2009/04/02 - 2009/04/07
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binchanさん
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4月3日金曜日、旅行二日目の続きです。
お墓参りのため人々が一斉に帰省する清明節を明日に控え、台湾の交通機関は予約でいっぱい。台北から池上・台東へと移動した私も通しの座席が確保できず、花蓮で乗り換えが必要に。台湾の特急列車は全席座席指定すが、満席になっていても立ち乗りすることは可能です。しかし乗車時間も長いので乗り換えて座席を確保しました。
2009年の自強1051次は台北を6:40に出て台東12:16着でした。現在(2021年)同じ時刻に台北を出る普悠瑪406次は台東着10:58と、所要時間が1時間18分短縮されています。(停車する駅は異なりますが、停車回数は同じ。)台東から南回りで高雄(新左營)へも最短なら2時間ほどで到着でき、高鐵に乗り換えれば合計4時間ほどで台北へ行けます。そんな便利な車次はそう簡単に予約できませんが、台東もずいぶんと近くなったものです。
(この旅行記は2021年に大幅に書き直したものです。元の旅行記にいいねしてくださった方、申し訳ありません。なお、文中の「今・現在」は2021年5月を指します。)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
10:05、花蓮から自強1053次で池上に向かいます。
写真は列車の予約確認票。
乗車してみると立ち乗りの人もかなりいて、さすが清明節連休といった混み具合。私の座席にも人が座っていました。そういう場合も座席指定の切符を見せればすぐに席を空けてくれるものなんですが、この方はいかにも「しぶしぶ」といった感じでなかなか立ってくれません。よく見ると腰に医療用のコルセットをはめています。しかも70代くらいのご高齢。痛くて立てないみたいなんです。
いやいや、そういうことならそのまま座っててください、と超カタコトの華語とジェスチャーで伝えたんですが、ぜんぜん伝わらず…。すると通路を挟んだ隣の人が助け舟を出してくれました。その方も70代くらいの男性で、日本語が少しできるようなんです。おかげで意図が伝わって、コルセットの男性は私の席にしばらくとどまり、別の席が空いた時に移動していかれました。 -
席に座ると、先ほどの日本語が少しわかる方が話しかけてきました。自分は山の人(山岳原住民族)だから日本語がわかる、高速鉄道建設時は日本語がわかる山の人がたくさん雇われたんだ、といったことを聞きました。ただ、かなりカタコトなので世間話を続けるのは正直苦しいところ。
すると新たな助け舟がやってきました。私の反対隣の男性は日本で仕事していたことがあり、日本語がかなり流暢だったんです。ここから原住民族の方の奥さんも含め4人でしばらく話に花が咲きました。
写真は当時の時刻表のコピーとその余白を使った筆談の跡。 -
みなさんはお墓参りに故郷へ戻るところとのこと。私はどこへ行くのか聞かれたので、池上で寄り道してから台東へ行って2泊すると伝えました。私が路線バスで旅するのが趣味だと伝えると、日本語が流暢な方が「バスはいいよ。タクシーは日本人を”がます”からね。バスの方が安心」と。ん?「がます」って…?あ、なるほど「だます」ってことか。間違ってますが意味はわかりましたよ。
その方は富里という駅で下車され、私はその次の池上で下車。原住民族のご夫婦は台東まで行かれるそうです。ぎこちない会話ではありましたが、楽しい車中でした。みなさんまだお元気かなあ。
写真は花蓮で買ったおやつとお茶。写真撮る前に一個食べてしまった…。 -
12:08(定刻は12:03)、池上着。
列車が停車するかしないかのうちに「びえんたーん」という売り声が聞こえ、私がホームに降りた時にはすでに各車両の乗降口にお客が殺到中。短い停車時間で買わなくてはいけませんからね。
ホームの駅弁販売も現在は廃止されていますが、米どころ池上の人気は変わらず、駅弁を食べに多くの観光客が訪れ、「池上」を冠しているお弁当は台湾全土で見かけます。 -
池上駅。
この数年後から台鐵全駅下車という挑戦を始め、站牌(駅名標)の撮影などをしているんですが、このころは駅なんてただの通過点でした。しかし、花蓮駅は全くスルーだったけれど、ここの駅舎は撮影してたんですよね。このころから小さい駅が好きだったのかな。
この駅舎も2016年には建て替えられ、ずいぶん立派なものになったそうです。池上駅 駅
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この頃はテレビとガイドブックで情報収集することが多く、今回の訪問先もそれらで決めていました。最初は安通温泉に行きたかったんですよね。日本のガイドブックにも地方の温泉が紹介されていて、すごく魅力的でした。ただ、当時の私の旅テクではハードルが高い僻地で、行くことは断念。
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池上を選んだのは、池上弁当が日本でも若干は紹介されていて、鉄道で簡単にアクセスできたから。
当時もネットの口コミは見ていました。ブログはまだ少なく個人が開設しているHPが主だったのですが、台湾の地方情報と言えば鉄道マニアさんのものばかり。皆さんほぼ始発からひたすら鉄道に乗っているんですよね。池上で下車してホームで駅弁食べて、次の列車まで2-3時間ベンチに座っていた、という記事を読んだときは「いや、そんなに時間があるなら周囲を見て回ればいいのに」とつっこみましたよ。鉄道マニアさんは観光するより駅にいた方が楽しいんでしょうか。そんな皆さんの情報を参考に旅行するようになったため、私には若干の鉄分が加わってる? -
