スペイン・アンダルシア州の州都でセビリア県の県都でもあるセビーリャを訪れました。ここは、南部の政治・経済・文化の中心都市であり、約70万人の住むスペイン第4の都市です。また、外国の人々の持つスペインのイメージはこの都市にあるとも言われる、見どころ豊富な観光都市です。<br />★スペイン最大級の聖堂であるセビーリャ大聖堂（世界遺産）<br />★観光馬車に乗って市街の見どころを一周<br />★タブラオ、エル・パティオ・セビジャーノにてフラメンコ鑑賞（動画有り）

セビーリャ_Sevilla　アンダルシア文化の中心！新大陸との貿易による繁栄の跡を残す街

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2010/04/04 - 2010/04/04

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#世界遺産

旅行記グループ冬のスペイン南部　アンダルシア州をレンタカーで巡る旅（2010/2012）

RAINDANCEさん

スペイン・アンダルシア州の州都でセビリア県の県都でもあるセビーリャを訪れました。ここは、南部の政治・経済・文化の中心都市であり、約70万人の住むスペイン第4の都市です。また、外国の人々の持つスペインのイメージはこの都市にあるとも言われる、見どころ豊富な観光都市です。
★スペイン最大級の聖堂であるセビーリャ大聖堂（世界遺産）
★観光馬車に乗って市街の見どころを一周
★タブラオ、エル・パティオ・セビジャーノにてフラメンコ鑑賞（動画有り）

エリア

セビリア(スペイン)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

同行者: カップル・夫婦

一人あたり費用: 1万円 - 3万円

交通手段: レンタカー

旅行の手配内容: 個別手配

レンタカーでセビーリャに到着、公共Ｐに車を停めて歩きます。
世界遺産の「アルカサル（Alcazar）」、14世紀にカスティーリャ王であるペドロ1世によりイスラムの宮殿跡に建てられたものだそうです。グラナダのアルハンブラ宮殿を意識し、各地からイスラム職人を集めて造り上げたとか。
すぐ傍に、こちらも世界遺産の「セビーリャ大聖堂（Catedral de Santa Maria de la Sede de Sevilla）」。15～16世紀にかけて建造されたゴシック様式のカテドラルです。
世界で3番目に大きいとも言われるこの大聖堂．．．
ここセビーリャは、13世紀にレコンキスタでキリスト教徒の手に取り戻された後、新大陸との交易の中心として繁栄しました。
この大聖堂は、そのセビーリャの富を示す象徴とも言えます。
世界最大といわれる黄金で塗られた祭壇、中央に鎮座するのはキリストではなく聖母マリアです。スペインは4世紀からマリア信仰が盛んで、セビーリャはその中心地だったそうです。
3トンの金が使われたというその祭壇や、高い天井と広大な空間も、その繁栄の象徴を示しています。
「クリストバル・コロン（コロンブス）の墓（Tumba de Cristobal Colon）」、写真を撮り忘れ動画からのキャプチャー。
暗くてあまり良い写真が無いのが残念．．．
続いて隣の鐘楼である「ヒラルダ（Giralda）」へ。
12世紀にイスラム教徒によって建てられた塔が、16世紀にキリスト教徒によって改築されたそうです。
登ってみました。奥は回転式、手前が打鐘式のベルですね。24個の鐘にはそれぞれ、サンタクルス、サンチアゴ、サンタカタリナ．．．など名前が付いています。
高さは97.5m（てっぺんの風見鶏を入れると110m）、セビーリャの市街が一望できます。
ちなみに、ヒラルダ（Giralda）とはスペイン語で人・動物の形をした風見のこと。
この楼のてっぺんの風見鶏（実際には鶏ではなく女性像ですが）は、ヒラルディーリョ（Giraldillo）と呼ばれ、この女性像は信仰を表すそうです。
昇降は階段ではなく、四角い螺旋状に設けられた坂です。馬で昇降できるように、ということの様です。
「オレンジの中庭（Patio de los Naranjos）」から観るカテドラルと．．．
．．．鐘楼。てっぺんにヒラルディーリョ。小さくて見えにくいですが
観光馬車です。結構色々な観光地に居るのですが、ここは特に多いですね。時間もあまりないので、効率的に要所を観るため初めて乗ってみることにしました。
料金は60ユーロ（セマナサンタの観光シーズン）。運転手は「役所との協定で料金は一律で決まってるから！」みたいなこと言っていますが、どうやら本当のようです。
ポクポクと40～50分ほどかけて、市街の見どころを一周します。車道も路面電車の線路もお構いなし、マイペースでゆっくり進んでいきます。
「黄金の塔（Torre del Oro）」、12世紀に建てられた要塞。ここでグアダルキビール川（Rio Guadalquivir）からの侵入者を見張っていたそうです。
19世紀の「サン・テルモ宮殿（Palacio de San Telmo）」。
17世紀にスペイン最高の劇作家と賞された作家の名を冠した、「ロペ・デ・ベガ劇場（Teatro Lope de Vega）」。
道中は沢山の馬車と出会います。
1929年のセビリア万博の際に造られた「スペイン広場（Plaza de Espana）」、何かしら工事中でした。
「エル・シドの像」。
こんな風に、馬車も車に混じって車道を走ります。
「セビーリャ大学（旧王立タバコ工場）」。ガイド本等の紹介に出るメインの門ではないところを撮っちゃった模様。
アルカサルの横を通って．．．
出発地点のカテドラルに戻ってきました。
お疲れさま、カバジョくん。
．．．という訳で、馬車を使って駆け足で観光した訳は、フラメンコ鑑賞の予約時間が迫っていたからなのでした。マエストランサ闘牛場にほど近いところにある「エル・パティオ・セビリャーノ（El Patio Sevillano）」。
かなりの数の観客が入れそうな大型のタブラオ（Tabrao）です。
まずは、何名かの女性ダンサーが順に踊ります。そのうちの一人、力強く情熱的ですが、顔がちょっと怖いです。（失礼）

よろしければ動画はこちらから。
http://www.youtube.com/watch?v=D9GxqtVA8bQ
この方は上品で涼しい感じの舞。

よろしければ動画はこちらから。
http://www.youtube.com/watch?v=dA1G_ZCzlzw
男性の踊り、さらに力強いです。手のひらと足の裏が痛そう。

よろしければ動画はこちらから。
http://www.youtube.com/watch?v=Vg4cpD1Shro
複数のダンサーが入り乱れる、ストーリー風の舞です。

よろしければ動画はこちらから。
http://www.youtube.com/watch?v=nM51bNLrSy8
ここの様な団体観光向けのタブラオは、フラメンコだけではなくスペイン舞踊も盛り込まれてるとのこと。フラメンコを良く知っている人から観れば邪道かもしれませんね。ですが、私達素人にとっては色々な趣向がある方が楽しかったりします。
最後は全員集合。
ショーが終わって、Mi mujerも「ole！」。
タブラオのすぐ外、闘牛場の脇には、アンダルシア文化と闘牛をこよなく愛したバルセロナ伯爵夫人（2000年没）の像。
「マエストランサ闘牛場（Plaza de Toro de la Real Maestranza）」の外観を一目見て、この日の宿泊地であるカルモナへ移動します。