今年の夏のんびり７泊９日の行程で訪れたカンボジア。<br />前半は一人でアンコールワットを中心とする、シェムリアップ近郊の遺跡巡り。<br />後半には一人ではとても割高になってしまう郊外の遺跡巡りを、事前に地球の歩き方のＱ＆Ａのコーナーで見つけた旅の仲間たちとツアーをシェアしました。<br />こちらでは６日目のベンメリアの遺跡を紹介します。<br />シェムリアップから東へ約40km離れた場所にあり、現在も修復が施されないままに放置され、密森の中にひっそりとたたずむ遺跡は原形をとどめないほど崩壊がひどく、苔むした瓦礫の山は廃墟マニアにはたまらない遺跡かも。<br />一説によると宮崎駿監督のアニメ「天空の城ラピュタ」のモデルとなったとか。<br />確かにそんな雰囲気のある遺跡で、今回いろんな遺跡を回った中で一番のお気に入りの遺跡でした。<br />

密林に眠る神秘的な遺跡　「ベンメリア」

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2014/08/09 - 2014/08/17

40位(同エリア373件中)

#遺跡・歴史

ぬいぬいさん

今年の夏のんびり７泊９日の行程で訪れたカンボジア。
前半は一人でアンコールワットを中心とする、シェムリアップ近郊の遺跡巡り。
後半には一人ではとても割高になってしまう郊外の遺跡巡りを、事前に地球の歩き方のＱ＆Ａのコーナーで見つけた旅の仲間たちとツアーをシェアしました。
こちらでは６日目のベンメリアの遺跡を紹介します。
シェムリアップから東へ約40km離れた場所にあり、現在も修復が施されないままに放置され、密森の中にひっそりとたたずむ遺跡は原形をとどめないほど崩壊がひどく、苔むした瓦礫の山は廃墟マニアにはたまらない遺跡かも。
一説によると宮崎駿監督のアニメ「天空の城ラピュタ」のモデルとなったとか。
確かにそんな雰囲気のある遺跡で、今回いろんな遺跡を回った中で一番のお気に入りの遺跡でした。

エリア

その他の観光地(カンボジア)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

交通: 3.0

同行者: 友人

一人あたり費用: 10万円 - 15万円

交通手段: タクシー徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

シェムリアップ６日目は前日に引き続き郊外の遺跡巡り。
この日はベンメリア、クバールスピアン。バンテアイ・スレイの３ヶ所を予定しています。
前日は６名でしたが、この日は３名増えて９名
最初に訪れたのはベンメリア。
今回の旅で一番楽しみにしていた遺跡です。
このＨＡと刻まれた石は、地雷の撤去あと。ベンメリアにはあちこちにこの石がありました。
ここの蛇神ナーガ像は比較的状態がいいので有名だそうで、そこで記念写真をパチリ
確かに他で見たものよりも断然状態がいいですね。
遺跡に通じる参道では子供たちが遊んでいます。
観光客の我々からすると、貴重な世界遺産
でも、地元の子供たちには単なる遊び間なんですね。
このナーガ像　完璧ですね。
奥に見えてきました。
結構崩れていますね
ここの遺跡、崩れた瓦礫の山に勝手に上ることができるんです。
一人だとこんな写真は撮れませんが９人集まればいい感じに写真が撮れます。
どこに行っても崩壊がひどく、苔むした、ほとんどが瓦礫の山のと化した遺跡。
ジャングルの中に眠る廃墟といったイメージ
遺跡としてはアンコール・ワットよりも古く、11世紀末から12世紀初頭の造営と推測されているようです。
環濠の幅は幅約45m、周囲4.2kmとアンコールワットと比べると規模はかなり小さいものの、類似点が多いことから「東のアンコール・ワット」とも称されているようです。
アンコール・ワットの遺跡のモデルとして計画されたともいわれているそうです。
ラピュタの前で思い思いのポーズ
一人では照れくささが出てしまいますが、みんなでやれば怖くない。
そんな感じですね。
今夏一緒のメンバーは一番若い子が２３歳、当然私は最年長ですが、ほとんどが息子と同じ年代の若者たち。
でも、そんな年齢差も関係なくすんなり違和感なくとけこんでしまいました。
職業や年齢差を超えた交流、これも旅の醍醐味の一つですね。
前日のツアーと違ってこの日は日本語ガイド付き
各遺跡の解説や見所、ビューポイントなどしっかりおさえて回ることができたので、みんな大満足
それにしても見事なまでに崩れています
夏のこの時期は雨季なので、苔が鮮やかな緑色に
苔フェチの私にはたまらない光景です
なんといってもいいのがアンコールワット周辺の遺跡と違って人が少ないこと
アンコールワットやアンコールトムなどの街に近い遺跡ではどこに行っても人だらけ
でも、シェムリアップの街から２時間ほど離れた７０キロ近く距離のある遺跡なので車をチャーターするか、オプショナルツアーを申し込むかしないといけない遺跡
その分だけ観光客も少ないんですね。
ツアーの場合はベンメリア単体でなく、クバールスピアンやバンテアイ・スレイとセットになった１日ツアーが主流
地雷の撤去がすむまでは来ることもできなかったようなので、９年前に来たときは話題にもなっていなかったような気がします。
崩壊されたまま手つかずの状態で探検気分が味わえること
それに人気に拍車をかけたのはやっぱり『天空の城　ラピュタ』のモデルになったことがきっかけでブレイクしたようです。
でも、ここの人気は日本人保中心とするアジア圏の観光客で、意外にヨーロッパやアメリカからの観光客には不人気なようです。
確かに遺跡で見かけるのは圧倒的に日本人や中国、韓国系がほとんどでした。
深い森の中に埋もれた遺跡はこんな風に探検気分が味わえること。
修復されないまま遺跡発見当時のままで残された姿を楽しめるのも、この遺跡の醍醐味の一つですね。。
今回の旅では私の一押しのお気に入りの遺跡でした。
最後はガイドさんも混じっての記念撮影。次は川底に眠る遺跡クバールスピアンへと向かいます。