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 横浜市金沢区洲崎町にある龍華寺は真言宗御室派別格本山のお寺であり、知足山弥勒院龍華寺という。金沢区内にある真言宗12ヶ寺の本寺格とされている。元々、浄願寺は文治5年(1189年)源頼朝と文覚上人が建立したと伝わる古刹であるが、明応8年(1499年)に住持の融弁は兼帯していた光徳寺を併合して、現在地の洲崎の地に龍華寺として再興した。<br /> その後は、真言密教の学問や修行の道場として栄え、往古の繁栄を伝える貴重な文化財を数多く伝えていることで知られている。県立金沢文庫では、「特別展 もうひとつの鎌倉文化−金沢龍華寺の聖教と秘宝−」(平成23年3月10日(木)〜5月29日(日))を企画している。<br /> 境内には萱葺き屋根の鐘楼が立ち、四季折々の草花も楽しめる。地蔵堂には室町時代の地蔵菩薩座像を安置しており、横浜金沢七福神の一つの大黒天を祀っている。また、境内には六地蔵の他に、厄除け聖観世音菩薩とぼけ封じ観音世菩薩も祀られている。<br /> 境内には早咲きの河津桜ばかりではなく遅咲きの御室桜までもがある。しかし、御室桜は本家仁和寺のものとは違い、樹高が高くまで伸びている。桜の時期を長く楽しめるのであろう。<br />(表紙写真は龍華寺本堂)

龍華寺(金沢八景)

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2011/01/29 - 2011/01/29

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ドクターキムル

ドクターキムルさん

 横浜市金沢区洲崎町にある龍華寺は真言宗御室派別格本山のお寺であり、知足山弥勒院龍華寺という。金沢区内にある真言宗12ヶ寺の本寺格とされている。元々、浄願寺は文治5年(1189年)源頼朝と文覚上人が建立したと伝わる古刹であるが、明応8年(1499年)に住持の融弁は兼帯していた光徳寺を併合して、現在地の洲崎の地に龍華寺として再興した。
 その後は、真言密教の学問や修行の道場として栄え、往古の繁栄を伝える貴重な文化財を数多く伝えていることで知られている。県立金沢文庫では、「特別展 もうひとつの鎌倉文化−金沢龍華寺の聖教と秘宝−」(平成23年3月10日(木)〜5月29日(日))を企画している。
 境内には萱葺き屋根の鐘楼が立ち、四季折々の草花も楽しめる。地蔵堂には室町時代の地蔵菩薩座像を安置しており、横浜金沢七福神の一つの大黒天を祀っている。また、境内には六地蔵の他に、厄除け聖観世音菩薩とぼけ封じ観音世菩薩も祀られている。
 境内には早咲きの河津桜ばかりではなく遅咲きの御室桜までもがある。しかし、御室桜は本家仁和寺のものとは違い、樹高が高くまで伸びている。桜の時期を長く楽しめるのであろう。
(表紙写真は龍華寺本堂)

