2009/10/30 - 2009/11/21
550位(同エリア679件中)
コヨーテさん
ホーランド・アメリカのヴィーンダムでのクルーズ記。
<スケジュール>
10/30 成田ーロサンゼルス
(クルーズ)
10/31 サンディエゴ(アメリカ)
11/1 航海日
11/2 カボサンルーカス(メキシコ)
11/3 航海日
11/4 シワタネホ/イスタパ(メキシコ)
11/5 アカプルコ(メキシコ)
11/6 ウアトゥルコ(メキシコ)
11/7 プエルト・ケツァール(グアテマラ)
11/8 プエルト・コリント(ニカラグア)
11/9 プンタレナス(コスタリカ)
11/10 航海日
11/11 マンタ(エクアドル)
11/12 航海日
11/13 トルヒーヨ(ペルー)
11/14 リマ(ペルー)
11/15 リマ(ペルー)
11/16 航海日
11/17 航海日
11/18 コキンボ/ラ・セレナ(チリ)
11/19 バルパライソ・サンティアゴ(チリ)
11/20 ロサンゼルス(アメリカ)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
11月14日クルーズ15日目はペルーの首都リマにほど近いカラオ港に寄港。こちらも前日に続き貨物港への入港。事前に情報収集したところ、このカラオ港周辺はかなり治安が悪いという。また港もかなり大きく、港のゲートの中には一般車両はもちろんのこと、ライセンスがないと入れないために、他の港のように入港できるタクシーもほとんどないとか・・・。ただリマ辺りのタクシーは乗る際に料金を交渉するのが通例だったり、観光客がタクシーで犯罪にあうこともあるとか、不安は募るばかり。
クルーズを予約したアメリカの旅行代理店の担当者に確認しても、カラオ港の情報がなく詳細がつかめないという。HALに確認をすると、船から港のゲート及び市内までシャトルを出すかもしれないが未定とのこと。いろいろネットを探り、日本語が話せるペルー人をガイドさんとしてお願いすることに。
心配していたシャトルも船からリマの新市街ミラフローレスまで出ることが確認できた。ちなみにこのシャトルはミラフローレスにある宝飾店がクルーズ客を狙って出しているもの(笑) ということで、シャトルに乗ってミラフローレスまで行き、そこでガイドのジャンさんと落ち合うことに! -
港を出ると人もまばらな住宅街。
ここがペルーの首都か?と心配しながら、他の乗客も「なんだか殺風景ね〜」と同じことを考えている様子。 -
しだいに車も増え、住宅地らしい町並みに・・・
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マンションも現れだしたが、街のいたるところにはこんな落書きも・・・
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するとバスは海岸線の道へ。
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綺麗な海岸線だけど、山側をみると土壌はこんな砂地。地震もある土地なのにと大丈夫なのだろうか?
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すると街の景色が少しずつ高級住宅地らしい感じへと変わっていった。おしゃれな家やマンションが立ち並ぶミラフローレス地区だ。リマの旧市街から車で20分ほどのところにあるミラフローレスは海岸線の高級住宅地でもあり、おしゃれなお店も並び、また旧市内より治安も良いために観光客も多いらしい。
詳細は
http://coyote2009.blogspot.com/2011/07/blog-post.html -
ガイドのジャンさんの案内でまずはシャトルバスが到着したミラフローレス地区を観光。
リマの旧市街から車で20分ほど海岸にむかうとある高級住宅街。このあたりは新市街とも呼ばれ、急速に発展している地域の様子。 -
まずはミラフローレスにある教会。
この日、街中がなんとなく賑やかであちこちで人が集まっている。その様子を見てジャンさんが
「あ!今日は神様散歩の日なんだよ」
と教えてくれるが、「神様散歩」とは一体何なのかコヨーテファミリー一同首をかしげていると、どうやら教会にあるマリア様のご神体を人々が担いで街を歩くお祭りだとか。日本のお祭りも神社から神輿を担ぐ文化があることを伝えると、
「そうそう、それも神様散歩だよね。同じ同じ!もしかしたら神様散歩に会えるかもよ」
と。
「神様散歩」だなんてチョット笑ってしまう表現だけど、確かに的を得た表現に感心!
