2011/06/19 - 2012/09/07
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ヌールッディーンさん
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小樽の祝津には多数の鰊番屋や網元の屋敷が残っていますが、その中でも特に有名なものの一つで、2010年には国の登録有形文化財にも指定された旧青山別邸に行ってきました。
この別荘は二代目・青山政吉により6年の歳月をかけて建てられたもので、大正12年(1923年)に竣工した和風建築です。
青山家は小樽の3大網元の筆頭格にあたる富豪で、当時の工費31万円は現在の貨幣価値で28億円に相当するとも言われています。資材や宮大工は青山家の本拠である山形県から取り寄せており、狩野派の流れを汲む日本画の絵師たちによって描かれた襖絵などがある北海道屈指の美術豪邸です。
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入口へ向かう道。
塀の向こうに離れの建物が見えます。敷地内にはレストランや土産屋などが入っている貴賓館のほか、旧青山別邸の本体と文書館があります。文書館では昭和前半頃の生活用品などが展示されています。(青山家の所有物?)
(DSCF25) -
小樽貴賓館の入口。
(IMG6742) -
建物の前に広がる庭園も見事です。
2011年は5月25日から7月3日まで「牡丹・芍薬まつり」が開催されており、庭も花々でにぎわっていました。
なお、旧青山別邸の周囲は枯山水の庭、シャクナゲの庭、坪庭、あじさいの庭、滝と池のある庭といった個性的な庭で囲まれています。
(IMG6777) -
和風建築なのですが、この当時、小樽の洋風建築で流行していたドーマー窓が採用されているのが面白いです。和風の意匠にも全く違和感がない感じがします。(2012年9月追記)
(IMG0387) -
貴賓館に入ると大ホールがあります。
この北海道にゆかりのある日本画家により天井画が描かれた豪華な天井も見どころの一つです。
ここから渡り廊下を通って旧青山別邸に入っていきます。残念ながら古い建物の内部は写真撮影禁止となっていますが、吹き抜けの天井、百畳敷きの大広間、洋間、八仙人の間、12.6mの長押し、鶯張りの廊下など見どころ満載です。
洋間があるのは大正から昭和初期の豪邸には割と典型的なパターンですが、私が見てきた限りでは、この建物の場合、洋間が外観からは識別できないところが他の邸宅と違うところであるように思いました。
(他の建物の場合、洋間の部分は外観も洋風になっていたり、洋間の部分が外壁も張り出していたりしていることが多いですが、この建物は窓が小さくなっているくらいで、ほとんど外観からはわからないようになっています。)
また、八仙は道教の代表的な仙人たちで、掛け軸や陶磁器に描かれるめでたい絵の題材になるなど様々な芸術のモチーフとなるなど、中華社会ではかなりポピュラーな存在です。こうしたものも取り入れるあたりには当時の青山家の文化的素養の高さを感じました。清代の中国で作られた黒檀の屏風や書に対するこだわりなども感じられる部屋があり、中国の文化に対する関心も高かったように見受けられます。
【20120929追記;青山別邸は夏に過ごすための別邸として建てられたものなので、冬の間は人が住まない家だったそうです。そのため、デザインや素材なども実用性よりも主人たちの理想や美意識を強く反映したものになっていると思います。】
(IMG6806) -
庭園の下に敷いてある白い石は建築当時からのもので、苔などがついていないのは、スタッフの方々が毎年洗っているからだそうです。ご苦労様です。(2012年9月追記)
(IMG0390)
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