2014GWポルトガルほんわか旅行2

2014/04/27 - 2014/04/27

到着翌日からSintra・Roca岬へのプチトリップに出かけます。ポルトガルで期待していたのは、"サウダーデ”感。はるばるユーラシア大陸の西端で、寂寥を感じる･･･というイメージだったのですが、お天気も大変良く、爽やか～な1日でした。

エリア ロカ岬(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨夜は･･･階段をのぼる物音がやたらと気になりました。丁度階段の脇にベッドの頭をつけている壁があるような配置なのだ。道路の騒音は聞こえないかもしれないけれど、こりゃたまらん。昼間は出入りが少なくて気が付かなかったけど。どうしようかな。とりあえず、朝ごはん行きますか。7:30からです(ホテルにしちゃ遅いよね)。

朝食会場からは道路周辺が見えるだけだけど、正面がちょっとした広場っぽくなっていて、並木も緑豊かで気持ちいい感じです。今日はお天気良さそうかな〜。

自分でテキトウに選んで取るタイプです。朝食の前評判は、「ヨイ」と「イマイチ」が混在していて、後者の評価の人は軒並みオレンジジュースをピンポイントで酷評。どういうこっちゃと思っていたのですが、「ホテル」と思うと、品揃えは控えめかも。そして、オレンジジュースは、この手の評価が甘い私でも、「これなら出さない方が評判を良くしておけるかもね」と感じる薄さ。でも、この規模、南欧(朝はあっさり)ということを踏まえると、良い朝食だと思います。特に、おやつ(おやつ系パンというより、本当のおやつ)は充実してます。

「今のお部屋、とても良いんですけど、足音が･･･他の部屋もありますか」微妙に面倒くさそうな顔をされつつも、一方で、結果を分かっていたような顔つきでもありました。「外の騒音は絶対しない部屋」にまずは通した、ということだろうか･･･。2部屋ほど、もう1回見せてもらって、こちらの部屋に変えてもらうことに。「ありがとう〜」

薄いグリーンが基調のお部屋。203号室。大通り(Escola Politecnica通り)には面していないけれど、脇道には向いている部屋です。東からの朝日が爽やかです。

位置としてはこんな感じで。結果的には、この部屋は音問題はありませんでした。この季節、寝るときは窓は閉めるしね。

バスタブが浅めで、仕切りがカーテンなのを除くと、前の部屋よりも広いし、換えてもらってよかった〜。あ、ソファは前の方が好きかな。

窓からのぞいた風景。屋根に生えた草がかわいいです。道路との位置関係が分かります。

荷物を詰めなおしたりなんだりで、予定よりも少し遅くなりながらも、出発です。今日は結局、早速Sintra&Roca岬に行くことに。本当はもう少しリスボンの街を把握してから3日目辺りに行きたいところでしたが、リスボンは日曜日はお店は全滅。街にいてもあまり見るものもありません。というわけで、お天気も良いうちに、日帰りトリップを済ませてしまおうというわけです。

ホテルを出て振り返ると、上に飛び出している部分の右側(窓に半分だけ太陽の光が当たっているところ)が、新しい部屋です。

宿の全景。1階真ん中に入り口・フロントがあって、2階手前左側が食堂(カーテンが閉まっていない方)。上の写真とは別のタイミングで撮ったもの。

昨日と同じルートで、ケーブルカーに。日曜朝9:30下りだとガラガラ。

Rossio駅からCP(ポルトガル鉄道)に乗ります。

切符を買ったら、Viva Viagemのカードで発行されて、0.5ユーロ追加徴収。えー、これ持ってるよー(でも、現時点で1日券として有効な状態だけどー)。旅行中、この仕組みにはやられっぱなしでした･･･。そして、Sintra/Roca周遊で15.5ユーロ(Viva Viagem込み)でした。地球の歩き方に書いてあったのより値上がりしてると思う。

電車はこんな感じ。車内は大変にキレイです(写真失敗した)。
リスボンの"ザ・郊外”な街並みを眺めながら、のんびり。しかし、若干すすけた感じの街並みだなあ。いや、フツウの風景なんですけど、「あんまり世帯収入は高くないんですけど」的な「団地(マンションではない)」が林立していると言いますか。乗客も、浮かれた観光客以外は、団地に住んでます、生活は結構大変です、楽しいですけどね、みたいな感じの人が多いような気がします(私の偏見です)。

Sintraに着いたらバスに乗って街中に向かいます。既に来ていたバスに強引に乗り込む(本数が多くない)。激しい登りなので、少なくとも、行きはバスを強く推奨。結構、歩いている人多いですが。
街に着いた、と思ったら、バスは止まってくれず、ぐいぐいと山中を。うーん、あまり時間無いんだけどな。と思いつつ、バスの運転手さんのスゴイテクニックと高いところからの風景がみれたので良かったかも。
また、街に戻ってきたところで降ろしてもらいます。

