2011/06/05 - 2011/06/22
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keithforestさん
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そろそろオーストリアの日程も終わりに近づいております。にもかかわらず、私達はシュテファン教会の横を通るばかりで、いっこうに教会の中に入っておりません。
ようやく入ることになりましたけれど、いやぁ、礼拝堂の中にカウンターがあって、入場をチェックしているのでしょうか。なかなか入りにくい雰囲気があります。ツアーがあるようですが、それが各種あって勝手がわかりません。
やっぱりハプスブルグ家の皆さんのお棺が並んでいるカプツィーナ教会の地下にも入ってみようと。St.Michael教会にもPeter教会にも、エンゼル教会から中央郵便局から、クンストハウスからフンヴェルトヴァッサー・ハウスを見て歩くばかりか、プラ-ター公園にまで足を伸ばしました。無謀というほかない。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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私達の部屋の向かいは一階が生地屋さん(ウィンドウから中を見たら人がいたことがないのが不思議)で、月曜日の今日は朝からショー・ウィンドウを綺麗に磨いている人が働いていますが、一心不乱というのではなくて、ぼちぼちと、お喋りしながら、という実に気楽な仕事っぷりですが、週が開けた雰囲気がとても良いです。
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お、これが昨日の午後バスで行ったBADENまで走っている電車ですな。これで行くと確か1時間近くかかるということでした。
残念ながらこれは通常のトラムとは異なるので、トラムの範囲はウィーンカードや、一日券でも乗れるけれど、そこから先は勿論別料金になるそうです。
OBBだとMEIDLINGの駅から20分で到着しちゃうんだそうです。ウ〜ム、どうせならのんびりとこれで行きたいな。 -
ようやくシュテファン教会に入る気になりました。朝一番でやってきました、といってもホテルから100m位です。空は晴れていて、こりゃ塔の上に登るにはうってつけであります。
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これがシュテファン教会の北の塔にあがるエレベーターの乗り口です。一見、誰もいないんです。お〜、これならきっとただなんだなと思ったら大間違いです。このエレベーターにはオペレーターがいて、待ち構えております。4-5ユーロ払ったんじゃなかったかと思います。
右側に見えている、なんちゅうことのないシンプルな扉が降りる人が出てくる扉です。外側からは手がかりがなくて、開けられない。
率直にいわせて貰うと、「教会なのに」こうして人が外から開けることのできない扉を設置するというそのことだけでも、私にはとても許すことのできない行為だという気持ちがします。 -
北の塔はエレベーターで一気に上がることができますが、それよりも高い南の塔はえっちらおっちら階段で上がることができます。
しかし、ホテルが一緒になった日本人の方のお話だと、上がれる高さは大差がないということでしたので、満足することにしました。 -
こうして見ると屋根を葺いてある一枚一枚をタイルの様に色を変えて描いているのがわかります。
右側に映っている金網がエレベーターから上がってくる階段を囲っている金網です。だから、私の様な高所恐怖症、つまり高さにめっぽう弱い意気地なしでも大丈夫なんです。 -
毎朝このくらいの時間になると観光用の馬車が集まってくるのですが、上から見るとこんな具合に見えるんですねぇ。
でも大きな声ではいえませんけれど、ここはあんまり綺麗じゃありません。なにしろいつも馬がいるんですから。 -
お〜い!きこえるかぁ〜!?
聞こえるわけがない。ず〜〜っと向こうを見やると、やっぱりこの街でも郊外には風力発電の羽根がぐるぐる回っているんですね。
やっぱり上に上がると空がひろぉぉぉぉい! -
北の塔にはこんな大きな鐘が乗っているんですね。あれ?いつも聞こえている鐘の音はこれ?
