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 神殿の丘からケデロンの谷を挟み、東側にあるのが標高825mのオリーブ山です。ここには、イエスの足跡が数多く残され、キリスト教徒にとって神聖な場所となっています。また、ユダヤ教徒にとっても聖地巡礼の最終目的地になっており、終末の日が訪れるとメシヤがオリーブ山に立ち、黄金の門が開きます、すると死者たちが復活するといわれています。オリーブ山からケデロンの谷に、ユダヤ人の墓が多いのは、このためです。<br /><br />1. 万国民の教会<br /> イエスが最後の夜、苦悶しつつ祈って過ごしたゲッセマネにある教会で、4世紀に建てられ、1919年に再建されています。その祭壇の前には、イエスが祈りをささげた岩の一部が置かれています。<br /><br />2. ゲッセマネの園<br /> ゲッセマネとは、ヘブライ語で油搾りを意味しています。かってはこのあたり一面オリーブ畑で、オリーブの精製が盛んに行なわれていました。現在庭園には8本のオリーブの木が昔から受け継がれています。ここは、イエスが祈りのためによく訪れる場所で、弟子たちとの最後の晩餐を終えたイエスが、このゲッセマネの園に入り、このあと起こるできごとを予感しながら、血のような汗を流し、父なる神に祈りを捧げた場所でした。<br /><br /> 新約聖書ルカ22章23〜53節;最後の晩餐の後、イエスと弟子たちは、オリーブ山のふもとにあるゲッセマネに来た。イエスは弟子たちに「誘惑に陥らないように祈っていなさい」といって、そこからやや先に進んだところで、ひざまずいて必死に祈った。その祈りはあまりにも必死だったので、彼の全身から汗が血のしずくのようにボタボタと地面に流れ落ちていた。イエスは、「父よ、み心ならば、この杯を私から取りのけてください。しかし私の願いではなく、み心のとおりになさってください」と祈った。イエスは祈りの途中で弟子たちを3回見にいったが、彼らは3回ともぐっすり眠っていたのである。イエスが3回目に、疲れて眠っている弟子たちを起こしにいったとき、剣や棒を手にした大勢の群衆がやってきた。この群衆は、みな祭司長や律法学者たちがさしむけた者で、その先頭に、12弟子のひとりイスカリオテのユダが立っていた。イエスは捕まり、弟子たちはみなイエスを見捨てて逃げてしまった。<br /><br /><br /> ヤド・ヴァシェムは、第2次世界大戦中に、ナチス・ドイツによって虐殺された約600万人のユダヤ人を慰霊する目的で建てられた博物館です。庭園には、ユダヤ人をナチスから救った異邦の義人を記念して植樹された木があり、日本のシンドラー杉原千畝さんのものもあります。<br /><br /><br /> イスラエル博物館のメイン展示が死海写本館です。独特のタマネギを載せたような建物は、死海写本発見当時、写本が入っていた壺のふたの形をモチーフとしています。写本は、紀元前3〜2世紀に筆写された、世界最古のヘブライ語聖典のイザヤ書や詩編など600を超える巻物としてほぼ完全な形で残っていました。

イスラエルの旅(9)・・オリーブ山、ゲッセマネ園、万国民の教会、ホロコースト博物館、イスラエル博物館を訪ねて

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2012/03/13 - 2012/03/14

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YAMAJI

YAMAJIさん

 神殿の丘からケデロンの谷を挟み、東側にあるのが標高825mのオリーブ山です。ここには、イエスの足跡が数多く残され、キリスト教徒にとって神聖な場所となっています。また、ユダヤ教徒にとっても聖地巡礼の最終目的地になっており、終末の日が訪れるとメシヤがオリーブ山に立ち、黄金の門が開きます、すると死者たちが復活するといわれています。オリーブ山からケデロンの谷に、ユダヤ人の墓が多いのは、このためです。

1. 万国民の教会
 イエスが最後の夜、苦悶しつつ祈って過ごしたゲッセマネにある教会で、4世紀に建てられ、1919年に再建されています。その祭壇の前には、イエスが祈りをささげた岩の一部が置かれています。

2. ゲッセマネの園
 ゲッセマネとは、ヘブライ語で油搾りを意味しています。かってはこのあたり一面オリーブ畑で、オリーブの精製が盛んに行なわれていました。現在庭園には8本のオリーブの木が昔から受け継がれています。ここは、イエスが祈りのためによく訪れる場所で、弟子たちとの最後の晩餐を終えたイエスが、このゲッセマネの園に入り、このあと起こるできごとを予感しながら、血のような汗を流し、父なる神に祈りを捧げた場所でした。

