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昨年だけでウィーンに3回来たので、それぞれ2週間近くいると、流石に国立歌劇場やムジークフェラインのコンサートだけでは、空白の夕べがでてくる。日本ではクラシック演奏会のほとんどない町に住んでいるので、来たからには、もっともっと聞きたい。そういうライブに飢えている状況だと、ここフォルクス・オパーも候補のなかに入れることになる。と、書いてくるといかにもと思われるかもしれないが、実際に今年は3回、脚を運んだし楽しかった。1回目がよかったからだ。<br /><br />20年前くらいに一度来て、その時はウィンナ・ワルツが溢れたウィーン色満開の「ウィーン気質」が楽しかった記憶があるが、それ以来だった。この4月の復活祭のときは、カールマン作の「マリツァ公爵夫人」という未知の作品。ウィーンのオペレッタらしい軽やかで楽しい音楽と演出で相当楽しんだ。ホイリゲの好きな人ならこのウィーン的なオペレッタもきっと好きになるだろう。これは国立歌劇場では絶対に味わえないタイプのものだ。<br /><br />ところで、この12月の滞在では、フォルクス・オパーに2回行ったが、モーツァルトの「魔笛」とフンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」だ。どちらも、クリスマス・シーズンならではの出し物で子供連れが目立つ。雰囲気が上に書いた2作とはがらりと変わった。溢れるクリスマス・ムードは街のあちこちで開かれているクリスマス・マーケットの雰囲気の続きだ。というわけで、少々健全すぎる雰囲気とはなったが、それはそれでくつろいだ時間を過ごした。 <br /><br />国立歌劇場の「魔笛」も今回見たので、それぞれの雰囲気の違いも楽しめた。ただ、モーツァルトのオーケストラ音楽は、国立歌劇場は少しホールが大きすぎる(座席1700以上)と思うので、その点、フォルクス・オパー(座席1200以上)のほうが、音量的には迫力を感じると思う。 内容と出し物によって、両方のオペラ座を選択できるという贅沢な状況にあるわけだ。<br /><br />序に書くと、今回は入らなかったが、テアター・アン・デア・ウィーンも座席1200くらいなので、モーツァルト以前やバロック時代の編成のオペラなどなら、国立歌劇場より相応しいといえるだろう。<br /><br />ウィーンは3つの歌劇場が選択できる贅沢な音楽の都なのだ。大きすぎるホールは、音楽を体に浸み込ませたい人には、物足りないサウンドになる。大型オーケストラの国立歌劇場はグランド・オペラが似合う。フォルクス・オパーの広さとアト・ホームな感じは、オペレッタやモーツァルトなどには相応しいと思う。さらに歴史的な出し物や古楽器などを使う演奏は、ベートーヴェンが監督を実際にしたことのあるテアター・アン・デア・ウィーンということになるだろう。

クリスマスのウィーン4(フォルクス・オパー)

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2014/12/14 - 2014/12/28

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tad

tadさん

昨年だけでウィーンに3回来たので、それぞれ2週間近くいると、流石に国立歌劇場やムジークフェラインのコンサートだけでは、空白の夕べがでてくる。日本ではクラシック演奏会のほとんどない町に住んでいるので、来たからには、もっともっと聞きたい。そういうライブに飢えている状況だと、ここフォルクス・オパーも候補のなかに入れることになる。と、書いてくるといかにもと思われるかもしれないが、実際に今年は3回、脚を運んだし楽しかった。1回目がよかったからだ。

20年前くらいに一度来て、その時はウィンナ・ワルツが溢れたウィーン色満開の「ウィーン気質」が楽しかった記憶があるが、それ以来だった。この4月の復活祭のときは、カールマン作の「マリツァ公爵夫人」という未知の作品。ウィーンのオペレッタらしい軽やかで楽しい音楽と演出で相当楽しんだ。ホイリゲの好きな人ならこのウィーン的なオペレッタもきっと好きになるだろう。これは国立歌劇場では絶対に味わえないタイプのものだ。

ところで、この12月の滞在では、フォルクス・オパーに2回行ったが、モーツァルトの「魔笛」とフンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」だ。どちらも、クリスマス・シーズンならではの出し物で子供連れが目立つ。雰囲気が上に書いた2作とはがらりと変わった。溢れるクリスマス・ムードは街のあちこちで開かれているクリスマス・マーケットの雰囲気の続きだ。というわけで、少々健全すぎる雰囲気とはなったが、それはそれでくつろいだ時間を過ごした。 

国立歌劇場の「魔笛」も今回見たので、それぞれの雰囲気の違いも楽しめた。ただ、モーツァルトのオーケストラ音楽は、国立歌劇場は少しホールが大きすぎる(座席1700以上)と思うので、その点、フォルクス・オパー(座席1200以上)のほうが、音量的には迫力を感じると思う。 内容と出し物によって、両方のオペラ座を選択できるという贅沢な状況にあるわけだ。

序に書くと、今回は入らなかったが、テアター・アン・デア・ウィーンも座席1200くらいなので、モーツァルト以前やバロック時代の編成のオペラなどなら、国立歌劇場より相応しいといえるだろう。

ウィーンは3つの歌劇場が選択できる贅沢な音楽の都なのだ。大きすぎるホールは、音楽を体に浸み込ませたい人には、物足りないサウンドになる。大型オーケストラの国立歌劇場はグランド・オペラが似合う。フォルクス・オパーの広さとアト・ホームな感じは、オペレッタやモーツァルトなどには相応しいと思う。さらに歴史的な出し物や古楽器などを使う演奏は、ベートーヴェンが監督を実際にしたことのあるテアター・アン・デア・ウィーンということになるだろう。

旅行の満足度
5.0

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  • ヘンゼルとグレーテル

    ヘンゼルとグレーテル

  • ヘンゼルとグレーテル

    ヘンゼルとグレーテル

  • フォルクス・オパーの魔笛

    フォルクス・オパーの魔笛

  • 舞台横のボックス席で見る。

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  • 魔笛

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