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※2020.06.19 再編集(表紙写真の変更、写真の差し替え、文章の見直し)の上、改めて公開しました。<br /><br />朝目覚めると、夜中に降り続いていた雨も止んでいた。<br />2日目は、晴れるという天気予報を信じて、河童橋から遊歩道を歩いて明神池まで往復することにする。<br />明神池は、テントを担いで穂高岳に登った時以来だ。<br />果たして、どんな景色が待っているのだろうか。

新緑眩しい上高地へ【2】~河童橋から明神池~

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2011/06/13 - 2011/06/13

15位(同エリア1629件中)

旅猫

旅猫さん

※2020.06.19 再編集(表紙写真の変更、写真の差し替え、文章の見直し)の上、改めて公開しました。

朝目覚めると、夜中に降り続いていた雨も止んでいた。
2日目は、晴れるという天気予報を信じて、河童橋から遊歩道を歩いて明神池まで往復することにする。
明神池は、テントを担いで穂高岳に登った時以来だ。
果たして、どんな景色が待っているのだろうか。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
グルメ
4.0
ショッピング
3.5
交通
4.5
同行者
その他
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス JR特急 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 部屋のカーテンを開けて外を見る。<br />目に入って来たのは、たなびく霧。<br />自然の演出はなんて美しいのだろう。<br />刻一刻と変わって行く景色にしばらく見惚れてしまった。

    部屋のカーテンを開けて外を見る。
    目に入って来たのは、たなびく霧。
    自然の演出はなんて美しいのだろう。
    刻一刻と変わって行く景色にしばらく見惚れてしまった。

  • 外へ出て、河童橋の上に立つ。<br />穂高連峰は霧の中だ。

    外へ出て、河童橋の上に立つ。
    穂高連峰は霧の中だ。

  • 早朝の河童橋に、人影はほとんど無かった。<br />昨夜の雨にもかかわらず、梓川の流れはあくまでも清く。<br />宿が河童橋の袂にあるというのは、便利なものだ。

    早朝の河童橋に、人影はほとんど無かった。
    昨夜の雨にもかかわらず、梓川の流れはあくまでも清く。
    宿が河童橋の袂にあるというのは、便利なものだ。

  • 朝の爽やかな空気に誘われて、少し散歩をしてみることにした。<br />とりあえず、河童橋を眺めてみる。<br />早朝の静けさを楽しめるのは、上高地に泊まって初めて味わえる。

    朝の爽やかな空気に誘われて、少し散歩をしてみることにした。
    とりあえず、河童橋を眺めてみる。
    早朝の静けさを楽しめるのは、上高地に泊まって初めて味わえる。

  • 梓川の右岸を、上流へと歩いてみる。<br />相変わらず濃い霧が山々を隠している。<br />振り返ると、今回泊まった白樺荘が見えた。<br />自然に調和するように低く抑えられた建物が良い感じだった。

    梓川の右岸を、上流へと歩いてみる。
    相変わらず濃い霧が山々を隠している。
    振り返ると、今回泊まった白樺荘が見えた。
    自然に調和するように低く抑えられた建物が良い感じだった。

  • 宿へ戻り、朝食を摂ってから宿を出た。<br />そして、いよいよ明神池に向けて出発する。<br />すぐに出迎えてくれたのは、雨に濡れたズミの花だった。

    宿へ戻り、朝食を摂ってから宿を出た。
    そして、いよいよ明神池に向けて出発する。
    すぐに出迎えてくれたのは、雨に濡れたズミの花だった。

  • その先では、根の絡み具合が凄い二本の樹に出った。<br />寄り添っているというよりは、しがみついているようだった。

    その先では、根の絡み具合が凄い二本の樹に出った。
    寄り添っているというよりは、しがみついているようだった。

  • 20分ほどで岳沢湿原が見えてきた。<br />そこは、印象的な景色が広がっていた。<br />流れる川の水底の色、立ち枯れの木々、そして背後に霧を纏って聳える六百山。<br />上高地でも、これほど神々しい場所は無いのではないだろうか。<br />人によっては霊気すら感じるかもしれない。

