【フランス、スイス、イタリアを周る旅】ローマ時代の遺跡が残るアオスタ

2014/04/12 - 2014/04/13

アオスタへは同じヴァッレダオスタ州のホーンという村から鉄道でアオスタへとやって来ました。
アオスタはローマ時代の遺跡が残る町としてそこそこ有名ですが、アオスタ自体の場所が中途半端なところにあり中々来る機会が無さそうなので、今回の旅行は大まかにトリノからアオスタ、クールマイユール経由でシャモニーに抜ける感じで組み立ててみました。

果たしてアオスタはどんな街だったのでしょうか。

【旅程】★が付いているのがこの旅行記に該当するスケジュール
3/31：エミレーツ航空で成田からドバイ経由でパリのシャルルドゴール空港へ [機内泊]
4/1：シャルルドゴール空港からパリ近郊のマルヌ･ラ･ヴァルレへ移動 [Hôtel L'elysée Val D'europe泊]
4/2：マルヌ･ラ･ヴァルレからストラスブールへ移動 [Holiday Inn Strasbourg Illkerch泊]
4/3：ストラスブールからストラスブールに日帰り旅行 [Holiday Inn Strasbourg Illkerch泊]
4/4：フランスのストラスブールからスイスのチューリッヒ近郊のアフォルテルン・アム・アルビスへ移動 [Holiday Inn Express Affoltern Am Albis泊]
4/5：アフォルテルン・アム・アルビスからルツェルンに日帰り旅行 [Holiday Inn Express Affoltern Am Albis泊]
4/6：スイスのアフォルテルン・アム・アルビスからイタリアのノビリグーレへ移動 [Albergo Verdi泊]
4/7：ノビリグーレに滞在 [Albergo Verdi泊]
4/8：ノビリグーレからトリノ近郊のフォッサーノへ移動 [Palazzo Righini泊]
4/9：フォッサーノからトリノ近郊のキヴァッソへ移動 [Hotel La Noce泊]
4/10：キヴァッソからトリノに日帰り旅行 [Hotel La Noce泊]
4/11：キヴァッソからヴァッレダオスタ州のホーンへ移動 [B&B Brezzalpina泊]
★4/12：ホーンからアオスタへ移動 [Hotel Le Pageot泊]
★4/13：アオスタからクールマイユールへ移動 [Hotel Piller D' Angle泊]
4/14：イタリアのクールマイユールからフランスのシャモニーに移動 [Hotel La Vallee Blanche Chamonix泊]
4/15：シャモニーに滞在 [Hotel La Vallee Blanche Chamonix泊]
4/16：フランスのシャモニーからスイスのヴェヴェイに移動 [Hôtel des Trois Couronnes & Destination Spa泊]
4/17：ヴェヴェイからローザンヌへ移動 [Beau-Rivage Palace Lausanne泊]
4/18：ローザンヌから再びヴェヴェイに移動 [Hôtel des Trois Couronnes & Destination Spa泊]
4/19：ヴェヴェイからベルンへ移動 [Holiday Inn Bern Westside泊]
4/20：スイスのベルンからフランスのミュールーズへ移動 [Hotel Bristol Mulhouse泊]
4/21：ミュールーズからコルマールに日帰り旅行 [Hotel Bristol Mulhouse泊]
4/22：ミュルーズからディジョンへ移動 [Holiday Inn Express Dijon泊]
4/23：ディジョンに滞在 [Holiday Inn Express Dijon泊]
4/24：ディジョンからシャルルドゴール空港に移動し、エミレーツ航空のシャルルドゴール発ドバイ経由成田行きの便に搭乗 [機内泊]
4/25：エミレーツ航空のシャルルドゴール発ドバイ経由成田行きの便で帰国

【使用機材】
カメラ：Sony DSC-RX1

エリア アオスタ(イタリア)

• 旅行の満足度: 2.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 1.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホーネバール駅から1時間弱でアオスタ駅に到着です。
直通電車で乗換もない上、車内も新しい電車で快適でした。