 新約聖書ルカ22章23〜53節;最後の晩餐の後、イエスと弟子たちは、オリーブ山のふもとにあるゲッセマネに来た。イエスは弟子たちに「誘惑に陥らないように祈っていなさい」といって、そこからやや先に進んだところで、ひざまずいて必死に祈った。その祈りはあまりにも必死だったので、彼の全身から汗が血のしずくのようにボタボタと地面に流れ落ちていた。イエスは、「父よ、み心ならば、この杯を私から取りのけてください。しかし私の願いではなく、み心のとおりになさってください」と祈った。イエスは祈りの途中で弟子たちを3回見にいったが、彼らは3回ともぐっすり眠っていたのである。イエスが3回目に、疲れて眠っている弟子たちを起こしにいったとき、剣や棒を手にした大勢の群衆がやってきた。この群衆は、みな祭司長や律法学者たちがさしむけた者で、その先頭に、12弟子のひとりイスカリオテのユダが立っていた。イエスは捕まり、弟子たちはみなイエスを見捨てて逃げてしまった。


 ヤド・ヴァシェムは、第2次世界大戦中に、ナチス・ドイツによって虐殺された約600万人のユダヤ人を慰霊する目的で建てられた博物館です。庭園には、ユダヤ人をナチスから救った異邦の義人を記念して植樹された木があり、日本のシンドラー杉原千畝さんのものもあります。


 イスラエル博物館のメイン展示が死海写本館です。独特のタマネギを載せたような建物は、死海写本発見当時、写本が入っていた壺のふたの形をモチーフとしています。写本は、紀元前3〜2世紀に筆写された、世界最古のヘブライ語聖典のイザヤ書や詩編など600を超える巻物としてほぼ完全な形で残っていました。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
グルメ
4.0
交通
4.0
  • オリーブ山から「エルサレム旧市街」を望む。<br />アラビア半島からの砂塵によって、旧市街は霞んでいます。