    20分ほどで岳沢湿原が見えてきた。
    そこは、印象的な景色が広がっていた。
    流れる川の水底の色、立ち枯れの木々、そして背後に霧を纏って聳える六百山。
    上高地でも、これほど神々しい場所は無いのではないだろうか。
    人によっては霊気すら感じるかもしれない。

    岳沢湿原 自然・景勝地

    神々しささえ感じる水景 by 旅猫さん
  • 岳沢湿原から続く木道を進む。<br />その辺りは、初夏にレンゲツツジやニッコウキスゲが咲くそうだ。<br />奥には、明神岳の裾が見えていた。

    岳沢湿原から続く木道を進む。
    その辺りは、初夏にレンゲツツジやニッコウキスゲが咲くそうだ。
    奥には、明神岳の裾が見えていた。

  • しばらく歩くと、新録が美しい林の中に入った。<br />雨に洗われた木々の葉が綺麗だった。<br />もちろん、そこに漂う空気も美味しかった。

    しばらく歩くと、新録が美しい林の中に入った。
    雨に洗われた木々の葉が綺麗だった。
    もちろん、そこに漂う空気も美味しかった。

  • 遊歩道は、梓川へと流れ込む沢を幾つも渡って行く。<br />どれも見事なくらい澄んでいて、指を入れてみると痛いくらいに冷たかった。

    遊歩道は、梓川へと流れ込む沢を幾つも渡って行く。
    どれも見事なくらい澄んでいて、指を入れてみると痛いくらいに冷たかった。

  • 新緑の森の中に続く遊歩道は、まるで森に抱かれているような気持ちの良い道だった。<br />出会う人も無く、聴こえるのは鳥のさえずりだけだ。

    新緑の森の中に続く遊歩道は、まるで森に抱かれているような気持ちの良い道だった。
    出会う人も無く、聴こえるのは鳥のさえずりだけだ。

    河童橋・明神自然探勝道 自然・景勝地

  • 気が付けば、木々の間に青空が顔を出していた。<br />それでも、薄い雲と木々の葉に守られて、日差しは強くない。<br />風もほとんど無いが、とても爽やかだ。<br />都会の暑さや喧騒を考えると、まさにここは別天地。<br />体中の汚れが浄化されていくようだ。

    気が付けば、木々の間に青空が顔を出していた。
    それでも、薄い雲と木々の葉に守られて、日差しは強くない。
    風もほとんど無いが、とても爽やかだ。
    都会の暑さや喧騒を考えると、まさにここは別天地。
    体中の汚れが浄化されていくようだ。

  • 梓川の畔に出ると、目の前に六百山(2499.9m)が聳えていた。<br />山肌に見える白い筋は、雪の残る六百沢だ。<br />この辺りの梓川の河原には、上高地などごく限られた地域でしか分布していない珍しいケショウヤナギを見ることができる。<br />ケショウヤナギは、氷河時代から日本に分布していた植物で、若木の木肌が白く、小枝が紅色なことから化粧をしているようだということで名付けられたそうだ。

    梓川の畔に出ると、目の前に六百山(2499.9m)が聳えていた。
    山肌に見える白い筋は、雪の残る六百沢だ。
    この辺りの梓川の河原には、上高地などごく限られた地域でしか分布していない珍しいケショウヤナギを見ることができる。
    ケショウヤナギは、氷河時代から日本に分布していた植物で、若木の木肌が白く、小枝が紅色なことから化粧をしているようだということで名付けられたそうだ。

  • 途中で、変わった姿の立派な樹を見かけた。<br />上高地には、こうした巨木が数多く見られる。<br />泊まった宿にも、巨木の地図が貼られていた。

    途中で、変わった姿の立派な樹を見かけた。
    上高地には、こうした巨木が数多く見られる。
    泊まった宿にも、巨木の地図が貼られていた。

  • ちょうど、木々も花の季節。<br />樹の種類はよく分からないが、とても綺麗だ。<br />倒木の上の小さな自然も見応えがあった。<br />幼木や小さな植物にとって、倒木は最良の場所なのだ。

    ちょうど、木々も花の季節。
    樹の種類はよく分からないが、とても綺麗だ。
    倒木の上の小さな自然も見応えがあった。
    幼木や小さな植物にとって、倒木は最良の場所なのだ。

