2014GWポルトガルほんわか旅行4

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2014/04/29 - 2014/04/29

24位(同エリア39件中)

#街歩き

エリア

モンサラーシュ(ポルトガル)

旅行の満足度: 4.5

同行者: 一人旅

交通手段: 高速・路線バス徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

朝も暗いうちから出発。「タクシー呼ぶ？」「地下鉄で行くから大丈夫」このホテル、24時間フロントに人がいるような気がする。昨日と同じルートでバスターミナルへ。

LINHAとVIATURAの関係がなかなか理解できず、しばしウロウロ。LINHAは固定してある列で、VIATURAは変動します。VIATURAが切符に書いてあります。ギリギリの時間にならないとバスは来ないね。
昨日すでにチケットを買ってあったので、座席番号は1番でした。わざわざ前日に買いに来る人は殆どいない雰囲気で、微妙にヘンな顔されましたが、堂々といい席に座れるのは良いものだ。

バスは、その行程の殆どを高速上を走ります。田園風景が広がるけれど、その速度からか、若干味気ない。朝ごはん代わりのおやつをパクつきます。

ちなみに、バスガイド的なお姉さんが同乗しているのですが、観光バスでは無いので全くもって仕事が無い。途中ちょっとした社内販売をするけれど、この距離で買う人はいないし。ナゾな仕事だ。
Evoraに着いて、少し待ち時間があるので、お茶。立ち飲みしていると、地元にすっぽり入りこんだ気分にさせられます。私は鉄道とバスだと、鉄道の旅が好きなのですが、Evoraのバスターミナルは駅から離れているので、乗換のことを考えるとバスにせざるを得なかったのよね。

このバスターミナル、お手洗いは有償でした。
次のバスはこんな感じ。すいてた。

さて、結局、Monsarazへの行き方ってどうなっていたの？ということですが、まずEvora→Reguengos de Monsarazは10:25→11:20の便があります。ということは、Lisbon→Evoraは8:00→9:45に乗る。これは、まあ簡単です。
こーんな感じの道を行きます。これなら、私にも運転できそうだ･･･。やっぱり、高速じゃないと楽しいなあ。

そのあと、Reguengos de Monsaraz→Monsarazが分からない。調査結果：

今日泊まる宿：13:50と14:50だよ。Evora→Reguengos de Monsarazは1日に何本かあるはず。もしくはタクシーね。(テキトー)
リスボンの観光案内所：14:14と17:34です。
リスボンのバスターミナル：ここじゃ分からないわ。
Evoraのバスターミナル：13:00よ。

川を渡り･･･、
途中、いくつかの街に寄って行きます。この、だらーんとしたおじさん達、ヨイです。
しばらくずっとバスの前を走っていた。根性！
羊が行進しています。
Reguengos de Monsaraz到着。バスターミナルにスーツケースを置かせてもらおうとしたけれど、虫が多く(ポルトガルでは時々こういう場所がありました。高級ブティックにもそういうパターンがあるのがナゾでした)断念。ずるずる引きずりながら、うろついて観光案内所発見(バスターミナルからすぐです)。「荷物預かってもらえますか」「んー、ゴメンネ」お薦めレストランと地図だけもらって、また移動。
観光案内所で、「Alentejo的なものが食べられるところ」というので教えてもらったRestaurante A Grelha。
ワインをデキャンタで(グラスワインが無い)。
パンとオリーブ。ところで、ポルトガルのレストランでは、Entrada(前菜)が大量に出てくるところがある、と読んだのですが、私が入ったところはどこもせいぜい、パン、オリーブ、チーズくらいでした。
豚！やっぱり、Alentejoではイッとくでしょ。ご飯が香り米なのか、若干微妙だった。
Reguengos de Monsarazは想像していたより大きな街です。Igreja Matriz de Santo Antonio(セント・アントニオ教会)はイスラムチックな雰囲気を感じましたが(教会でそう思うのはヘンですが)、ネオゴシック様式なんだそうです。

ターミナルに戻って、バスを待ちます。と、「日本人の方ですか」と声をかけられました。彼女もMonsarazに行くところとか。日本人、どこにでも行くねえ。

そのまま当然同じバスに乗って、ポツポツ会話。こういうパターン、普段はあまり好きではないのですが、自立してそうな人だったので。「どこに泊まるんですか」なんと同じところでした。まあ、選択肢はすごく限られるわけですが。

