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パリ アンヴァリッドに併設される軍事博物館です。<br /><br />ここで一番見たかったのは甲冑のコレクション。<br /><br />フランソワ1世、アンリ4世、ルイ16世の甲冑もありました。<br /><br />華やかな騎馬試合をほうふつとさせる展示です。<br />

パリ 軍事博物館  各時代の戦いの記録

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2013/12/29 - 2014/01/05

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konomi

konomiさん

パリ アンヴァリッドに併設される軍事博物館です。

ここで一番見たかったのは甲冑のコレクション。

フランソワ1世、アンリ4世、ルイ16世の甲冑もありました。

華やかな騎馬試合をほうふつとさせる展示です。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
旅行の手配内容
個別手配

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  • アンヴァリッド ドーム教会を出て、北に歩きます。<br /><br />この軍事博物館は18世紀末にアンヴァリッド内に設立された<大砲博物館>と、1889年のパリ万博をきっかけに開館した<軍事歴史博物館>を統合するかたちで誕生しました。

    アンヴァリッド ドーム教会を出て、北に歩きます。

    この軍事博物館は18世紀末にアンヴァリッド内に設立された<大砲博物館>と、1889年のパリ万博をきっかけに開館した<軍事歴史博物館>を統合するかたちで誕生しました。

  • 中庭回廊にある古い戦車 Char Renault FT17<br /><br />実戦で使用されたフランス初の軽戦車で1917年 ルノー社製<br />マシンガン、もしくは37ミリキャノン砲を備える、当時としては画期的な戦車でした。<br />ルノー社の創業者であったルイ・ルノーが設計にも参加しています。<br />ロシア革命、満州事変、スペイン内戦などで使用されました。<br /><br /><br />http://commons.wikimedia.org/wiki/Renault_FT-17?uselang=ja 

    中庭回廊にある古い戦車 Char Renault FT17

    実戦で使用されたフランス初の軽戦車で1917年 ルノー社製
    マシンガン、もしくは37ミリキャノン砲を備える、当時としては画期的な戦車でした。
    ルノー社の創業者であったルイ・ルノーが設計にも参加しています。
    ロシア革命、満州事変、スペイン内戦などで使用されました。


    http://commons.wikimedia.org/wiki/Renault_FT-17?uselang=ja 

  • 軍事博物館中庭

    軍事博物館中庭

  • 軍事博物館 入口<br /><br />企画展として、1956年のインドシナ戦争展が開催されていました。

    軍事博物館 入口

    企画展として、1956年のインドシナ戦争展が開催されていました。

  • フランソワ1世甲冑<br /><br />ヴァロワ家傍系のヴァロワ・アングレーム家出身の王です。<br />ルイ12世に男子がいなかったために、王位が転がり込んできたという、幸運を手にしました。<br /><br />あんまり戦上手ではなかったようで、ドイツのシャルル(カール)5世には完膚なきまでにたたかれて、息子(のちのアンリ2世)を捕虜に差し出さねばならぬハメになったこともあります。<br /><br />

    フランソワ1世甲冑

    ヴァロワ家傍系のヴァロワ・アングレーム家出身の王です。
    ルイ12世に男子がいなかったために、王位が転がり込んできたという、幸運を手にしました。

    あんまり戦上手ではなかったようで、ドイツのシャルル(カール)5世には完膚なきまでにたたかれて、息子(のちのアンリ2世)を捕虜に差し出さねばならぬハメになったこともあります。

  • フランソワ1世の治世下のフランスは、シャルル5世の支配地域に囲まれていたため、活路を見だしてイタリアには何度も遠征。<br /><br />このときにイタリアからフランスに連れ帰ったのがレオナルド・ダヴィンチです。<br />フランソワ1世は、ダヴィンチを歓待し、死ぬまで面倒を見ました。<br /><br />ダヴィンチの死後、モナリザを買い取ったのもこの王様。<br />また、当時要塞だったルーブルを改装して、宮殿にしたのもフランソワ1世です。<br /><br /><br />