  • そして、河童橋から1時間半ほど歩くと、明神池からの流れが左に寄り添ってきた。<br />豊かな水は、この国の宝だ。

    そして、河童橋から1時間半ほど歩くと、明神池からの流れが左に寄り添ってきた。
    豊かな水は、この国の宝だ。

  • さらに進むと、箱庭のような景色が現れた。<br />湿原とは違う、水と樹々が織り成す風景が美しい。

    さらに進むと、箱庭のような景色が現れた。
    湿原とは違う、水と樹々が織り成す風景が美しい。

  • 大きな谷地坊主も新緑の装いだ。<br />いつか、ここも湿原化していくのだろう。

    大きな谷地坊主も新緑の装いだ。
    いつか、ここも湿原化していくのだろう。

  • 奥には、明神岳2263峰(2263.6m)の尖峰が見える。<br />その右手に見えているのが第五峰(2,726m)のようだ。

    奥には、明神岳2263峰(2263.6m)の尖峰が見える。
    その右手に見えているのが第五峰(2,726m)のようだ。

  • 再び、梓川の河原へ出た。<br />先ほど見た六百山が、まだ顔を見せていた。

    再び、梓川の河原へ出た。
    先ほど見た六百山が、まだ顔を見せていた。

  • 遊歩道から外れ、明神池のほうへと向かう。<br />その途中には、穂高神社奥宮の鳥居が建っていた。

    遊歩道から外れ、明神池のほうへと向かう。
    その途中には、穂高神社奥宮の鳥居が建っていた。

  • 鳥居の先には、ウェストンを案内した名ガイド・上条嘉門次の碑があった。<br />江戸時代末の生まれで、若い頃は松本藩の藩林見廻り人夫を務め、明治13年に明神池の畔に小屋を建てて猟をしながら生計を立てていたそうだ。<br />穂高岳などの北アルプスを知り尽くし、後に山案内も行うようになったとのことだ。

    鳥居の先には、ウェストンを案内した名ガイド・上条嘉門次の碑があった。
    江戸時代末の生まれで、若い頃は松本藩の藩林見廻り人夫を務め、明治13年に明神池の畔に小屋を建てて猟をしながら生計を立てていたそうだ。
    穂高岳などの北アルプスを知り尽くし、後に山案内も行うようになったとのことだ。

  • しばらくすると、小さな門が見えてきた。<br />それが、穂高神社の奥宮だった。<br />明神池の畔に鎮座し、祭神は穂高見命。<br />穂高見命は海神で、安曇族と関係があると云われている。<br />小さな祠があるだけだが、明神池すべてが神域である。

    しばらくすると、小さな門が見えてきた。
    それが、穂高神社の奥宮だった。
    明神池の畔に鎮座し、祭神は穂高見命。
    穂高見命は海神で、安曇族と関係があると云われている。
    小さな祠があるだけだが、明神池すべてが神域である。

    穂高神社 上高地明神池 奥宮 寺・神社

  • 奥宮の背後には、明神池一之池が広がっている。<br />明神池は瓢箪型をしていて、大きな一之池の下流側に二之池が続いている。<br />以前は三之池まであったそうだが、土砂災害で埋まってしまったそうだ。<br />池の向こうには、明神岳第五峰が聳えている。<br />とは言え、近過ぎて山頂の一部しか見えていない。<br />隣の2263峰のほうが、高く立派に見えている。

    奥宮の背後には、明神池一之池が広がっている。
    明神池は瓢箪型をしていて、大きな一之池の下流側に二之池が続いている。
    以前は三之池まであったそうだが、土砂災害で埋まってしまったそうだ。
    池の向こうには、明神岳第五峰が聳えている。
    とは言え、近過ぎて山頂の一部しか見えていない。
    隣の2263峰のほうが、高く立派に見えている。

    明神池(長野県松本市) 自然・景勝地

  • すぐ隣にある二之池は、広々とした一之池と異なる趣がある。<br />訪れる人も少なく、とても静かだった。

    すぐ隣にある二之池は、広々とした一之池と異なる趣がある。
    訪れる人も少なく、とても静かだった。

  • 足元には、イワカガミが紅色の花を咲かせている。<br />薄曇りのおかげで、花の色が映えていた。

    足元には、イワカガミが紅色の花を咲かせている。
    薄曇りのおかげで、花の色が映えていた。

  • 二之池と一之池の間から一之池を望む。<br />池に突き出ているのは桟橋だ。<br />毎年十月八日に行われる穂高神社の御船神事の時に使われるものだが、普通に歩くことができる。<br />御船神事は、山の安全を神に感謝するお祭りだそうだ。