(残念ながら神様散歩には出会えなかったけれど・・・) -
続いて向かったのはParque del Amor 日本語では恋人達の公園。
公園はこのように海に面した場所にあり、名前の通り恋人同士や家族連れで賑わっている。
しかも公園のシンボルともいえる巨大モニュメントがスゴイ!! -
恋人同士がラブラブしているものだが、この写真にモニュメントの下で昼寝をしている人と比較するとどれほどの大きさか想像がつくだろう。大きさが大きさだけに、このラブラブぶりはかな〜り大胆にも思えて、さすが南米だな〜と思わずにはいられない。
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そしてランチに訪れたのは、海沿いにあるオシャレ〜なレストラン。恋人たちの公園は海が見える高台にあるが、この高台を降りたとたくさんのおしゃれなカフェやレストランがあるそうだが、その中でも観光客がすくないレストランを祐子さんが選んでくれていた。
リマといえば日本大使館公邸の占拠事件を思い出し、政治不安やテロリスト、ゲリラなど治安が悪いところではないだろうか?というイメージが先行していた。ジャンさんの奥様の祐子さんのお話から、リマにも結構おしゃれなところがあると言われても、まだまだ新興国の国という偏見でさほどのおしゃれさは期待していなかったけれど、このミラフローレスはおしゃれなマンションやショップ、カフェが立ち並び、街も綺麗で安心して観光ができる。 -
案内されたレストラン Cala。エントランスはシックな感じ・・・
まずはピスコサワー! さすがワンチャコ海岸でいただいたピスコサワーよりも上品(笑) -
ペルーの名物料理をおしゃれにアレンジした前菜。右にある白いものはお芋みたいなお味のジャイアントコーンにセビーチェと赤いのはお芋。他の食べ物は?? かなり昔のことでよく覚えていないけれど、とにかく上品な味付けで美味しい。
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その他に海の幸をふんだんに使った煮込みとホタテのグリル。こちらも美味!!
ペルー料理ってこの旅行まで食べたことがなかったけれど、前日のワンチャコ海岸で食べたものといい、この日のお料理と言いかな〜り美味しい!
詳細は
http://coyote2009.blogspot.com/2011/07/blog-post_18.html -
車で旧市街に向かうが、リマの運転には驚くばかり。車線などあってないもの、交差点には強引に車の頭を入れたもの勝ち、車間距離など取らずギリギリまで幅寄せしたり割り込んでくる。ヒヤヒヤしながら車に乗っているが、運転が好きな私でもリマではとても運転はできないと実感する。
やってきた旧市街は17世紀のコロニアル時代の繁栄を彷彿し、世界遺産にも登録されている。街はアルマス広場を中心に街が形成されているが、まずはもうひとつの広場、サン・マルティン広場へ。(注:写真に写っている女性は見知らぬ人です。)
中心に建つ銅像はペルーの独立運動に功績を残したサン・マルティン将軍の像。 -
こちらは1924年に建てられたHotel Bolivar、周りは1915年ごろから1930年ごろに建てられた重厚感あるネオコロニアル式。
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続いて訪れたのは街の中心となるアルマス広場。
この広場も先ほどのサン・マルティン広場と同様に地元の人や観光客でにぎわっている。 -
こちらはペルー政庁。毎日12時に衛兵の交代式があるというが、残念ながらゆっくりと食事をとりジャンさんとのお喋りで衛兵の交代式は見逃し・・・(笑)
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この鮮やかな黄色の建物はMunicipal Palace of Lima
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こちらは堂々と建つカテドラル。南米を征服したフランシス・ピサロが自信で礎石を置いたペルーで一番古いカテドラルだという。インカ帝国を征服したスペイン。
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このようにアルマス広場も重厚感ある建物に取り囲まれている。
どれもスペイン植民地時代のものであり、これだけのものを作れるというのはそれだけ征服したインカ帝国が富をもっていたかがうかがえる。植民地にこれだけのものを作るなら、自国には相当な見返りもあったに違いない。
スペインに巨額の富をもたらしたであろうインカ帝国の征服者フランシス・ピサロはペルーの市民にとっては決して英雄ではない。ペルーの人々は自分たちがインカ人であることを誇りに思い、この征服者ピサロは母国を侵略した敵でしかないのだ。ピサロの故郷から1935年リマ建都400周年を記念にピサロの像が送られた際、初めはこのアルマス広場の前にある大聖堂の前に像が置かれたらしいが、国民からの猛反発でアルマス広場の片隅に移された。しかし再度猛反発にあいそちらも撤去されたという。 -
現在はピサロの代わりに牛さんが建っていた。(笑)
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ペルー政庁の裏手に回るとこんな建物が・・・
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中は回廊と大きな階段
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しかも天井いっぱいにステンドグラス。
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裏に行くと線路がある。どうやらここは駅のようだが、バスが発達しているペルーとはいえ首都の駅はこんなもの?
