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「そりゃあ雨が降れば海もできるさ」<br />あるジブリ映画のセリフが頭をよぎった。<br /><br />3日目、ホテル・ディアルエルベルベルの部屋のドアをあけると中庭は海になっていた。<br />一体どれだけの雨が降ったんだ。<br />「ムッシュー!」<br />水をかき集めているポーターのおじさんを呼び、スーツケースを持ち上げて移動した。<br />よかった、空は晴れている。<br /><br />小さな部屋で、ガイドさん、ドライバーさんと朝食を食べた。<br />デニッシュパンやパウンドケーキ、<br />ヨーグルトにチーズ、<br />とっても小さなゆで卵、<br />そしてチュニジアではよく食べるらしい甘いゴマペーストのようなもの。<br /><br />昨日に引き続きジャムは最高に美味しい!<br />それにしても全部甘い。<br /><br />イスラム教では朝食は甘いものしか食べてはいけないらしい。<br />甘いもの以外では卵だけ食べても良いのだとか。<br />日本でも毎朝ジャムトーストしか食べない私には贅沢な朝食だったけれど、和食派の旦那さんは甘すぎて気持ち悪いと言っていた。<br />逆に和食はしょっぱいものだらけで、私は好きではない。<br /><br />朝食を終えて7時に出発!<br /><br />ホテルを出てまずは近くのベルベル人の穴居式住居の見学へ向かった。<br />昨日、ドライバーさんが通りすがりに「明日の朝7時に来るからパンを焼いといてね」と予約してくれた。<br />しかし、ここでトラブル発生。<br />昨日の大雨のせいで、道がぬかるみ、いや、ぬかるみどころではなく崩れており、車が家の前まで坂道を降りていけない状態。<br /><br />仕方がないので、歩いて向かうこととなった。ドライバーさんを先頭に、ガイドさん、私と続く。<br />皆が踏んだ足跡を歩かないと、靴がぬかるみにスッポリとはまってしまう。<br />そんな悲惨な状況だったが、雨が降ったせいで埃が落ちて空気が澄み、土は濡れて赤くなり、素晴らしく美しい景色だった。<br /><br />無事に家の前につくと、ベルベル人のお母さんが家の前でパンを焼いていた。<br />土を焼き固めた釜土に木を入れて焼き、温めてからパンを焼く仕組みらしい。<br />ミルクと肉用にヤギも飼われていた。<br /><br />お母さんはずっとパンを焼いている。<br />焼き上がりまで結構待った。<br />そして出来立てを食べさせてもらった。素朴な味。パンというよりパサパサしたホットケーキみたい。<br /><br />さて、大量のパンを焼き終え、やっとお宅にはいらせていただけることとなった。<br />玄関には青いペンキで、魔よけのファティマの手や魚の絵が描かれていた。<br />家の中には笑顔が可愛い男の子が2人いた。8時から学校らしい。<br />なんとチュニジアでは大学まで学校教育は無料らしい。すごい。日本も見習ってほしい。<br />でも、無料だから途中で行かなくなる子も多いとか。<br />今は女性のほうがたくさん学校に通っていて、女性の社会進出が進み、晩婚化、少子化…<br />どこの国も一緒だな。<br /><br />家のなかは真ん中に円形の吹き抜けがあり、周りに小さい部屋の入口がある。<br />寝室、キッチン、子供部屋、少し高い位置に食物の保管庫。<br />「ほほーう、こうなってる訳ですか」<br />中は意外と広い。地上にある井戸から綺麗な水が来ていてシャワーもある。<br />昨日の大雨もちゃんと排水される仕組みになっていた。<br />なんとこんなに雨が降ったのは3年ぶりだそう。<br />作物が育つ恵みの雨だと意外にも大喜びだった。<br /><br />お母さんの勧めで、民族衣装を着させてもらった。<br />頭が重い!ベロアの布がとても美しいけれど、けっこうな重さだった。<br />粉ひきの実演を見せてもらったり、ミントティーと天然の蜂蜜でパンを食べたりと、ゆっくり寛いだ。<br />お土産にパンをいただく。<br /><br />ガイドさんの勧めで、通常は5D程だが、衣装体験やパンのお土産をもらったから10D(約600円)チップを渡すように言われた。<br />すると、旦那さんが、どうしても20D渡したいと言い出し、私とガイドさんが止めるように説得したが彼は払ってしまった。<br />チップの払い過ぎは決してよくない。<br /><br />一時間ほど見学して、また悪路を徒歩で登り、次はシディドリスへ向かった。<br /><br />シディドリスは、スターウォーズで使用されたバーやセットが残るホテル。<br />到着したら、玄関は開けっ放しで中は誰もいなかった。<br />中にはスターウォーズのポスターや写真がたくさん貼られていた。<br /><br />残念ながら、朝早いので、バーは閉まっていて見れなかった。<br />と、いうか中は昨日の雨で半分水没状態だった。<br /><br />一通り中を見学し、写真を撮ってすぐに出た。<br />「ここってホテルなの?昔、ホテルだったんでしょ?今は何?」<br />旦那さんが聞いてくるので、「今もホテルだよ。ツアー客がランチに来たりするらしいよ」<br />と返すと、ビックリしていた。<br />「えーーーーーー!!ありえないよ。どこで飯食うの?俺は絶対泊まれない」<br />まあ、水没していることもあってか、そういうレベルの場所だった。<br />ここに一人で泊まりに来た女の人のブログを読んだことがあるけれど、本当に尊敬する。。<br /><br />今回の旅行で唯一のスターウォーズロケ地だったけれど、観なくてもいい場所だった。<br />ガイドさん曰く、ディアルエルベルベルは4つ星だったでしょ?<br />確かに。ここに比べたら天国だった。<br />

