2015/08/02 - 2015/08/02
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Islanderさん
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JR全線乗り放題の青春18きっぷ。本当の青春時代にやっていた1日中ひたすら乗る旅は体力的にちょっときつい歳になりました。が、好奇心と喰い気だけは若いころより旺盛かも。だから乗るより降りる旅。今回の旅は宮城県伊豆沼の「はすまつり」を見物、岩手県北上の夏油温泉に宿泊。翌日は北上線で秋田県に入り十文字ラーメンを食べ、増田町を歩き、山形県新庄でとりもつラーメンを食べました。盛夏の温泉、街歩き、ラーメン食べ歩き。暑さを熱さで制しながらの旅になりました。
【旅程】
<その1>からのつづき 夏油温泉~北上駅10:09(北上線)11:28横手駅11:36(奥羽本線)11:47十文字駅(十文字ラーメンを食す)~増田町(内蔵が残る商家めぐり)~十文字駅15:12(奥羽本線)16:25新庄駅(とりもつラーメンを食す)18:00(奥羽本線)19:21山形駅19:50(奥羽本線)20:38米沢駅20:40(奥羽本線)21:23福島駅着
注)実際は米沢→福島の列車がカモシカと衝突した影響で35分遅れて福島駅に到着。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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(vol.3前編伊豆沼はすまつり、夏油温泉編からのつづき)
北上駅から北上線横手行きのディーゼルカーに乗車します。1両でほぼ満席状態です。北上駅 駅
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車窓からは錦秋湖が見えます。
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北上駅から1時間20分で終点の横手駅に到着。この時間で61kmを走ってきたとはローカル線にしては速い。「やきそばのまち横手」には下車せず、そのまま奥羽本線の上り列車に乗換え、十文字に向かいます。
横手駅 駅
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横手駅から約10分で到着しました。
十文字駅 駅
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十文字駅から炎天下の中を15分程度歩きます。
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十文字はラーメンの街。十文字ラーメンの元祖と言われている「マルタマ食堂」で中華そばをいただきます。行列はなく、食券を買いすぐに着席できましたが、出てくるまで30分かかりました。透明なスープですが、魚介などの出汁がしっかり効いて美味い。この中華そばはなんと500円、安い。
元祖十文字中華そば マルタマ グルメ・レストラン
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十文字駅に戻ります。当初予定していた湯沢駅周辺の街歩きをやめ、十文字駅で知った増田町に行くことにしました。駅前のバス停で増田町に向かうバスを待ちます。
十文字駅 駅
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うどんで有名な稲庭行きのバス。乗客は自分ひとり。
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10分ほどで増田町の中心部の「増田中町」に到着。バス代は250円。増田は旧街道の合流地点でかつては物流の拠点として発展した町。2013年に重要伝統的建造物群保存地区に選定され、独特の「内蔵」を持つ商家が残っています。
増田くらしっくロード 名所・史跡
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帰りのバスの時間までは1時間ほど。数ある伝統的建造物すべてを回りきれないので、目に付いたところから見学します。まずは日の丸醸造へ。
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酒蔵の見学はできませんが、保存されている内蔵を見学することはできます。見学料は200円かかりますが、1,000円以上の酒を買えば実質無料になります。
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母屋の奥にある内蔵。上屋に覆われています。写真では分かりずらいですが…
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内蔵の内部。内蔵はモノを保管する場所ではなく、冠婚葬祭などを行う座敷になっています。数多くある中柱は漆塗りの青森ヒバ。贅沢なつくりです。
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見学の後にはお待ちかねの試飲です。蔵元限定の酒も売られています。「うまからまんさく」を土産に買いました。
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内蔵のある商家が立ち並んでいます。右手の建物は「佐藤又六家」。母屋の中に蔵(店蔵)がある独特の建物です。
増田くらしっくロード 名所・史跡
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山吉肥料店を見学します。入場料(200円)は玄関に置かれている箱に入れます。奥からご主人が出てこられ、案内してくれました。
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内蔵は大きな上屋の中に建っています。ここの内蔵は昭和初期に建てられたもので増田では最も新しい蔵とのことです。扉の蛇腹は5段で増田では最も凝った造り。
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2階の窓を閉めるための足場があります。
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上屋の中で雨水が入ることはありませんが、この銀杏仕上げの水切りは装飾として付けられているものです。この座敷蔵は贅沢蔵との説明。
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この建物は廃屋ですが、復元工事が行われる予定です。
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内蔵の内部を見学させていただきました。
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ここの座敷蔵も漆塗りの柱です。
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旧石田理吉家。3階建ての木造建築。増田町は1時間程度の滞在では短すぎました。町並みを巡るには半日程度必要です。変に観光化されておらず魅力的な街です。
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バスで十文字駅に戻りました。帰りのバスも乗客は自分ひとり。
十文字駅 駅
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十文字駅の待合室。内蔵風になっています。
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十文字駅から新庄行きの列車に乗ります。
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山に囲まれた農村の中を走ります。
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新庄駅に到着しました。山形新幹線の終着駅であり立派な駅舎です。
新庄駅 駅
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新庄駅から歩いて約15分。「一茶庵支店」に到着。
一茶庵 支店 グルメ・レストラン
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暑いのでビールを。きゅうりの浅漬けはサービスです。
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ビールを飲もうとしたところ「とりもつラーメン」がきました。コクのある醤油味の鶏がらスープ。ちぢれ麺とよく合い美味い。店はクーラーがなく暑い。その中で熱々のラーメン。店を出たときにはひんやりしました。メニューには冷やしラーメン、冷やしとりもつラーメンもあります。
一茶庵 支店 グルメ・レストラン
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新庄駅に戻り、駅に隣接する「ゆめりあ」で列車を待ちます。クーラーの吹き出し口の上にいすがありました。まさに「冷やし椅子」。心地よく思わず寝そべってしまいました。「冷やし」好きの山形県民らしい発想?
