2014/06/03 - 2014/06/03
15位(同エリア69件中)
清玉上人さん
延々とショットエルジェリドを走っていると、突如ヤシの木畑が現れた。
トズールの街だ。
トズール辺りの土地は塩分を含んでいるので、実がとても甘くなるらしい。
チュニジアでは主に実(デイツ)を食べるために栽培されている。
今日の予定ではトズールの旧市街地を見学する予定なのだが、ガイド氏が
明日のオアシス巡りと、動物園を今日終わらせようという。
その方が、明日の山岳オアシスの観光がゆっくりと周れるらしい。
現在15時30分
「すべてお任せします」
ということで、今日はまずトズールのオアシスと動物園に行くことになった。
トズールの街並みは日干し煉瓦でできた幾何学模様の壁が並び、今までの街とは少し雰囲気が違う。
ベージュの日干し煉瓦に、緑のペンキのドアがとても映える。白に青よりこちらの方が好みかな。
カレーシュ乗り場にはたくさんのカレーシュと御者が暇そうに集まっていた。
受付で申し込むと、どのカレーシュに乗るかを指定される。一応順番に稼働するような仕組みらしい。20D(1260円)
4人乗りのようだ。
私達とガイドさんは指定されたカレーシュに乗った。
馬は小川に沿ってゆっくりと歩き出した。なかなか心地よい。
そのうちに結構なスピードで走り始めた。
ガイドさんが御者のおじさんにあまり時間がないと言ったらしい。
カレーシュの中から写真をとりながら、街はずれのオアシスまでやってきた。
オアシスの中にはヤシの木畑のオーナーや金持ちの家々の荘厳な門が伺えた。
夜にショーをするレストランもあったが休業中らしい。
オアシスを流れている湧き水は温かいお湯のようだ。
湧いているところは70度以上あるらしい。お湯を冷まして使うなんてなんか贅沢だ。
10分ほど走って、オアシスの中で一旦降ろされた。
少しオアシスの中の説明と、ヤシの木に登るデモンストレーションがあるらしい。
一見、ヤシの木と雑草しかなさそうなオアシスの中には意外とたくさんの果物の木があった。
ザクロ・イチジク・ブドウ・バナナなどの木と、それぞれの受粉の仕方などを説明してもらった。
イチジクの木は雌の木に雄の実を一つ針で挿しておくようだ。
すると雄の実の中に入っていたコバエが出てきて受粉する。
バナナの木は一年しか実がならず、また新しい木が生えてくるらしい。
ヤシの木は年輪のように1年に幹一周分の葉をつけてのびる。
だから1年間に幹の1周分を切り落とし、それも売る。
現在はだいたい1枚0.7D(45円)くらい。結構いい値段だ。
売ったヤシの葉はトズールの家に使われている日干し煉瓦を焼くために使うらしい。
他にもヤシの木の雄と雌の見分け方(雄のほうが大きい)、稲穂のようなオシベを雌の木の先に巻きつける受粉のさせ方、ヤシの木の葉には鋭いトゲがあること、子供の木は腹巻のようなものを巻いていること等々、理科の勉強のようだったが楽しかった。
最後に、案内してくれたオアシスのおじさんがヤシの木に登ってくれた。
綱などなしで、素手と素足で登っていく。
どう考えても葉の切り口とトゲが痛そうだ。でも平気らしい。
30年以上木に登り、今まで一度も落ちたことがないらしい。
彼らは、ヤシの木畑のオーナーに雇われて木に登り、受粉や収穫、葉の処理の作業をする。一本登るのに約5Dの給料らしい。命がけの作業だ。
今回の私達も5Dをチップをして渡し、オアシスを後にした。
再び、カレーシュに乗りトズール名物のル・パラディ動物園へ向かった。
動物園に着いたところでカレーシュは終わり。
御者のおじさんにチップ5Dを渡すようにとのことだった。
パラディ動物園に入ると、仙人のような案内人と、フランス人の御一行様が私達を待っていた。一緒に案内するとのことらしい。
とりあえずご挨拶し、仙人の後に続いた。
動物園は、けして上野や東山動物園のようなところを想像してはいけない。
日本だと長野の小諸動物園くらいの大きさだ。
「砂漠のねずみー」「砂漠のトカゲー」「砂漠のキツネー」
などと、仙人は片言の日本語とフランス語を駆使して説明してくれる。
なかなか日本語の発音は上手だ。
動物園のハイライトは名物のコーラを飲むラクダと、仙人がサソリや毒蛇などを一匹ずつ近くまで持ってきて見せてくれる。
フランス人のマダム達はかなり嫌がっていた。
最後にトカゲを二匹持ってきて、仙人は私の服に着けた。
嫌いじゃないけど、爪が刺さって痛かった。
そんなこんなで20分ほど見学して終わった。なぜか日本猿もいた。
最後に仙人に5D渡す。トズールにツアーで来る前には5D札を大量に用意しとく事をお勧めする。
16時30分。ガイドさんは何とか早く終わらせて旧市街も今日中に周りたかったらしいが、それには少し時間が足りないようだ。
「あと30分で何かしたいことある?」って聞かれたが、初めてくる異国の地で何にも分からなかった。それに17時終了って知らなかった。
予定表には7時~16時30分って書いてある。
ドライバーさんは、もうホテルでいいんじゃない?って様子だった。
私達も、特に何もないから「早くても、もうホテルでいいよ」と本日のホテル「クサール・ルージュ」へ向かった。
あとで気づくのだが、ホテルの周りには何もないので、せめて売店に寄ってもらえば良かったと後悔。
クサールルージュは、街の中心からツーリスティックゾーンに入り、坂の上にある。なかなか歩いて街に行くのは大変そうな道のりだ。
入口は鉄の柵と門番の小屋があった。今日も警備は厳重だ。
ホテルは、なかなか豪華で立派だった。同じ4つ星でも昨日のマトマタとはだいぶん違う。ウェルカムドリンクのオレンジジュースをゆっくりといただいた。
とても美味しかった。
しかし、残念ながら今日はガイドさん達は別のホテルらしい。
ちょっと寂しくなり、グレードアップしなきゃよかったかなと思った。
着いてから、ホテルの中庭、プールサイド、エントランス、いろいろと周って楽しんだ。欧米人の観光客も多く、プールも結構利用されていた。
夜はビュッフェ。ここの夕食もとても美味しかった。
写真を撮っていたら、シェフたち皆が出てきて、次々と一緒に写真を撮らされ、料理の作り方を説明してくれた。なかなかフレンドリーなスタッフだった。
レストランの窓やドアが開けっ放しで、蚊が多い事を除けば、今回の旅行では一番良かったホテルかもしれない。
今日は停電することもなく、安心して熟睡できた。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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