    フランソワ1世の治世下のフランスは、シャルル5世の支配地域に囲まれていたため、活路を見だしてイタリアには何度も遠征。

    このときにイタリアからフランスに連れ帰ったのがレオナルド・ダヴィンチです。
    フランソワ1世は、ダヴィンチを歓待し、死ぬまで面倒を見ました。

    ダヴィンチの死後、モナリザを買い取ったのもこの王様。
    また、当時要塞だったルーブルを改装して、宮殿にしたのもフランソワ1世です。


  • フランソワ1世 甲冑<br /><br />フランソワ1世は大変大男でした。<br />実際甲冑を見ると・・・本当にでかい!こんなに大きかったんだなぁ〜〜。<br /><br />大変おしゃれで、女性にもてたそうで、ヴィクトル・ユゴーはフランソワ1世をモデルに小説「王は愉しむ」を書いています。<br />この作品は後にヴェルディによってオペラ「リゴレット」にリメイクされました。<br /><br />

    フランソワ1世 甲冑

    フランソワ1世は大変大男でした。
    実際甲冑を見ると・・・本当にでかい!こんなに大きかったんだなぁ〜〜。

    大変おしゃれで、女性にもてたそうで、ヴィクトル・ユゴーはフランソワ1世をモデルに小説「王は愉しむ」を書いています。
    この作品は後にヴェルディによってオペラ「リゴレット」にリメイクされました。

  • 軍神マルスと勝利の女神ヴィクトワールを彫刻した甲冑<br /><br />フランソワ1世の部屋にあります。

    軍神マルスと勝利の女神ヴィクトワールを彫刻した甲冑

    フランソワ1世の部屋にあります。

  • シャルル9世の甲冑<br /><br />フランソワ1世の孫にして、アンリ2世の次男 母は悪名高いカトリーヌ・ド・メディシス妹のマルゴはブルボン朝始祖のアンリ4世の妻でした。<br /><br />兄のフランソワ2世が夭折したため10歳で王位につきました。<br />(フランソワ2世の妻は、スコットランド女王のメアリ・スチュワートです。)<br /><br />エイプリルフールの起源を作ったのはこの王様だといわれています。<br />ちなみに、フランス語ではエイプリルフールはポワソン・アブリル(直訳すると4月の魚)と言います。

    シャルル9世の甲冑

    フランソワ1世の孫にして、アンリ2世の次男 母は悪名高いカトリーヌ・ド・メディシス妹のマルゴはブルボン朝始祖のアンリ4世の妻でした。

    兄のフランソワ2世が夭折したため10歳で王位につきました。
    (フランソワ2世の妻は、スコットランド女王のメアリ・スチュワートです。)

    エイプリルフールの起源を作ったのはこの王様だといわれています。
    ちなみに、フランス語ではエイプリルフールはポワソン・アブリル(直訳すると4月の魚)と言います。

  • ブルボン朝の始祖、アンリ4世肖像 (マラン・ル・ブルジョワ作)<br /><br />最初の妻は、フランソワ1世の孫で絶世の美女マルゴ(マルグリット・ド・ヴァロワ)。<br />結婚式直後の聖バルテルミーの虐殺は有名です。<br />アレクサンドル・デュマ作の「王妃マルゴ」は映画化もされていますよ。<br />https://www.youtube.com/watch?v=JjFZ7gErZ1o <br /><br />後に、アンリ3世はマルゴと離婚し、イタリアのメディチ家出身のマリー・ド・メディシスと再婚します。<br />

    ブルボン朝の始祖、アンリ4世肖像 (マラン・ル・ブルジョワ作)

    最初の妻は、フランソワ1世の孫で絶世の美女マルゴ(マルグリット・ド・ヴァロワ)。
    結婚式直後の聖バルテルミーの虐殺は有名です。
    アレクサンドル・デュマ作の「王妃マルゴ」は映画化もされていますよ。
    https://www.youtube.com/watch?v=JjFZ7gErZ1o 

    後に、アンリ3世はマルゴと離婚し、イタリアのメディチ家出身のマリー・ド・メディシスと再婚します。

  • アンリ4世のものと言われている甲冑<br /><br />アンリ4世は以外と小さかったんですね。<br /><br />この王様も大変女性にもてたそうで、あちらこちらに子供を作りまくりました。<br />その一人がヴァンドーム伯。<br />ガブリエル・デストレとの息子でヴァンドーム広場の由来になった人です。<br /><br />「ガブリエル・デストレとその妹」の肖像はルーブル美術館で見ることができます。<br />http://www.louvre.fr/jp/oeuvre-notices/%E3%80%8A%E3%82%AC%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%A7%89%E5%A6%B9%E3%83%93%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%85%AC%E7%88%B5%E5%A4%AB%E4%BA%BA%E3%81%A8%E3%81%BF%E3%81%AA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%82%96%E5%83%8F%E3%80%8B