    イチオシ

    オリーブ山から「エルサレム旧市街」を望む。
    アラビア半島からの砂塵によって、旧市街は霞んでいます。

  • 岩のドームにズームアップ。<br />イスラム教徒とって、メッカ、メディナに続く第3の聖地です。

    岩のドームにズームアップ。
    イスラム教徒とって、メッカ、メディナに続く第3の聖地です。

  • アル・アクサー・モスクにズームアップ。<br />イスラム教徒にとって、岩のドームとともに重要な寺院です。

    アル・アクサー・モスクにズームアップ。
    イスラム教徒にとって、岩のドームとともに重要な寺院です。

  • 聖墳墓教会にズームアップ。<br />イエスの終焉・復活の地で、キリスト教徒にとって最大の巡礼地です。

    聖墳墓教会にズームアップ。
    イエスの終焉・復活の地で、キリスト教徒にとって最大の巡礼地です。

  • 黄金の門にズームアップ。<br />救世主(メシヤ)がこの門から、エルサレムに入ってくると信じられています。<br />

    黄金の門にズームアップ。
    救世主(メシヤ)がこの門から、エルサレムに入ってくると信じられています。

  • ケデロンの谷のユダヤ人墓地です。<br />最後の審判の日には、ここで死者が蘇ると信じられています。

    ケデロンの谷のユダヤ人墓地です。
    最後の審判の日には、ここで死者が蘇ると信じられています。

  • ユダヤ人墓地にズームアップ。

    ユダヤ人墓地にズームアップ。

  • オリーブ山から「主の泣かれた教会」と「マグダラのマリア教会」を望む。

    オリーブ山から「主の泣かれた教会」と「マグダラのマリア教会」を望む。

  • オリーブ山から「ケデロンの谷」と「ダビデの町」を望む。

    オリーブ山から「ケデロンの谷」と「ダビデの町」を望む。

  • ゲッセマネ園です。

    ゲッセマネ園です。

  • マグダラのマリア教会です。<br />金色のタマネギを載せた円屋根をもつ、ロシア正教の教会です。

    マグダラのマリア教会です。
    金色のタマネギを載せた円屋根をもつ、ロシア正教の教会です。

  • 万国民の教会です。<br />イエスが最後の夜を、苦悶しつつ祈って過ごしたところに建つ教会です。

    万国民の教会です。
    イエスが最後の夜を、苦悶しつつ祈って過ごしたところに建つ教会です。

  • ファサード中央のモザイク画、「イエス」です。

    ファサード中央のモザイク画、「イエス」です。

  • 左のモザイク画、「キリスト教徒」です。

    左のモザイク画、「キリスト教徒」です。

  • 右のモザイク画、「ユダヤ教徒」です。

    右のモザイク画、「ユダヤ教徒」です。

  • 万国民の教会の入口です。

    万国民の教会の入口です。

  • 万国民の教会の礼拝堂です。<br />教会の中は、窓がほとんどなく、照明も抑えられており、暗く感じます。旧市街地の聖墳墓教会やベツレヘムの聖誕教会も、教会の内陣はかなり暗いので、撮影した写真は手振れが目立ちました。<br />

    イチオシ

    万国民の教会の礼拝堂です。
    教会の中は、窓がほとんどなく、照明も抑えられており、暗く感じます。旧市街地の聖墳墓教会やベツレヘムの聖誕教会も、教会の内陣はかなり暗いので、撮影した写真は手振れが目立ちました。

  • 礼拝堂の天井です。

    礼拝堂の天井です。

  • 礼拝堂の祭壇です。

    礼拝堂の祭壇です。

  • 礼拝堂正面のモザイク画、「苦悶のキリスト」です。

    礼拝堂正面のモザイク画、「苦悶のキリスト」です。

  • 左のモザイク画、「ユダの接吻」です。

    左のモザイク画、「ユダの接吻」です。

  • 右のモザイク画、「イエスの逮捕」です。

    右のモザイク画、「イエスの逮捕」です。

  • 礼拝堂のステンドグラスです。

    礼拝堂のステンドグラスです。

  • ゲッセマネ園のオリーブの木です。<br />かつてこのあたりは、一面オリーブ林が広がっていました。

    ゲッセマネ園のオリーブの木です。
    かつてこのあたりは、一面オリーブ林が広がっていました。

  • 樹齢3000年を超えるオリーブも木のあります。

    イチオシ

    樹齢3000年を超えるオリーブも木のあります。

  • 庭園のラベンダーです。

    庭園のラベンダーです。

  • 石段に咲くシクラメンの花です。

    石段に咲くシクラメンの花です。

  • 苦悶するキリストの小さなの祠がありました。

    苦悶するキリストの小さなの祠がありました。

  • アーモンドの花です。<br />街路樹や庭によく植えられていました。

    アーモンドの花です。
    街路樹や庭によく植えられていました。

  • ホロコースト博物館、ヤド・ヴァシェムの見学です。<br />ナチス・ドイツにより虐殺された、約600万人のユダヤ人を慰霊する目的で建てられた博物館です。

    ホロコースト博物館、ヤド・ヴァシェムの見学です。
    ナチス・ドイツにより虐殺された、約600万人のユダヤ人を慰霊する目的で建てられた博物館です。

  • 入館するイスラエル軍の兵士です。<br />館内では多くのイスラエル軍の兵士を見かけました。

    入館するイスラエル軍の兵士です。
    館内では多くのイスラエル軍の兵士を見かけました。

  • ヤド・ヴァシェムのコンコースです。展示室は撮影禁止です。<br />近代的な建物の中には、各地の迫害の様子、ゲットー(ユダヤ人居住区)への移住と隔離、アウシュビッツ・ビルケナウなどの様子、多くの写真と遺品、ユダヤ人が書いた本、ガス室の模型(強制収容所の様子)、ビルケナウからもちこまれた鉄道のレール、ホロ・コーストを生きのびた人の証言VTRなどが、展示してありました。

    ヤド・ヴァシェムのコンコースです。展示室は撮影禁止です。
    近代的な建物の中には、各地の迫害の様子、ゲットー(ユダヤ人居住区)への移住と隔離、アウシュビッツ・ビルケナウなどの様子、多くの写真と遺品、ユダヤ人が書いた本、ガス室の模型(強制収容所の様子)、ビルケナウからもちこまれた鉄道のレール、ホロ・コーストを生きのびた人の証言VTRなどが、展示してありました。

