2013/02/23 - 2013/02/23
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ドクターキムルさん
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鎌倉市浄明寺5にある西泉水橋を渡った左手の山裾の道路脇にあるのが川越重頼邸跡発掘現場である。実は、東泉水やぐら群に隣接する場所である。何年か前から有料老人ホームの建設予定地として空き地になっていた。認可が下り、建物を建設することになり、発掘することになったようだ。ここに隣接するアパートが建っている場所は発掘済みで「川越重頼朝邸跡発掘調査報告書」(2006年3月発行)が出ている。
五輪塔などが彫られたやぐらがある場所に隣接する平地部分であるから、廃寺跡と見るのが普通であろう。これまでの発掘から、廃寺跡に15、16世紀になって板壁建物が建てられた場所であるという。板壁建物とは、厚さ5mm程度の板を地中に5cm程度差し込んで板壁とし柱は3cm×5cm程度であるという。広さは3畳や4.5畳程度のバラックの住宅であるとされる。
ちなみに、川越重頼は平安時代末の武将で、源頼朝が挙兵した際に比企氏との関わりで助勢し、妻は頼家の乳母、娘は源義経の妻の一人で、義経との縁が災いして文治元年(1185年)に誅殺された。したがって、川越重頼邸は、高々、5、6年しか営まれなかったことになる。
この発掘現場からは12世紀の遺物は発掘されず、川越重頼邸跡ではない。それでもこうした名を冠した報告書が発行されているのであるから驚きである。「東泉水やぐら群隣接地」とでもしておけば良いものを‥。こうした詐欺商法まがいのことが行われているのが発掘調査やその報告書なのである。呆れてしまい、写真も撮る気にはならなかった。
この発掘現場に隣接する山裾には東泉水やぐらがあり、宝篋印塔や五輪塔が彫られていて、鎌倉ではベスト10に入るやぐらであることを話すと、発掘現場の責任者((有)鎌倉遺跡調査会の斎木さん)が、「神奈川県考古学会会長の岡本さんの判断でどうするか決めてください。」ということである。結果、2、3人を残し、多くの人たちがやぐらを見学した。後で、皆から、「あなたのおかげで良いものを見れた。」と感謝された。30人程度いて、私の他に東泉水やぐらを見ている人はたった1人で、こちらの人は居残り組の1人であった。
(表紙写真は東泉水やぐら)
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