ウズベキスタンを出て、タジキスタン第二の都市、ホジャントへ向かう日。以前は遺跡で有名なペンジケントの国境からタジキスタン入りできたのだが、今は封鎖されているので北の国境（ウスベク側アイベック）からホジャントへ向かう。<br /><br />しかしいざ出るというときに不安要素が突如飛び出した。私はホジャントまでの道のりは、ペンジケント方面への行き方と同じでカフタルホナというバス停から行くと思ってたのだが(そういう記述をどっかのブログで見た記憶がある)宿のお兄さんが言うにはウルグベクバスターミナルから一度タシケントに戻らなければ行けないという。ここにきて予期してなかった新情報！ほんとかよと思いながら、お兄さんを信じて行ってみることにした。<br /><br />今回の旅程<br />６月11日　成田→ソウル→タシケント　<br />６月12日　タシケント→サマルカンド→ジャンボイ→サマルカンド　<br />６月13日　サマルカンド→タシケント→ホジャント★ｲﾏｺｺ<br />６月14日　ホジャント<br />６月15日　ホジャント→イスタラフシャン→ドゥシャンベ<br />６月16日　ドゥシャンベ→ノラク→クリャーブ<br />６月17日　クリャーブ→ノラク→ドゥシャンベ<br />６月18日　ドゥシャンベ→ビシュケク<br />６月19日　ビシュケク<br />６月20日　ビシュケク<br />６月21日　ビシュケク<br />６月22日　ビシュケク<br />６月23日　ビシュケク<br />６月24日　ビシュケク→アルマティ<br />６月25日　アルマティ<br />６月26日　アルマティ<br />６月27日　アルマティ→<br />６月28日　→アスタナ<br />６月29日　アスタナ→<br />６月30日　→アルマティ<br />７月１日　アルマティ<br />７月２日　アルマティ→<br />７月３日　→ソウル→成田 <br />

中央アジア放浪記６月13日～初タジキスタン～

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2013/06/11 - 2013/07/03

68位(同エリア120件中)

#街歩き

エリア

その他の都市(タジキスタン)

