2011/02/26 - 2011/02/26
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ドクターキムルさん
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横浜市金沢区六浦にある上行寺は日蓮宗のお寺で六浦山上行寺という。鎌倉時代の初め頃の創建と考えられ、もとは金勝寺という真言律宗の寺であった。建長6年(1254年)、下総から鎌倉へ渡る途中に下総の領主富木胤継と日蓮上人との法論があり、船着き場のそぐそばにあった金勝寺に入ったあとも続き、遂に胤継が日蓮に帰依した。そして胤継の祈願寺であった金勝寺を日蓮宗に改宗したのだという。いわゆる「船中問答」の御着岸霊場である。船中問答霊場は他に安立寺(町屋町)もあるために霊跡・由緒寺院にはなっていない、
金勝寺を上行寺と改めたのは、下総中山法華寺第3代の日佑上人である。本尊は久遠実成本師釈迦牟尼仏である。本堂に安置されている日蓮像は日法が彫ったもので、六浦の「お祖師さま」として信仰されている。なお、下総中山法華経寺は富木邸の跡に建っている。
上行寺本堂左前に大きな榧(カヤ)の木の下には、妙法院日荷聖人御墓所がある。妙法坊が称名寺の仁王像を背負って身延山にいったので、「日荷上人」という尊称と3本のカヤの木を貰った。その一本が残ったとされ、樹齢約700年の古木である。
本堂裏山の一角に吉田兼好法師の閑居の旧跡がある。また、今でも境内には墓地として使われているやぐらが並んでいる。
本山でも霊跡・由緒寺院でもない上行寺であるが、本堂伽藍立派さには驚く。なお、日蓮宗のお寺で上行寺は鎌倉市大町にもある。
(表紙写真は上行寺本堂)
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上行寺入口。立正大師とは大正天皇から大正11年(1922年)に追贈された諡号。
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上行寺入口の「南無妙法蓮華経」の題目が彫られた碑。
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「日蓮宗 上行寺」の寺号標石。
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上行寺八景斎場。
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上行寺山門。萱葺き屋根の山門だ。
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山門の扉の金具。
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山門の扉の金具。
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山門に掛かる「六浦山」の扁額。
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山門裏には墓石が纏めて置かれている。
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山門。
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「舟繋ぎの松跡」。
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「日蓮大士船中問答着岸御霊蹟」。
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「日蓮大聖人‥」。
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「上行寺縁起」。
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「上行寺縁起」。
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「真勇者小林徳蔵君之碑」。
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「真勇者小林徳蔵君之碑」(裏面)。
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「参道工事完成記念碑」。
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やぐらに続く石段。中世のやぐらが墓地に再利用されている。
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やぐらの中に墓石が並ぶ。中世のやぐらが墓地に再利用されている。
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やぐらの中に墓石が並ぶ。
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墓地に聳える銀杏の木。
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鐘楼。
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鐘楼。
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鐘楼。
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鐘楼脇の梅。
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鐘楼脇の梅の花。
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鐘楼脇の梅の花。
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カヤの木。
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カヤの木。
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「妙法院日荷聖人御墓所」。
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大木。
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妙法院日荷聖人御墓所。台座には「六浦 妙法 上人」と刻まれている。
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本堂前の木。
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本堂前の木。絵馬が奉納されている。
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庫裡。最近、直した。
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上行寺門柱。
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上行寺庫裏の屋根。萱葺き屋根に銅板を被せてある。
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上行寺庫裏と本堂の屋根。
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上行寺庫裏と本堂の屋根。
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上行寺本堂。昭和初期に建立された。関東大震災で倒壊したのだろう。
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上行寺本堂屋根に上がる飾り瓦(銅製)。
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上行寺本堂屋根に上がる飾り瓦(銅製)。
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上行寺本堂屋根に上がる飾り瓦(銅製)。
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上行寺本堂屋根に上がる飾り瓦(銅製)。
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上行寺本堂の懸魚。鳳凰か。
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上行寺本堂の懸魚(鳳凰か)と鳥と龍の彫刻。
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上行寺本堂の鳥と龍の彫刻。
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上行寺本堂に掛かる「本化殿」の扁額。
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上行寺本堂の柱には牡丹の彫刻、下に小動物(獣)の彫刻が。
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上行寺本堂の柱には牡丹の彫刻、下に小動物(獣)の彫刻が。
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上行寺本堂の唐獅子の木鼻。
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上行寺本堂の唐獅子の木鼻。
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