    二之池と一之池の間から一之池を望む。
    池に突き出ているのは桟橋だ。
    毎年十月八日に行われる穂高神社の御船神事の時に使われるものだが、普通に歩くことができる。
    御船神事は、山の安全を神に感謝するお祭りだそうだ。

  • 一之池の畔に戻り、もう一度景色を見渡す。<br />明神池は、伏流水が湧き出しているため透明度が高い。<br />澄んだ水が、神の池に相応しい美しさだ。

    一之池の畔に戻り、もう一度景色を見渡す。
    明神池は、伏流水が湧き出しているため透明度が高い。
    澄んだ水が、神の池に相応しい美しさだ。

  • 遊歩道へ戻る途中、明治13年に建てられた時のまま佇む嘉門次小屋が見えた。<br />山小屋としても利用できるらしい。<br />小腹が空いたので、立ち寄ってみることにした。

    遊歩道へ戻る途中、明治13年に建てられた時のまま佇む嘉門次小屋が見えた。
    山小屋としても利用できるらしい。
    小腹が空いたので、立ち寄ってみることにした。

    嘉門次小屋 グルメ・レストラン

    上條嘉門次所縁の山小屋 by 旅猫さん
  • まだ11時頃だが、早目の昼食ということでおでんを注文。<br />見れば、昨日食べたものと瓜二つ。<br />違ったのはからしの辛さだった。

    まだ11時頃だが、早目の昼食ということでおでんを注文。
    見れば、昨日食べたものと瓜二つ。
    違ったのはからしの辛さだった。

  • おでんだけでは物足りなかったので、かけそばも追加。<br />これがなかなか美味しかった。<br />信州の蕎麦はやはり旨い。

    おでんだけでは物足りなかったので、かけそばも追加。
    これがなかなか美味しかった。
    信州の蕎麦はやはり旨い。

  • 明神池からほど近い明神橋で梓川の左岸へと渡る。<br />その南詰からは、明神岳の雄姿が望めた。<br />釜トンネル経由のルートが出来るまでは、島々宿から徳本峠を越えて入るしかなく、最初に観る景色がこの明神岳だったのだ。<br />正面に聳える第五峰の右側に、明神岳の主峰(2931m)、2峰(明神槍)、4峰が薄っすらと見えていた。

    明神池からほど近い明神橋で梓川の左岸へと渡る。
    その南詰からは、明神岳の雄姿が望めた。
    釜トンネル経由のルートが出来るまでは、島々宿から徳本峠を越えて入るしかなく、最初に観る景色がこの明神岳だったのだ。
    正面に聳える第五峰の右側に、明神岳の主峰(2931m)、2峰(明神槍)、4峰が薄っすらと見えていた。

  • 明神橋から明神館の前へと向かう。<br />その前には、大きなズミの樹があった。<br />振り返って見れば、明神岳の東稜と長七の頭が望めた。<br />明神館の建つ明神地区は、古の上高地の中心で、神域であったことから神河内(神垣内)と呼ばれていたらしい。<br />ちなみに、穂高神社では、神降地と呼ぶ。<br />神が降り立った地と言う意味だ。

    明神橋から明神館の前へと向かう。
    その前には、大きなズミの樹があった。
    振り返って見れば、明神岳の東稜と長七の頭が望めた。
    明神館の建つ明神地区は、古の上高地の中心で、神域であったことから神河内(神垣内)と呼ばれていたらしい。
    ちなみに、穂高神社では、神降地と呼ぶ。
    神が降り立った地と言う意味だ。

  • 明神館の建つ丁字路を河童橋方面へと曲がる。<br />ここからは、梓川の左岸を歩いて行く。<br />遊歩道脇には、ニリンソウの群落が続いていた。

    明神館の建つ丁字路を河童橋方面へと曲がる。
    ここからは、梓川の左岸を歩いて行く。
    遊歩道脇には、ニリンソウの群落が続いていた。

  • ふと左側の斜面を見たら、上のほうにハクサンシャクナゲらしき大群落が見えた。<br />かなりの数で、後にも先にも、そこにしかなかった。<br />偶然目が行ったので、気付く人は少ないだろう。

