2009/10/30 - 2010/11/21
10位(同エリア21件中)
コヨーテさん
ホーランド・アメリカのヴィーンダムでのクルーズ記。
<スケジュール>
10/30 成田ーロサンゼルス
(クルーズ)
10/31 サンディエゴ(アメリカ)
11/1 航海日
11/2 カボサンルーカス(メキシコ)
11/3 航海日
11/4 シワタネホ/イスタパ(メキシコ)
11/5 アカプルコ(メキシコ)
11/6 ウアトゥルコ(メキシコ)
11/7 プエルト・ケツァール(グアテマラ)
11/8 プエルト・コリント(ニカラグア)
11/9 プンタレナス(コスタリカ)
11/10 航海日
11/11 マンタ(エクアドル)
11/12 航海日
11/13 トルヒーヨ(ペルー)
11/14 リマ(ペルー)
11/15 リマ(ペルー)
11/16 航海日
11/17 航海日
11/18 コキンボ/ラ・セレナ(チリ)
11/19 バルパライソ・サンティアゴ(チリ)
11/20 ロサンゼルス(アメリカ)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- アメリカン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
11月13日クルーズ14日目、船はペルー北部の町、トルヒーリョに寄航。マイペースで観光ができるようにとタクシーをチャーターすることにした。
まず向かった先は、Huaca del Sol(太陽のワカ)と Huaca de la Luna(月のワカ)と呼ばれる遺跡。アドベ(日干し煉瓦)で作られた対になったピラミッド型の神殿。
太陽のワカは要塞として利用されていたと見られ、基底部が 345m X 160m、そして高さが30mもあったという。 -
砂漠のような乾燥地帯に聳える山。月のワカはこの麓に広がる神殿。
太陽のワカは見学ができないが、月のワカは見学が可能。ただし見学はガイドに引率されて行われる。英語かスペイン語のガイドが選べ20人ほどのグループでツアーが行われる。 -
インフォメーションセンターから歩いて山を登り神殿中央部へ向かう。
-
反対側には太陽のワカが・・・
この遺跡はモチェ王国の遺跡で、ペルー北部の沿岸部のこのあたりはモチェ文化時代(紀元前後〜700年頃)に栄えていたという。ガイドの話によるとモチェ文化はかなり先進的な文化を持っており、優秀な人たちも多くいて繁栄した文化だったそう。優秀な人々はこの神殿周辺で暮らし、また住民は近くを流れる川や海の地形を利用し、運河や貯水槽を建設し、この乾燥地帯でも農業が営まれ立派な国家が存在していたことが、出土品から伺えるとのことだった。 -
神殿はまだ発掘途中であり、また明確な文字文化を持たないこともあって、判明されていない部分も多いようだが、この神殿が宗教的な意味合いを含むもので、中心部を守るような形で形成されている様子が伺えるという。
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至る所に鮮やかな色で描かれた壁画が・・・
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こちらは2006年に発見された壁画。当時の生活様式が描かれているようにも見えるが、明確なことは現在もまだ解明されていない。
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こちらにも一面壁画が描かれている。
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積み重ねられた日干し煉瓦。これは月のワカで出土されたレンガから復元をしているものかと思われるが、反対側にある太陽のワカは、この日干し煉瓦を1億4000万個使用して作られたという。
この日のツアーガイドは英語での説明ではあったがかな〜り理解に苦しむ英語で、ツアー参加者がその都度ガイドに「君の言っていることは〜ということなのか?」と質問をし、私はツアー参加者の質問でガイドの説明を理解していた。もちろん私の英語力では半分も理解はできないのだが・・・(涙)
いずれにしても、まだ発掘が続き解明されていない部分も多い遺跡。それでもこの迫力から当時の国家・文化の繁栄が想像できる。もし機会があれば、発掘がもっと進み、いろんなことが解明されたときにもう一度訪れてみたいとまで思った遺跡だった。
詳細は
http://coyote2009.blogspot.com/2009/11/blog-post_13.html -
太陽のワカ・月のワカを後にした私たちが次に向かったのはユネスコの世界文化遺産にも登録されているチャンチャン遺跡。こちらは太陽のワカ・月のワカのモチェ王国の時代の後、インカ帝国の時代の前の850年頃から1470年頃まで栄えたチムー王国の時代の遺跡。
この遺跡があるチャンチャンは南米最大の古代都市といわれ、当時人口は3万人もいたとされる。残されているこの遺跡も20k?にまで広がっているが、Palacio Tschudi(チュディ宮殿)のみが開放され見学できる。 -
遺跡に着くと入場料を支払った後に、英語かスペイン語のガイドはどうだ?と言われたが、ガイドをつけるとツアーは1時間半以上、しかもガイドをつけても説明自体理解できないであろう私たちににはあまり価値がないと思え、ガイドなしで自分たちで見学。広い敷地内を矢印に従って歩いていく。宮殿は主神殿、儀式の広場、墓地、食料倉庫など、計8つの区画に分けられている。
まずは宮殿の中にある儀式を執り行なう広場。日干し煉瓦の壁に囲まれたこの広場はとにかく広い! -
パノラマカメラ(古い?)でも収まりきらないほどの広さがあるのではないか?たぶんサッカーコートぐらいの広さは十分ある。
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これだけの広場を囲んでいるこの壁、すべてが彫り物が施されている。
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上の横線は波を表し、下の動物はラッコだとか・・・
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そしてこの広場の正面にはなにやら人形のようなものが・・・門番なのか?