旅行の満足度: 3.0

観光: 2.5

ホテル: 3.0

グルメ: 3.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 15万円 - 20万円

交通手段: 高速・路線バスタクシー徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

起床して荷造りを終え、チェックアウトできる体制で朝食に向かうと日本人男性2人が食事中。チャリダー君もあとからやってきた。朝食を運んできたのは昨日の少年だった。ほんとに働いてるんだ。
チェックアウトするというとみんな見送りに来てくれた。日本人が集まるゲストハウスって初めて泊まったけど、こうやってお互いの検討を祈っていくのね。また世界のどこかで会えるといいな。
宿を出てしばらく歩いていると、例の少年が追いかけてきた。「これ君のために買ったんだ」とウズベクの帽子をプレゼントしてくれた。「また来年会おうね」かわいすぎるやろ。また来年、行きたくなっちゃうなぁ。
宿のお兄さんが地図上で指差したのはショブ・バザールのあたりだった。たしかにバスターミナルあったなあ。そこまで歩いていく。
ショブ・バザールの裏にあるターミナルに行ってみると、こりゃ路線バスのターミナルだぞ。周りにいた人に聞き込みしてみるが、ホジャントまでの行き方は誰もわからない。
仕方なく行き先をタシケントに絞ってみる。道を尋ねたおじいちゃんも、絡んできた少年たちも、一様にウルグベクターミナルだと言う。45番に乗っていけって、2年前にウルグベク天文台に行ったバスか。あの終点も確かにバスがたくさん停車してた記憶がある。
45番バスの中で改めてガイドブックを確認してみると、タシケント行きの民営バスがウルグベクターミナルから出ていると書いてあった。このルートは使わないと思っていたのでノーチェックだった。問題はタシケントから先だ。バスターミナルから国境方面を通るバスがあると書いてあるが、このバス、今はないという記述もどっかで見たんだよなぁ。どっか郊外の街から出ていると書いてあったが、これも使わないと思っていたのでどこだかまでは覚えていない。
ウルグベクターミナルに着くとタクシーの営業が寄ってくる。バスで行くというと皆あっさりバス停への道を教えてくれるのだが、一人のおじさんがタクシーに既に2人乗ってるから、ひとり30000スムですぐに出るという。30000か…民営バスよりははるかに高いけど、ルートが変わってどれくらい時間がかかるのか予想がつかない今、早く出る車に乗りたい気持ちはあるのでおじさんのタクシーで行くことにした。乗客は私の他に女性2人、あとから男性も助手席に乗ってきた。
おじさんタシケントまでの道を飛ばす。
街と街の間は基本何もないが、時々女性たちが飲み物を売っている。普段はどこに住んでいるんだろう。
途中でガソリン休憩。
4時間後には見覚えのあるメトロのマークが見えた。タシケントだ。
俺はここまでだから、タジキスタン行きは他の車を探してやる」とおじさん私の荷物を持って他の人に当たってくれるがなかなか見つからない。ようやく行ってくれる人が見つかりおじさんと握手でお別れ。
次のタクシーは10000スム。安いじゃんと思ったが連れてかれた先はタジキスタン大使館だった。おじさんの伝達ミスなのかこの人の勘違いなのか、「大使館違ーう！私が行きたいのは国境だ、ぐらーにっつぁ！」と言うと、「国境かよ！国境はめっちゃ遠いしお前一人だから80000スムだよ」と言われどんだけ頼んでも値下がりしなかった。まあこのおじさんも大使館だと思ってたから引き受けたわけで、そんな辺鄙なところまで運転すると思ってなかっただろうしな…泣く泣く受けいれることにした。
実際国境までは遠かった。いくつも田舎町を通過して2時間。行き方もわからなかったし、仕方ないとしよう。あーあ、今日は移動費がかさむわ。
国境は歩いて越える。ウズベク側の税関で必要書類を書いていると、「日本人ですか？」と声をかけられた。日本語で話しかけてくる人はむしろ警戒すべきだが、この人元筑波大の留学生で3年前までタジキスタン大使館で働いてたという、経歴が本当ならものすごく頼りになる人である。待ち構えてたわけじゃないしたぶん安全だろう。
ウメドさんというこのお兄さんがタジク入国も手伝ってくれて、彼はドゥシャンベへ向かうそうだがホジャントのホテルまで一緒にタクシー乗って連れてってくれるという。ソモニを全然持っていなかったので20ドルで支払う。本当は公共交通機関で移動していきたかったんだけど、色んな条件が重なって全てタクシー移動になってしまった。お金はかかったが、楽である。
ウメドさんも、駐日時代に一緒に日本に住んでた子供達も日本への再訪を心待ちにしているそうだ。ドゥシャンベやパミールも今度おいで、いつでも歓迎するからと言われた。ホジャントまでの道のりは遠くにパミールの山々が蜃気楼のように浮かび上がっていて、神秘的。こんどは是非行きたい。
大きな街に着いたと思ったらあっという間にホジャントだった。途中ブストンという街を通るはずだが、気づかなかったな。
ホテルのチェックインまで手伝ってもらって、ウメドさんとお別れ。ありがとうございました。
とりあえずソモニを手に入れるため銀行へ。ホジャントの街を歩いてみると、なんとなくわかりづらい。というのは、タジク語が全くわからないためだ。ウズベクやカザフはロシア語表記も多いし現地語もいくつかはわかっているが、タジクは看板を見てもなに屋さんかわからない。

Бонкという文字を見つけたのでこれは銀行だろうと入り、両替をしてもらった。これでようやくご飯を食べにいける。移動移動で朝ごはん以来何も食べていなかった。
このバーガーキングは本物なのか偽物なのか…
ご飯どころを探すのが面倒になって、通りがかりの屋台へ。
なんか夕飯食べたいんだけど、と言うとシャシリクならあると言われた。シャシリクと生たまねぎ、ナンでおなかいっぱい。
ホテルにWi-Fiがないのでその後ネットカフェに行ったが日本語対応していないので最低限の連絡だけしてホテルに戻った。
ホテルはシルダリヤ川沿い。
泊まったレニノボードホテルはボロいと評判だが、覚悟してたせいか思ったよりましだった。各階に鍵番のおばちゃんがいてソ連っぽい。この鍵が、私がやるとまったく言うこときかないのにおばちゃんだと一発で回るから不思議。一泊20ドル。朝食なし。3日分の洗濯をして、シャワーを浴びて(お湯出た！絶対出ないと思ってたのに)就寝。