    ふと左側の斜面を見たら、上のほうにハクサンシャクナゲらしき大群落が見えた。
    かなりの数で、後にも先にも、そこにしかなかった。
    偶然目が行ったので、気付く人は少ないだろう。

  • 明神岳が見える場所に出たが、相変わらず山頂は雲の中だ。<br />ちなみに、穂高連峰には穂高岳と言う山が見当たらないが、実は、この明神岳が穂高岳なのだ。<br />穂高神社の御神体であったため、大正時代に明神岳と改称されたそうだ。<br />ただし、穂高神社の嶺宮は奥穂高岳の山頂にある。

    明神岳が見える場所に出たが、相変わらず山頂は雲の中だ。
    ちなみに、穂高連峰には穂高岳と言う山が見当たらないが、実は、この明神岳が穂高岳なのだ。
    穂高神社の御神体であったため、大正時代に明神岳と改称されたそうだ。
    ただし、穂高神社の嶺宮は奥穂高岳の山頂にある。

  • 森の中を歩いていると、木々を渡る風の音が心地よい。<br />見上げれば、光を受けようと枝を伸ばす木々の葉が、日傘のように守ってくれている。

    森の中を歩いていると、木々を渡る風の音が心地よい。
    見上げれば、光を受けようと枝を伸ばす木々の葉が、日傘のように守ってくれている。

  • しばらく歩いていると、遊歩道の脇で変わった花を見つけた。<br />調べてみると、クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草)と言う植物だった。<br />初めてみたが、不思議な姿をしている。

    しばらく歩いていると、遊歩道の脇で変わった花を見つけた。
    調べてみると、クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草)と言う植物だった。
    初めてみたが、不思議な姿をしている。

  • それにしても気持ちの良い道だ。<br />この左岸の道は、以前、穂高に登った時に通った道。<br />あの時は、唯々前進あるのみだったな。<br />こうしてのんびり歩くと、その時は目に映らなかったものが見えてくる。

    それにしても気持ちの良い道だ。
    この左岸の道は、以前、穂高に登った時に通った道。
    あの時は、唯々前進あるのみだったな。
    こうしてのんびり歩くと、その時は目に映らなかったものが見えてくる。

  • 小梨平キャンプ場に到着した。<br />絶景が望めるということなので、少し寄り道。<br />なるほど、穂高連峰が目の前に見える。

    小梨平キャンプ場に到着した。
    絶景が望めるということなので、少し寄り道。
    なるほど、穂高連峰が目の前に見える。

    小梨平 自然・景勝地

  • 時間がまだあるので、小梨平にある上高地ビジターセンターに立ち寄る。<br />ズミの花に囲まれた瀟洒な建物だった。<br />ここで、天然樹液のキャンディーを購入。<br />4種類あったが、白樺が一番美味しかった。

    時間がまだあるので、小梨平にある上高地ビジターセンターに立ち寄る。
    ズミの花に囲まれた瀟洒な建物だった。
    ここで、天然樹液のキャンディーを購入。
    4種類あったが、白樺が一番美味しかった。

    上高地ビジターセンター 寺・神社

  • ビジターセンターの前からは、新緑の森が綺麗に見えた。<br />ズミの花も満開で、まさに初夏の趣だ。

    ビジターセンターの前からは、新緑の森が綺麗に見えた。
    ズミの花も満開で、まさに初夏の趣だ。

  • 河童橋の手前まで戻ってきた。<br />対岸に見えている大きな樹もケショウヤナギだ。<br />若木の頃とは別の樹かと思うような姿。<br />幹もひび割れ、もう化粧もできそうにない。

    河童橋の手前まで戻ってきた。
    対岸に見えている大きな樹もケショウヤナギだ。
    若木の頃とは別の樹かと思うような姿。
    幹もひび割れ、もう化粧もできそうにない。

  • そろそろ帰る時間。<br />最後に、河童橋からの穂高連峰を眺めを、ゆっくりと目に焼き付けよう。<br />この素晴らしい景色が、いつまでも残って欲しいものだ。