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別の場所には魚とペリカンのレリーフ。このような浮き彫りはチムー時代の特徴だとか。
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こちらは食料倉庫。この各仕切りになっている網目状の壁は当時3mほどあったといい、砂漠地帯の暑さを和らげるために風通しを考え網目の壁を作ったという。
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あちこちで遺跡の修復を行っている・・・
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こちらは貯水池。チャンチャンにはアンデス山脈の雪解け水を農地へ導くため、全長 74km、幅 10mの灌漑用水路があったという。
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こちらは王の墓。周囲には妻や従事していた者43人の墓も・・・ ほかにもこの年の7月に、生贄とされたと思われる20〜30歳の女性の骨も見つかっている。
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こちらはまた別の区画。祭殿なのか何かはわからないが、壁一面に穴が開いておりところどころに木造の人形が・・・
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よく見るとこの人形、ちびまるこちゃんに出てきそう・・・(ボソ)
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こちら、ガラスが反射してよく見えないけれど、チムー時代の男性のファッション。
ガイドをつけないで見学したため、訪れたときは案内版の説明だけでイマイチ理解しておらず、帰国後に写真を見ながら調べた。リサーチしてから訪れれば、遺跡訪問ももっと面白いものになったのに・・・と後悔。太陽のワカ・月のワカ、そしてチャンチャン遺跡はとても興味深く、機会があれば勉強してからもう一度訪れてみたい。
詳細は
http://coyote2009.blogspot.com/2009/11/blog-post_3168.html -
チャンチャン遺跡を見学後、お腹も空いてきたということでドライバーにお願いして、地元の美味しいシーフードを食べさせてくれるところに連れて行ってくれるようお願いする。辞書片手に片言でなんとか伝えると、ドライバーは海沿いの町、ワンチャコへ車を走らせた。
「ゴージャスなレストランじゃなくて、ローカルのレストランがいい」とこれまた何とか伝えてみると、おじさんは海に面したレストランに案内してくれた。 -
お店のオーナーが私たちを2階の窓側の席に案内してくれる。オーナーはちょっとだけ英語がわかるようだが、会話ができるほどではない。メニューはもちろんスペイン語。ドライバーさんにペルーのお薦め料理を適当に選んでオーダーしてくれるようお願いする。
ドライバーのおじさんは、オーダーを済ませると自分は車で待ってるからゆっくり食事を楽しむように私たちに伝えるが、食事代も負担するからぜひ一緒に食事をしようと声をかけ、一緒にランチ! -
お店のオーナーが私たちを2階の窓側の席に案内してくれる。オーナーはちょっとだけ英語がわかるようだが、会話ができるほどではない。メニューはもちろんスペイン語。ドライバーさんにペルーのお薦め料理を適当に選んでオーダーしてくれるようお願いする。
ドライバーのおじさんは、オーダーを済ませると自分は車で待ってるからゆっくり食事を楽しむように私たちに伝えるが、食事代も負担するからぜひ一緒に食事をしようと声をかけ、一緒にランチ! -
こちらはArroz con Mariscos。見た目はすごいけど(笑)ペルーのパエリア風魚介の炊き込みご飯。こちらのお店のは、お米よりも魚介のほうが多いんでないの?ってくらいに、魚介が入っていて、それだけダシが効いててすごーーーく美味しかった。
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右の奥はParihuelaという魚介のスープ。こちらも濃厚な味で魚介のうまみがたっぷり!
左側はCeviche。中南米でよく食べられるセビーチェだけど、実はここペルーが発祥だとか。今回の中南米旅行ではいろんな場所でセビーチェを食べたけど、さすが発祥の地だけあってペルーで食べたセビーチェが一番美味しかった。生の白身魚やイカ、エビ、貝類にスパイスを加え、たっぷりレモンを絞る。セビーチェに添えられている白いとうもろこしは、もっちりとしている。オレンジのものはおイモ。サツマイモのようなカボチャのような甘みのあるおイモ。
海沿いの町だけあって、新鮮な魚介を使ったお料理はとても美味しくて、あっという間に平らげてしまったコヨーテ・ファミリー。味付けはいたってシンプルなんだけど、どれも魚介のうまみが凝縮されていて、素材を活かした料理って感じで最高!
