2012/11/23 - 2012/11/25
651位(同エリア2036件中)
naoさん
平成24年11月23日から25日の3連休に、岐阜から愛知にかけて一人旅してきました。
今回の旅の主な目的は、この地方に残る古い町並み散策です。
旅の行程
11月23日 飛騨古川〜郡上八幡〜夜の美濃
11月24日 美濃〜岐阜〜春日井
11月25日 常滑〜半田〜有松
飛騨古川は、高山とともに飛騨に残る古い町として知られています。
鯉が群れ泳ぐ瀬戸川沿いには、白壁の土蔵や伝統的な匠の技を駆使した町屋が軒を連ねる、情緒あふれる町並みが続いていて、四季折々に多彩な表情を見せる豊かな自然に育まれた、しっとりとした風情は人々を魅了してやみません。
飛騨地方の町屋に今も生き続ける「飛騨の匠の技」は、柱や梁など主要構造部材の接合部に用いられる「継手」や「仕口」、格子などの造作材に用いられる「組木」など、釘や金物に頼らない高度な木材加工技術のことで、この地方の大工さんに連綿と受け継がれています。
また、町屋の外観上の特徴として、庇の桁を受ける肘木に施した「雲」と呼ばれる唐草模様などの彫刻があげられますが、大工さん一人ひとりの個性が発揮されて、それぞれ模様が異なるそうです。
確かに、よ〜く観察してみると、微妙にデザインが違うのがわかります。
町並みに軒を連ねる「飛騨の匠の技」が凝らされた町屋の中には、昔ながらの造り酒屋や和ろうそくの老舗など、いろんなお店が点在しているので、気に入ったお店が見つかれば、ちょっと寄道するのも町歩きの楽しみのひとつです。
「飛騨の匠の技」が溢れる町並みを見たいとの思いに駆られて訪れましたが、群れ泳ぐ鯉、ドウダンツツジなどの紅葉、はたまた落葉が織りなす見事なじゅうたんを見るにつけ、この町の持つ豊かな自然の一端にも触れることができました。
さらに、コロッケ本舗のおねえさんや蕎麦屋のご主人の優しい笑顔も、旅の思い出に欠かすことのできないものになりました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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休憩に立ち寄った、東海北陸道:ひるがの高原SAからの大日ケ岳の眺望。
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雪山と紅葉と常緑樹が、この時期ゆえのコントラストの妙とでもいうような景観を織りなしています。
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幾重にも山並みが折り重なっているのを見るにつけ、日本は山国だったんだな〜と、つくづく思い知らされます。
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東海北陸道:飛騨清見ICから飛騨古川に至る、「飛騨卯の花街道」の峠からの眺望です。
さすがに、既にこの辺りの道路沿いには積雪が見られました。 -
峠付近はあいにくの空模様で・・・
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雨雲が低く垂れ込めています。
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飛騨古川に到着後、駅近くの観光用駐車場に車を停めて町歩きを始めます。
まずは弁財天にお参りです。 -
近くには、三番叟䑓という古川祭の屋台の格納庫があります。
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こちらからだと、白壁の町並みへは東側からアプローチすることになります。
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町並みに沿って流れる瀬戸川は、この景観を織りなす、もう一つの主役として欠かすことが出来ません。
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町屋の窓辺で干される吊るし柿や・・・
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木の実の折れ枝など、四季折々の豊かな自然が町並みに彩りを添えています。
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観光客に人気の鯉が群れ泳いでいます。
この鯉は、瀬戸川の水質保全のために放流されたものだそうですが、今や飛騨古川の重要な観光資源として一役買っています。 -
白壁の土蔵には、防火のためか・・・
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小さな明かりとりの窓だけが開けられています。
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円光寺の境内では、高木に混じって・・・
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ドウダンツツジが今を盛りと・・・
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真っ赤に紅葉しています。
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瀬戸川は、鯉の居場所を区別するかのように、所々柵で仕切ってあります。
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果たして、鯉にもテリトリーがあるのでしょうか・・・。
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円光寺本堂の前には、見事なドウダンツツジが植えられています。
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NHKの朝の連続テレビ小説に登場した大イチョウ。
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古川祭に欠かせない「起し太鼓」を展示する建物があります。
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ここでは、体の芯まで響き渡る太鼓の音を体験することができるそうです。
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「起し太鼓」の隣には「飛騨古川まつり会館」があります。
ここは、古川祭を紹介する施設で、飛騨の匠の技の粋を結集した華麗な屋台と御神輿を常時展示しています。 -
「起し太鼓」の斜め向かいには「飛騨の匠文化館」があります。
ここは、飛騨の大工さんに連綿と受け継がれる「飛騨の匠の技」を紹介する施設で、実物の「継手」や「組木」などの展示コーナーがあります。
建物左手の屋根越しに大イチョウが見えています。 -