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ようやくのシュテファン教会でした。
しかし、ご覧の様に祭壇の写真がありませんが、入るのに結構なお金がかかるのでやめました。なんちゅうことか。
ウィーンの数ある教会の中でもこの教会は後から後から人がやってきます。カメラを振り回している人たちもたくさんおられて、彼等の強引な撮影を見ていると、教会の中でカメラを持ち出すことに抵抗があったんですな。 -
メジャーなところを抑えるわけですから、当然の如く、ハプスブルグ家を語る上ではこちらもお尋ねしないわけにはいきませんね。
カプツィーナ教会です。こちらにはハプスブルグ家の皆さんのお棺がズラズラと並べてあるわけです。 -
こんな具合にひとつひとつが意匠を凝らした棺桶になっているわけですが、いかにもがっちりとしていて大変に重そうですなぁ。
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やはり悲しみに暮れる様子を表すために、女性がベールを被っている様子が形作られていますが、この他にもどくろが飾ってあるという意匠も数多く見られますから、わたしの感覚とはかなり違っているのがわかります。
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悲しみに暮れて涙が止まりませぬ。Rest in Peaceと祈らずにはいられないではありませぬか。
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ささ、こちらです。右がフランツ・ヨーゼフ、そして左がエリザベート、シシィーでございますな。
このカプツィーナ教会の下でもひときわ人がたくさん滞留していて、供え物が目立つのがこちらです。
私がこの写真を撮影していると、後ろから私の肩をツンツンとつつく人がいます。何事かと振り向くと、どこの国の人か知らないけれど、おばさんが振り返った私に、手を振って「どけ!」と合図するのですよ。ムッとして向き直ると私の目に入ったのは備えられた折り鶴でした。こんなところでムッとして恥ずかしい。 -
聖ミカエル教会にやってきました。ということはミヒャエル門まで歩いてきたということですが、なぁに、全く大した距離ではありませぬ。こちらもなんで今まで、何度も前を通りすぎていながら、なんで入らなかったのかと顰蹙を買うというものです。
どうやらオリジナリティは13世紀で、いろいろ加わっていますが、1792年以降は変わっていないようです。 -
祭壇に面して大きくとられている窓からの明かりがとても明るい、雰囲気を創り出してくれる祭壇です。
真ん中には聖母子のイコンを掲げる天使がいます。 -
なんだか、随分たくさんの人の気配を感じるのですが、それは祭壇に立っている多くの聖人像だったんですね。
それにしてもミヒャエル門にはいつでも多くの人が歩いているのですが、この教会に入ってこられる方はそれほど多くありません。
とはいえ、私も何度もこの前を通っているんです。 -
さて、今度はまたまたとって返して、ペトロ教会にやってきました。
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入口まで来ると、なにやら随分大きな人たちの人だかりができています。といっても私が小さいのですが。
入り口に看板が立ててあって、今夜演奏会があるんだそうです。それも演奏するのはアメリカの人たちのようです。あれ?そんな話、どこかでもありました。
すると、そこにいた大きなおばさんが「これは私達のことだよ」というのです。お〜、そうだったのか。大きいなぁ。 -
そんなに大きな教会ではありませんけれど、それはそれは内部を丁寧にフレスコ画で飾り立ててある教会です。
今やどこにもその当時の部分は残っていないようですが、ウィーンで一番古くに建てられたのがこの教会だといわれているようです。 -
楕円形の天井を見上げると、立派なフレスコ画で飾り立ててあります。
バチカンのSt. Peter's Basilicaにヒントをえたといわれている造りだそうです。18世紀のものです。 -
祭壇の神々しさ、華やかさ、圧倒されないわけにはいきませんが、これだけ、さぁどうだと次から次に見せられると、いささか疲れも否めませぬ。
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はっきりいって、どこからまず見たらよいのか、判断に迷います。すると、どうなるかというと、きょろきょろして挙動不審に陥ります。
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こちらにもやはりこんなに立派なパイプオルガンがあります。
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扉の取っ手の脇にある彫刻も、かすれつつありますが、これもそのままにしておくのでしょうか。時間とともに経過していくのは当たり前、という考えでしょうか。
