2010/09/21 - 2010/09/22
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twosocksさん
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急峻な崖や山の斜面にへばりつくように建てられた寺院建築を、懸造り(かけづくり)もしくは懸崖造り(けんがいづくり)という。なんでこんな場所にこんなモノを建てなきゃいけないの!?という疑問からいろいろと調べていくと、懸造りの面白さにすっかり魅了されてしまった。
信州北部の千曲川に沿った山間部に、いくつかの懸造りがあるのを知り、訪れてみた。高山村の赤和観音に始まり、中野市の如法寺、山ノ内町の山内稲荷社、長野市のブランド薬師まで、ちょっとしたハイキングがてらに巡ってきた。
ちなみに、他にも訪れていない懸造りがまだまだあるので「その1」としている。「その2」がいつになるかは未定。
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1日目は、高山村の赤和地区にある赤和観音(あかわかんのん)からスタート
コスモス越しに、山の中腹に赤い屋根の観音堂が見える -
あまり整ってはいないが、時代を感じさせる石段を一歩一歩登っていく
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イチオシ
巨大な岩が見え始めた山の斜面に、ついに姿を見せた赤和観音
斜面が急で平坦な場所がなく、こんな真下から見上げるぐらいしかできない -
わざと焦がしたのか、黒く炭のようにもなった木材を、直接岩の上に組み上げている
ここの柱はかなり細く、しかも曲がったまま、縦横自在に使っているところも、またスゴイ -
左手から回り込んで少し登り、懸造りを上から覗き込んだところ
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ここから吹き抜けになっている観音堂内部へ上がる
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観音堂の中から、周りの山々を見下ろした眺め
もともとある勾欄が低すぎるのか、内側にもう一つ鉄製の勾欄が付けられている -
山の斜面の横から見た観音堂
本当にかなりの急傾斜地! -
懸造りの隣にある、赤和観音の大杉
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苔むした断崖から眺めた観音堂
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次にやって来たのは、中野市の東山公園にある如法寺(にょほうじ)
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懸造りになっている観音堂は、横から見ると意外と普通
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この日はあいにく眺望が良くなかったが、晴れた日には北信州を代表する北信五岳が眺められるらしい
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イチオシ
このお堂の最大の見所は、格天井に無数に描かれた観音様
極彩色で優雅な絵がなんともいえない素晴らしさ -
観音堂の下にある弘法堂側からの眺め
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中野市の如法寺からすぐの箱山峠(トンネル)を越え、左手の山の中腹に目をやると、山内稲荷社(やまのうちいなりしゃ)が見えてきた
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お稲荷さんらしい朱塗りの鳥居が何本かある、急な石段を登る
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石段を登りつめると懸造りの目の前に出た
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イチオシ
ちょっと小振りな建物だけど、岩場はかなり険しく、懸造りもしっかりできている
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湯田中・渋温泉郷やその遥か先の志賀高原まで見渡せて、眺めはいい
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リンゴ畑の中を走る長閑な道から見上げた、箱山と山内稲荷社
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せっかく山ノ内に来たので、角間温泉に入っていった
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湯屋建築の共同浴場、大湯の中はこんな感じ
手入れが行き届いていて、かなり綺麗 -
ここから2日目
長野市郊外の浅川に面した、ブランド薬師へ向かう -
ここはブランド薬師公園という長野市の公園
といってもちょっとした登山道で、山道に沿って、ところどころに石仏が祀られている -
山道をジグザグと登ること20〜30分で、お目当てのブランド薬師に到着
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お堂に入る手前は、床も柱も鉄筋コンクリート造り
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イチオシ
眼下に、長野オリンピックを機につくられた浅川ループ橋を一望できる
その先に広がる長野盆地まで見渡せて、こんな絶景の懸造りってなかなかない! -
お堂は絶壁の岩屋をすっぽりと覆うように立てられている
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岩に穴を穿って柱を立てたり、岩の形状に合わせて床板が敷き詰められているところがスゴイ!
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絶壁から迫り出した部分は、下に支える柱もなく、完全に宙に浮いている!
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床下から崖の下を覗き込んだところ
通常の懸造りではなく、巧みな木組みによって上のお堂が支えられていた -
これが下から見上げたブランド薬師
左側が鉄筋コンクリート造りだが、右側はちゃんとした木造だ! -
イチオシ
これこそ、宙に浮いたお堂の秘密!
まさに驚異の木造懸造り -
ブランド薬師から更に遊歩道を上に進めば、薬山(くすりやま)の山頂へとつづく
途中には立派な東屋が立っていた -
長野市街を見渡せる尾根の上には、ちょうどいいベンチもあった
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下山して、今後は浅川ループ橋からブランド薬師を見上げた
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こうして見ると、まさに崖に張り付く!といった感じだ
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ついでなので、またまた善光寺へ参拝
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これまで何度か行こうとして、混んでいて断念していた、山門(三門)の楼上にあがってみた
石畳の参道とその先に広がる長野市街が見渡せた -
山門の中央で内側の屋根を振り返って見上げると、かの有名な「鳩寺の額(はとじのがく)」を目の当たりにできた!
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