    そろそろ帰る時間。
    最後に、河童橋からの穂高連峰を眺めを、ゆっくりと目に焼き付けよう。
    この素晴らしい景色が、いつまでも残って欲しいものだ。

  • バスターミナルへ向かおうとしたら、近くの河童食堂に『上高地ソフトクリーム』の文字。<br />目に付いてしまったので、素通りは出来ない。<br />思わず買ってしまい、穂高連峰を見ながら堪能。<br />歩いて火照った体に、ソフトクリームの冷たさが心地よかった。<br /><br />※河童食堂は、現在、五千尺キッチンとなっています。

    バスターミナルへ向かおうとしたら、近くの河童食堂に『上高地ソフトクリーム』の文字。
    目に付いてしまったので、素通りは出来ない。
    思わず買ってしまい、穂高連峰を見ながら堪能。
    歩いて火照った体に、ソフトクリームの冷たさが心地よかった。

    ※河童食堂は、現在、五千尺キッチンとなっています。

  • 上高地バスターミナルに到着。<br />事前に整理券を確保していた13時20分発のバスに乗車。<br />月曜日とは言え、車内は閑散としていた。<br />途中の沢度で降りた人もいたので、さらに寂しくなった。

    上高地バスターミナルに到着。
    事前に整理券を確保していた13時20分発のバスに乗車。
    月曜日とは言え、車内は閑散としていた。
    途中の沢度で降りた人もいたので、さらに寂しくなった。

    上高地バスターミナル 乗り物

  • バスは、安曇三ダムを見ながらどんどん高度を下げていく。<br />稲核(いなこき)ダムを過ぎれば、新島々駅まであと少しだ。

    バスは、安曇三ダムを見ながらどんどん高度を下げていく。
    稲核(いなこき)ダムを過ぎれば、新島々駅まであと少しだ。

  • 上高地から1時間ほどで新島々バスターミナルに到着。<br />快適なバス旅だった。<br />松本行の電車まで時間があるので、しばらく休憩。<br />道路の向こう側には、旧島々駅舎があった。<br />松本電鉄上高地線は、1983年9月28日の台風10号による土砂災害までは、現在の新島々駅の一つ先の島々駅が終点だったそうだ。<br />現在は、観光案内所として利用されているそうだ。

    上高地から1時間ほどで新島々バスターミナルに到着。
    快適なバス旅だった。
    松本行の電車まで時間があるので、しばらく休憩。
    道路の向こう側には、旧島々駅舎があった。
    松本電鉄上高地線は、1983年9月28日の台風10号による土砂災害までは、現在の新島々駅の一つ先の島々駅が終点だったそうだ。
    現在は、観光案内所として利用されているそうだ。

    旧島々駅舎 (松本市波田観光案内所) 名所・史跡

  • ホームの先からは、旧島々駅へと続いていた線路が見えた。<br />車止めの先には、僅かに痕跡が残るだけだそうだ。

    ホームの先からは、旧島々駅へと続いていた線路が見えた。
    車止めの先には、僅かに痕跡が残るだけだそうだ。

  • 14時45分発の電車で、新島々駅を後にする。<br />車両は、京王井の頭線で使われていたもので懐かしい。<br />地方私鉄らしい光景だ。

    14時45分発の電車で、新島々駅を後にする。
    車両は、京王井の頭線で使われていたもので懐かしい。
    地方私鉄らしい光景だ。

    新島々駅

  • 終点の松本駅からは、15時19分発の特急『あずさ24号』に乗車。<br />後は、新宿駅まで2時間50分ほどの車窓の旅。<br />南アルプスや八ヶ岳は見えなかったが、最後に夏の装いになった富士山を見ることができた。<br />雨の予想が外れたおかげで、穂高連峰の美しい姿を何とか見ることができ、思いがけず良い旅となった。

    終点の松本駅からは、15時19分発の特急『あずさ24号』に乗車。
    後は、新宿駅まで2時間50分ほどの車窓の旅。
    南アルプスや八ヶ岳は見えなかったが、最後に夏の装いになった富士山を見ることができた。
    雨の予想が外れたおかげで、穂高連峰の美しい姿を何とか見ることができ、思いがけず良い旅となった。

