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今日の昼食はガフサの街で。<br /><br />山岳オアシスの観光を終えて、永遠と続く荒涼な大地を走った。<br />途中でいくつもの小さな街を通り過ぎた。<br /><br />何もない。山。土。草。雲の影。そして時々ヤギ。<br /><br />ミデスからガフサまで約1時間半、ひたすら長い道のりだった。<br />山は所々に黒い帯があり、これはリン鉱石が含まれている部分だそうだ。<br />チュニジアは世界でも有数のリン鉱石の産出国で、リン鉱石がチュニジアの経済を支えているらしい。<br />工場には黒いリン鉱石が山積みされていたが、外から見えるように置いてあるのは、たいして価値のない石のようだ。<br />リン鉱山はメトラウイの街が有名で、そこから出ているレザールージュという岩山を走り抜ける観光列車に乗りたかったのだが、日程的に厳しくて、コースに入れるとナゼか予算もかなりUPするために諦めた。<br />リンって意外にも身近なものに使われている。殺虫剤や歯磨き粉、ハムやコーンフレーク、コーラ等…。琵琶湖の洗剤問題などで環境や体に悪いイメージがあったのだが意外だ。<br /><br />途中の山の上で写真タイムをとってもらった。本当に何もない。<br />ドライバーさんもかなり疲れているようだ。<br />「クラージュ!(がんばれ)」と声をかけながら何とかガフサへ。<br /><br />ガフサが近づいてくると、悪臭が閉め切った車内にまで漂ってきた。<br />ものすごいゴミの量だ。ひどい!!!<br />確かに、スースを出た時もエルジェムを出た時も、街の周りはゴミがひどかったがガフサは強烈だった。<br />悪臭に気分が悪くなりながらも、12時40分、予定より10分遅れでお昼の場所へ到着。<br /><br />今日のランチはジュグルタ・パラスという5星のホテルだった。<br />すごい内装のホテルだ。なんとも言えないゴチャゴチャした感じは、アジアというかエスニックというか落ち着かなかった。<br />どういう趣味のオーナーなのだろう。<br />昨日とは違って、欧米人のグループがランチをしていた。私達もすぐにランチが用意された。<br /><br />ドライバーさんも疲れてるみたいだから、ゆっくりしなよ。と13時30分に出発の約束をしてガイドさん達と別れた。<br /><br />ランチは<br />チュニジアンサラダの盛り合わせ。<br />ローストチキンとターメリックで炒めた野菜やライス。<br />あまり甘くないメロン。<br /><br />コーラと水を頼んだ。6D(360円)<br /><br />昨日のランチのほうが美味しかったかな。13時10分頃には食べ終わり、玄関をウロウロしていた。<br />気温はどんどん高くなっていた。<br />まだかなー、まだかなー、なんて待っていたら約束の13時30分を過ぎていた。<br /><br />…来ない。車もガイドさんも来ない。<br />まあ、海外ならよくあることだよと、心配して落ち着かない旦那さんをロビーに座らせた。<br />「でも彼らは今まで一度も時間に遅れたことはないし…」と旦那さんは不安そうだ。<br /><br />まあ、そう言われれば。なんか事故でもあったのか?とだんだんと不安になってきた。<br />10分待った、20分待った。でも来ない。どうしよう…。いよいよiPhoneを使おうかと思ったとき、ガイドさんが現れた。<br /><br />ごめん…ドライバーさんが寝てた。<br /><br />その後すごい勢いで車がやってきた。バツが悪そうに笑いながらドアを開けてくれた。<br />よかった。ガフサで置いて行かれなくて。<br /><br />遅れた分、急ぐ。ということで、また更に長い道のりをケロアンへ向かった。<br />ガフサを過ぎるとオリーブ畑が見え始めた。<br />だんだんと緑が多くなってくる。<br />車の交通量も一気に増えた。さっきまでと全然景色が違う。まるで違う国だ。<br /><br />途中、革命の発端になった街、シディブジットを過ぎたあたりでコーヒータイムをとった。革命の影響からか、カフェの前には厳重な鉄の門があり、あけてもらわないと車が中に入れない仕組みになっていた。<br />この近くのスベイトラ遺跡も行きたかったのだが、現在は治安の問題で日本ではツアーが出ていない。<br />カフェでのカプチーノは中々美味しかった。<br />ドライバーさんは明らかに疲れてる。<br />毎日運転しっぱなしだからな、今朝のシェビカの観光についてくるから疲れたんじゃないの?<br />とか皆で話しかけながらなんとか眠気を覚ました。<br /><br />この道中でガイドさんがローマ数字とアラビア数字について教えてくれた。<br />この話は本当に勉強になって面白かったのだが、説明が難しいのでとても書けない。<br />でもローマ数字なんて12までしか知らなかったが、お陰で200までは書けるようになった。<br />そして私たちが使っているアラビア数字は角を数える数字。うまくできている。<br />服のサイズの表記についての目から鱗の話やコインをつかったクイズが続き、算数の授業のようだった。<br />算数の苦手な私は酔いそうだった。<br /><br />そんなこんなで無事にケロアンの街にやってきた。<br />今まで通り過ぎてきた沢山の南部の街とは違い活気に溢れていた。<br /><br /><br />