  • 「標 山門正面 厄除け聖観世音菩薩 ぼけ封じ観音世菩薩 山門 右」。

    「標 山門正面 厄除け聖観世音菩薩 ぼけ封じ観音世菩薩 山門 右」。

  • 「横浜市指定 有形文化財(絵画) 絹本着色 融弁和尚像」説明看板。

    「横浜市指定 有形文化財(絵画) 絹本着色 融弁和尚像」説明看板。

  • 「真言宗御室派 龍華寺」の寺号標石。

    「真言宗御室派 龍華寺」の寺号標石。

  • 築地塀は3本線だ。

    築地塀は3本線だ。

  • 「横浜市指定 有形文化財(彫刻) 木造地蔵菩薩坐像」説明看板。

    「横浜市指定 有形文化財(彫刻) 木造地蔵菩薩坐像」説明看板。

  • 大黒天(横浜金沢七福神)。

    大黒天(横浜金沢七福神)。

  • 山門。

    山門。

  • 山門に掛かる「真言宗御室派別格本山 知足山 龍華寺」の看板。

    山門に掛かる「真言宗御室派別格本山 知足山 龍華寺」の看板。

  • 山門に掛かる「知足山」の扁額。

    山門に掛かる「知足山」の扁額。

  • 山門屋根に上がる浪の飾り瓦。

    山門屋根に上がる浪の飾り瓦。

  • 山門屋根に上がる浪の飾り瓦。

    山門屋根に上がる浪の飾り瓦。

  • 山門。

    山門。

  • 地蔵堂。「地蔵菩薩坐像」(室町時代)を安置している。

    地蔵堂。「地蔵菩薩坐像」(室町時代)を安置している。

  • 枝垂れ桜と鐘楼、不動明王堂。

    枝垂れ桜と鐘楼、不動明王堂。

  • 不動明王堂。

    不動明王堂。

  • 不動明王堂前の狛犬。

    不動明王堂前の狛犬。

  • 不動明王堂前の狛犬。

    不動明王堂前の狛犬。

  • 太子堂。

    太子堂。

  • 手水。獅子脅しの手水だ。

    手水。獅子脅しの手水だ。

  • 手水舎。

    手水舎。

  • 手水舎の手水口は龍だ。

    手水舎の手水口は龍だ。

  • 庚申塚。

    庚申塚。

  • 「青面金剛」(天保13年(1842年)銘)。 <br /><br />

    「青面金剛」(天保13年(1842年)銘)。

  • 庚申供養塔(天保10年(1839年)銘)。 <br /><br />

    庚申供養塔(天保10年(1839年)銘)。

  • 庚申塔。 <br /><br />

    庚申塔。

  • 庚申塔(天明元年(1781年)銘)。 <br /><br />

    庚申塔(天明元年(1781年)銘)。

  • 「青面金剛童子」(弘化2年(1845年)銘)。 <br /><br />

    「青面金剛童子」(弘化2年(1845年)銘)。

  • 庚申塔(享保7年(1722年)銘)。 <br /><br />

    庚申塔(享保7年(1722年)銘)。

  • 「左保土谷道」と刻まれた保土谷道道標。上にお地蔵さまが乗せてある。 <br /><br />

    「左保土谷道」と刻まれた保土谷道道標。上にお地蔵さまが乗せてある。

  • 六地蔵。

    六地蔵。

  • 六地蔵。

    六地蔵。

  • 紅梅と六地蔵。

    紅梅と六地蔵。

  • 鐘楼。萱葺き屋根だ。

    鐘楼。萱葺き屋根だ。

  • 鐘楼の菊の花の彫刻。

    鐘楼の菊の花の彫刻。

  • 鐘楼の梵鐘。

    鐘楼の梵鐘。

  • 「神奈川県重要文化財 梵鐘」の説明プレート。

    「神奈川県重要文化財 梵鐘」の説明プレート。

  • 南無大師(弘法大師)像。

    南無大師(弘法大師)像。

  • 厄除南無聖観世音菩薩。

    厄除南無聖観世音菩薩。

  • 龍宝殿。平成10年に、東国では唯一とされる「脱活乾漆造菩薩坐像」(天平時代)が発見され、修復後はこの中に保管されているようだ。

    龍宝殿。平成10年に、東国では唯一とされる「脱活乾漆造菩薩坐像」(天平時代)が発見され、修復後はこの中に保管されているようだ。

  • 龍宝殿。

    龍宝殿。

  • 龍燈の松。

    龍燈の松。

  • 光明の松。

    光明の松。

  • 梅の花。

    梅の花。

  • 梅の木にメジロ。

    梅の木にメジロ。

  • 梅の木にメジロ。

    梅の木にメジロ。

  • 梅の木にメジロ。

    梅の木にメジロ。

  • 梅の木にメジロ。

    梅の木にメジロ。

  • 五重石塔とぼけ封じ観世音菩薩。

    五重石塔とぼけ封じ観世音菩薩。

  • 五重石塔。

    五重石塔。

  • ぼけ封じ観世音菩薩。

    ぼけ封じ観世音菩薩。

  • 紅梅とぼけ封じ観世音菩薩。

    紅梅とぼけ封じ観世音菩薩。

  • 御室桜。仁和寺から移植したものであるが、土壌深く根を張れるために、背丈が高くなっている。

    御室桜。仁和寺から移植したものであるが、土壌深く根を張れるために、背丈が高くなっている。

  • 宝篋印塔(ほうきょういんとう)。

    宝篋印塔(ほうきょういんとう)。

  • 無縁諸霊之墓。

    無縁諸霊之墓。

  • 布川王尊止碑(明治28年(1895年))。

    布川王尊止碑(明治28年(1895年))。

  • 水子供養地蔵尊。

    水子供養地蔵尊。

  • 安穏廟。

    安穏廟。

  • ペットのお墓。

    ペットのお墓。

  • 表裏重ねの鬼瓦。

    表裏重ねの鬼瓦。

  • 龍華寺本堂。

    龍華寺本堂。

  • 龍華寺本堂。本尊の「大日如来坐像」(鎌倉時代)を安置していて、参拝できるという。

    龍華寺本堂。本尊の「大日如来坐像」(鎌倉時代)を安置していて、参拝できるという。

  • 龍華寺本堂に掛かる「龍華寺」の扁額。

    龍華寺本堂に掛かる「龍華寺」の扁額。

  • 「横浜市指定 有形文化財(彫刻) 木造弥勒菩薩坐像」説明看板。

    「横浜市指定 有形文化財(彫刻) 木造弥勒菩薩坐像」説明看板。

  • 龍華寺境内。鐘楼と山門が見える。

    龍華寺境内。鐘楼と山門が見える。

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