もがみ情報案内センター 名所・史跡
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山形行きの普通列車に乗り込みます。東北の普通列車はほとんどがロングシート。朝夕のラッシュ時間帯はいいのかもしれませんが、長距離旅行には不向きです。まあ、18きっぷの旅行者は「お客」扱いされていないので仕方ありません。
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山形盆地をひた走ります。
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山形、米沢で乗換えました。米沢を出発してしばらくすると急停車。カモシカと衝突したとのことです。現場でしばらく停車したあと、次の駅で床下を点検しています。このため30分以上遅れました。
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福島には35分遅れて到着です。この日は東北新幹線も信号故障で大幅にダイヤが乱れていました。後続の東京行き「つばさ号」は無事に東京に到着できたのでしょうか。
35度を超える猛暑の中、東北のど真ん中を半周した旅になりました。このルートは寒い冬に熱々のラーメンと熱燗をやりながらの旅もいいかと思います。(おわり)福島駅 駅
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この旅行記へのコメント (4)
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- エレガンスパッカ→さん 2015/08/17 01:26:05
- こんばんわ
- islanderさんの
日記はシンプルでまとまってすごく読みやすいというか見やすいですよね。
だらだら写真アップしたり
どうでもいいことをなんパートにわけてかいてる
頭悪そうな日記と大違い。
これぞ旅日記って感じです。
また癒されにお邪魔しますね。
エレガンス☆
- Islanderさん からの返信 2015/08/17 20:54:57
- お褒めのメッセージありがとうございます
- エレガンスさん
私の下手な日記を評価していただきありがとうございます。
人様に見ていただくものなので、見やすさはいつも意識して書いています。まだまだ未熟で偉そうなことは言えませんが…。
日記を書く時には、アップする写真を絞りこむことに悩み、時間がかかってしまいます。事務局が推奨する30枚程度に収めたいと思いつつ、いつもオーバーしている状況です。詳しい情報はクチコミに登録するのが本来の使い方だと思うのですが、面倒になって日記本文に入れ込んでしまい、本文が長くなってしまいます。
人それぞれに日記のスタイルがあるのもフォートラベルの良さですね。100人の人が同じ場所を旅しても、100通りの旅があり、100の日記がある。どれ一つ同じ日記はない。旅は面白いですね。
Islander
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- batfishさん 2015/08/10 22:11:50
- 増田町は町歩きが楽しそうですね。
- Islanderさん こんばんは!
青春18きっぷ、懐かしいです。
若いころは大垣夜行で西へ向かったり、日帰りで
あちこち行ったりとかなりお世話になりました。
最近も、青春18きっぷで只見線にでも乗りに行こうかな〜
と考えていて、時刻表を眺めていました。
北陸新幹線など開業して便利になりましたが、その反面、
ローカル線が民営化?し、青春18きっぷではたどり着けない地域
もありそうで、憂えています。
さて、旅のルート取りがよいですね〜
夏油温泉は行ってみたいお宿です。
北上線もよいですね〜
北上から横手まで1時間20分、結構速いなと思いました。
増田町は趣のある街町並みが楽しめそうですね。
機会があったら東北旅行の折に立ち寄ってみたいです。
米沢ー福島は今、乗ってみたい区間です。
かもしかと衝突とは北海道ばりの秘境路線ですね(^^;
やっぱり秋の姥湯行きは列車で行きたいな〜
楽しませていただきました(^^)
batfish
- Islanderさん からの返信 2015/08/11 07:45:21
- 書き込みありがとうございます!!
- batfishさん
いつも小生の旅行記を読んでいただきありがとうございます。
最近のローカル線は駅は無人駅、列車は新しいですが通勤電車と同じロングシートなどなど旅情が薄れているのは確かです。本数も少ないので旅程をあらかじめ決めておかないと大変なことにもなります。が、有名な観光地でない駅で下車することで新たな発見があるのがこの旅の魅力です。
夏油温泉は冬期は雪深く休業する秘湯の宿です。湯治場の雰囲気が残り(施設は古いですが・・・)おすすめの温泉です。
米沢→福島は一応新幹線が走る路線です。新幹線の合間を一日数本の普通列車走っています。福島と米沢の間は山岳路線で動物との衝突もけっこうな頻度で発生しています。姥湯には秘境感漂う「峠駅」から宿の送迎車がありますの列車での訪問を強くおすすめします。
紅葉の秋、東北の秘湯めぐりは本当にいいですよ。
Islander
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