「飛騨の匠文化館」の前にある、樹齢800年の槙柏。
枝には、荒縄の雪吊りが施されています。 -
お土産屋さんの軒下には、大量の吊るし柿が・・・。
ここまでくると、壮観の一言です。 -
もみじの落葉が描くモザイク模様。
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「飛騨の匠文化館」の裏手には「ひだコロッケ本舗」があります。
客の注文を受けてから揚げてくれるコロッケは、ホクホクのじゃがいもと肉の美味しさを粗引きパン粉のカリカリの食感が引き立てています。
しかも、1個120gとヴォリュームも満点。 -
ここのコロッケは、ここでしか食べることができないので、ほとんどのお客さんがリピーターだそうです。
私も1個いただきましたが、リピーターになりそうな予感がしてきました。 -
コロッケを食べた後だったのですが、「福全寺そば」で昼食をいただきました。
ここは、飛騨産のそば粉を100%使用した手打ち蕎麦のお店で、「ひだコロッケ本舗」と背中合わせに建っています。 -
晩秋に訪れる観光客への心遣いか、火鉢では炭火がおこっています。
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事前に調べたところでは、食べ方に関してこだわりがあるようなことが書かれていたので、てっきり気難しいお店なのかなと思っていたのですが、普通に食べても店の方から注意されるようなことはありませんでした。
おかげで、香り豊かな腰のある美味しいお蕎麦をいただきました。 -
昼食を終えて、町並み散策の再開です。
日本で一番笑顔が溢れる蔵、がモットーの「渡辺酒造店」。 -
お店の暖簾の上には、防火用と思われる年代物のバケツが吊り下げられています。
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店内はお客さんでいっぱいです。
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暖簾の上のバケツといい、これといい、防火意識は高いようです。
これ、重要ですよね〜。 -
「福全寺そば」の裏で見かけたドウダンツツジ。
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枝先には実がついています。
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大イチョウの周りには・・・
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黄色いジュウタンが敷き詰められています。
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円光寺の白壁の土塀と鯉と黄葉の傍には・・・
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紅葉が寄り添う若山牧水の歌碑が立っています。
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大イチョウの黄葉が・・・
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風に吹かれて、杉苔とたわむれています。
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円光寺の鐘楼。
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水に写る土蔵のシルエットの下で鯉が泳いでいます。
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流れに逆らうように泳ぐ鯉。
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木製の欄干の向こうの川沿いでは・・・
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桜の葉が落とされまいと枝にしがみついています。
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ここの鯉も流れに逆らっています。
「鯉の滝登り」の習性が表れているのでしょうか・・・。 -
柳と行燈型の街灯。
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やっぱり、川沿いの柳には風情があります。
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古川祭の鳳凰䑓の格納庫。
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庇の桁を受ける肘木の「雲」と呼ばれる彫刻。
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大工さん一人ひとりの個性が発揮されて・・・
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それぞれ微妙に模様が異なるそうです。
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飛騨古川のもう一軒の造り酒屋、「蒲酒造場」。
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軒下には青々とした杉玉が吊り下げられています。
その年の新酒ができたことを知らせるため、毎年新しい杉玉に取りかえるそうです。 -
江戸時代から続く手作り和ろうそくの老舗、「三嶋和ろうそく店」。
店の作業場では、ご主人がお客さんとの会話を楽しみながら和ろうそく作りを実演しておられます。
和紙と真綿で作られた芯に、ハゼの実からとれる蝋を塗りつけて作られる和ろうそくは、西洋ロウソクに比べ煤が少なく、燃焼時間も長いそうです。 -
冬の積雪に備え、ドウダンツツジなどの低木には竹の雪囲いが架けられています。
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飛騨古川の人孔蓋は、鯉と菖蒲がモチーフになっています。
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飛騨古川の駅に戻ってきました。
駐車場で車をピックアップして次の目的地を目指します。 -
「飛騨卯の花街道」沿いで見かけた農家。
今にも、人なつこいお婆ちゃんが「よく来たね〜」と、遠来の客を快く迎え入れてくれそうな、そんな人の温もりが伝わってくるようです。 -
その反面、うず高く積み上げられた薪を見ていると、この地方の厳しい寒さが思い知らされます。
こんな厳しい自然の中にも、人の営みがあるんですね。
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