2014/11/21 - 2014/11/24
149位(同エリア356件中)
くわさん
2014年11月23日、午後
さて、鹿児島旅行もいよいよ終盤。来た道をちょっと戻り、あの特攻隊の悲話がある知覧に寄ってみました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
これ以前はこちら
http://4travel.jp/travelogue/10963878
西大山駅で、開聞岳にお別れした後、南九州市の知覧へ行きましょう。
南九州市、こんな市があったのですね。(By 北九州市民)
ここは知覧特攻平和会館の駐車場前の、知覧文化会館。2014年に青色発光ダイオードの発明でノーベル賞を受賞された赤崎さんの垂れ幕が掲げられています。ここの出身の方だったのですね。 -
ここに来た目的はもちろんここ、知覧特攻平和会館。
中は撮影できません。永遠のゼロを読まなかったら来なかったでしょう。
そして、ここは永遠のゼロの海軍とは違い、陸軍の特攻基地。陸軍も特攻隊があったのですね。
http://www.chiran-tokkou.jp/ -
会館外の三角兵舎。特攻隊員たちはここで暮らしていたらしい。
上の平和会館にはここで書かれたであろう遺書がたくさん展示されています。 -
内部はこんな感じ。木造のテントと言った感じです。
どんな思いで朝を迎えたのでしょうか。 -
そしてここはあの高倉健さんの映画、「ホタル」の舞台になったところ。
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さて、今日の宿を探さないといけません。
当初は鹿児島市内まで行くつもりでしたが、特攻平和会館で時間を取られ、時刻は既に五時すぎ。
急遽カーナビでホテル/旅館を検索して見つけたのがここ。ちょっと高そうでしたが飛び込みで入ってみました。 -
すると三連休にも関わらず空きがあるとのこと。
二人で10,000円(税抜き)で即決です。 -
旅館名は富屋旅館。この時は「あの」旅館だとは知りませんでした。(知っていたら無理だと初めから諦めていた)
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玄関を入ると・・・
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ロビー、その奥がカウンター。
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そう、ここはあの特攻隊員たちを世話した富屋食堂の女将さんが、遺族が知覧を訪れたときのために建てた旅館だったのです。
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そしてその女将さんは健さん主演の映画「ホタル」に出てきます。館内にはその映画や特攻隊員たちにまつわるものがいくつか展示されています。
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由緒ある旅館、偶然とはいえ、三連休によく空き部屋があったものです。
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部屋はもちろん純日本風。
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飛び込みなのでさすがに夕食は準備できず、近くのコンビニで弁当を食しました。
車で5分くらいのところにコンビニがあります。徒歩でも10分くらい。 -
食後に周辺をぶらり。旅館の隣には、女将さん(トメさん)のトメ観音が。
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夜ですが中には人の気配。どなたかお参りされているようでした。
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ここにも赤崎さんのお祝いポスター。
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この建物は、その富屋食堂を再現したもの。屋根の上には、特攻隊員たちも見たであろう、夏の第三角形が輝いていました。
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【11月24日(月・祝)】
部屋にはテレビも何も無いのでとっとと寝てしまい、そのせいか、まだ暗いうちから目が覚めてしまいました。
事前の天気予報では星空は期待していなかったので、この旅行では星を撮影する機材は三脚しか持ってきてなかったのですが、外を見ると満天の星空。
固定撮影で、昨日の夕方は時間切れで諦めた知覧のもう一つの観光地、武家屋敷群に行ってみました。 -
時刻は朝の四時過ぎ。まだ誰もいません。
ちょうど、武家屋敷の道の向こうにオリオン座が輝いていました。
素晴らしい。 -
一方、東に目をやると北斗七星とアルクトゥールス。
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夜もだいぶ明けてきて空はかなり明るくなってきました。
そんな薄明の中、シリウスが最後まで頑張っていました。 -
さて、富屋旅館に戻り、昨日、コンビニで買ったパンで朝食です。
実は昨日チェックイン時、朝食はどうするかと聞かれたのですが、パンを食べるつもりだったので、素泊まりでお願いしました。
後日、この4travelの他の方の旅行記を読むと、ここの朝食はトメさんが突撃の日を迎えた特攻隊員に出した朝食と同じものらしいです。
パンなどかじらず、この特別な朝食にすればよかった。せっかくの機会だったのに、ああ、残念。 -
富屋旅館をチェックアウトしましょう。旅館の駐車場は狭いので、旅館裏の市営の駐車場に自動車を移動させます。
市内に駐車場はいくつかありますが、通りに面したところは有料。ちょっと奥に入った市営駐車場は無料です。富屋旅館のすぐ裏で、武家屋敷にも5分程度で行けお得です。 -
富屋旅館はすぐ近くに別館があり、その裏はこの様な公園になっています。
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公園から橋を渡り・・・
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武家屋敷群に行きましょう。
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武家屋敷の庭園に入るには、ここで入園券を買います。
一人500円、身障者割引があったような・・・
入園券はここ以外でもいくつか販売所があります。 -
時刻は8時半。庭園に入れるのは9時からなので通りをぶらり。
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この通りは日本の道百選に選ばれているそうです。
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このお姉さんたちと抜きつ抜かれつ。
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三叉路の突き当たり、ここにもありました、石敢當。
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とりあえず、700mの道をすべて歩きました。
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9時を過ぎたので庭園に入ってみましょう。
ここは、通りの一番東の、森重堅庭園。 -
ここにも赤崎さんのノーベル賞受賞を祝うポスターが。
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突き当たりから西の方に反転。
佐多民子庭園。 -
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入園券販売所でもらえる案内書の6番、佐多直忠庭園。
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ここは普通の民家。立ち入りできません。
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かなり戻ってきました。
案内書2番の平山克己庭園。
公開武家屋敷は通りの南北にありますが、南側の屋敷の庭園は、この様に庭の向こうに山が見えるので景色が映えます。 -
西郷恵一郎庭園。
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武家屋敷を後にし、富屋食堂に戻ってきました。
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ここは、映画にもなった富屋食堂をここに再現して、今は展示館になっています。
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ここにも特攻隊員たちの遺書が展示されていました。
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そろそろ駐車場に戻りましょう。
富屋食堂裏のトメ観音。 -
「えいきゅうばし」を渡って鹿児島市に向います。
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やってきました、鹿児島市。
もう、時間が無いので城山公園だけの訪問です。 -
うっそうとした森の歩道を抜けると・・・
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じゃーん。ザ・鹿児島な景色。
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おや? 西郷さん?
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最後にお昼は鹿児島ラーメン、豚トロへ。
最後に壇蜜の幟が見送ってくれました。(今度はJRで来るね、壇蜜) -
文字通り豚トロで、こってりでした。
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午後からは高速でひたすら北九州に戻ってきました。
ほとんど予定も立てず行き当たりバッタリの旅でしたが、ひなびた温泉や特攻隊にまつわる旅館に泊まれたりでいい旅でした。
これだから旅行は止められません。
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