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この旅行記へのコメント (12)

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  • はんなりさん 2011/07/07 10:14:46
    新緑の上高地
    旅猫さん

    こんにちは
    アァ、何て素敵!な湿原!
    素敵なという表現しか出来ない
    ボキャブラリーの無さに悲しくなりますが・・・
    岳沢湿原、、知りませんでしたねぇ

    それにしても旅猫さんの
    切り取る風景、そしてコメントは
    益々旅心をかきたてられまする。。。

    信州は何時訪ねても期待を裏切りません
    この風景を何時までも!です。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2011/07/09 09:56:57
    RE: 新緑の上高地
    はんなりさん、こんにちは!
    上高地の旅行記を読んでいただきありがとうございます。

    岳沢湿原は、梓川右岸で、河童橋から明神へ向かう途中にあります。
    私の中では、ここが上高地のベストビューでした。
    晴れていたら、もっと違った印象になって心に残らなかったかもしれませんが。

    > それにしても旅猫さんの
    > 切り取る風景、そしてコメントは
    > 益々旅心をかきたてられまする。。。
    嬉しいお言葉をありがとうございます!
    作る気力が湧いてきますね。

    信州の景色は、北海道と並び素晴らしいです。
    いつ見ても美しいですよね。
    いつまでも、この景色が残るように。

    旅猫
  • しょーきちさん 2011/07/03 21:11:10
    懐かしい上高地
    旅猫さま

    しょーきちです。
    こんにちは

    旅猫さまの上高地旅行記、懐かしく拝見しました。
    河童橋、明神池・・・・
    上高地の景色は変わらないですね。
    徳沢園もかな。
    しかしJRや松本電鉄の電車はすっかり変わりましたね。
    昔はお金がないので急行で名古屋から松本まで(長時間のボックス席は疲れた)、
    そして松本電鉄も古い車両でした。
    きれいでカラフルになりましたね。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2011/07/06 20:47:13
    RE: 懐かしい上高地
    しょーきちさま、こんばんは。
    書き込みをありがとうございます。

    3度目の上高地でしたが、変わらぬ景色にホッとしました。
    今回は、明神まで往復しました。
    徳沢園は、時間の都合で行かれず。

    松本電鉄は、今、アルピコ交通という名前になったそうです。
    車両も、最初に訪れた10数年前とは違っていました。
    その時の車両が、途中の車両基地に保存されていて懐かしかったです。

    新宿からは、昔は急行「アルプス」でした。
    今も、夏山シーズンを中心に、夜行の快速列車が運転されています。
    車両も、昔、特急「あずさ」で使われていたものです。

    旅猫
  • ツーリスト今中さん 2011/06/30 00:29:38
    上高地(*^_^*)
    丁度、季節がニセコと同じくらい!
    ニセコやアポイに行っていましたがいくつか目にした花が上高地でも!

    静かな本来の上高地の良さを堪能されたようで何よりです!
    一昨年秋、シルバーウイークに母を誘って上高地4泊考えたのですが母が行かないと言いだして止めちゃいました。残念でしたが、、、
    随分前には二泊したように記憶していますが当時は早朝から歩くと言う発想が乏しくて清々しい空気に触れる事が出来ませんでした。。

    改めて本来の上高地を見た様に思います。
    しみじみとしました

    6月上旬の箱根も空いていました
    この時季、狙い目なのかもしれませんね

    素敵な旅行記に冴えないコメントになっちゃって失礼しました。。。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2011/07/02 09:14:12
    RE: 上高地(*^_^*)
    ツーリスト今中さん、こんにちは!
    上高地の旅行記を読んでいただきありがとうございます。

    季節的にはニセコと同じくらいですか。
    ニセコの新緑も良さそうですね。
    アポイ岳は花の名山ですから、この季節はいろいろ咲いてそうですね。
    この山にも行こうと、15年以上前に計画したのですが。。。

    今回の上高地は、天気が少々悪かったことくらいで、後は最高でした。
    何と言っても、観光客の姿がまばらでとても静かでしたからね。
    明神までの遊歩道は、すれ違う人がほんとに少なかったです。

