

優しい風合いのタペストリーと螺鈿細工のチェスト。

鋲飾りがついたハイチェスト。

窓の下には手入れされた中庭が見えました。

紋章の間の天井。
各地の紋章が描かれています。

壁一面には鮮やかなアズレージョが。

窓の向こうに宮殿が見えました。

とにかく部屋数が多くて・・・
ここは何の部屋だったか・・・

中国の間に展示されていた模型。

礼拝堂。

天井はイスラミックな幾何学模様で構成されています。

ここは立入出来ず、上部通路から見学しました。
緑色の床が鮮やかでした。

アラブの間。
中央には噴水がありました。

何だか物凄くゴージャス。

重厚な造りのキャビネット。

厨房にも紋章が描かれていました。

大広間には豪華なシャンデリアが。

このタイルの模様も面白い。

一時間程で見学終了。
エントランスホールに戻ってきました。

シントラの王宮 城・宮殿

現地ガイドの吉田さんに連れられて路地裏へ。

パステラリア・ピリクイータは王宮から程近い場所にありました。

パステラリア ピリクイータ パン屋

店内に入ると、床にこの店のロゴマークが描かれていました。

パステラリア ピリクイータ パン屋

ショーケースには名物のケイジャーダが陳列されていました。

パステラリア ピリクイータ パン屋

店内にはイートインスペースもありましたが、ここでは土産用にラッピングされたケイジャーダを購入しました。

パステラリア ピリクイータ パン屋

短い時間でしたが路地裏散策も楽しみました。

土産物屋も結構ありました。

ここはカフェ。

山の上の街なので、ここも坂道だらけでした。

シントラブティックホテル。
こんなところに宿泊するのもいいな。

シントラ ブティック ホテル ホテル

今回の観光は王宮だけでしたが、シントラにはムーアの城跡やベーナ宮殿、レガレイラ宮殿など見所があります。
再訪の機会があったらレガレイラ宮殿に行ってみたい。

名残惜しいですがリスボンに向けてバスは出発。

これは市民ホール。

帰り道も渋滞無くスムーズ。

あっという間にリスボン市街。

スタジアム脇を通り…

一旦ホテルに戻ってきました。

リスボン マリオット ホテル ホテル

水道橋が見える！

15分程歩いたところにスーパーマーケットにあったそうですが、ここは体力温存。
２時間弱だったので部屋で翌日フリータイムの作戦会議をしたり、スーツケースの整理をしたり。
なんだかんだで明日午後には出国なので・・・

さて、夜の部はファド鑑賞。
バスで出発です。

ローザ通りの入り口で降ろされ、薄暗い夜道を皆でビクビクしながら歩きます。

到着したのはこのお店。

オ・フォルカード 地元の料理

オ・フォルカードです。

各テーブルには赤白ワインボトルとミネラルが置かれていました。
飲み放題(笑)的な感じなのでしょうか、追加オーダーしても請求される事はありませんでした。

先ずは食事を。

そのうち店内の照明が落とされイイ雰囲気に。

先ずは女性ファディスタの力強い歌声。

中間でフォークロアダンス。

あどけなさが残る笑顔。
まだ若そうなダンサー達ですね。

後半は男性ファディスタの登場です。
先ずはコインブラファド。マントを羽織っています。

次はマントを脱いで。
凄く艶のある甘い歌声にうっとりです。

演目が終わり喫煙所で一本付けていたところ、さっきまでステージにいたファディスタのフレデリコさんとばったり！
フィリップに鍛えてもらったポルトガル語の挨拶と英単語の羅列で、歌声に感動した事をなんとか伝える事が出来ました。
写真にも快く応じて下さり感謝です。

そりゃもう感謝の気持ちは態度で示せ！って事でＣＤお買い上げです(笑)

ステージではまだまだ演目が続くのだそうですが、ツアーではここまで。
ワインと歌声に酔いしれた一夜でした。