2011 02　ﾎﾟﾙﾄｶﾞﾙ　9世界遺産8泊の旅⑧　再ﾘｽﾎﾞﾝでの危機

2011/02/02 - 2011/02/09

ｽｲｽ航空を利用して、ﾁｭ-ﾘｯﾋ経由にてﾘｽﾎﾞﾝへ。

一日目は、ﾘｽﾎﾞﾝ　ジェロニモス修道院
二日目は、シントラ　ロカ岬
三日目は、エヴォラ
四日目は、トマール修道院城　バターリャ修道院　
サンタ・マリア修道院（アルコバサ）
五日目は、コインブラ　アベイロ
六日目は、ポルト
七日目は、ギマランエス
八日目は、ﾘｽﾎﾞﾝ　中心
九日目は、ﾁｭ-ﾘｯﾋ

と巡ってきました。冬は雨が多いと聞いていましたが、天気に恵まれ八日目のみ小雨の天気となりました。しかしその日にはﾘｽﾎﾞﾝ　ロシオ地区で、スリに遭遇翌朝空港へ向かうバスでもスリに遭遇。幸い被害はありませんでしたが、ロシオ地区は今後行かれる方には要注意です。

エリア リスボン(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

8日目ポルトからリスボンへ戻ります。サン・ベント駅からポルト・カンパニャン駅へ。乗り換えで特急にて　リスボンのサンタ・アポローニャ駅へ。2.5時間です。
隣合わせの席番が22と28　前は31と33　？？？....どういう管理体系の数字なのでしょうか？

切符販売機

電車の中です..

リスボンのサンタ・アポローニャ駅につき、乗り換えて地下鉄ロシオ駅手前のバイシャ駅で降りたら、とんでもない事が起きました！！
我々が歩いていると、南米系の女性4人組みに道を聞かれたのです。1人が右手で大きな地図の右端を持ち、その左隣のもう1人が左手で地図の左端を持ち、二人並んで地図を広げ、私の胸に押し付けてきます。つまり！彼女達の地図を持たない片方ずつの地図の下に隠れた手は、自由に私の衣類に手を伸ばす事が出来たのです。同じ観光客なんだから、よく知らない！！と叫びながら身をかわしましたが....そもそも、他に現地の人々がたくさん歩いているのに、東洋人の私に道を聞く事自体不自然です。そして！彼女達が消え去った後に、内ポケットに入れた地図、ペン、書類の袋を抜き取られていたのに気づきました。完璧なプロの連中だったのです。一瞬、数秒での技でした。お金やカードを内ポケットに入れて無くて、本当によかったです。皆様もロシオ地区ではスリに気をつけてください。頭にきます！.....そしてこのリスボンでは、又違う問題が起こるのです。

気を取り直して、昼食です。まーだむかついています。

この後ホテルにバッグパックをほうりこみにチェックインしました。泊まったホテルは、Rossio Apartmentsホテル

ロッシオ アパートメンツ ホテル

ポルトガルは今日で終わりですので、今回は　市電　地下鉄　バス乗り放題のリスボアカード　1日券を地下鉄に乗る前に切符自販機で購入。3.9ユーロ (Lisboa card)トラム、地下鉄、バス、ケーブルカー、サンタ・ジュスタのエレベーター、CPのカスカイス線とシントラ線が乗り放題、観光地割引もある、かなりお得なカードです。市電12番　28番の始発があるフィゲイラ広場から、まず最初は28番に乗り込みます。

アルファマ地区、サンタ・ルジア展望台駅で下車　サン・ミゲル教会　　

サンタルジア展望台 散歩・街歩き

横の展望台から。

アルファマ地区と書かれた、地図のアズレージョ

又市電に乗り移動中、市電から観光客が皆降りたので、何があるのか、と我々もいそいそと急いで降りました。これか？

これか？1147年にブルゴーニュ王朝、初代ポルトガル王アフォンソ・エンリケスが建てた、サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ教会もしくは、この下の17世紀から建築が始まり完成は1966年と、300年以上の年月を費やしたサンタ・エングラシア教会？

サン ヴィセンテ デ フォーラ教会 寺院・教会

なーーーんと！！　観光客皆の目的は、どろぼう市場のようでした。

どろぼう市場

家からそのまま持ちだしたような物も、たくさん並べてあります。中には誰が買うの？と思うような品も.........