街の中心は、ザ・観光地という感じ。いわゆるお土産は、リスボンより充実してそうな感じです。Sintra名物のQueijadaを探します。地球の歩き方に載っているお店以外にも色々あります。そして、Queijada以外のお菓子も美味しそう〜。Traveseiroも抑えておかないとね〜。そして、このCruzAltaと書かれた紙で包装されているのもかわいい。3個購入。

ちなみに、Queijada、おそらく同じクオリティと思われるものをリスボンでも良く見かけました。。。

Sintraは、Roca岬のついでと言いますか、このお菓子だけが欲しかったといいますか、あまり建築様式が好みではなかったので、さっくり終了します。

またバスに乗って、駅に戻ろうとしましたが、うーん、バス停が見つからないなあ、とかなんとか言っている間に、駅に近づいてしまいました。そして、1時間に1本しかないRoca岬行き、間に合うかも〜。最後は走って、もう出発しようとしているバスの前に立ちはだかって止める。アリガト〜。

バスは途中まで路面電車と並走して、グイグイと海へ向かいます。途中、振り返るとSintraだけ標高が高くなっているのが分かります。

バスの揺れで写真が撮りづらかったので、画像はもう岬に着いています。

キター！ユーラシア大陸の西の果て、Cabo da Rocaです！

海、特に岬に典型的な、背の低い花々が色とりどりに咲いています。

寂しげな空気を漂わせる中で人生について考えてしまう感じ(BGMはポルノグラフィティの「サウダージ」か「アゲハ蝶」)を想定していたのですが、なんか、違う。

お姉さんはワイン配っているし(ツアー客用みたいだった)。海は、寂寥というより、南のリゾート的な緑がかったブルーだし。観光客で溢れていて、そして、皆楽しそうです。お天気はいいし、俺たち、ここまで来たぜ的な喜びに岬中が包まれているというか。

1軒だけあるレストランというかカフェというかで一息。私もワイン飲んじゃおう。この風景を眺めながらボーっとするのは至福です。さっきのおやつも食べちゃうし。

この写真、後ろのコードがイマイチだー。

ところで、最西端到達証明書は安いのと高いの2種類があるということでしたが、安いのは無くなっていました。かつ、値上げしていました。12.1ユーロ(封筒込み。無しだと11ユーロ)のものが2種類あります(デザインが違う)。買ったけど。結構大きいです(帰りの観光に邪魔になった･･･)。クレジットカードが使えない場面が意外と多いな、と2日目にして感じていたのですが、ここはしっかり使えるのがちょっと可笑しい。

半日くらい過ごせてしまいそうな気もするけれど、次のバスでCascaisに向かいます。ところで、ルートとしてはCascais→RocaよりもSintra→Rocaが良いのではないかと思います。前者は海沿いを行くので、最後にバーンと岬が出現する感動が微妙に薄れるのではないかと。

Cascaisでは終点よりも手前で皆ぞろぞろ降りるので、それに合わせて降りてしまうのが良さそうです(バスターミナルに行く必要が無く、鉄道に乗るか、Cascaisの街を観光する場合)。

リゾートでーす、という感じで、皆さん、もう海を楽しんでいます。

お腹すいたー。

これはやっぱり海が見えるレストランがいいなあ〜。意外と無いなあ〜。味的にも価格的にも課題があるのは分かりつつ、ロケーションでお店選定。

ビールとシーフードパスタをオーダー･･･多いよ！そして、シーフード、全くフレッシュではなく、揚句にカニカマが入ってるよ。。。うーむ、自業自得とは言え･･･。まあ景色を食べたと思おう。

お腹いっぱいになった後で冷静に他のお店を観察すると、おいしそうでリーズナブルなところは結構ありました(全部が全部観光地価格というわけではないようにみえた)。

電車に乗って、リスボンに戻ります。この路線から見る住宅地は、朝よりも高級感が漂っているなあ。

Cais do Sodre でメトロに乗り換え、ホテルへ。切符は、1日券ではなく5ユーロ分チャージ。

Avenida駅で降りて歩いてみる作戦に出たけれど、ここから上がっていく道は激しい登りな上に、歩いて楽しい系かというとちょっと違う感じ。Casa de S. Mamedeに泊まる場合、ゆるゆるGloria線から歩いて行かないのであれば、Rato駅まで出てしまうのが正解かと思います。

一休みしてから、晩御飯を食べに出発。なんだかこのバル(？)賑わっていて楽しそうだなあ。

Sao Pedro de Alcantara展望台の夕方。

Buenos Airesのある坂道。このロケーション、楽しいね。脇を人が通るけれど。きちんとしたテーブルではなく、階段の段差に陣取っている人々もいます。

今日はTasca Komeに行くつもりだったのですが、どうにも見つからない(位置を勘違いしていたことが後程判明)。Bonjardimに行くことにしました。この辺は、ザ・観光客向けレストラン街、になっているようでした。

迷った末に、外の席を選択。

ローストチキン・ハーフ。うーん、おいしいとは思うけど、わざわざリスボンまで来て食べたいかな。なんかグルメな国に来た割には外しているような。もしくは、ガイドブックに影響を受けて期待しすぎちゃってるのかも。

今日は良く歩いた。疲れたー。