【フランス、スイス、イタリアを周る旅】ホテル目当てで行ってみたら意外にもとても良かったフォッサーノ

2014/04/08 - 2014/04/09

フォッサーノと同じピエモンテ州のノビリグーレという町から電車でトリノリンゴット駅を経由してフォッサーノへとやって来ました。

フォッサーノに行こうと思ったきっかけはSLH（Small Luxury Hotels of the world）でイタリアを検索したら安い金額で良さそうなPalazzo Righiniというホテルに泊まろうというのがきっかけです。
ピエモンテ州は美味しいものが多そうな地域なので、季節ではないですがトリュフで有名なアルバ周辺で尚且つ街に見所がありそうなフォッサーノという場所も面白そうなので1泊だけ泊まってみる事にしました。

調べようにも日本語の情報も少なく、予備知識ほぼゼロでフォッサーノへ行きましたが果たして楽しめたのでしょうか。

【旅程】★が付いているのがこの旅行記に該当するスケジュール
3/31：エミレーツ航空で成田からドバイ経由でパリのシャルルドゴール空港へ [機内泊]
4/1：シャルルドゴール空港からパリ近郊のマルヌ･ラ･ヴァルレへ移動 [Hôtel L'elysée Val D'europe泊]
4/2：マルヌ･ラ･ヴァルレからストラスブールへ移動 [Holiday Inn Strasbourg Illkerch泊]
4/3：ストラスブールからストラスブールに日帰り旅行 [Holiday Inn Strasbourg Illkerch泊]
4/4：フランスのストラスブールからスイスのチューリッヒ近郊のアフォルテルン・アム・アルビスへ移動 [Holiday Inn Express Affoltern Am Albis泊]
4/5：アフォルテルン・アム・アルビスからルツェルンに日帰り旅行 [Holiday Inn Express Affoltern Am Albis泊]
4/6：スイスのアフォルテルン・アム・アルビスからイタリアのノビリグーレへ移動 [Albergo Verdi泊]
4/7：ノビリグーレに滞在 [Albergo Verdi泊]
★4/8：ノビリグーレからトリノ近郊のフォッサーノへ移動 [Palazzo Righini泊]
★4/9：フォッサーノからトリノ近郊のキヴァッソへ移動 [Hotel La Noce泊]
4/10：キヴァッソからトリノに日帰り旅行 [Hotel La Noce泊]
4/11：キヴァッソからヴァッレダオスタ州のホーンへ移動 [B&B Brezzalpina泊]
4/12：ホーンからアオスタへ移動 [Hotel Le Pageot泊]
4/13：アオスタからクールマイユールへ移動 [Hotel Piller D' Angle泊]
4/14：イタリアのクールマイユールからフランスのシャモニーに移動 [Hotel La Vallee Blanche Chamonix泊]
4/15：シャモニーに滞在 [Hotel La Vallee Blanche Chamonix泊]
4/16：フランスのシャモニーからスイスのヴェヴェイに移動 [Hôtel des Trois Couronnes & Destination Spa泊]
4/17：ヴェヴェイからローザンヌへ移動 [Beau-Rivage Palace Lausanne泊]
4/18：ローザンヌから再びヴェヴェイに移動 [Hôtel des Trois Couronnes & Destination Spa泊]
4/19：ヴェヴェイからベルンへ移動 [Holiday Inn Bern Westside泊]
4/20：スイスのベルンからフランスのミュールーズへ移動 [Hotel Bristol Mulhouse泊]
4/21：ミュールーズからコルマールに日帰り旅行 [Hotel Bristol Mulhouse泊]
4/22：ミュルーズからディジョンへ移動 [Holiday Inn Express Dijon泊]
4/23：ディジョンに滞在 [Holiday Inn Express Dijon泊]
4/24：ディジョンからシャルルドゴール空港に移動し、エミレーツ航空のシャルルドゴール発ドバイ経由成田行きの便に搭乗 [機内泊]
4/25：エミレーツ航空のシャルルドゴール発ドバイ経由成田行きの便で帰国

【使用機材】
カメラ：Sony DSC-RX1

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

フォッサーノ駅から今回宿泊したPalazzo Righiniホテルまでは予約時に送迎オファーを受けましたが、地図を見る限りそんなに離れていなそうだったので歩いたら途中に急勾配の坂があって大荷物でそれを登るのが大変でした。

ホテルに着いてチェックインすると部屋はとてもモダンで広く、ミニバーも無料で最高でした。
WiFiも問題なく繋がるし、ベッドの寝心地もかなり良かったしでとても良いホテルです。

トイレとシャワーブース。
シャワーカーテンの類がないので、大人が普通にシャワーをすれば水漏れはそんなに無いのですが、子供を洗うとどうしても水浸しになってしまうのが欠点。

バスタブはないですが、シャワーは新しいし水圧も問題ありません。

部屋もモダンで新しくて広いし、朝食込みで1泊125EURの割には良いと思いました。

ホテルの中庭からの景色です。

ホテルに荷物を置いてちょっと休憩した後はフォッサーノの町を散策してみます。

高台の上にフォッサーノの町があるので、景色が良さそうです。

景色が見渡せる場所に行きました。
中々良い景色です。

見張り台に矢が刺さっていて、下にサイコロ。
これは何のモニュメントなのだろうか。

奥のキューブ状のガラスの建物はエレベーターでした。

高台の上から奥の山並みまで見渡せて気持ちの良い景色です。
フォッサーノって結構良い感じの町なようです。

正面の大きな教会に入ってみたかったのですが、残念ながら閉まっていて入れませんでした。

フォッサーノのメイン通りを歩いていたら、別の大きな教会があったので入ってみることに。

フォッサーノにもトリノと同じような感じのアーケードがあり、雨の日でも濡れずに歩けます。

教会の内部です。
思っていたよりも凄くてびっくり。フォッサーノって実は観光地なのかもしれない。

天井画も見事。

いやそれにしても思いがけず凄い教会に入ってしまいました。
ミサ中だったのであまり見れませんでしたが、この教会や町のアーケードの整備のされっぷりを見るとフォッサーノって実は凄い町だったのかもしれません。

