2011/09/21 - 2011/09/21
437位(同エリア615件中)
まみさん
2011/09/21水 サマルカンド観光2日目
・ビビハニム・モスク見学(有料)
・ビビハニム廟見学(有料)
・シヨブ・バザールで買い物
~ホテルで焼き立てサマルカンド・ナンを食べながら休憩~
・シャーヒズィンダ廟群(有料)約2時間
・墓地散策
・ハズラティ・ヒズル・モスク見学&ミナレットからの眺望(有料)
・アート・カフェで夕食
・レギスタン広場の夜景撮影
・かなりしょぼかった、レギスタン広場の音楽とライトのショー見学
【サマルカンド泊:ホテル・アジア】
サマルカンド第1日目の昨日はホテルより東、すなわちレギスタン広場から新市街の郷土博物館を見学しましたが、2日目の本日はホテルより西───ビビハニム・モスクからシャーヒズィンダ廟群までを観光しました。
アフラシャブの博物館までぜひ見学したかったのですが、本日は昨日よりもゆっくりペースで回ってしまい、きれいなトイレを利用したくて途中でホテルに戻ったりしたため、アフラシャブの方まで行く時間はなくなってしまいました。
でも、一つ一つじっくり見て回り、壮大なモスクあり、ブルータイルの美しい霊廟群あり、マーケット散策もありで買い物もし……と、とても満足できた1日でした。
本日は、こぎれいに整備されたタシケント通りの散策を軽く楽しみながら、まずはビビハニム・モスクを見学しました。
ビビハニム・モスクはタシケント通りからそのすばらしい姿がよく見えましたが、見上げる正面ゲートは、まるで立ちはだかる山のようでした。
当時、中央アジア一を誇ったというその規模を、体で感じることができました。
でも、中に入ってみたら、突貫工事だったためあっという間に廃墟となってしまった、という、しまらない歴史を追憶させる寂しさがありました。
要するに、まだまだ修復あるいは復元作業中でした。
古さびた廃墟と、往時そのもののような真新しい修復後とどちらが良いか。
ミーハーな私は、ウズベキスタンにやって来て、修復がすんで彩釉タイルがぴかぴかな姿のモスクやメドレセ(神学校)に見慣れてしまったので、壮大さと華麗さは、想像よりも体で感じられる方がいいな~と思わなくもないです。
その意味で、ビビハニム・モスクは、好みでいうと半々でした。
壮大な正面ゲートと中庭のモスクや四方のミナレットなどの外観はかなり修復が進んでいて、自分の目と体でその壮大さと華麗さが実感できました。
でも建物の中は、かつてはすばらしい装飾が施されていたと思われる痕跡は明確に認められましたが、想像するしかありませんでした。
<2011年秋ウズベキスタン旅行:旅程一覧>
9/16金 成田発 ウズベキスタン航空でタシケントへ&国際線の遅延で国内線に乗り遅れる
9/17土 ヒヴァの代わりのタシケント観光
9/18日 朝7時台の国内線でブハラへ&ブハラ観光1日目
9/19月 午前ブハラ観光&午後サマルカンドヘ事前手配の車で移動(途中シャフリサーブス寄り道)
9/20火 サマルカンド観光1日目
9/21水 サマルカンド観光2日目
9/22木 特急シャーク号に途中乗車してタシケントへ&タシケント出国
9/23金 朝8時台に成田着
(その後、昼に妹ら一家と上野で待ち合わせて、甥っ子姪っ子らと上野動物園で遊ぶ)
※2011年秋ウズベキスタン旅行の詳細な旅程はこちら。
「2011年秋ウズベキスタン旅行プロローグ(旅程一覧)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10606873
あるいはもう一つのブログ「まみ’s Travel Diary」(http://mami1.cocolog-nifty.com/)の記事より
「2011年ウズベキスタン旅行の詳細旅程(写真付)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/09/2011-41d7.html
<立案・準備編>
「今年も2度目の海外旅行を計画中」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/08/post-087f.html
「もうすぐウズベキスタン旅行!」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/09/post-4f78.html
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- その他
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タシケント通りのスーパー
ホテルからビビハニム・モスクに向かう途中です。
中はかなりきれいなスーパーでした。商品はたっぷりあり、展示スペースにゆとりもあり、冷房もよく効いていました。
ここでミネラルウォーターを調達しました。 -