どろぼう市場の横。

又市電にのり、戻ります。この写真！ポルトガルの雰囲気一杯で、いい感じ！！（ポルトガルですので..当たり前..）

12番も乗りましたが、28番と重複路線が多く、違う路線は少しだけでした。

フィゲイラ広場に戻り、こんどは737番バスでサン・ジョルジェ城まで。入場料は9ユーロだって！！内容からすれば、高いんじゃない？

城からの、大砲とリスボンの眺望。

サン ジョルジェ城 城・宮殿

リスボンの眺望

リスボンの眺望

発掘されたアズレージョ 。

ポルトガル王国を建国した、ブルゴーニュ王朝の初代ポルトガル王のアフォンソ1世がイスラム勢力と戦い、1147年にサン・ジョルジェ城を征服しました。

紀元前1世紀に建てられました。

サン・ジョルジェ城

バスで広場に戻ります。

広場から近くの、サンタ・ジュスタ・エレベーター展望台行き。

サンタ ジュスタのエレベーター アクティビティ・乗り物体験

これもリスボアカードで乗り放題。と言っても所詮エレベータ、上下のみですが。
1902年に市民の足として造られた、45ｍの巨大鉄塔。

「バイシャ地区」から丘の上の「バイロアルト地区」へ通じています。

エレベータの上からでれば、絶景です。

絶景です。

展望台横にある、1755年の大地震で崩壊したカルモ教会　上からは、歩いて坂道を下ります。

カルモ教会 寺院・教会

ポルトガル最後の晩餐。バイシャの中心通りの東側の筋にたくさんのレストランが隣接されていたので..そちらに。しかしここは、観光客向けのぼったくりレストランでした。ポルトガルのレストランでの注意点として、テーブルにはパンやチーズ、ハムなど出てきますがこれは全て別料金。今まで注意して選択してきました。しかし値段は知れているもの。今日はポルトガル最後なので、全て頂きましょう、気前よく...　が！　ここでは...全てのものを割高に請求されてしまいました。
勿論最初に価格を聞いてない、我々の負けです。

ポルトガル最後の晩餐。

ポルトガル最後の晩餐。

夕食終えて、ホテルへ帰ります。

ホテル ガット ロッシオ ホテル

そして翌朝、ロシオから空港へ向かうバスでの出来事。我々の待つバス停に次々と人が集まります。私が1番に乗り、嫁が続いて乗ろうとしたら、後ろから2人に抜かされ、その後ろからの1人と計3人に囲まれます。そして車内入り口でモゾモゾと動きません。嫁は貴重品のバッグを前に掛けて、更に両手でブロック。気付いた私が大声を出し、近づいていく前にスリ達はあきらめて、速攻で下車しました。.....この手口は以前中国しんせんの時と同じです。今回は、相手がすぐにあきらめたので助かりました。この街は..とてもすりが多い！！

ロシオ駅 駅

なんと最後に後味が悪い2日でした。でも観光地では多々あることです。残念ながら、その時の運次第で、個々の思い出に差が生じてしまいます。.....なので頭を切り替えて、空港から乗り換えのチューリッヒへ向かう事にします。

この旅行記へのコメント （8）

• puttoさん 2018/07/01 13:24:16

  スリ集団こわいですね

  知り合いの男性が昔１人でポルトガルを旅したときに、現地の若い男の人で、日本語が堪能な人に話しかけられて 仲良くなり、２日ほど楽しい時間をすごしたそうです。
  さよならする２日目の夜にバーに行ってお酒を酌み交わしたところ途中で眠くなり、
  気が付いたら３日目の朝で、全く知らない掘っ立て小屋みたいな場所で軟禁されていたとのこと。パスポートやお金は全部取られてしまい、その後は旅行どころではなくなってしまったそうです。このケースは不注意なんですが、混雑している中でのスリはもうどうしようもないですよね。　

  だりさん からの返信 2018/07/02 09:04:20

  Re: スリ集団こわいですね

  そうなんですよね。個人旅行のデメリットはここですね。安全に細心の注意が必要で、旅の楽しさが減ってしまいます。お互い注意して、旅を頑張りましょう！

• nikさん 2017/12/24 14:44:48

  こんなスリの手口があるのですね。

  自分ポルトガルには行ったことはないのですが、ヨーロッパでは業者からよくピックポケットには注意してくださいと言われました。
  一度やられましたが、たいしたものは入っていませんでした。
  なんでヨーロッパは基本嫌いです。
  とはいってもヨーロッパはイギリスに仕事で２回しか行ったことはありませんが…
  将来、時間ができたらスイスなど是非行ってみたいものです。