3日目① ベルベル人の「建もの探訪」とオテル・シディドリス

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2014/06/03 - 2014/06/03

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旅行記グループ チュニジア

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清玉上人

清玉上人さん

「そりゃあ雨が降れば海もできるさ」
あるジブリ映画のセリフが頭をよぎった。

3日目、ホテル・ディアルエルベルベルの部屋のドアをあけると中庭は海になっていた。
一体どれだけの雨が降ったんだ。
「ムッシュー!」
水をかき集めているポーターのおじさんを呼び、スーツケースを持ち上げて移動した。
よかった、空は晴れている。

小さな部屋で、ガイドさん、ドライバーさんと朝食を食べた。
デニッシュパンやパウンドケーキ、
ヨーグルトにチーズ、
とっても小さなゆで卵、
そしてチュニジアではよく食べるらしい甘いゴマペーストのようなもの。

昨日に引き続きジャムは最高に美味しい!
それにしても全部甘い。

イスラム教では朝食は甘いものしか食べてはいけないらしい。
甘いもの以外では卵だけ食べても良いのだとか。
日本でも毎朝ジャムトーストしか食べない私には贅沢な朝食だったけれど、和食派の旦那さんは甘すぎて気持ち悪いと言っていた。
逆に和食はしょっぱいものだらけで、私は好きではない。

朝食を終えて7時に出発!

ホテルを出てまずは近くのベルベル人の穴居式住居の見学へ向かった。
昨日、ドライバーさんが通りすがりに「明日の朝7時に来るからパンを焼いといてね」と予約してくれた。
しかし、ここでトラブル発生。
昨日の大雨のせいで、道がぬかるみ、いや、ぬかるみどころではなく崩れており、車が家の前まで坂道を降りていけない状態。

仕方がないので、歩いて向かうこととなった。ドライバーさんを先頭に、ガイドさん、私と続く。
皆が踏んだ足跡を歩かないと、靴がぬかるみにスッポリとはまってしまう。
そんな悲惨な状況だったが、雨が降ったせいで埃が落ちて空気が澄み、土は濡れて赤くなり、素晴らしく美しい景色だった。

無事に家の前につくと、ベルベル人のお母さんが家の前でパンを焼いていた。
土を焼き固めた釜土に木を入れて焼き、温めてからパンを焼く仕組みらしい。
ミルクと肉用にヤギも飼われていた。