アーケードの下を歩いて町外れの方まで歩いてきました。

近くに公園があったのでしばらく子供を遊ばせました。
地元の人の家族連れや友人同士などが沢山いました。

公園からの帰り道、まだ砦のほうに行ってなかったので砦の方へ。

立派な砦です。
砦から矢を射るための小さな穴が沢山開いていて防御力が高そうです。

フォッサーノ自体が丘の上にあり、なおかつこの砦は更にその丘の上にあるので見晴らしも良さそうです。

もうすぐ日も暮れそうです。

高台から見たフォッサーノの町。
フォッサーノ駅は低い場所にあり、旧市街は高台の上に位置しています。

立派な砦です。

一旦ホテルに戻り、夕食をどうしようかと町を歩いてもこの日（火曜日）は何故か町中のレストランの多くが閉まっていました。

仕方ないのでホテルのレストランを利用します。
このホテルのレストランは地元では超有名店のようで、Tripadvisorのレストランの1位と2位をそれぞれメインレストランとバーが独占していました。

メインのほうは私達には高すぎる＆小さい子連れで行くのは気が引けるので、ラウンジに行きました。

頼んだのはニョッキ。

評価：★★★★
しっかりした味で美味しかったです。

嫁が頼んだ肉のタルタル。

評価：★★★★★
当然変な臭みもないしフレッシュでとても美味しいタルタルでした。

子牛のステーキ。

評価：★★★★
焼き加減も良い感じだしとても美味しかったです。
価格はホテル内のレストランなのでその辺の店よりは高いですが、高いだけあるという感じです。
このバーには宿泊客だけでなく地元の人も結構来ていました。

翌朝。
朝食付だったので当然朝食を食べます。

そして朝食会場が結構凄かったです。

ビュッフェも数はそれほど多くないものの、地元ピエモンテ産の食材を使っており一つ一つの品質がとても高く、チーズやハムがいちいち超美味しかったです。

朝食会場も素敵です。宮殿ですね。
歴史ある建物の高級ホテルに泊まるとこういう楽しみがあるのが良いですね。まさにラグジュアリーなひと時。

朝食の後はチェックアウトをしてからホテルに荷物を預かって貰い、フォッサーノの町を散策します。

この日はフォッサーノからキヴァッソへの移動日です。
トリノポルタヌオヴァ駅経由で約1時間半程度と比較的近距離です。

フォッサーノの町中にあった別の教会の内装が凄かったので、この教会の内装も是非見てみたかったのですが、閉まっていて入れませんでした。

教会の入口からの眺めです。
町が高台の上にあるのでとても気持ちの良い眺めです。

遠くに見える山々も良い感じです。

フォッサーノに来る前は正直こんなに見ごたえがある町だと思っていなかったので良い意味で期待を裏切られました。

1泊でもフォッサーノだけなら見れますが、アルバとかその辺の町や村なんかを見るならもう少し長いほうが良いと思います。

奥の山並みが綺麗です。

この日は砦の前の広場と言うか駐車場と町のメイン通りが青空市場になっていました。

売っているものは様々です。
服やら農作物やら肉、チーズやらありとあらゆるものが売られていました。

旅の序盤なのでお土産を買うのにはまだ早いので特に何も買いませんでしたが、もし旅の終盤だったら地元の農家の人が作っているっぽいチーズなんかは是非土産として買いたかったです。

この日も晴れていて天候に恵まれました。
今回の旅は何だかんだで4週間位フランスとスイスとイタリアを旅していましたが、雨に降られたのはたったの2日だけ！！

今回はスイスとこれから行くヴァッレダオスタ州、シャモニーと山を見る機会が多いですが、フォッサーノから見える遠くの山々も綺麗でした。

砦が開いていたので入ってみます。

中はこんな感じです。
どうやら博物館になっていて、展示物に興味が無かったので中庭だけ見て出ました。

砦の中庭にはこんな面白い像がありました。

こういうところで売っているチーズなんかを買って帰りたかったです。
流石に帰国まで3週間もあり、買ったところでまずチーズが持たないので泣く泣く我慢。

昨日見て凄かった教会です。
もう一度見てみたかったのですが閉まっていました。

メイン通りの市は服飾雑貨が多かったです。

ホテルに戻って荷物を引き取ってフォッサーノ駅へと向かいます。
行きは上り坂で大変でしたが今度は下り坂なので多少は楽でしょう。

ホテルの入口の門。

スタッフも感じの良い人が多かったし、1時間だけレイトチェックアウトのリクエストも快く聞き入れてくれたりととても良いホテルでした。

この門の坂道をまっすぐ降りてしばらく歩くと駅です。

下のほうから高台にある砦を撮ってみました。

しばらく歩いてフォッサーノ駅に到着です。

この日はキヴァッソまで普通列車での移動で電車の予約も必要ないしある意味気楽な移動日でした。

キヴァッソへはトリノポルタヌオヴァ駅で乗り換えて1時間半〜2時間程度で着きます。

フォッサーノは思いがけず結構見所のある魅力的な町でした。
もしまたこの辺に来る機会があれば是非立ち寄りたい町です。