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そろそろ昼飯時が近くなってきました。Naglargasseを歩いて行くと、ガイドブックでも見たことのあるDer Mannの前にやってきました。ここはカフェにもなっているみたいだし、ここでも良いかなと思ったんですが、なんだか混み合っている雰囲気だったんです。
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しかし、このショー・ケースを見ると途端に腹が減って参りました。
それまではこの通りのお店に首を突っ込んで、綺麗なセーターがあるなぁなんて優雅だッたっつうに。 -
この店の看板は何回か遭遇したんですが、アジア・クイジーヌと書いてありますが、一体誰がやっているんだろう。近頃の欧州には得体のしれないアジア・フーズ店が蔓延しているみたいダス。
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で、結局、カフェ・ツェントラルにやってきたと、こういうわけで、今日の表紙の写真に繋がるわけです。
私達は入ってすぐの右にある席に腰を下ろして大休止ということにしました。
あのお人形は常連だった詩人のペーター・アルテンベルクという人だそうです。見ていると何人もの人が一緒に記念撮影をしています。 -
連れあいは隣のテーブルの人が食べていたのを見ながら、「日替わりランチ」を注文。なんとスープがメロンのスープでこれはもう秀逸。
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そして、そのスープのあとにはこのパスタです。キノコについている味がさっぱりとしていてこくがある。味わいがあります。
今回は本当にカフェには裏切られたことがありませぬ。すばらしい。 -
私はと申しますと、またまたアスパラ、今度はアスパラのスープを美味しいパンとともに楽しみました。
オーストリアはどこに行ってもパンが美味しくて、食べ物では大満足。 -
挙げ句の果てに、チーズケーキの様なものをいただきまして、
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勿論私は、ここでもメランジュを。
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今度はBognergasseにとって返しましてね、1902年に建て替えられたというエンゲル薬局にOtto-Wagnerの弟子のオスカー・ラスケがデザインしたという天使像を見に行きましたよ。ほうら、雰囲気ですね。
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で、しばらく北西に歩いた挙げ句、私達は「1A」のバスに乗りました。どこまで行くのか知らないけれど、とにかく乗ってみたかった。リンクの中の細い道を、「2A」「3A」の3本のバスが走っています。
で、やって参りましたのは中央郵便局です。Otto-Wagnerでこれまた超有名でございますよ。
この正面のフォントもさることながら、石をボルトで留めるという、オイオイ、なんだよ、このやり方は、というものです。 -
回転扉をくぐると、今度は急に開けた階段です。
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やや、ここにもおいででございましたか、フランツ・ヨーゼフ様でございますな。
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誰しもが驚かないわけにはいかないですよ。うわぁと声を挙げちゃいますが、シィ〜、営業中の郵便局です。
このガラス張りはどうですか。もの凄く明るくて、画期的な建物です。 -
柱を利用して様々なものが備えられているのがわかりますが、当時の人はこの鋲で留められた柱をどの様に受け止めたのでしょうねぇ。
無粋、でしょうか、それとも近代の息吹でしょうか。 -
そこに突っ立っているのは暖房の吹き出し口のようです。隣に置いてある消火器が、これまた随分洒落たデザインですが、わざわざここに置くためにどこか辛さがしてきたのでしょうか。
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ちょうどHagenaver展をやっていて、それを見に来ている人たちもいたようですが、ここでは時には演奏会も開かれたりするんだそうです。といってもウィーンではどこでも公共施設では演奏会がありますね。
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この郵便局の中にはミュージアムがあってアール・ヌーボーについて展示がされているようです。残念ながら入る気力が残っていなかった。次回に譲ります。
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外に出てきたらこれが正面の入り口です。なんだか、映画「エイリアン」を思いだしたんですが、そりゃなんでですかね。
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今日はまだまだ終わらないのです。今度はJulius Raab Platzから「1」のトラムに乗って東へ進みます。Radetzkyplatzで降りて(元気な人は歩いても大したこたぁない)、線路をくぐり、歩くと程なくフンデルトヴァッサーのKunst Haus Wienにやってきます。