タシケント通りのみやげ屋
むしろギフトショップとかブティックと呼びたくなるような店内で、思っていたよりお洒落で驚いてしまいました。
中央アジアに抱いていたイメージのお土産屋さんとギャップがありました。
むしろ観光地のメドレセにあったお土産屋やバザールのお土産屋めぐりの方がそそられました。 -
タシケント通りのモスクかメドレセみたいなステキな建物
官庁か銀行かな、と思いましたが、気持ちがはやっていて先を急いでいたのと、出入りする人たちがテキパキと動いていて、なんとなく関係者以外を排除する雰囲気を感じたので、何の建物か、近づいて確認まではしませんでした。 -
Art Caféとビビハニム・モスクの青いドーム
この日の夕食はこのArtCafeでとりました。
絵画が飾られていてお洒落でしたが、メニューにはちゃんと、ラグマンなどのようなウズベキスタン料理がありました。
そのときの写真とレポートはこちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2011年秋ウズベキスタン旅行ハイライトその4:朝食以外の食べ物とレストラン編<後編>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10615001 -
タシケント通りから眺めたビビハニム・モスクの横顔
「ビビ・ハヌム・モスク
レギスタン広場から北東に10分、タシュケント通りのバザールの手前。ブルーのタイルに覆われた中央アジア最大のモスク。
1398年にインド外征から戻ったティムールは各地から著明な芸術家、建築家を集め、当時の建築技術の粋を結集して巨大なモスクの建造に取りかかった。壮大なこのモスクが完成したのは1404年。しかしティムールは満足せず、やり直しを命じ、結局翌1405年に再完成した。
130m x 102mの長方形の回廊の四隅にはミナレットが建ち、本文から中庭に入ると正面にメインの大モスク、両脇には小モスクが建つという構成だ。時が経つうちにモスクは次第に荒廃し、1897年の大地震でミナレットは真ん中で折れ、アーチは崩れて廃墟となってしまった。
ユネスコの協力により大規模な修復作業の結果、現在はかつての勇姿を取り戻したが、なくなっていた主門のアーチや四方を取り囲む壁、小モスクを復刻したせいで、どこか新築のようにも見えてしまう。」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より) -
ワイドサイズで
「中央アジア最大のモスク ビビハニム・モスク
かつてイスラーム世界で最大の規模を誇ったモスクの跡。サッカー場がすっぽり入ってしまうほどの敷地に大モスクとふたつの小モスクが並び、入口にはやはり巨大なアーチが建てられている。現在は修復が進み、かつての姿を取り戻しつつある。(中略)
1399年、インド遠征から帰ったティムールは世界に比べるものがない壮大なモスクを造る決意をする。建設には帝国各地から集められた200人の職人と500人以上の労働者、そして95頭の象が従事し、ティムール自身が毎日現場に出向き、支持をする熱の入れようだった。その様子を見ていたスペインの公使によると、ティムールは籠の上から肉や貨幣を建設現場に投げ入れ、工事の振興を盛んにせかしていたという。その結果、モスクはティムールの死の1年前、1404年に異例の速さで完成した。巨大な正面玄関を入ると、正面(西側)には大モスク、南、北側には小モスクが建ち、4隅には高いミナレットがそびえ立っていた。中庭には大理石が敷き詰められ、建物はマヨルカ、モザイクタイルや大理石彫刻で飾られていた。このような豪華なモスクだったのにもかかわらず、ティムールは気に入らず、建設責任者を処刑したという。これにはいろいろな言い伝えが残っている。
しかし落成後間もないある日、礼拝中に信者の上にレンガが落ちてきた。落下は続き、それを恐れて礼拝を行う者もいなくなった。以後崩壊が徐々に進んで廃墟となり、さらにたび重なる地震で姿を留めないまでに壊れてしまった。
崩壊の原因は建設を急ぎ過ぎたこと、そしてあまりにも巨大過ぎたその構造にあったという。それはまるで、その後のティムール帝国自身の運命を案じするかのようであった。(後略)」
(「地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々(2011〜2012年版)」より) -
ビビハニム・モスクのドーム3つ
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少しアングルを変えて
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ビビハニム・モスクの圧倒される巨大な正面ゲート
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とにかくでかい!!