そうそう、この写真の左下隅にカスだけが乗っているんだけど、こちらはお通しで出てきたコーンのおつまみ。普通のとうもろこしよりも大きめのジャイアントコーンを揚げて塩をかけたものなんだけど、香ばしくて食べだしたら止まらない!
何を食べても美味しいペルーのお料理。日本人の口に合うとは聞いていたけれど、こんなにも美味しいとは思わなかった。
詳細は
http://coyote2009.blogspot.com/2009/11/blog-post_6543.html -
美味しいペルーのシーフード料理でお腹もいっぱいになったところで、私たちはレストラン前の海岸にでてみる。ワンチャコは夏(南半球のペルーでは12~3月)になるとペルーのあちこちから休暇を過ごす人たちで賑わうらしい。それもこのあたりの海流が寒流のために、夏でも比較的凌ぎ易い気温・湿度のせいのようだ。
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こちらはワンチャコ海岸名物のトトラ舟!
アシから作られた舟で、一人乗りのカヤックのようなこの舟は漁に使うものらしい。漁を終えると、このように海岸に立て掛け乾燥させて、半年ほど使用可能だそう。しかもこのトトラ舟での漁は3000年も前から行われていた漁の方法で、今も尚この地域ではこの伝統的な方法で漁が行われているらしい。残念ながら伝統的なトトラでの漁を目にすることはできなかったが、海岸一面に立て掛けられたトトラ舟を見ながら、3000年前のこの地域の人たちの生活をこの日訪れた遺跡を思い出しながら想像してしまった。
遺跡を訪れるとその頃の人の生活の知恵や文化が今の近代化が進む現代にも受け継がれている・・・ いや、その頃の文明が今の私たちの生活の基礎になっているんだと改めて感じざるを得ない。
詳細は
http://coyote2009.blogspot.com/2009/11/blog-post_8587.html -
ワンチャコ海岸を後にした私達はトルヒーリョの街中を通って港まで帰ることにした。トルヒーリョの街の名はペルーを征服したスペイン人のピサロの故郷の名からつけられたという。スペインに統治されていた街は必ずと言っていいほど街の中心にプラザと呼ばれる広場があり、その広場を囲むように街が形成されている。ここトルヒーリョもアルマス広場(Plaza de Armas)が街の中心部にあった。このトルヒーリョの広場はペルーで一番大きいとのこと。
地図を見るとアルマス広場と呼ばれるプラザがペルーのあちこちの都市で見つけることができる。アルマスとはスペイン語で<兵器>を意味し、植民地時代に攻撃に備えて兵士達が待機していたり、有事の際は市民の避難所として利用されることからアルマス広場と名づけられたとか・・・だから同じ名前の広場がどの土地にもあるのかもしれない。 -
しかし広場につくと、広場内車両進入禁止となっておりゲートで仕切られている。広場周辺は教会や政府関連の施設などがあるせいで、なんらかの理由でこの日は警備が厳しくなっている様子。それにもかかわらず、運転手がそばにいた警察官になんらか話すとゲートが解かれ侵入許可が。
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広場の周りにはこのようにカナダの国旗を掲げた建物(領事館?)
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こちらはCity Hall
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こちらにはペルーの国旗が掲げられていることから行政機関か何かか。
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こちらは何の建物かわからないけれど、スーツを着た人の人だかり。きっと車両進入禁止に関わるのかもしれない。
ざっと広場を一周して写真撮影、車両進入禁止の広場内で1台だけ止まっているタクシーに戻ってそろそろ船に戻ることに。 -
港があるサラバレーまでは写真のような砂の荒野が続く。
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ジョギング中のお兄ちゃんがフレームに侵入してしまったけれど、こちらは廃墟なのか、建築中なのかわからない砂?で作られた建物。このあたりの住居は殆どこのような砂のようなレンガ?作り。
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こちらは廃墟となった建物。
こんな建物が多く点在している中、道のあちこちにフジモリ元大統領の娘 ケイコ・フジモリの広告が。どうやら2011年の大統領選を意識したものらしい。運転手は私たちが日本人だからか、フジモリ氏とケイコ氏を高く評価していた。 -
ようやく船が見えてきた。船旅を経験したことがある人ならわかってもらえると思うが、自分が乗ってきた船を遠くから見ると懐かしいような誇らしいような、贔屓目にみてしまうけれど「あ〜〜、やっぱり美しいなぁ」と感じる。それと同時に我が家のように「ただいま〜」とホッとした気分にさせられるから不思議だ。
港は貨物港ということもあって、港内そして周囲もあまり治安がよくない。港のゲートはラインセンス所持者以外は立ち入り禁止とあって、タクシー運転手も入港ライセンスを持っている人しかクルーズ客の営業ができない。この日は言葉が殆ど通じない運転手のツアーではあったけれど、とても充実した観光ができた。またまた運転手は大当たり!運転手選びも好調だ。
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