ここの前だけに大きな木が聳えていますからすぐにわかります。 -
こちらは下がミュージアムになっていて、一階のミュージアム・ショップとともにFriedensreich Hundertwasserの世界を楽しむことができます。
ミュージアムの入場料はこの時9ユーロだったと思います。 -
Hundertwasserは日本人の女性と結婚していたことがあるんだそうで、そういえば彼は大阪とか札幌にも仕事を残しているという話を聴きました。大阪ではやはりウィーンと同じようにゴミ焼却工場の意匠デザインをしたといいます。そんな時もあったんですねぇ。
そういえば、帰りにこの横をタクシーで通った時にドライヴァーに彼が日本人女性と結婚していたことを伝えると驚いていましたよ。 -
白状しますが、これはトイレのガラス窓です。いや、アール・ヌーボーしていますねぇ。
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入り口のロビーですけれど、思いっきりHundertwasserしていますね。これ、ちょっとずれるととんでもなく陳腐なんですが、それがここではずれを全く感じない。
このずれていない感は一体どこから醸成されるのですかね? -
で、裏庭はこんな具合のカフェとなっておりますのですよ。ウ〜ン、なんだか昔の文化学院の辺りの雰囲気がこんなじゃなかったかなぁという気がしますが、記憶が不明瞭。
東京に住んでいることの不幸せっていうのは明確にありますなぁ。 -
すぐの角を右に曲がり二つ目の角を左に曲がる。そのまま4ブロック行くと、このフンデルトヴァッサー・ハウスに辿り着きます。この間は歩くしかないでしょうね。といったって400mはない位でしょう。
その間にフンデルトヴァッサー風にアクセントのついた車庫の様なところも通りましたね。
それにしても凄いなぁ。日本のテレビ番組で、これまでにこのアパートの中を紹介する番組を2度ほど見ているので、入らなくても想像がつくのですが、ここは普通の居住施設ですから、入れません。
なぜか、ツアー客がガイドに連れられてこっちにはやってきます。なんであっちには行かないのだろう。断られているのかも知れませんね、あの雰囲気だと。
こちらは向かいに見物客のための記憶すというか、土産物屋という類の店が出ています。 -
とても楽しそうな住処ですが、とてもメンテナンスが面倒くさそうな住処でもあります。こういうところに暮らす人はそんなことをいわずに、楽しんでいるに相違ありません。
そうじゃなくちゃねぇ〜! -
なんにもいわずに見ていると、様々なことを考えてしまいますよ。あのガラスが割れたら、それは誰が直すんだろうなぁ、なんて。
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やや、まさか、こんなところまでフンデルトヴァッサーですか!?
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誰だって、こんなところにきたら記念写真を撮りますよねぇ。友だちに「見ろよぉ、こんなんだぜぇ」っていいたいです。
でも、暮らしている方たちにとってはどうなんすかね。 -
「1」のトラムで戻り、Schwedenplatzで、今度は地下鉄のU1に乗り換え、二つ目のPraterstern Bfで降ります。
なにをするかというと、プラター公園に行って、映画「第三の男」に出てきたあの観覧車に乗らなきゃ東京へ帰れないというわけです。 -
地下鉄の通路には常に観覧車のマークがついているので、絶対に出口を間違えるということはありません。結構歩きますよ。
で、でるところになんと「GINZA愛」と書かれたテイク・アウェイのすし屋があります。どう見てもわが同胞が経営しているとは思えませぬな。日本人がこんな店の名前、恥ずかしくてつけませんでしょ? -
はっきりいってあの映画、ずいぶん昔に見た映画ですが、もう殆ど憶えていません。オーソン・ウェルズがでていた白黒映画だったことは憶えております。
しかし、まさに小屋をそのままブル下げただけですな、これ。15基ぶら下がっていて、そのうちのひとつが(私達が乗ったその前にありましたけれど)食事ができる様にセッティングされていました。一体食事をしながら何周するんでしょうね。 -
さすがに見晴らしはよろしうございますな。あれに見ゆるはシュテファン教会ではありませぬか。
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こっちにはウィーンの北駅が見えておりますぞ。
この公園にはアトラクションがいくつもあるのですが、その中で驚いたのは本物の馬がぐるぐる回っているメリー・ゴーランドですね。これ、欧州では普通にあるコンセプトなんでしょうか。いやぁ、感動です。 -
この迫力には驚かされました。凄いですよ、この高さ。私だったら気を失いそうですよ。
トラムでリンクを走り、サンドイッチを入手してホテルに帰りました。いやいや、今日は一日が長かった。
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