【58】【ローマ、ラテラノ近辺】語学力初級の還暦女子、空の巣症候群の無気力状態から脱出を試みた。1人旅、イタリア縦断２ヵ月半

2014/04/03 - 2014/06/18

デジタル大辞典より抜粋

サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂

ローマの四大バシリカの一であり、キリスト教公認後、初の教会として知ら

れる。ローマ皇帝コンスタンティヌス1世が同地をローマ教皇に寄進し、4世

紀に創建。17世紀にバロック様式の代表的な建築家ボロミーニにより大改築

され現在の姿になった。隣接するラテラノ宮殿は14世紀に教皇庁がバチカン

に移るまで、歴代教皇の住居だった。1980年、「ローマ歴史地区、教皇領と

サンパオロフォーリ‐レ‐ムーラ大聖堂」の名称で世界遺産（文化遺産）に

登録された。 ラテラノ大聖堂はバチカンの領域外にあるが、ラテラノ条約

によってバチカンの特別な権利が認められている。

以上〜〜〜



正面上部にキリストと聖人の像が並んでいます

　

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

サンジョバンニ門が

普通の庶民の建物や風景に同化しているこの大らかさ！

びっくり〜。

一応遺跡ですよね・・・すごいな〜ローマって・・

ラテラノ大聖堂に行く前に・・

まず、ラテラノ大聖堂の敷地内にあるこのヘレナの礼拝堂へ。

この礼拝堂は320年建立で

巡礼者もうでの７大聖堂の一つになっているそうです。

それは。。。

コンスタンチヌスの母ヘレナが

エルサレムのピラト（イエスの処刑のゴーサインをだしたローマのユダヤ総督）の

宮殿から、運んだと言われる『イエスの歩いた階段』があるからです。

この時一緒に

エルサレムから持ち帰った聖遺物があるとか。

その聖遺物とは

十字架の断片と１本のクギ、茨の冠のトゲ

それらは、他の教会に祭られているそうです。

（どこだろう？？調べなくっちゃ）

ほかにもエレナの礼拝堂で重要といわれるものに

ローマ教皇のプライベート祈祷室（Sancta Sanctorum）があります。

　＜この世にこの場所より聖なる場所はない＞との文言が記されているそう。

不定期で公開。入場料は一人3.5ユーロ

写真を消去してしまい、残念。

礼拝堂に入ってすぐ右手に

聖なる階段スカラ・サンタ

（28段）があります。



敬虔な信者の人達なのでしょうね。

お祈りしながら階段を１段１段ひざまずいて上がっていきます。

膝、そうとう痛いはず・・・・

でも

裁判の時、キリストが上ったとも

キリストが十字架に掛けられる前、有罪判決を受けて下ったとも伝わる

この階段・・

敬虔な信者の方にとっては、イエス様の味わった痛みを

少しでも分かちあいたいという真摯な思いなのでしょうね・・・


側面のモザイク

風雨に晒された状態で・・痛んだりなのかしら？と心配してしまいます。

太陽光のもとで、より美しく輝いていました。

次は、サン・ジョバンニ・ラテラノ大聖堂　

ローマの四大バシリカ(古代ローマ様式の大聖堂)の１つ。


ヘレナの礼拝堂との間に道路が横たわり

交通量もあって、無理な横断は危険。

ちょっと大まわりになるけれど、公園のような敷地内の正面から入っていって

ラテラノ大聖堂を見上げます。

たまたまカメラを構えたら、薄い雲が太陽をさえぎりました。

5秒後の写真。

太陽ってこんなに早く動いているんですね！←って、そっち？？

身廊から教皇専用祭壇を眺めます。

広いです！

床の模様がなんとも優美。

ピカピカです。

アプス上部のモザイクの画は

１３世紀、ヤコボ・トッリティとヤコボ・カメリーノの作。


（ヤコボ・トッリティは、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂のアプスも手がけています）

中央奥に教皇専用の祭壇。

その上に高くそびえるチボーリオの上の銀色の箱の中には聖ペテロと聖パウロの頭部が納められているそうです。

みなさん、見上げてますねー。

シンプル

大聖堂でなく、

ラテラノ宮殿のほうは、ヴァチカン歴史博物館になっていて

９時、１０時、１１時、１２時の４回、

専属のガイドツアーが行われているようです。

エジプト産のオベリスク。

ローマで一番背の高いオベリスクで、象形文字が美しく刻まれています。

紀元前１４世紀にトトメス４世によってエジプトのテーベで建てられていたものを

３５７年に、ローマに運びいれチルコマッシモ競技場にに置かれたんだそうですね。


後、３つに分断され壊れてしまったオベリスク。

教皇シクストゥス５世によって修理され

無事、ここに置かれたのだそうです。

洗礼堂（左手、手前）

ラテラノ大聖堂を出てすぐの八角系の洗礼堂。

コンスタンティヌス帝が洗礼を受けたという場所です。

長い間、ローマでただ一つの洗礼堂だったそうです。

こじんまりとしいますが

歴史の重さを感じます。


厳かで、質素で、

４世紀という時代の雰囲気をそのままに

色濃くとどめている気がしました。

八角形の洗礼堂・・・

キリスト教では

８という数字は、永遠という意味があり

また１週間の７日が終わった後、また８日目から新しく始まる

つまり出発という意味があるそうです。

ちょうど若い男の子が洗礼を受けていました。


家族で正装して、司祭さんのお話を聞いています。

厳かな儀式のあと、

賑やかに談笑していました。

次は
【59】ローマ、カラカラ浴場他http://4travel.jp/travelogue/10950163

この旅行記へのコメント （1）

• めておら☆さん 2015/03/12 11:15:32

  ローマはやっぱりイイ★

  キャッツアイさん、こんにちは〜！
  またまた旅行記、楽しく拝見させていただきました。
  
  アッピア街道は以前から憧れの場所なのですが、行き帰りに苦労した
  方の旅行記をよく目にするので、未だ行けてない場所・・・でも
  古代ローマ好きなら必須の場所ですよね。キャッツアイさんのルート
  を参考に計画立ててみようと思います。
  
  それと、ラテラノ大聖堂もまだ行けてません。４大バジリカで制覇
  できてないのがラテラノともう一つあるので、これも参考にさせて
  いただきま〜す♪
  
  カラカラ浴場は私もかつて訪れて、そのスケールにあんぐりと口を
  開きっぱなしだったのを覚えてます。あの時代に、こんな大規模な
  石造りの建築ができる技術って・・・ほんとにスゴイ！ローマ人を
  あらためて尊敬してしまいますよね。
  
  てか、旅行記もう終盤？！うそぉ〜！
  でも、イタリアマニアのキャッツアイさん、また何度も行かれるで
  しょうからね。どんどん旅行記増えていくでしょうから楽しみに
  してますよ（＾＾）
  
  ところで、今年はミラノ万博がありますが、キャッツアイさんは
  行かれますか？私は５月にまたイタリア旅行の予定ですが、最後
  の最後まで悩んで、ミラノ万博はやめました。ミラノ万博とナポリ
  Pizzaを天秤にかけたら、ナポリPizzaに傾いてしまった。安上がり
  な人でしょう(笑)
  もともと混雑するところがあまり好きじゃないし、気ままに旅する
  のが性に合ってるので、またローマ・ナポリあたりをウロつく予定
  です。万博は行かれた方の旅行記で楽しむとします。
  キャッツアイさん、もしミラノ万博行かれたら、旅行記ＵＰして
  くださいね〜！
  ではでは。
  
  めておら☆