  • 展示を見終えたところにある展望スペースです。<br />

    展示を見終えたところにある展望スペースです。

  • エルサレムの市街地が見えます。

    エルサレムの市街地が見えます。

  • 子供記念館の前にあるモニュメントです。

    子供記念館の前にあるモニュメントです。

  • 日本のシンドラー、杉原千畝の祈念樹です。

    日本のシンドラー、杉原千畝の祈念樹です。

  • ネームプレートです。

    ネームプレートです。

  • シンドラーの祈念樹です。

    シンドラーの祈念樹です。

  • ネームプレートです。

    ネームプレートです。

  • お昼のレストランは、イタリアンの「Luhiana」です。<br />2Fの部屋を貸切、「最後の晩餐」を大いに楽しみました。<br />なすの前菜、フォカッチャ、サラダ2種、パスタ3種、ピッツァ・マルゲリータと、締めはアイスクリームとバースデーケーキ、ハーブティーでした。<br /><br /><br /><br />

    お昼のレストランは、イタリアンの「Luhiana」です。
    2Fの部屋を貸切、「最後の晩餐」を大いに楽しみました。
    なすの前菜、フォカッチャ、サラダ2種、パスタ3種、ピッツァ・マルゲリータと、締めはアイスクリームとバースデーケーキ、ハーブティーでした。



  • 今日3月13日が誕生日でした。バースデーケーキを用意してくれました。皆さんの祝福を受け感謝感謝です。

    今日3月13日が誕生日でした。バースデーケーキを用意してくれました。皆さんの祝福を受け感謝感謝です。

  • 最後の観光はイスラエル博物館です。<br />第2神殿時代の1/50の模型をまず見学です。<br />

    最後の観光はイスラエル博物館です。
    第2神殿時代の1/50の模型をまず見学です。

  • 神殿の丘です。

    神殿の丘です。

  • アントニア要塞です。<br />ローマ軍のエルサレム統治の拠点でした。

    アントニア要塞です。
    ローマ軍のエルサレム統治の拠点でした。

  • ゴルゴダの丘です。<br />中央に見える城壁下の岩山の周辺がそうです。

    ゴルゴダの丘です。
    中央に見える城壁下の岩山の周辺がそうです。

  • ケデロンの谷と城壁に囲まれたダビデの町です。

    イチオシ

    ケデロンの谷と城壁に囲まれたダビデの町です。

  • ロダンの彫刻が展示されていました。<br />この外にも沢山の作品が野外に展示されています。

    ロダンの彫刻が展示されていました。
    この外にも沢山の作品が野外に展示されています。

  • 死海写本館です。<br />イスラエル博物館のメイン展示館で、死海写本が入っていた壺をイメージした、独得のデザインになっています。

    イチオシ

    死海写本館です。
    イスラエル博物館のメイン展示館で、死海写本が入っていた壺をイメージした、独得のデザインになっています。

  • 内部は洞窟のように設計されています。<br />メイン展示は、中央の長さ8mのイザヤ書の展示です。実物は核シェルターの中でこれは複写です。展示館の中は撮影禁止のため、以下3点は、博物館で購入した本によります。

    内部は洞窟のように設計されています。
    メイン展示は、中央の長さ8mのイザヤ書の展示です。実物は核シェルターの中でこれは複写です。展示館の中は撮影禁止のため、以下3点は、博物館で購入した本によります。