幅19m、高さ35m。
シャフリサーブズのアクサライ宮殿跡に並ぶ巨大さです。
そしてかつてこの入口にはモスクの大扉があったそうです。現在の姿は近年の修復によるものだとのこと。
(情報源:「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂))
アクサライ宮殿の写真もあるシャフリサーブスの旅行記はこちらです。
「2011年秋ウズベキスタン旅行第4日目(5)シャフリサーブス:思ったより見応えあった、 ティムールの故郷のいにしえの宮殿のある町」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10694882/ -
幾何学模様が非常に美しい、ゲートの端っこの柱とミナレット
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いよいよ中へ
入場料は6,600スム+写真代3,000スムでした。
(2011年9月現在、1,000ウズベキスタン・スム(UZS)=43.90円(約50円で換算)) -
正面ゲートの扉と人影、そしてチラ見した中庭
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向かって右の小モスク
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向かって左の小モスク
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再び向かって右の小モスクを
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そして向かって左の小モスクと中庭のほとんど木だけの幹
この中庭は87m x 63mの長方形で、床にはかつて大理石が敷き詰められていたそうです。
(情報源:「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)) -
大モスクと書見台(ラウヒ)
大モスクのファサードの高さは41m。
書見台(ラウヒ)は、後にウルグベクが造った、コーランを乗せる巨大な大理石の台です。
といっても、こんな巨大な台に乗せるような巨大なコーランがあったというよりは、ラウヒそのものをモニュメンカしたものではないかと思うのですが。
ブハラのカラーン・モスクにも、むしろ東屋と言ってよいくらい、巨大なラウヒがありました。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/25905812/
関連の旅行記
「2011年秋ウズベキスタン旅行第3日目(3)ブハラ:有料なだけあって見応えバツグンのカラーン・モスクとその周辺」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10685655 -
巨大なラウヒのの周りをぐるぐる3回、願い事をしながら回る
そうすると願いが叶うそうです。
他に観光客がやっていたので思い出しました。 -
小モスクとラウヒ───ぐるぐる回っている途中で
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反対側から見たラウヒ───違いは分からず@
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小モスクとミナレットとラウヒ
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大モスクのモザイク・その1
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大モスクのモザイク・その2
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大モスクのモザイク・その3
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大モスクと小モスク
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大モスクの外壁のコーランの浮彫
さすが修復後だけあって、欠けたところがほとんどないです。 -
大モスクを横から眺めると
まさにファサードがドームにくっついている構造です。 -
大モスクの後ろのミナレット
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大モスクの側面
あの崩れたような入口から中に入ってみましょう。 -
草が生えたモスク@
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崩れたアーチと中の窓のシルエット
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大モスクの中は……
大モスクの中はまだ修復されていませんでした。
でも、かつては美しく装飾されていたであろうことが、よく分かります。 -
ドーム天井
一面茶色い壁がむき出しなのも、ある意味、味があるといえなくもありません。 -
メッカの方向を示すミフラブと思われるくぼみ
ミフラブはモスクの中では一番重要なところなので、一番華やかに装飾されていたろうと思います。 -
かつての装飾がうかがえる
オレンジの部分は金箔で装飾されていたか、彩色の跡でしょうか。 -
窓枠のシルエット
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窓から外のモスクとミナレットを覗く
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大モスクのところで仰ぎ見たミナレット
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正面ゲートを背に向かって左の小モスクに入ってみる
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ミフラブにうっすらと装飾が残る
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オレンジの跡がぽつぽつと
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かつてのビビハニム・モスクの姿の模型・その1
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かつてのビビハニム・モスクの姿の模型・その2───大モスクの後ろから見たところ
ぽこぽこ屋根の部分は、現在は基盤部分しかありません。
かつてはここに480本の列柱がアーケードを支えていたそうです。
(情報源:「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)) -
かつてのビビハニム・モスクの姿の模型・その3───横から見たところ
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正面を背にして向かって右の小モスク
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小モスクと15世紀の回路の基板部分
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タシケント通りを挟み、ビビハニム廟の方から見渡す
ビビハニム廟編へとつづく。
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