今回予約したのはHotel Le Pageotというアオスタ駅近の3つ星ホテルです。
丁度この日程で空いているアオスタのホテルが少なく、良さそうなホテルは全て埋まっていて郊外の町に泊まるか中心部で安めのここに泊まるかの選択でしたが、1泊だけなのでアオスタの街中に近いこっちに泊まりました。

部屋はそこそこの広さです。

バスルームはシャワーブースのみ。
シャワーブースは狭いです。水圧もお察しの通り弱め。

まあ3つ星だし標準レベルかそれよりちょっと下かというところ。
値段はこれでも1泊70EURと結構します。
アオスタのホテルはイタリアの他の街と比較するとかなり割高感がありました。

ちなみに、行ってから判明しましたがアオスタはホテル代だけじゃなく食費なんかも割高でした。
例えば、イタリアのピッツェリアで食べるマルゲリータは大体1枚4EURですが、アオスタのピッツェリアの何件かで値段を見ましたが5.5EURとかします。

ホテルの正面から駅を挟んですぐの所に何かの工場があって工場からは煙がもくもくと上がっていました。

何の工場なのだろうか。
そして、この工場が原因かはわかりませんが、アオスタは山の中にある割に空気が悪く、喉を痛めて風邪を引いてしまいました。
この風邪はかなり治りが遅くて旅の終わりの方まで引きずってしまいました。