当時のガイドブック。このほかにも数冊あったのですが、人にあげたり捨てたりしてしまいました。左上のは台湾で手に入れたもの。
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台湾でも東部のガイドブックはそう種類がなく、これは貴重な一冊でした。しかも役立つ情報がぎっしり。今回はこれが大活躍しました。池上についても詳しく紹介されています。
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私は鉄道マニアではないので周囲の観光もちゃんとしますよ。全駅下車チャレンジでも、「観光するために下車」が建前。
駅前には駅弁屋さんが軒を並べていて、ホームの売り子さんはここから派遣されています。駅前のお店が有名なんですが散策がてら少し遠くのお店へ行きましょう。 -
7分ほど歩き、忠孝路沿いにあるこのお店に入りました。
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ホテルを兼ねているこのお店、今も健在です。
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店先のアマリリスが全開。
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70元の鶏肉入り弁当を食べました。
凍み豆腐、鶏肉、豚肉、味玉子、青菜、漬物数種類といった内容。とてもおいしかったんですが、お米って日本のものを食べなれているので、ちょっと違うだけで違和感あるんですよね。見た目からして外米なら別物と思えるんですけど…。
別の旅行で食べた弁当は違和感がなかったので、器の木の香りがお米に移っていて、それがダメだった気がします。 -
今でこそ「金城武の樹」とか「伯朗大道」などが有名ですが、当時それらはまだありません。台湾のガイドブックには面白そうなところが紹介されていたのですが、駅からそこそこ遠く、いくつも見て回ることはできそうにない…。
一番見ごたえありそうな「大坡池」に絞って見に行くことにしました。米どころらしく道中はずっと田んぼです。 -
大坡池は灌漑にも使われている天然の池で最近公園として整備されたところ。水源は新武呂溪の伏流水だそうです。
2021年の台湾は記録的干ばつですよね。ここは大丈夫でしょうか。
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立派な駐輪場がありました。
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冬は渡り鳥の越冬地、春にはスイレンが美しく、晴れていれば池に写る山々が絵のようだとのことですが、本日は特に見るものもない…。
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池よりも遠くの山々に感動しました。鳥のさえずりしか聞こえない中、雲をまとった山々に囲まれて、ああ遠いところまで来たんだなと実感。
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そろそろ列車の時間なので駅に戻ります。もっと時間があったらサイクリングしてほかの見どころも巡りたかった。
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13:19の自強2097に乗車します。10分ほど遅れていますね。
これも座席は確保してあり、今度はすんなり着席できました。35分と短い乗車ですがゆっくり休憩。池上駅 駅
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14:05、定刻(13:56)よりやはり10分ほど遅れて台東に到着。
このホームは人が少なめですが、駅はかなりの人出でした。清明節はみなさんちゃんと帰省するんですね。台東駅 駅
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この旅行記へのコメント (2)
-
- まあちゃんさん 2012/03/25 09:45:16
- 良い旅ですね
- おはようさんです。
『お互いさん』と言う好きな言葉が有りますが
列車内で有りましたね。列車内が和んだ空気になったと思います。
私は譲ってもらう事が多い年齢ですが
年上の人を見ると台湾の学生さんの様に素早く譲っています。
池上米ですが弁当になると木の香りが気になるとか。
檜だと良いのですが。
私の友の家では池上米を炊いてますが日本と遜色がないぐらい
美味しいですよ。次回は持ち帰って自宅で炊いてみては。
日本から比べても安くて美味しいと思います。
まあちゃん
- binchanさん からの返信 2012/03/28 17:09:11
- RE: 良い旅ですね
- いつも書き込みありがとうございます。
交通機関での席の譲り方もそれぞれの国で特色があるように思えますよね。
どんな国でもスマートに譲りあいができるようになりたいものです。
池上弁当の木の香り、あれなんでしょうかね。
台湾というとやっぱりヒノキ?そうだったようなそうじゃないような…
それがわからないくらいなんですから、私においしさ批評されては池上米も気の毒でした(^^ゞ
この旅行記を書きながら台東の青い空を思い出していました。
来月の旅行がますます楽しみです。
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