4日目④ ガフサでの昼食とその道中

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2014/06/04 - 2014/06/04

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旅行記グループ チュニジア

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清玉上人

清玉上人さん

今日の昼食はガフサの街で。

山岳オアシスの観光を終えて、永遠と続く荒涼な大地を走った。
途中でいくつもの小さな街を通り過ぎた。

何もない。山。土。草。雲の影。そして時々ヤギ。

ミデスからガフサまで約1時間半、ひたすら長い道のりだった。
山は所々に黒い帯があり、これはリン鉱石が含まれている部分だそうだ。
チュニジアは世界でも有数のリン鉱石の産出国で、リン鉱石がチュニジアの経済を支えているらしい。
工場には黒いリン鉱石が山積みされていたが、外から見えるように置いてあるのは、たいして価値のない石のようだ。
リン鉱山はメトラウイの街が有名で、そこから出ているレザールージュという岩山を走り抜ける観光列車に乗りたかったのだが、日程的に厳しくて、コースに入れるとナゼか予算もかなりUPするために諦めた。
リンって意外にも身近なものに使われている。殺虫剤や歯磨き粉、ハムやコーンフレーク、コーラ等…。琵琶湖の洗剤問題などで環境や体に悪いイメージがあったのだが意外だ。

途中の山の上で写真タイムをとってもらった。本当に何もない。
ドライバーさんもかなり疲れているようだ。
「クラージュ!(がんばれ)」と声をかけながら何とかガフサへ。

ガフサが近づいてくると、悪臭が閉め切った車内にまで漂ってきた。
ものすごいゴミの量だ。ひどい!!!
確かに、スースを出た時もエルジェムを出た時も、街の周りはゴミがひどかったがガフサは強烈だった。
悪臭に気分が悪くなりながらも、12時40分、予定より10分遅れでお昼の場所へ到着。

今日のランチはジュグルタ・パラスという5星のホテルだった。
すごい内装のホテルだ。なんとも言えないゴチャゴチャした感じは、アジアというかエスニックというか落ち着かなかった。
どういう趣味のオーナーなのだろう。
昨日とは違って、欧米人のグループがランチをしていた。私達もすぐにランチが用意された。

ドライバーさんも疲れてるみたいだから、ゆっくりしなよ。と13時30分に出発の約束をしてガイドさん達と別れた。

ランチは
チュニジアンサラダの盛り合わせ。
ローストチキンとターメリックで炒めた野菜やライス。
あまり甘くないメロン。

コーラと水を頼んだ。6D(360円)

昨日のランチのほうが美味しかったかな。13時10分頃には食べ終わり、玄関をウロウロしていた。
気温はどんどん高くなっていた。
まだかなー、まだかなー、なんて待っていたら約束の13時30分を過ぎていた。

…来ない。車もガイドさんも来ない。
まあ、海外ならよくあることだよと、心配して落ち着かない旦那さんをロビーに座らせた。
「でも彼らは今まで一度も時間に遅れたことはないし…」と旦那さんは不安そうだ。

まあ、そう言われれば。なんか事故でもあったのか?とだんだんと不安になってきた。
10分待った、20分待った。でも来ない。どうしよう…。いよいよiPhoneを使おうかと思ったとき、ガイドさんが現れた。

ごめん…ドライバーさんが寝てた。

その後すごい勢いで車がやってきた。バツが悪そうに笑いながらドアを開けてくれた。
よかった。ガフサで置いて行かれなくて。

遅れた分、急ぐ。ということで、また更に長い道のりをケロアンへ向かった。
ガフサを過ぎるとオリーブ畑が見え始めた。
だんだんと緑が多くなってくる。
車の交通量も一気に増えた。さっきまでと全然景色が違う。まるで違う国だ。

途中、革命の発端になった街、シディブジットを過ぎたあたりでコーヒータイムをとった。革命の影響からか、カフェの前には厳重な鉄の門があり、あけてもらわないと車が中に入れない仕組みになっていた。
この近くのスベイトラ遺跡も行きたかったのだが、現在は治安の問題で日本ではツアーが出ていない。
カフェでのカプチーノは中々美味しかった。
ドライバーさんは明らかに疲れてる。
毎日運転しっぱなしだからな、今朝のシェビカの観光についてくるから疲れたんじゃないの?
とか皆で話しかけながらなんとか眠気を覚ました。

この道中でガイドさんがローマ数字とアラビア数字について教えてくれた。
この話は本当に勉強になって面白かったのだが、説明が難しいのでとても書けない。
でもローマ数字なんて12までしか知らなかったが、お陰で200までは書けるようになった。
そして私たちが使っているアラビア数字は角を数える数字。うまくできている。
服のサイズの表記についての目から鱗の話やコインをつかったクイズが続き、算数の授業のようだった。
算数の苦手な私は酔いそうだった。

そんなこんなで無事にケロアンの街にやってきた。
今まで通り過ぎてきた沢山の南部の街とは違い活気に溢れていた。


旅行の満足度
2.5
観光
2.5
ホテル
3.5
グルメ
4.0
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
25万円 - 30万円
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)
  • リン鉱石が採れる山

    リン鉱石が採れる山

  • 積み上げられたリン鉱石

    積み上げられたリン鉱石

  • 何もない道が続く

    何もない道が続く

  • ジュグルタパラス

    ジュグルタパラス

  • ホテルエントランスの壁は可愛いラクダのタイル。

    ホテルエントランスの壁は可愛いラクダのタイル。

  • 中はビックリの装飾

    中はビックリの装飾

  • レストラン

    レストラン

  • 前菜の盛り合わせ。やっぱりサラダは最高に美味しい

    前菜の盛り合わせ。やっぱりサラダは最高に美味しい

  • ローストチキン。<br />肉はプリップリ。全体的にカレー風味

    ローストチキン。
    肉はプリップリ。全体的にカレー風味

  • ガフサの街。大きい

    ガフサの街。大きい

  • オリーブ畑がケロアンまで続く

    オリーブ畑がケロアンまで続く

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