    早朝の空気は清々しいですよ。
    まあ、上高地は元々空気は良いですけどね。

    箱根もこの季節は良さそうですね。
    紫陽花の季節は混みますが、今年はそれほどでもなさそう。
    平日を狙えば、結構空いているのかもしれませんね。

    旅猫
  • はな♪さん 2011/06/26 20:36:59
    すてきな旅行記ですね♪
    旅猫さま☆


    はじめまして。はな♪と申します。

    一気に二本たのしんで拝見致しました♪

    憧れの上高地。
    赤い屋根のホテルにも泊ってみたいです☆

    緑、山、川、花、巨木…
    どれも実にすてきな雰囲気が出ていて、わたしの心ワシヅカミですよ(笑)))
    いま、わたしが求めている景色で、行った気分で満喫致しました。

    こちらの旅行記を拝見させて頂き、来年は絶対に行きたくなりました!!!

    すてきな旅行記、ありがとうございます♪


    では、はな♪

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2011/06/26 21:50:01
    RE: すてきな旅行記ですね♪
    はな♪さま、こんばんは!
    上高地の旅行記を一気に読んでいただきありがとうございます。

    上高地帝国ホテルは素敵ですよね。
    外観しか見たことは無いですが、機会があれば泊まってみたいです。

    上高地の自然は、何度見ても美しさが変わりません。
    特に新緑の季節は素晴らしいです。
    今回は、天気がちょっとすぐれませんでしたが、
    それでも余りある美しさを見せてくれました。

    私の拙い旅行記で行った気分になって嬉しい限りです。
    来年はぜひ訪れて、ご自身でこの美しさを堪能してきてください!

    旅猫
  • rokoさん 2011/06/26 19:37:25
    ほんとに変わらない美しさ・・・
    旅猫さん こんばんは

    上高地へ1泊の旅、じっくり見せていただきました。
    丁寧なコメントにいつもながら頭が下がります。

    上高地はやはり泊まってゆっくりした時間が必要ですね、
    ツアーのように滞在数時間では、ほんとの良さは分からない

    この梅雨の時期は行ったことなくて、新鮮でした。
    岳沢湿原、ここ知らなかったです、
    知らずに通り過ぎていたのかしら??
    もし今度また行く機会があったら、気をつけて見てみます。

    穂高の山々と梓川の澄んだ流れ、変わらないですね・・・
    何度見てもまた見たくなる景色

    お花もたくさん見つけておられ、参考になりました。
    夏と秋は何度か行ってますが、この季節も人が少なくていいですね。
    ご紹介、ありがとうございました。



    roko

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2011/06/26 21:41:41
    RE: ほんとに変わらない美しさ・・・
    rokoさん、こんばんは。
    上高地の旅を読んでいただきありがとうございます!

    上高地は、今回泊まってみてやはり日帰りはもったいないと思いました。
    夜の静けさや早朝の幻想的な風景は、泊まってこそです。

    新緑の頃の上高地はとても美しいです。
    木々の緑はもちろんですが、残雪の穂高連峰が素晴らしいです。
    岳沢湿原は、六百山の好展望地として有名ですが、
    田代湿原などと比べるとかなりマイナーな場所です。
    でも、個人的には上高地随一だと思いますので、ぜひ一度!

    上高地、いつまでも美しいままであって欲しいですよね。
    今年は、どこへ行っても全体的に人が少なめですね。
    ただ、この夏は、国内旅行が大人気だそうですよ。

    旅猫
  • しょーきちさん 2011/06/26 16:38:22
    変わらない美しさ
    猫旅さま

    しょーきちと申します。
    はじめまして。

    私にとって上高地は、30年以上前の学生時代に,友人と行ったきりとなっています。
    緑、川の流れ、湖など美しいですね。
    猫旅さまの上高地旅行記を拝見して、
    日本の自然の美しさを改めて認識させていただきました。

    ありがとうございました。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2011/06/26 17:19:45
    RE: 変わらない美しさ
    しょーきちさま、初めましてこんにちは。
    書き込みと投票をありがとうございます。

    30年以上も行かれていないのですね!
    でも、景色はそれほど変わっていないと思います。
    穂高連峰の凛々しさ、梓川の澄んだ流れ。
    初めて訪れた16年前と変わらぬ姿で迎えてくれました。

    日本の自然は、繊細な美しさが魅力ですよね。

    旅猫

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