ルーマニアの旅（２）・・中世の城砦都市シギショアラと南トランシルヴァニア地方の要塞教会を訪ねて

2014/06/05 - 2014/06/05

シギショアラについて

トランシルヴァニア地方の中心に位置し、１２世紀にザクセン人が入植し、職人や商人の町として発展した、城砦都市です。

世界遺産に登録されているシギショアラの旧市街は、城壁に囲まれており、南北４ｋｍ、東西２.５ｋｍの小さな街で、中世の面影を色濃く残しています。

時計塔は、１４世紀に商工ギルドの自治都市となった、記念に建てられた町のシンボルです。内部は歴史博物館になっており、最上階からは、シギショアラの旧市街、新市街が一望できます。

ヴラド・ドラクルの家は、ヴラド・ドラクルが４年間幽閉された家で、ドラキュラのモデルで息子のヴラド・ツェペシュの生家でした。現在はレストランになっています。


要塞教会について

南トランシルヴァニア地方には、ザクセン人の移住により造られた村が多数点在しています。その村の中心部にある教会は見張り塔の役割を果たし、その周囲には防壁が築かれました。

世界遺産に登録されている、サスキズの要塞教会は、１４世紀に造られています。大きな時計塔（見張り塔）がシンボルで、礼拝堂は清楚・シンプルでした。

世界遺産に登録されている、ビエルタンの要塞教会は、１６世紀に造られています。三重の壁に囲まれており、この地方の要塞教会の中では、最も堅固に造られています。

エリア その他の都市(ルーマニア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.5

ブラショフからサスキズに向かいます。ドナウ川の支流です。

車窓にはセイヨウカラシナの畑が広がります。

今回のツアー、移動中のトイレ休憩は、ガソリンスタンドが多かったです。スタンドと売店、カフェを兼ねています。

ルペア要塞です。紀元前4世紀頃のダキア人の遺跡を元に、14世紀にザクセン人が造った要塞だそうです。

車窓には小さな村、村の中心には教会があります。

１４世紀にザクセン人により造られた、サスキズの要塞教会です。

要塞教会の大きな見張り塔（時計塔）です。

礼拝堂の内部は、清楚、シンプルでした。

村の丘の上にも要塞の跡が残っていました。

サスキズ村の街並みです。

歩道のバラが満開でした。

サスキズからシギショアラへ向かいます。車窓は牧草のロールです。

シギショアラの旧市街は、丘の上にあります。

シギショアラはザクセン人により造られ城砦都市でした。

旧市街への城門で、「仕立屋の塔」です。

城門をくぐり旧市街へ。

旧市街を囲む城壁です。

この城門は四角形で、中に入る横階段が付いています。

旧市街の中心、城砦都市広場です。かつて市場が開かれていた、４０ｍ四方の広場です。

白い建物がHotel Casa cu Cerbで、この通りの突き当りが山上教会に通じる木造階段です。

１４世紀に造られた、６４ｍの時計塔です。城門を兼ねています。

時計塔のからくり時計です。現在からくり人形は動かず、音楽だけが鳴るそうです。

時計塔を登ります。時計塔の内部は、歴史博物館です。
最上階からは、３６０°の眺望が楽しめます。
時計塔見学料金；１２レイ（３８６円）です。

西側の眺望（旧市街の城砦都市広場側）です。

南西側の眺望（旧市街の山上教会側）です。

右手が山上教会で左手がドイツ語学校（山上学校）です。

東側の眺望（新市街）です。

北東側の眺望（旧市街のドミニコ会修道院付属教会と新市街・タルナヴァ・マーレ川）です。

からくり時計の内部です。

時計塔の機械室です。

これから時計塔に上る子供達です。速く登っておいて良かった、この後だと、入場制限でかなり待たされるでしょう。

ヴラド・ドラクルが4年間幽閉されていた家です。吸血鬼ドラキュラのモデルとなったワラキア公ヴラド・ツェペシュの生家もある。

入口にはドラキュラの看板が、現在はレストランになっています。

レストラン「カーサ・ヴラド・ドラクル」での食事風景です。

レストランの壁には、古いフレスコ画が残っています。

中世の甲冑も展示されています。

トマトベースのスープ（ドラキュラスープ）です。

ママリガ（トウモロコシの粉を蒸した伝統的主食、Mamaliga）と豚肉のトマト煮です。

デザートはアップルケーキです。

ヴラド・ドラクルの家の小路です。

ヴラド・ツェペシュ（ヴラド３世）の像です。ドラキュラ公、串刺し公として有名です。　

頭部にズームアップです。

ドミニコ会修道院付属教会です。

レースを編むおばさん。

シギショアラの市庁舎です。

ルーマニア国旗とＥＵ旗、中央右は市旗でしょうか。

屋根付き木造階段前の露店です。

山上教会への１７５段の、屋根付き木造階段です。

ドイツ語学校（山上学校）です。

１４世紀創建のルター派（プロテスタント）の、山上教会（聖ニコラウス教会）です。
山上教会見学料金；２レイ（６４円）です。

山上教会の構造図です。

山上教会前に小さな教会がありました、見張り塔を兼ねていたのでしょうか。

シギショアラからビエルタンへ向かいます。車窓はトウモココシの畑です。

ソーラー発電のパネルが並んでいます。

１６世紀にザクセン人により造られた、ビエルタンの要塞教会です。左に木造の尖塔、中央に時計塔、右に聖堂が見えます。

ビエルタン要塞教会の配置図です。

三重の城壁に囲まれており、このあたりの要塞教会では最も堅固に造られています。

教会に通じる、屋根付きの階段です。配置図１０から登ります。

聖堂や時計塔、木造の尖塔などの周りも、一番内側の城壁（第三の壁）が囲んでいます。

右側の壁が中間の強固な城壁（第二の壁）です。城壁の突き当りが配置図２の建物です。

城壁の銃を射かける穴です。

穴からは、一番外側の城壁（第一の壁）が見えます。

城壁に野草も。キンギョソウです。

時計塔の城門を入ります。

配置図３の「時計塔」で、防衛用の通路や大時計、鐘などがあります。

配置図７の「木造の尖塔（鐘楼）」で、食糧庫でした。

配置図４の「死者の塔」で、聖職者たちの永眠する霊廟です。

要塞教会の「聖堂」で、配置図の中央の建物です。

聖堂の礼拝堂です。

礼拝堂の祭壇です。祭壇の中央は、磔のキリストの彫像です。

石を彫り上げて造られた、説教壇です。

パイプオルガンは、３５０本のパイプで構成されています。

ミサンガを買いました。
１０レイ（３２２円）です。ちよっと高いですね。

宝物庫の扉の鍵は１４世紀のもので、非常に複雑な鍵が考案されました。

配置図１の「カトリックの塔」で、カトリック用の礼拝堂でした。

配置図５の「東の稜堡」の中です。喧嘩した夫婦の監房で、かつて喧嘩をした夫婦を、2週間閉じ込めていた監房がありました。

そこに閉じ込められている間は、テーブル、椅子、食器、寝台も一人分しか与えられなかった。普段は、それで司法当局を呼ばずに仲直りをしたので、離婚はビエルタンでは非常にまれなものだったという。

城壁の一部は修理中でした。

城壁の上からの、ビエルタンの町の眺望です。

時間が停まったような風景です。

ビエルタンの街並みです。

ビエルタン小中学校の屋根に、コウノトリの巣がありました。

建物正面の屋根の右に巣があります。

親鳥の２羽が巣を見ています。

巣のコウノトリも親鳥のようです。