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駅の裏手の山をみると山にペルーの国旗が。そして山の中腹まで民家らしき建物が・・・
ジャンさんによると、貧しい人たちは市内に家を建てられず、不便な山に家を建てていってるとのこと。それにしても色とりどりの家が多いなぁ〜。 -
さらにこの駅の横には公園が・・・
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緑が多いこの公園にちょっと辺りにそぐわない騎馬像が・・・
良く見るとインカ帝国征服者フランシス・ピサロの騎馬像だ。スペインからのお届け物のこの像も、大聖堂の前からアルマス広場の片隅に追いやられ、最後にはしょうがなくこの公園に置かれた様子。ちなみにこのピサロは仲間割れによってスペイン人によって殺される。その遺体は大聖堂にミイラとして安置されているが、それが本当にピサロのものかは定かではないとのこと。 -
お次に案内してもらったのは、ラファエル・ラルコ・エレラ博物館。
18世紀にスペイン人の貴族の邸宅として造られたところに、ペルーの古代文明の研究者であるラファエル・ラルコ氏が個人で収集したものを展示している。 -
邸宅というだけあって、中庭には花が咲き緩やかなスロープをあがると博物館の入り口がある。なんとここは7世紀のものと言われるプレ・インカ時代のピラミッドの上に建てられているとか・・・
博物館には、チムー、ナスカ、モチェなど各時代の土器や黄金などが多数展示され、しかも展示品でない収蔵品の倉庫まで公開されている。
土器などは縄文時代や弥生時代の土器や埴輪に似ているものがあり、小学生のときに訪れた登呂遺跡の埴輪を思い出す。 -
この多数の展示品にとても興味深い土器があった。
男女が絡み合っている土器だ・・・ -
モーチェの時代、今から1500年〜2000年前の性生活が、土器として残っているのだ。それもすさまじい数でどれもデフォルメされることなく写実的に描かれた土器に圧倒された。
-
両親と一緒だったこともあり、じっくり観察するのに抵抗があったのだが、このコーナー辺り一面このような土器。両親は関心をよせじっくり観察し、私に「こんなの珍しいから写真を撮っておけば!」というくらいだ。昔から性に対してオープンな両親であり土器をみながら感想を伝えてくるのだが、さすがにちょっと抵抗があり写真を撮るふりをして、両親とはちょっと距離をおいてじっくり見ることに(笑)
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私と同様に、写真を撮っている人も多い
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こんなにも多く性描写された土器が残っているが、実際モチェ時代「性」とはどんな存在だったのだろうか。文字を持たない文化だけにこのような形で何かを伝えていたのに違いないだろうが、何を伝えたかったのだろう。ここに紹介したのは展示されていたほんの一部。他にもかなりリアルに描写されているものがたくさんあった。これはペルー版秘宝館か?いやいや、もっと芸術的、文化的に優れ、謎も多い。まさに神秘的な土器を目にしかなりのインパクトを受けたコヨーテだった。
詳細
http://coyote2009.blogspot.com/2009/11/blog-post_950.html -
ジャンさんが「いいものを見せてあげる」と連れて行ってくれたのが、海岸沿いの公園。
綺麗なグリーンの芝生に人々が寝転がったり、犬を散歩させたりしている公園だが
そこで目にしたのは・・・ -
そして・・・
ナスカの地上絵をモチーフに芝生に模様をいれていた。
「ナスカまでは案内できないけれど、ちょっとだけナスカを体感できたでしょ?」とジャンさん。ちなみにジャンさんはペルー人ではあるけれど、ナスカにもマチュピチュにも行ったことがないという。 -
この日は当初ワカ・プクヤーナという街のなかにある遺跡内のレストランで夕食を取る予定となっていた。遺跡がライトアップされ、レストランのゲストであれば夜の遺跡観光ができるという。祐子さんに予約までしてもらっていたが、長旅のせいか両親が疲れてしまい、予約をキャンセルしてもらい船に戻ることに。
夜のリマの交通事情は昼間に増してすさまじい。金曜の夜ともあって街へ繰り出す人が多いのだろう。車はクラクション鳴らし。しかも大きな交差点にも関わらず信号もなければ、早い者勝ちで道路を優先されるわけでもない。頭を突っ込んだ勝ち。いつ事故を起こしてもおかしくないような雰囲気だ。
そんな道路状況にもかからず、このように渋滞している車の脇で商売をする人も多い。
詳細
http://coyote2009.blogspot.com/2009/11/blog-post_1159.html -
船に戻ったのは夜7:30を回ったところ。通常のディナータイムは8時から。
外で夕食を取るつもりだったが、いつも通りのメインダイニングへ。
両親は疲れてしまったようで、食後はすぐにベッドにはいってしまった。
この日は港に1泊するということで、食事を外で済ます人や、リマでホテルに宿泊する人などもおりダイニングでもいくつかの空席があった。親しくなったお隣のスペイン人グループもこの日は外出の様子。 -
クルーたちは仕事後街に繰り出す人も多く、みんなソワソワ(笑)
親しいクルーたちに一緒にクラブに行こうと誘われたが、彼ら曰く仕事が終わる12時過ぎに外出し、早朝の仕事に間に合うよう4時ぐらいまでに帰ってくるとのこと。さすがに年老いた私にはキツく丁重にお断り。その代り私は船内で行われるパーティーへ。
チョコレートファウンテンがプールサイドに用意され・・・ -
デザートもたくさん準備
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こんなフルーツスティックも!
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プールサイドはちょっとした野外ディスコ。
はい、クラブではなくディスコでゴザイマス。
年齢層に合わせてちょっと古い曲がかかり、みんな思い思いに踊る。
両親を部屋に残し一人で参加していても、船で顔見知りになった人たちがあちこちで声をかけてくれるので、心細いなんてこともない。私も他のゲストと一緒に飲んで騒ぐ!
でも楽しむのはゲストばかりではない。カメラを向けるとキッチンクルーが踊ってくれた。
彼はちょっと前の船上アイスクリームパーティーでも踊ってたなぁ〜。
カメラでチョットだけビデオを撮ったので、ご披露!
ビデオは
http://coyote2009.blogspot.com/2009/11/blog-post_4308.html
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