結局、バスは13:40に出発しました。･･･結論から言うと、ネットにあるバスの時刻表で問題ありません。2010年と書いてあるので、えーっと思うけれど、2010年から変更していないのです。合ってたのは、WebとEvoraのターミナルに貼ってあるのとReguengos de Monsarazのターミナルのおじさん、でした。

http://www.rodalentejo.pt/html/default.asp
イスラムの名残を感じさせる建物。
いくつもの小さい村をちょこまかと止まって、「あ、あの小高いところかな？」と思っていると、最後にグッと高度を上げます。広がる視界。そして、湖！こういう展開とは思っていなかったので、コーフンします。

その驚きのまま、バスは終着駅へ。2人でキャーキャー言いながら、本日の宿へ向かいます。

バスが城壁の外にしか止まらない、と読んで、結構大変なのかな、と思っていたけれど、そんなことは全く無かった。GoogleMapで見ても、田舎の距離感(特に高低差があるとき)は分かんないのよね〜。
「Casa D. Antonia」「ポルトガル朝・昼・晩」で読んで、気になったのです。

「Boa Tarde〜. I'm △△(ファーストネーム)」「And･･･名前なんでしたっけ？」「▽▽です」別々に予約してるのに一緒に入るから、おばちゃんが混乱しています。宿帳を覗き込む。「あれ、苗字、□□ですか？」なんと、同じ苗字。ハハ。それぞれ部屋に案内してもらいます。
5番のAmeliaという部屋。かわいーい。
ベッド周りも、水回りもピカピカ。アメニティは、石鹸もリンス・イン・シャンプーもあっさりしたもの。シャンプーはやたらと泡立ちが良かったな〜。
奮発して、View付の部屋にしたのだ。ビュー無しだと2泊78ユーロ、ビュー有り2泊130ユーロで悩んでいたら、ビュー有2泊115ユーロにしてくれたのです。

まあ、テラスでのんびりしたかっていうと結果的にはあんまりしなかったんですけどね。はっきり言って午後は暑い、結構風が強い、ちょっと虫が飛んでいたりする、室内の居心地が良い、てな感じのためです。でも、きっと夕方涼しくなってきたところで、ワインを飲みながら夕日を見たらサイコーだと思います。
一息ついたら、散歩へ。暑い･･･。遮るものが無いからか、時間帯のせいか、昨日一昨日より、さらに強力･･･。水を買って、部屋に引き上げます。この街、いわゆるスーパーなるものがありません。4-5軒のお土産屋さんと1軒のワインシヨップ、6-7軒のレストラン、2軒の喫茶店だけです。この水は、喫茶店で買いました。何か欲しいときは、Reguengos de Monsarazまで行くしかないってことか。
部屋にはお茶や水は無くて、食堂にコーヒーメーカー(有償)が置いてある仕組み。
散歩の途中で、日本人の彼女と晩御飯の約束をし、7時にXarez集合。日の入りの時間を考えるともう少し遅くしたかったけれど、ラストオーダーなどを考慮すると、この時間にしろと言われる(確か。もう思い出せない)。テラス席最前列に陣取ります。

サラミ的なもの。
パン。

お互い、久しぶりの日本語で旅の出来事を話しまくります。一人旅経験豊富で、ポルトガルには何回か来ているらしい。リスボンで行った場所を聞いていると、相当に旅の趣味がかぶっているような感じがしました。おそらくニュースソース(ガイドブック)も似たり寄ったりなのではないかと。
クレソンのサラダ。これ、おいしかった。今日はいつもと違って、色々オーダー出来てうれしいなー。

このレストラン、メニューは「ザ・アレンテージョ」というよりは、「いわゆるオシャレカフェ料理、でもやっぱりアレンテージョ風味」という感じで観光客には若干物足りない気も。でも、夕日を見るなら、ここがベストです。
席の傍をうろうろする猫。フツウ、レストランだと生き物はイマイチなものですが、屋外だからか、猫の堂々たる雰囲気によるものか･･･まあいいかと。「名前なんて言うんですか」「Estlera(*)。星っていう意味さ」

*「Starだよ」って教えてもらって、帰ってきてからポルトガル語の単語を調べたのですが、星、という意味の言葉は沢山あった。多分これじゃないかと。。
肉。見た目だけだと、昼のと酷似してるな･･･(こちらは柔らか煮込み、昼はローストなので、味は全然違う)。この米は美味しいな。
夕日が沈んでいきます。