  • 回りには神殿の書や教団規約などが展示されいます。これは実物だそうです。

    回りには神殿の書や教団規約などが展示されいます。これは実物だそうです。

  • 羊の皮に書かれていた死海写本です。

    羊の皮に書かれていた死海写本です。

  • イスラエル博物館のエントランスです。<br />ルツ青年棟や考古学棟、ユダヤ教・ユダヤ民族史棟、美術棟などがありますが、今回は立ち寄りませんでした。

    イスラエル博物館のエントランスです。
    ルツ青年棟や考古学棟、ユダヤ教・ユダヤ民族史棟、美術棟などがありますが、今回は立ち寄りませんでした。

  • ミュージアムショップにだけ立ち寄りました。

    ミュージアムショップにだけ立ち寄りました。

  • エルサレム巡礼証明書をいただきました。<br />下の署名は、左が観光大臣で、右がエルサレム市長です。<br />

    エルサレム巡礼証明書をいただきました。
    下の署名は、左が観光大臣で、右がエルサレム市長です。

  • モニターのタシケントから成田への飛行ルートです。<br /><br />イスラエルの入国は予想以上に簡単でしたが、出国はかなり厳しいです。<br />荷物のセキュリティチエックの前に、係官から質問を受けます。ひとりひとりに対し、さらに3〜4人に対して何度も英語で質問を受けます。現地ガイドさんが通訳してくれますが、イエス、ノーで答える質問のほか、フロムジャパン(日本から来ました)、ユーラシア(旅行会社)、サーティーン(ツアーの人数)、シックスデエィズ(旅行期間)、テイベリア・デッドシー・エルサレム(滞在地)など、グループで一致するまで続きます。事前練習の甲斐あって全員無事通過です。<br />次にスーツケースのX線検査です。開ける前に荷物の種類と位置の質問があります。正確に回答できた人は、オープンが免除されます。間違っていたり、あいまいだと、オープンチェックです。事前にきちんと荷物の整理をしておくと時間の節約になります。これでやっと飛行機会社のチェックインカウンターです。<br />次は出国審査です。旅行会社の用意してくれた「NO STAMP Please」を見せながら、口頭でも「ノー・スタンプ・プリーズ」とはっきりと言います。スタンプは搭乗券に押されました。最後に手荷物検査が無事終了して、フライトまでフリーです。<br /><br />ウズベキスタン航空のテルアビブ20時55分発タシケントへ、タシケント8時10分発で成田へのフライトです。<br /><br />8日間の旅が終わりました。イスラエルの旅にしては、低料金であることと花のベストシーズンであることで、今回のツアーを選びました。旧約聖書、新約聖書の世界にどっぷり浸かる旅となりましたが、イスラエルの花はほとんど原種で、アイリスやアネモネ、シクラメンなどフラワーウォッチングも5回あり、大満足の旅でした。旅行中に、ガザ地区からイスラエルに向け、ミサイルが100弾以上打ち込まれ、イスラエルも反撃するなど、イスラエルとパレシチナの厳しい対立の現実を思い知らされる旅でもありました。1日も早く平和な世界になるように祈るばかりです。<br />最後に同行したツアーの皆様と、明るく・いつも元気で、現地ガイドさんとも息がぴったりだった、添乗員の鈴木朋子さんに感謝します。<br /><br /><br /><br /><br />

    モニターのタシケントから成田への飛行ルートです。

    イスラエルの入国は予想以上に簡単でしたが、出国はかなり厳しいです。
    荷物のセキュリティチエックの前に、係官から質問を受けます。ひとりひとりに対し、さらに3〜4人に対して何度も英語で質問を受けます。現地ガイドさんが通訳してくれますが、イエス、ノーで答える質問のほか、フロムジャパン(日本から来ました)、ユーラシア(旅行会社)、サーティーン(ツアーの人数)、シックスデエィズ(旅行期間)、テイベリア・デッドシー・エルサレム(滞在地)など、グループで一致するまで続きます。事前練習の甲斐あって全員無事通過です。
    次にスーツケースのX線検査です。開ける前に荷物の種類と位置の質問があります。正確に回答できた人は、オープンが免除されます。間違っていたり、あいまいだと、オープンチェックです。事前にきちんと荷物の整理をしておくと時間の節約になります。これでやっと飛行機会社のチェックインカウンターです。
    次は出国審査です。旅行会社の用意してくれた「NO STAMP Please」を見せながら、口頭でも「ノー・スタンプ・プリーズ」とはっきりと言います。スタンプは搭乗券に押されました。最後に手荷物検査が無事終了して、フライトまでフリーです。

    ウズベキスタン航空のテルアビブ20時55分発タシケントへ、タシケント8時10分発で成田へのフライトです。

    8日間の旅が終わりました。イスラエルの旅にしては、低料金であることと花のベストシーズンであることで、今回のツアーを選びました。旧約聖書、新約聖書の世界にどっぷり浸かる旅となりましたが、イスラエルの花はほとんど原種で、アイリスやアネモネ、シクラメンなどフラワーウォッチングも5回あり、大満足の旅でした。旅行中に、ガザ地区からイスラエルに向け、ミサイルが100弾以上打ち込まれ、イスラエルも反撃するなど、イスラエルとパレシチナの厳しい対立の現実を思い知らされる旅でもありました。1日も早く平和な世界になるように祈るばかりです。
    最後に同行したツアーの皆様と、明るく・いつも元気で、現地ガイドさんとも息がぴったりだった、添乗員の鈴木朋子さんに感謝します。




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