    アンリ4世のものと言われている甲冑

    アンリ4世は以外と小さかったんですね。

    この王様も大変女性にもてたそうで、あちらこちらに子供を作りまくりました。
    その一人がヴァンドーム伯。
    ガブリエル・デストレとの息子でヴァンドーム広場の由来になった人です。

    「ガブリエル・デストレとその妹」の肖像はルーブル美術館で見ることができます。
    http://www.louvre.fr/jp/oeuvre-notices/%E3%80%8A%E3%82%AC%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%A7%89%E5%A6%B9%E3%83%93%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%85%AC%E7%88%B5%E5%A4%AB%E4%BA%BA%E3%81%A8%E3%81%BF%E3%81%AA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%82%96%E5%83%8F%E3%80%8B

  • ルイ13世 子供時代の甲冑<br /><br />ルイ13世はアンリ4世の息子。<br />父のアンリ4世が暗殺されたため、8歳で即位しました。<br /><br />

    ルイ13世 子供時代の甲冑

    ルイ13世はアンリ4世の息子。
    父のアンリ4世が暗殺されたため、8歳で即位しました。

  • ルイ13世 甲冑 胸当 彫刻が見事です。<br /><br />ルイ13世の母親はイタリアのメディチ家出身のマリー・ド・メディシス。<br />権力欲が強く、生涯息子と対立。<br /><br />ルイ13世は全く家庭に恵まれなかったんですね。<br /><br />

    ルイ13世 甲冑 胸当 彫刻が見事です。

    ルイ13世の母親はイタリアのメディチ家出身のマリー・ド・メディシス。
    権力欲が強く、生涯息子と対立。

    ルイ13世は全く家庭に恵まれなかったんですね。

  • ルイ13世の部屋

    ルイ13世の部屋

  • ルイ13世甲冑 1630年から40年ごろの作<br /><br />結婚24年目にしてやっと生まれた王子が後のルイ14世です。<br />この王子がたった4歳の時にルイ13世は41歳の若さで死去しました。

    ルイ13世甲冑 1630年から40年ごろの作

    結婚24年目にしてやっと生まれた王子が後のルイ14世です。
    この王子がたった4歳の時にルイ13世は41歳の若さで死去しました。

  • ルイ13世甲冑 1630年から40年ごろの作

    ルイ13世甲冑 1630年から40年ごろの作

  • 大砲<br />

    大砲

  • 騎馬試合用の甲冑

    騎馬試合用の甲冑

  • 信じられないくらい細いウエストの甲冑<br />

    信じられないくらい細いウエストの甲冑

  • この甲冑、左側に傷跡が残っています。<br />騎馬試合で着いたものでしょうか?<br />生々しいですね。

    この甲冑、左側に傷跡が残っています。
    騎馬試合で着いたものでしょうか?
    生々しいですね。

  • 重装歩兵用甲冑<br /><br />こんな重い甲冑をつけて、歩くだけでも大変そう。

    重装歩兵用甲冑

    こんな重い甲冑をつけて、歩くだけでも大変そう。

  • 重装歩兵用甲冑

    重装歩兵用甲冑

  • キャノン砲

    キャノン砲

  • 軍事博物館 近代コレクションの入口<br />シャルル・ド・ゴール将軍の展示室があります。

    軍事博物館 近代コレクションの入口
    シャルル・ド・ゴール将軍の展示室があります。

  • 軍事博物館を出ると、左側にエッフェル塔が見えます。

    軍事博物館を出ると、左側にエッフェル塔が見えます。

  • 軍事博物館 北の入口

    軍事博物館 北の入口

  • アンヴァリッド 軍事博物館 北門

    アンヴァリッド 軍事博物館 北門

  • 夜、ライトアップされるととてもきれいですね。

    夜、ライトアップされるととてもきれいですね。

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