お母さんはずっとパンを焼いている。
焼き上がりまで結構待った。
そして出来立てを食べさせてもらった。素朴な味。パンというよりパサパサしたホットケーキみたい。

さて、大量のパンを焼き終え、やっとお宅にはいらせていただけることとなった。
玄関には青いペンキで、魔よけのファティマの手や魚の絵が描かれていた。
家の中には笑顔が可愛い男の子が2人いた。8時から学校らしい。
なんとチュニジアでは大学まで学校教育は無料らしい。すごい。日本も見習ってほしい。
でも、無料だから途中で行かなくなる子も多いとか。
今は女性のほうがたくさん学校に通っていて、女性の社会進出が進み、晩婚化、少子化…
どこの国も一緒だな。

家のなかは真ん中に円形の吹き抜けがあり、周りに小さい部屋の入口がある。
寝室、キッチン、子供部屋、少し高い位置に食物の保管庫。
「ほほーう、こうなってる訳ですか」
中は意外と広い。地上にある井戸から綺麗な水が来ていてシャワーもある。
昨日の大雨もちゃんと排水される仕組みになっていた。
なんとこんなに雨が降ったのは3年ぶりだそう。
作物が育つ恵みの雨だと意外にも大喜びだった。

お母さんの勧めで、民族衣装を着させてもらった。
頭が重い!ベロアの布がとても美しいけれど、けっこうな重さだった。
粉ひきの実演を見せてもらったり、ミントティーと天然の蜂蜜でパンを食べたりと、ゆっくり寛いだ。
お土産にパンをいただく。

ガイドさんの勧めで、通常は5D程だが、衣装体験やパンのお土産をもらったから10D(約600円)チップを渡すように言われた。
すると、旦那さんが、どうしても20D渡したいと言い出し、私とガイドさんが止めるように説得したが彼は払ってしまった。
チップの払い過ぎは決してよくない。

一時間ほど見学して、また悪路を徒歩で登り、次はシディドリスへ向かった。

シディドリスは、スターウォーズで使用されたバーやセットが残るホテル。
到着したら、玄関は開けっ放しで中は誰もいなかった。
中にはスターウォーズのポスターや写真がたくさん貼られていた。

残念ながら、朝早いので、バーは閉まっていて見れなかった。
と、いうか中は昨日の雨で半分水没状態だった。

一通り中を見学し、写真を撮ってすぐに出た。
「ここってホテルなの?昔、ホテルだったんでしょ?今は何?」
旦那さんが聞いてくるので、「今もホテルだよ。ツアー客がランチに来たりするらしいよ」
と返すと、ビックリしていた。
「えーーーーーー!!ありえないよ。どこで飯食うの?俺は絶対泊まれない」
まあ、水没していることもあってか、そういうレベルの場所だった。
ここに一人で泊まりに来た女の人のブログを読んだことがあるけれど、本当に尊敬する。。

今回の旅行で唯一のスターウォーズロケ地だったけれど、観なくてもいい場所だった。
ガイドさん曰く、ディアルエルベルベルは4つ星だったでしょ?
確かに。ここに比べたら天国だった。

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
25万円 - 30万円
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)
  • ホテルの朝食。<br />奥にあるのがゴマペースト。甘くて香ばしい

    ホテルの朝食。
    奥にあるのがゴマペースト。甘くて香ばしい

  • ぬかるんだ道を皆で歩いてベルベルの方のお宅へ

    ぬかるんだ道を皆で歩いてベルベルの方のお宅へ

  • パンを焼いているところ

    パンを焼いているところ

  • 手が黒いのはヘナ。手荒れに効果があるそう。<br />私なら、荒れた白い手を選ぶな。

    手が黒いのはヘナ。手荒れに効果があるそう。
    私なら、荒れた白い手を選ぶな。

  • 子供たち。学校に走って行った。

    子供たち。学校に走って行った。

  • 寝室の中

    寝室の中

  • 民族衣装を着せてもらった。<br />隣のネコをiPhoneで撮影中

    民族衣装を着せてもらった。
    隣のネコをiPhoneで撮影中

  • 粉ひきの実演

    粉ひきの実演

  • 雨のおかげできれいになった 

    雨のおかげできれいになった 

  • オテル・シディドリス

    オテル・シディドリス

  • 水没している…

    水没している…

  • スターウォーズのセットの跡

    スターウォーズのセットの跡

  • 寂しげなダースベイダー

    寂しげなダースベイダー

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