ホテルには日本の国旗も掲げられていました。
スタッフは割と親切で朝食もそこそこ美味しかったのは良かった点です。

ホテルを出てアオスタの街へ。
割とすぐにローマ時代の城壁跡が見えてきました。

小腹が空いたので適当なところにあったクレペリアでクレープを注文しました。

1枚3ユーロか4ユーロ位でしたが、美味しかったです。
初クレープの娘も割と喜んで食べてました。

アオスタの街は街の規模の割に人が多く、店も沢山入っていて賑わっていました。

この立派な建物はホテルのようです。

結構な賑わいです。

昔教会だったところが美術館になっているようでした。

アオスタは結構山の中にあるので、地元民の服装も平地のイタリアとはまた違う感じでした。

街を歩いていたらサン・ジョヴァンニ・バッティスタ大聖堂の前に来ました。
なんか入口のところがとても凄い感じです。

入口の装飾が凄いです。
こんなところにこんな凄い教会があったのかとびっくりしました。

教会の横にはフォロロマーノがありました。
教会を見た後に行ったのですが内部は撮影禁止です。

ここは結構見ごたえがあるので是非。
フォロロマーノのスタッフのおじさんが超フレンドリーで親切でした。

フォロロマーノの入口です。

地下部分にローマ時代の遺跡が残っていてそこを歩けました。

さて、フォロロマーノを見る前に教会に入ってみましょう。
入口がこんなに凄いなら中はどれだけ凄いのかと期待していました。

中に入ってみました。

・・・ぶっちゃけ普通すぎじゃないですか？

と思いましたが、教会に入ってすぐの横の壁に昔の面影がありました。

教会を出てフォロロマーノを見たので、次はローマ遺跡を探してみます。

適当に街中を歩いてみますが見つかりません。

一応観光用の地図を持ってきていたので、勘ではなくちゃんと現在位置と目的地を把握した上でローマ遺跡を探しに行きます。

どうやら間違った方向に歩いていったようで、正しい方向に歩いたら先ほど入ったサン・ジョヴァンニ・バッティスタ大聖堂に戻ってきてしまいました。

天候が回復したので改めて写真を撮りました。

尖塔に時計が付いているのが何となくスイスっぽい感じです。
やはりフランスにもスイスにも近いアオスタは周辺国の文化も多少は混ざっているようです。

ローマ遺跡に行く途中にあった観光用の地図を見ていたら印がついていた教会です。
とても古そうな教会でしたが閉まっていて中には入れませんでした。

大分天候が回復してきました。
街歩きを始めた時は雨が降るんじゃないかというような曇り空でしたが、今は青空も見えてきています。

ローマ遺跡に到着しました。
結構な規模な遺跡のようです。

建物に使われている石が遺跡にある石と同じ種類の石なので、昔の遺跡と現代の街並が調和しています。

昔の人がこんなに高い建物を立てていたなんて凄いですね。

遺跡と山。

ローマ時代の劇場もありました。

この遺跡はツアーで来ている人も多かったです。
なお、日本人含めアジア人はほとんど見ませんでした。

なんか良くわからない木像がありました。
この先の駐車場になっているスペースの横にスーパーがあったのでそこで水などを後で調達しました。

アオスタはローマ時代の遺跡が大規模に点在しています。
そういえば駅前にも城壁がありました。

アオスタは観光客が多いので土産物屋なんかも割と見かけました。

あと、こんなところにも日本のアニメや漫画を扱うショップがありました。

ホテルで貰った観光用の地図を見ていたら教会が集まっている場所が近くにあったので行ってみました。

なかなか立派な建物です。

2つ上の写真の右側の教会に入れたので入ってみました。
結構歴史がありそうな雰囲気です。

主要な見所は大体見たのですが、凱旋門とローマ時代の橋をまだ見ていないので見に行くことにしました。

ローマ時代の橋が街中からちょっと離れているのでそこまで歩きます。
凱旋門も見えているので凱旋門の方へと歩きます。

この街は良くも悪くも結構観光客慣れしていました。
物価は他のイタリアの都市と比べて高いです。スイスやシャモニーに比べるとまだ安いのが救いですが。

凱旋門が近くに見えてきました。

凱旋門をぐるっと周って川を渡った更に先にローマ時代の橋があります。

ローマ時代の橋に到着です。
正面に橋がありますが、ここからだと良くわからないので横に回ってみます。

ローマ時代の橋です。
下に川が流れていないのは時代が変化するにつれ川の流れも変わったということなのだろうか。

多分もう見所は見尽くしたので、先ほど見つけたスーパーに戻って買い物をするために来た道を引き返します。

ついでに夕飯をどこで食べようか探していましたが、今まで行ったイタリアのどの街と比べても相場がやや高くて入りたい店が見つかりませんでした。

スーパーで買ってホテルで食べようかとも思いましたが、2日連続はちょっとと思い、水とか必要最低限のものだけ買って帰りました。

ホテルに一度戻る途中に市場を発見。
夕方なので当然閉まっています。

夕食はホテルに一番近いピザ屋に行きましたが、これが最悪でした。

とりあえずきのこのピザを注文。

評価：★
まず、ピザの裏に小さい小石とか変な金属の破片とかが着いていて食えたもんじゃない。とりあえず半分くらい何とか食べたけど味もしょっぱくてそんなに美味しくないし。これは流石にクレームをつけました。
しかも小石を噛んで歯の詰め物が欠けて涙目。帰国後速攻で歯医者を予約する羽目になりました。

嫁が頼んだニョッキも美味しくなかったようです。
食べ終わってさっさと店を出てこの日はさっさと寝ました。

晩飯が最悪な上、空気が悪くて喉を痛めて最悪な印象のアオスタでしたが、ホテルの朝食が地元の肉屋で買うようなサラミやハムが出ていて思っていたよりも良かったのでちょっと救われました。

ホテルをチェックアウトしてすぐにこの日向かうクールマイユール行きのバスが出ているバスターミナルに直行しました。

チケットブースでチケットを購入し、バスに乗り込みます。
アオスタからクールマイユールまでは確か大人1名3.2か3.6EUR位で2歳の子供は無料でした。

バスはこんな感じで割と新目のバスです。
クールマイユールまでは1時間程度のバス旅です。

アオスタは確かに見所が多く見ごたえはあったのですが、物価も高いし飯も不味いし（というかそれ以前の食えるか食えないかの問題）空気が悪くて私だけではなく嫁も子供も喉を痛めて風邪も引くしであまり良い印象は残りませんでした。