• まいさん 2017/12/06 06:06:22

  ありがとうございます！

  だりさん
  
  こんにちは！
  ご訪問やフォローなど、ありがとうございます！
  スリやぼったくりの件、聞いてても非常に残念だし、頭にもきます！
  私事ですが、年末年始、初リスボンなんです。
  あたしも十分注意してリスボンを楽しんできたいと思います。
  今後ともよろしくお願いします！
  
  
  まい

• Blueskyさん 2017/11/26 23:13:13

  記事面白かったです！

  タイトルも文章も、途中に観光名所のリンクなど凄いです！ まだ始めたばかりなので驚きました。
  
  スリ怖いですね。私もバルセロナの地下鉄で地図を広げられ片方の手が伸びてくるの見てびっくりでした。その前にエスカレーターでサンドイッチにされてたんですが、その時に鞄のチャックを開けたようです。逃げ切ってからチャックが開いてると気づきました。高齢の母は混雑してるローマの市バスで降りようとしたら突然身体で塞がれチャックを素早く開け手を鞄に入れて来た男性に遭遇し、私は先に降りてたんで知らなかったんですが、大声でノー！！！と叫んだらさっと身を引いたそうです。
  
  ポルトガルのレストランのぼったくりにもびっくりです。本当に最後に後味悪かったですね。私もバルセロナで海沿のレストランでパスタを頼んで伸びたパスタに缶詰めのトマトソースがかけてあって20ユーロだったか驚きましたがそれより凄いですね～。

• fuzzさん 2014/06/11 11:31:57

  御礼<(_ _)>

  だりさん、こんにちは(＾◇＾)
  
  やっとインドネシア旅行記が完結したので、お礼にあがりました。
  
  旅行は帰って来て、スーツケースを開けて中身を片付けて終了ではなくて
  
  私達トラベラーは、旅行記を書いてアップするまで旅行が続きますね。
  
  なので３月に帰ってきているはずが、６月までかかったという気分です。
  
  えーっと、2011年ポルトガルのスリにあった旅行記を拝見しました。
  
  ヨーロッパは街並みも美しくて、そこに住む人たちも美しいので
  
  貧しいのか、悪い人なのか目で見ては分かりにくいのでしょうね。
  
  アジア系の場合は私達日本人と似ているので悪い事をたくらんでいる人は
  
  みて分かるものですけど(;^ω^)
  
  せっかくの旅行も、そこまで嫌な目にあうと、その国の印象までもが曇ってしまいそうになります。
  
  その人が悪いのではないのだ、その人の置かれている状況が悪いのだと
  自分に言い聞かせるしかないですね。
  
  やはり願うは世界平和ですね。
  
  fuzz

• kantaroさん 2011/03/02 12:53:15

  スリ未遂とは・・。

  こちらにも失礼します。
  
  リスボンで二度もスリに遭遇するとは、大変でしたね。
  私はロシオ駅近くのホテルに泊っていたこともあり、毎日ロシオ地区を歩いていましたが、安全そうだな〜って思ってました。それは単に運が良かっただけなんですね。
  
  ポルトガルに行った前の年はベルギーに行ったんですが、到着早々スリと遭遇し、一気にテンションが下がりました。
  
  だりさんの場合もそうでしょうが、カバンをガードしたり、大きな声を出すなどで「気づいてるぞ！」という行動を起こすことが大事ですよね。

  だりさん からの返信 2011/03/02 13:14:09

  RE: スリ未遂とは・・。

  
  そうですね。
  こういった事は本当に運、不運ですよね。
  親切な人にもたくさん出会いましたが、
  油断はできませんし、かと言って
  愛想悪くする訳にもいかず難しい問題です。
  
  又トマ−ルではインフォメ−ションで地図を
  頂き、シナゴ−クとか2.3ｹ所に所員の方が
  勝手に○をいれてくれたので判った次第。
  これは運の良い方でした。
  
  
  次の旅行記アップ楽しみにしています。
  
  　　　　　　　　　　　　　だり